
【リーク】シグマ 35-150mm F2.8の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
35-150mmクラスの大口径ズームは、旅行・イベント・ポートレートなど幅広い被写体を1本でカバーしやすい一方、サイズ・重量・価格が大きくなりやすいカテゴリです。この記事ではシグマの特許公報の記載を起点に「シグマ 35-150mm F2.8の噂」の現在地についてまとめ、タムロン/サムヤンの35-150mm、代替として注目されるシグマ28-105mm F2.8まで比較します。
この記事のサマリー

株式会社シグマの特許公報(公開番号P2025182227、公開日2025-12-15)の実施例7の諸元値は36.05mm–130.94mm、FNo=2.91であり、「35-150mm F2.8」と断定するのは早計。

現行の比較基準としてタムロンA058(35-150mm F/2-2.8 Di III VXD)は有力。仕様上、発売日はソニーE用が2021/10/28、ニコンZ用が2023/9/21。

サムヤンAF 35-150mm F2-2.8も選択肢。国内正規取扱ページに、ソニーE用の発売日(2023年5月26日)とLマウント用の発売日(2024年7月19日)、仕様表が掲載。

価格の見立ては「確定情報」と分けて扱うのが安全。シグマ28-105mm F2.8 DG DNは公式製品情報上は公式価格275,000円(税込)で「もし35-150級が出た場合」の価格レンジの参考。

予約前に“82mmフィルターと携行性”を確認。35-150/28-105クラスは82mm径の製品例が多く、フィルターや収納、ストラップ選びで運用の快適さが変わります。
シグマ 35-150mm F2.8リークの起点:公開特許公報(特開2025-182227)を確認

シグマ 35-150mm F2.8の話題の起点は株式会社シグマの公開特許公報です。特許は製品発表資料ではないため、まずは“公報に書かれている事実”と、それ以外の推測を切り分けます。
事実として確認できる項目:公開番号・公開日・出願日・出願人
公開特許公報の書誌情報として、公開番号P2025182227、公開日2025-12-15、出願日2024-06-03、出願人が株式会社シグマ、発明の名称が「変倍光学系及び撮像装置」と示されています。
ここで押さえるべき点は、特許が扱うのは「技術(光学系など)の権利化」であり、製品名・対応マウント・発売日・価格・供給量といった販売情報を説明する資料ではないことです。公報に発売日や予約情報が載っていないのは通常の挙動です。公報は“方向性の手がかり”であり、“発売確定"ではないことを留意しましょう。
実施例7にみる諸元値:焦点距離とFナンバー
実施例7の諸元値として、焦点距離は36.05mm–130.94mm(中間70.00mmを含む)、FNo=2.91という数値が掲載されています。この種の数値は、SNS等で「35mm」「F2.8」といった丸め表記で語られやすい一方、丸めた時点で原文の数値とは一致しなくなります。特に本件は望遠端が約131mmであり、150mmとは異なります。
現時点で言える事実は「36–131mm級の大口径ズームを想起させる実施例がある」までです。製品として“35-150mm F2.8”が出るかどうかは、公報単体では確定できません。
「35-150mm F2.8」という表記の注意点:特許=発売確定ではない
特許が公開されると「もうすぐ発売」と受け取られることがありますが、特許の公開だけで製品化や発売時期を断定するのは危険です。数字の丸めや解釈が混ざりやすいポイントを整理します。
実施例の数値は製品名に直結しない
特許の実施例は、原理や構成を説明するための具体例として提示されますが、市販品の型番や販売仕様と一致するとは限りません。焦点距離やFナンバーが端数になるのも、公報では珍しくありません。今回の諸元値も36.05–130.94mm、FNo=2.91であり、一般に流通しやすい呼称(35-150mm F2.8)とは一致しません。混同を避けるため、本文では「公報の数値」と「通称(丸め)」を区別します。
発売日・予約・価格は公式発表で確定する
発売日や価格が確定するのは、メーカー公式のニュースリリースや製品ページが更新された段階です。特許公開は有益な手がかりになり得ますが、発売日・予約開始・価格の断言に繋がるものではないです。
発売日・予約情報の追い方:公式発表までのチェックポイント
35-150mm F2.8はあくまで製品化が確定しているわけではなく、発売日なども未定です。確定情報が出る前に、確認ルートと判断基準を決めておくと誤情報に振り回されにくくなります。
発売日が確定する瞬間:メーカー公式ページの更新
発売日が確定するのは、メーカー公式のニュースや製品ページに発売日が明記された段階です。一方、特許公報は発売日や価格を提示する性質の資料ではありません。公開日が分かっても、そこから発売時期を機械的に逆算することはできません。
予約開始の告知は販売ページの明示を確認する
参考として、シグマ28-105mm F2.8 DG DNは、オンラインショップの商品ページに販売開始日(2024/09/10 10:00)と発売日(2024/09/26)、販売価格(275,000円)が掲示されています。これはシグマの一般的な発売と事前予約開始日のタイミングの参考になります。
価格の現実ライン:35-150mmクラスは高いのか、妥当なのか
35-150mmクラスの大口径ズームは、ズーム域・大口径化・機能追加の影響で価格が上がりやすい傾向があります。ここでは確定している価格情報を基準にしつつ、推測する部分は推測として分けて扱います。
確定している価格の基準:タムロンA058とシグマ28-105の例
タムロン35-150mm F/2-2.8(Model A058)は、販売価格がソニーE用229,900円(税込)、ニコンZ用258,500円(税込)と公式ページで掲載されています。シグマ28-105mm F2.8 DG DNは公式サイトでは275,000円(税込)での掲示があります。
推測パート:もしシグマが35-150mm級を出すなら価格は?
ここからは推測です。仮にシグマが35-150mm級の大口径ズームを市販化する場合、同社の同クラス製品の価格帯を参考にすると、20万円台後半〜30万円前後が1つのベンチマークとなります。ただし、特許公報だけでは製品のライン(Art/Contemporary等)や防塵防滴、操作系、供給量は確定できません。仕様の方向性次第で価格帯は上下します。
35-150mm F2.8が検索される理由:広角から中望遠までを1本でカバーしたい
まず35-150mmという焦点域は、広角寄りのスナップから中望遠のポートレートまでを1本でつなげやすいレンジです。まずは、どんな撮影でこのレンジが効きやすいのか、逆にどこで無理が出やすいのかを整理します。
35mm〜150mmが活きる撮影シーン
旅行スナップでは35mmで街並みや室内の雰囲気を入れつつ、85〜150mmで人物の表情やディテールを切り取れます。現場で立ち位置を頻繁に変えにくい状況でも、引きと寄りをズーム操作で切り替えられる点が利点です。ウェディングや企業イベントのようにテンポよく場面が変わる撮影では、レンズ交換の回数が減ることで撮影の中断が少なくなります。ただし「一本化=常に最適」という意味ではなく、光量や画角の制約が強い環境では別レンズが必要になる場合もあります。
35mmスタートのズームは、より広角端(例:24mm)を含むズームに比べて画角が過度に広くなりにくい一方、広角端の使い勝手は撮影スタイルで好みが分かれます。室内の狭い場所が多い人は、28mmや24mm始まりのズームと比較して考えるのが現実的です。
大口径ズームの利点と重量・価格のトレードオフ
F2.8クラスは暗所でシャッター速度を確保しやすく、ISO感度を上げすぎない撮影に寄与します。背景をぼかした表現もしやすく、ポートレートや記録撮影で被写体を目立たせたい場面に向きます。一方で鏡筒は大型化しやすく、長時間の手持ちでは疲労が出やすいのも事実です。たとえばタムロン35-150mm F/2-2.8(Model A058)の仕様では、質量はソニーE用が1,165g、ニコンZ用が1,190gです。
また、このクラスはフィルター径82mmを採用する製品例があり、PLやNDなどを使う場合はフィルターコストも見込む必要があります。最終的には「撮影の中断を減らすメリット」と「携行性・運用コスト」を天秤にかけて判断するのが合理的です。
比較①:タムロン35-150mm F/2-2.8(A058)を基準にすると判断しやすい
現時点で入手できる“35-150mm大口径ズーム”として、タムロンA058は比較の基準に置きやすい存在です。
確定スペック:発売日・重量・最短撮影距離など
公式仕様では、発売日はソニーE用が2021/10/28、ニコンZ用が2023/9/21。希望小売価格はソニーE用が229,900円(税込)、ニコンZ用が258,500円(税込)と掲載されています。
項目 | スペック |
|---|---|
最短撮影距離 | 0.33m(WIDE)/ 0.85m(TELE) |
フィルター径 | φ82mm |
レンズ構成 | 15群21枚 |
質量 | ソニーE用:1,165g ニコンZ用:1,190g |
また、製品名の通り開放F値はズーム域で変化する設計(広角端F2〜望遠端F2.8)で、明るさを活かした表現が可能です。
運用面の特徴:VXDとTAMRON Lens Utility
タムロン公式製品情報では、AF駆動にリニアモーターフォーカス機構VXDを採用すると説明されています。動体撮影やイベント撮影では、AFの追従性や静粛性が重要になりやすいポイントです。
また同社の「TAMRON Lens Utility」に対応し、カスタマイズやファームウェアアップデートを行える旨も記載されています。運用を詰めたい人にとっては判断材料になります。
比較②:サムヤンAF 35-150mm F2-2.8は操作系の充実が特徴
サムヤンAF 35-150mm F2-2.8は、同じ35-150mmレンジをカバーしつつ、ズームロックやカスタムスイッチなどレンズ側の操作系が充実している点が特徴です。国内正規取扱ページに発売日と仕様表が掲載されているため、スペック比較に使えます。
発売日と基本スペック:Eマウント/Lマウント
ソニーEマウント用が2023年5月26日発売、Lマウント用が2024年7月19日発売と掲載されています。
項目 | スペック |
|---|---|
フィルターサイズ | 82mm |
絞り羽根 | 9枚 |
レンズ構成 | 18群21枚 |
最短撮影距離 | ソニーE用:0.33m(35mm)〜0.85m(150mm) Lマウント用:0.32m(35mm)〜0.85m(150mm) |
質量 | ソニーE用:1,231g Lマウント用:1,206g |
数値上はタムロンより重い組み合わせもあり得るため、携行性の優先度と合わせて判断するのが現実的です。
操作系:ズームロック、カスタムスイッチ、フォーカスホールド
ズームロック機構、フォーカスリングでの絞り設定ができるカスタムスイッチ、フォーカスホールドボタンなどが用意されています。また、カスタムスイッチのモードには絞り調整機能やドリーショットに関する説明があり、動画用途も意識した設計であることが読み取れます。ウェザーシーリング(11カ所)についても記載があります。
操作系が増えるほど撮影中のショートカットは作りやすくなりますが、運用に合うかどうかは撮影スタイルで変わります。購入前に仕様表と外観写真を合わせて確認すると判断が安定します。
代替案も含めて比較:35-150mmクラスが向く人、28-105mm F2.8で足りる人
35-150mmクラスは便利ですが、全員に最適とは限りません。望遠端150mmが必要か、重量を許容できるかで結論が変わります。発売日や予約情報を追う前に、焦点距離の優先順位を決めておくと判断が安定します。
150mmが効く人:人物・イベントで“寄り”の比率が高い場合
人物撮影で135〜150mmを多用するなら、35-150mmクラスの価値は上がります。背景の整理がしやすく、表情の切り取りに集中しやすい焦点域です。また、式場やステージなど距離が取りにくい現場では、望遠端が伸びるほどフレーミングの自由度が上がる場合があります。一方で、狭い室内が多いなら広角側の不足が先に問題になることもあります。
自分はどの焦点距離で困っているかを先に言語化しておくと、35-150を待つべきか、既存の選択肢で解決するかを決めやすくなります。
105mmで足りる人:軽さ・広角28mmを優先するならシグマ28-105mm
シグマ28-105mm F2.8 DG DNは、F2.8通しで28-105mmをカバーしつつ、公式仕様では質量がソニーE用990g、Lマウント用995gとされています。35mm始まりではなく28mm始まりのため、風景や室内の比率が高い人にはメリットになる場合があります。
また、公式製品ページではフォーカスブリージングの抑制に配慮した設計が記載されています。動画用途も含めて総合力で判断したい場合は比較材料になります。「自分は85〜105mmが中心」と分かっているなら、35-150級を待つより28-105で運用を先に回す判断も現実的です。
予約前にやるべき準備:82mmフィルター、持ち運び、手ブレ対策
購入を迷っている段階でも、無駄になりにくいのが周辺アイテムの準備です。特にこのクラスはレンズ単体が重くなりやすく、フィルター径も大きめになりがちです。発売日や予約情報が出たときに判断を速くするため、準備の優先順位を決めておきます。
シグマ 35-150mm F2.8のまとめ
シグマの35-150mm F2.8の起点は公開特許公報(特開2025-182227/公開番号P2025182227、公開日2025-12-15)です。ただし実施例7の諸元値は36.05–130.94mm、FNo=2.91であり、「35-150mm」「F2.8」を断定する根拠にはなりません。今すぐ一本化したい場合は、確定スペックのタムロンA058や、サムヤンAF 35-150mm F2-2.8を比較し、重さ・操作系・動画適性で判断するのが現実的です。待つ場合は、メーカー公式ページや正規取扱/直販ページに発売日・予約開始が明記された時点で最終判断を行いましょう。
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