【リーク】Canon RF 60–175mm F2.8の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

【リーク】Canon RF 60–175mm F2.8の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

“RF 60–175mm F2.8”は未発表なズームであるものの、特許出願で設計例が確認され話題にあがりました。“RF 60–175mm F2.8”についてどこまでが事実情報で、どこからが予想なのかを明確に分けながら、スペックや競合比較についてまとめます。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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特許表ではレンズの長さが約197.5/232.0/262.5mm(W/M/T)で全長変化型の設計例が確認できる。

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現時点の根拠は特許公開に基づくもので、発売確約情報ではない。

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重量・フィルター径・IS/AF方式・テレコン対応・価格は未判明。

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参考比較:RF70–200 F2.8は外ズーム(2019)/RF70–200 F2.8 Zはインナーズーム、F4版は外ズームで縮長が短い。

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ベンチマーク:TAMRON 70–180 G2(E:156.5mm/855g、Z:158.7mm/865g、67mm、Z版は10/23発売・税込199,980円)。

リークの核:特許出願が示した“60–175mm F2.8”という設計

60–175mm F2.8という設計情報がキヤノンの特許出願情報(2025年公開・出願は2024年)に公開されました。Canon Rumorsもキヤノンによる複数の特許群を俯瞰し、その一つとして「RF 60–175mm F2.8」設計案を取り上げています。一方で特許出願情報は製品化が確約されたわけではないことは留意しておきましょう。

特許が示す設計要素の肝

掲載表には、焦点域60–175mm・開放ほぼF2.8固定の設計例に加え、ズーム位置ごとのレンズの長さが記載されています。

ズーム位置

想定焦点距離

レンズの長さ(mm)

ワイド

60mm

197.5

中域

(中域)

232.0

テレ

175mm

262.5

このように特許表のレンズの長さが焦点域で変化しているため、設計例は「ズームに伴って全長が変化するタイプ」と予想できます。製品化時に仕様が変わる可能性はあるものの、サイズ感を予想する上で有益な情報です。

別設計案として50–150mm F2.8や28–400mmも横並びで確認できます。特許群として見ると、コンパクトな大口径ズーム群の最適解を模索している流れが読み取れます。ただし結論は一貫して研究段階なため、事実と期待の線引きは必要です。

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「70–200を少し削る」狙いと利点

本設計はタムロン70–180mm F2.8(G2)と発想が近いと予想されます。望遠端を200mmからやや短くする代わりに、サイズやコストの抑制を狙うアプローチです。200mmが常用でない撮影では、携行性の向上が効きます。焦点域を「欲張り過ぎない」設計思想は、結果的に稼働率の向上にも寄与し得ます。

もちろん200mmが必須の現場もあります。一方で高画素ボディでは適切なトリミングで不足分を補える場面も多く、60–175mmは実際の運用におけるカバレッジと携帯性のバランスが取りやすいレンジと言えます。

予想スペック:焦点域・サイズ・操作系

ここからは「特許で読み取れる事実」と「予想」に分けて整理します。事実=前述の焦点域・レンズの長さなど。予想=重量・フィルター径・ISやAF駆動方式・価格などで、これらはいずれも現時点で確定情報はありません。

焦点域とレンズ長:運用サイズのイメージ

レンズ長の目安はワイド約197.5mm/テレ約262.5mm(特許例)。特許表のレンズの長さが焦点域で変化しているため、設計例は「ズーム操作に伴い全長が変化するタイプ」と読めます。参考までに、既存のRF70–200mm F2.8 L IS USM(2019)は外装筒が伸びる外ズーム、RF70–200mm F2.8 L IS USM Zはインナーズームです。思想の違いを踏まえて運用サイズを見積もるとよいでしょう。

重量やフィルター径は、具体記載がありません。現時点で数値は不明であり、製品化時に仕様が変わる可能性も踏まえ、確定情報の公開を待つ必要があります。

ISとAF:現時点で判明していること

特許資料と記事には、光学手ブレ補正(IS)やAF駆動方式の明示はありません。よって、ISの有無やモーター種別は未判明です。機能面は公式発表での確認が必要です。

RF70–200mm F2.8との比較:置き換えの意味

“F2.8通しの主力”としてのRF70–200 F2.8に対し、60–175はどこまで代替できるのか。焦点域の差、取り回し、コストの3点で切り分けると判断しやすくなります。明るさは同じでも、レンジとサイズの思想は異なります。

175mmと200mm:どれだけ差が出る?

同一距離・構図で比較すると、200mmは175mm比で約1.14倍の画角差(寄り)になります。種目や被写体距離によってはこの差が効く一方、高画素機では適切なトリミングで吸収できる場面もあります。常時「200mmがギリギリ」ではないなら、携行性重視の選択は合理的です。

背景ボケや最短撮影距離は個別設計に依存します。開放F2.8×中望遠は両者とも大きなボケ量が得られますが、周辺像の粘りやAFの安定性など総合的な描写傾向は実写サンプルでの確認が不可欠です。

取り回しとコスト感:機材の総重量で見る

60–175が軽量志向で実装される場合、ボディ込みの総重量を抑えやすいのは確かです。長時間のイベントや旅ロケでは、総重量と重心バランスが疲労に直結します。収納時の全長が伸びても、撮影時のバランス次第で取り回しは十分に担保できます。

RF70–200mm F4との比較:明るさか機動性か

F4版は小型軽量・収納性の高さが持ち味、F2.8は被写界深度とシャッター速度の余裕が強みです。60–175が「軽量F2.8」を狙う設計で来るなら、F4版との差別化は明確になります。

暗所・ボケ:F2.8の二大メリット

F2.8はF4の2倍の入射光量で、室内スポーツや夕景の高速シャッターでISOを抑えやすくなります。中望遠域のF2.8は背景の整理にも有利です。ただし逆光耐性や周辺像の粘り、AFの挙動など総合性能の比較は実写確認が前提です。

明るさが常に優位とは限りません。被写体や現場条件に応じて、ボケ量・収差傾向・AF安定性を総合判断する必要があります。

携行性・収納性:F4の完成度も要チェック

RF70–200mm F4 L IS USMは外ズーム設計ながら縮長が短く、収納性が高いことで知られます。60–175が外装伸長型で来る場合、収納長の短さはF4に分がある可能性があります。携行頻度が高い場合は、体積と重量の総合で判断すると合理的です。

一方、撮影時の「振り回しやすさ」は重量配分と重心位置が支配します。軽量化とバランスが適切なら、F2.8でも取り回しでF4に肉薄し得ます。最終判断は手持ち試写の感触を基準にしましょう。

競合の現在地:タムロン70–180mm G2と比較する意味

70–180mm F2.8(G2)は「望遠端を少し削って軽量化」の潮流を牽引した存在で、60–175の現実味や価値を測る基準になります。サイズ・重量・価格帯・手ブレ補正(VC)の有無といった軸で比較するのが有効です。

G2のサイズ・重量

タムロン70–180mm F2.8 G2(A065)はEマウントで長さ156.5mm・重量855g、Zマウントで長さ158.7mm・重量865gと公表されています。いずれもフィルター径は67mmです。

近接はWIDE端で0.3m(TELE端0.85m)。VCを搭載し、軽量×寄れる×補正ありの総合力が評価されています。

ニコンZ版の発売:広がる「軽量F2.8」需要

タムロンはG2のニコンZマウント版を発表し、希望小売価格は199,980円(税込)、発売予定日は2025年10月23日です。複数マウントで軽量F2.8望遠が整備されつつあり、需要の底堅さがうかがえます。

「70–200より軽く、十分写る」という価値提案が広がる中、60–175が純正として登場すれば、選択肢はさらに整理される可能性があります。

購入判断の軸:迷ったらここを見る

比較軸(焦点域・重量・IS有無・最短撮影距離・価格帯)を先に定義しておけば、発表直後に迷いにくくなります。用途に応じて優先度を決め、表にしておくと判断の再現性が上がります。

比較軸の決め方

動体中心ならAF挙動と重量、屋内中心ならF2.8×(もしあれば)ISの効果の高さ、旅行中心なら収納長とバランスといった具合に、使用時間の長いシーンから優先度を付けると迷いが減ります。脚周りやフィルター径の互換も、運用コストに直結します。

既にRF70–200(F2.8/F4)を所有している場合は「置き換え」か「併用」かを、稼働率と総重量で試算するのが合理的です。200mmが恒常的に必要なら現状維持、そうでなければ軽量側の選択が機会創出につながる可能性があります。

不確実性と向き合う:事実と期待の線引き

繰り返しになりますが、特許=発売確定ではありません。特許情報を取りあげたCanon Rumorsの記事でも「これは研究の断片であり、近い将来に発売される保証はない」と明記されています。

競合情報でスペックの心構え

競合ベンチマークとしてはタムロン70–180mm G2の公表スペック(E: 156.5mm/855g、Z: 158.7mm/865g、67mm径、近接0.3mなど)が比較に有用です。サイズや重量が近ければ「小型・軽量F2.8」の実装像を具体的にイメージできます。

まとめ

RF 60–175mm F2.8は、特許情報から存在が予想される未発表の設計案です。確定しているのは焦点域とレンズの長さなど特許表由来の数値であり、重量・IS・AF方式・価格・発売可否は未判明です。比較基準(焦点域/総重量/収納長/最短距離/価格)に基づき心構えをして続報を待ちましょう。


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