
DxOが1,846件の新モジュールを追加 DJI/Fujifilm/Nikon/Tamron/OM SYSTEM/パナソニック/ZEISSの最新機材が一気に対応





DxO Labsが、同社ソフト向けの「カメラ&レンズモジュール」を大幅追加しました。今回の追加数は合計1,846件。DJIの最新ドローンから、富士フイルム・ニコンの新しめボディ、タムロンやZEISSの新レンズ、そしてOM SYSTEM/パナソニックの望遠系まで、ジャンルをまたいで一気に対応が拡大した形です。新機材を導入した直後に起こりがちな「現像ソフト側の対応待ち」を短縮できるアップデートとして注目です。
この記事のサマリー

DxOが計1,846件の新モジュールを追加し、DJI・富士フイルム・ニコン・タムロン・OM SYSTEM・パナソニック・ZEISSの最新機材が一気に補正対応した。

最新ボディ/新レンズのプロファイル追加により、RAW現像とレンズ補正の“対応待ち”が短縮され、導入直後の運用がしやすくなった。

ドローンから望遠ズーム、ハイエンド単焦点まで幅広くカバーする更新で、撮影ジャンルを問わず現像ワークフローの実用性が底上げされた。
モジュール追加って何が嬉しい? DxOの“補正の芯”

DxOのモジュールは、特定の「カメラ×レンズ」の組み合わせを前提に、歪曲・周辺減光・色収差・解像の均一性などを最適化するための補正データです。RAW現像やレンズ補正は、基本的に“機材のクセ”をどう扱うかが結果を左右しますが、DxOはこの部分をモジュールとして積み上げてきたのが強み。
つまり今回のアップデートは、「最新機材を、より理想的な前提で現像できるようになった」という意味を持ちます。
今回追加された主なカメラ(ボディ)対応
今回の“新規追加カメラ”として挙げられているのは、たとえば以下のような機材です。
- Canon EOS R6 Mark III
- Canon EOS C50
- DJI Mini 5 Pro
- Fujifilm X‑T30 III
- Leica M EV1
スチル系だけでなく、動画寄りのCinema EOSや、ドローンまで入っているのが今回の幅広さを象徴しています。
今回追加された主なレンズ対応
レンズ側もかなり実用寄りのラインアップで、ジャンル別に見ると分かりやすいです。
ニコン:定番プロズームが更新
・NIKKOR Z 24‑70mm F2.8 S II
現場で使われる“ど真ん中”のズームが押さえられているのは安心材料です。
OM SYSTEM:超望遠運用を意識した追加
・M.Zuiko ED 50‑200mm F2.8 IS PRO
さらにテレコン(1.4×/2.0×)の組み合わせも個別に追加されており、野鳥・スポーツなど「実際にテレコン込みで使う」人にとって実利が大きいポイントです。
Panasonic:超望遠+テレコン運用までカバー
・LUMIX S 100‑500mm F5‑7.1
こちらもテレコン(TC14E/TC20E)の組み合わせが個別に入っているのが特徴で、望遠運用の“現場仕様”に寄せた追加という印象です。
Tamron:万能ズーム&望遠ズームの人気どころ
・Tamron 25‑200mm F2.8‑5.6 Di III VXD G2(Sony FE)
・Tamron 70‑180mm F2.8 Di III VC VXD G2(Nikon Z)
旅行・スナップからイベントまで守備範囲が広い組み合わせで、ユーザー数の多いレンズがしっかり入ってきています。
ZEISS:Otusの新世代にも対応
・Zeiss Otus 85mm ML F1.4(Sony FE/Canon RF/Nikon Z)
ハイエンド単焦点まで対象に含まれているのは、DxOが“最新の高級レンズ環境”も本気で追っているサインと言えます。
どのソフトで使える?アップデートでやること
追加されたモジュールは、DxO PhotoLabやPureRAWなど、DxOの主要ソフトで活用できると案内されています。
利用する側としては、基本的に次の流れが最短です。
- 1)DxOソフトを最新バージョンへアップデート
- 2)自分の「カメラ×レンズ」の組み合わせが新規対応に入っているか確
- 3)該当するモジュールをダウンロードして適用(ソフト側で案内が出るケースが多い)
今回のアップデートが刺さる人
- 新ボディ/新レンズに乗り換えたばかりで、現像環境を早く整えたい人
- 望遠+テレコンなど“クセが出やすい組み合わせ”をきっちり補正したい人
- 歪曲や周辺減光を自動補正で気持ちよく消しつつ、ベースの画を整えてから仕上げに集中したい人
- PureRAWを使って「まずノイズと解像の土台を作る」ワークフローの人
まとめ
DxOのモジュール追加は地味に見えて、現像の“初速”と“安定感”に直結するアップデートです。今回のように1,846件レベルで一気に増えると、最新機材を導入したユーザーほど恩恵が大きいはず。DJI、富士フイルム、ニコン、タムロン、OM SYSTEM、パナソニック、ZEISSと対象範囲も広いので、該当機材を使っている人は一度アップデートして対応状況をチェックしておく価値があります。
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