【リーク】Canon10‑30mm F4 APS‑Cの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

【リーク】Canon10‑30mm F4 APS‑Cの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

APS‑C用「10‑30mm F4」クラスの新ズームが特許公開で話題に挙がりました。内ズーム構造や複数フォーカス群など、動画・静止画の両方で効く要素が満載。この記事では情報の信憑性、発売日や予約タイミングの予想、価格帯、競合比較を、事実と予想に切り分けながらまとめました。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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特許公開(公開番号:P2025-148062A)に「10‑30mm F4 APS‑C」相当の実施例が明記。内ズーム+高速駆動を狙う設計。

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想定スペックは10.31–29.40mm/F4.10–4.12、3系統フォーカスユニットでブリージングや近接性能に配慮。

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発売日は未発表。特許公開から製品化までの期間を考慮すると2026年以降の可能性があるが未確定。

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価格は6万〜10万円帯の予想。競合はE PZ 10‑20mm F4 G、SIGMA 10‑18mm F2.8、Z DX 12‑28mm PZ VR ほか。

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内ズームの利点はジンバル適性と操作一貫性。スナップ〜Vlog〜風景までワンマウント運用が現実的。

目次

最新リークの要点:10‑30mm F4 APS‑Cに何が書かれている?

【リーク】Canon10‑30mm F4 APS‑Cの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

2025年10月7日公開のキヤノンの特許出願情報(発明名称:ズームレンズおよび撮像装置)では、「20‑50mm F4」「20‑40mm F2.8」と並んでAPS‑C向けの「10‑30mm F4」相当の実施例が提示されています。インナーズームにより全長変化を抑え、複数群の独立駆動で高速ズームと高速AFを両立させる狙いが読み取れます。まずは“事実として分かる範囲”を、数字ベースで押さえましょう。

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特許出願情報のハイライト

下記の数値が実施例として示されています。いずれもカタログではなく公報のパラメータで、製品版のスペック確定値ではありません。

項目

焦点距離

10.31–29.40mm

F値

F4.10–4.12

半画角

43.64-29.19°

全長

130.70mm

像高

13.66mm

バックフォーカス

31.45-40.28mm

設計思想は「高変倍比×高性能×小型×高速駆動」。ズーム時に移動する群の質量と移動量を抑え、ブリージングや像面の安定を狙う構造です。内ズーム採用により、ジンバルの再バランス頻度も減らせます。

“APS‑C換算16–48mm相当”の意味

10–30mmは(キヤノンAPS‑Cの1.6倍換算で)約16–48mm相当の画角領域です。超広角の迫力から準標準域の自然な遠近まで一本でカバーできます。旅行やVlogの自撮り、建築、日常スナップまで守備範囲が広く、キットレンズと役割が被りにくいのも利点です。

F4通しは露出設計が組み立てやすく、動画の露出ジャンプ回避にも効きます。屋内撮影では高感度併用やND可変との組み合わせで安定運用が可能でしょう。

光学設計を深掘り:3系統フォーカスユニットの狙い

実施例ではフォーカス群を複数に分担し、近接から無限遠までの収差補正を安定化させる構成が予想されています。ズーム中の像面変動とブリージング低減に効果的で、動画適性の底上げに直結するアプローチです。

利点:ブリージング抑制と近接描写の安定

フォーカス群を分けると、合焦時の画角変動が減りやすく、ピント送りで画が「吸い込む」ような不自然さが出にくくなります。近接側の収差補正にも余裕が生まれ、料理や卓上レビューでも画が崩れにくいのが魅力です。

可動質量を抑える設計は駆動音の低減やレスポンス向上にも寄与します。AF音を嫌う配信・収録環境で、ステッピングやリニア駆動と組み合わせれば静粛性の恩恵が大きいはずです。

懸念:コスト・重量・制御の複雑化

複雑な駆動系は部品点数と制御の難度を押し上げます。量産に向けてはユニット数削減や共通化などの“現実解”が採られる可能性もあります。製品版で三系統すべてを実装するかは不確実です。

制御が高度になるほど、ボディ側との協調も重要になります。最新APS‑CのAFアルゴリズムと通信で最大性能を引き出すには、ファーム更新や協調ISの最適化がポイントになるでしょう。

数値で見る“描写の大枠”:画角・全長・取り回し

実施例の全長はおおむね111.5mm(光学長の目安)。内ズームで外形の伸縮が無い設計は、吊り下げ撮りや車内・ジンバル運用での当たりを減らし、セッティング時間の短縮にもつながります。

広角端の絵作りを想像する

APS‑Cの10mm台は遠近感が強く、前景の配置で画の説得力が激変します。F4通しなら均一な周辺減光制御がしやすく、風景のディテール保持や星空スナップでもRAW耐性を稼ぎやすいでしょう。

建築では垂直管理が命。グリッド表示や電子水準器を常時ONにすると歩留まりが上がります。台形補正前提の撮影なら、余白を残すフレーミングが後処理を楽にします。

標準域の「自然さ」と背景処理

30mm側は人物含む日常スナップに素直。F4でもAPS‑C距離なら背景の整理は十分可能です。被写体を背景から離す、面と線を減らす、光を選ぶ。この3点を守ると質感が立ち上がります。

ND可変+シャッター優先の動画運用では、屋外で1/50固定でも露出を合わせやすいのが強み。ホワイトバランスはプリセット優先で色被りを抑え、編集前提ならややニュートラル寄りで撮ると扱いやすいです。

発売・予約日の予想

同系統の特許が複数公開されているものの、製品化の確約ではありません。公開情報から逆算しても、発表は2026年以降となる可能性がありますが未確定です。

スケジュール感:特許→製品までの目安期間

RF‑S 14‑30mm F4‑6.3 IS STM PZは2025年3月27日に発表、同年7月11日に発売で約3.5か月のリードでした。量産設計や歩留まり、ボディ側機能との協調など最終段階の最適化に時間を要する点は共通です。

今回の10‑30mm F4はフォーカス群が多い分、制御面の熟成に時間を要するはず。発表の兆候(ティザーや認証情報)が見えたら、本格的な準備を進めていきましょう。

価格予想:6〜10万円帯が現実的な範囲

参考指標として、RF‑S 14‑30mm F4‑6.3 IS STM PZは国内のキヤノンオンラインショップで55,000円(税込)で販売され、発売日は2025年7月11日でした。これを踏まえると、10‑30mm F4はF4通し・内ズームなど上位仕様を想定する場合、価格は6万〜10万円帯になる可能性が妥当です。

コスト要因と価格の落としどころ

内ズームの密封性や駆動系の高精度はコストを押し上げます。対してAPS‑C専用設計はガラス径を抑えられ、価格の暴騰を防げます。ミドル帯に収めて裾野を広げる戦略が想定されます。

価格の最終判断はボディ側の位置付けとも連動します。エントリー機に寄せるなら価格を抑制、上位APS‑Cに添えるなら質感・耐候・AF駆動の豪華仕様で一段上に置く選択もあり得ます。

競合比較①:Sony E PZ 10‑20mm F4 Gと何が違う?

ソニーのE PZ 10‑20mm F4 Gは178g・全長55mmの軽量内ズーム。デュアルリニア駆動とブリージング抑制で動画ユーザーの定番です。10‑30mm F4は焦点域の広さで差別化できるかがポイントです。

サイズ・駆動・操作の比較

10‑20mmはフィルター径62mm、ズーム/フォーカスの応答が俊敏で、手持ちジンバル運用に強い構成です。10‑30mm F4が製品化されれば、内ズームで同等の安定と、標準寄りまでの守備範囲を獲得できます。

AFの乗り味はボディ次第ですが、複数フォーカス群なら微小駆動での“吸い付き感”に期待。露出一定のF4通しは、パンやドリーでの見た目の一貫性に効きます。

映像制作の評価軸で見ると

一人撮影のVlogでは重さと長さが重要。10‑20mmの携帯性は強みですが、10‑30mmは寄れる標準域を持てるのが現場で効きます。レビューや商品撮影を一本で完結しやすいのは大きな差です。

逆に超軽量・最小構成を最優先なら10‑20mmが堅実。10‑30mmは“1本で幅広く”を重視するユーザーと噛み合います。

競合比較②:SIGMA 10‑18mm F2.8/TAMRON 11‑20mm F2.8との棲み分け

明るさ優先ならF2.8通しのシグマ/タムロンも強力。10‑30mm F4は露出は一段暗い代わりに、焦点域と内ズームの運用効率で勝負する立ち位置です。

明るさ vs. 焦点域のトレードオフ

屋内の手持ちや夜スナップはF2.8が心強い一方、日中動画や旅スナップではNDやISOで差を埋められます。10‑30mmは30mm側の“標準感”が、取材やレビュー撮影の使い勝手を底上げします。

AFの静粛性やブリージング抑制は設計次第。三系統フォーカスが活きれば、ピント送りの見た目でF2.8勢に肉薄できる余地は十分あります。

携行性・運用コストの差

シグマ10‑18mmは約260g、タムロン11‑20mmは335g前後で、どちらもジンバル適性は高いです。10‑30mmが同等の軽さで出てくれば、焦点域の広さ込みで“1本完結”の価値が際立ちます。

フィルター径やNDの共用は運用コストに直結します。58〜67mm帯に収まれば、既存資産を活かせるユーザーが多いはずです。

競合比較③:NIKKOR Z DX 12‑28mm PZ VR/XF 10‑24mm F4

ニコンは12‑28mmで軽量PZ+VRを実装。富士は10‑24mm F4で防塵防滴とOISを両立。10‑30mm F4が内ズームで来れば、両者の長所をAPS‑Cで横取りできる可能性があります。

操作・安定化の違いを可視化

12‑28mmは4.5段相当のVRと静かなPZで歩き撮りに強い設計。10‑30mmが協調ISや静音駆動を実装すれば、動画の“歩留まり”で真っ向勝負できます。

XF10‑24mm F4は耐久性と一定F値、信頼性の高い周辺解像が魅力。10‑30mmがこの領域に乗り込むなら、耐候と防汚設計は価格帯にかかわらず欲しいポイントです。

静止画派が見るべき指標

周辺の点像再現、軸上色収差、逆光耐性は広角で差が出る要素。コーティングと非球面の使い方が仕上がりを左右します。特許の思想どおりなら、周辺で崩れにくい“硬質な描写”が期待できます。

一方で“軽さ”は毎日の持ち出し率に直結します。200g台に抑えられれば、旅や街歩きの相棒に据えやすいでしょう。

類似比較:RF‑S 14‑30mm F4‑6.3 PZとの関係を整理

発売済のRF‑S 14‑30mm F4‑6.3 IS STM PZは軽量・PZ・価格を抑えた“間口拡大”モデル。10‑30mm F4はF4通し・内ズーム・高性能寄りの“上乗せ”を担う可能性があります。

ターゲットの違いと併用のコツ

14‑30mm PZは動画入門〜Vlog特化。10‑30mm F4は映像と静止画を両立したい層に向きます。本格的な撮影を視野に入れるなら、F4通しの露出一貫性は編集でも扱いやすい要素です。

2本体制なら、PZは移動撮影やBロール、10‑30mmはメイン。広角端の被りはありますが、運用の役割が明確に分かれて無駄が生まれにくい構成です。

ボディ別の相性を想像する

軽量ボディと組むなら手持ち運用の快適性が増します。上位APS‑C機と組めばAF追従や電子ISとの協調で歩留まりがさらに改善。防滴ボディと一緒なら屋外取材にも使いやすいでしょう。

ライブ配信や縦動画が多い人は、ジンバルとクイックシューの相性も先に確認。内ズームの恩恵が最も体感できるのは、ここです。

技術的な確認:手ブレ・AF・露出のポイント

F4通し×APS‑Cでの動画は1/50固定を基準に、屋外はND、屋内はISO上限+ノイズリダクション併用が破綻しにくい運用です。AFは顔優先+追従感度控えめが安定しやすいです。

歩き撮りのISとシャッター管理

協調ISがあればON、なければ広角の利を使い1/60〜1/80を基準に。パンやティルト時はISを切り替え、“粘りすぎて絵が泳ぐ”症状を避けます。慣れると歩留まりが上がります。

静止画は1/焦点距離の経験則を下回っても踏ん張れますが、保険として連写を併用。ブレの混在は現像での選別に時間を取るため、現場で抑えるのが賢明です。

AFの乗り味と設定の落としどころ

フォーカス群が多いレンズは“微小移動の上手さ”が肝。追従感度を一段下げ、速度は標準に。人物と物撮りを行き来するときはゾーンAFと拡張スポットの使い分けが有効です。

露出はマニュアル+ISOオートでハイライト優先。F4通しの安定を活かし、ホワイトバランス固定で編集自由度を確保します。

“事実”と“予想”の仕切り線

特許は将来の可能性を示す資料で、製品化の保証ではありません。以下は現時点の整理です。購入判断では“線引き”を常に意識しましょう。

事実として読めること

内ズーム採用の実施例、10.31–29.40mm/F4.10–4.12の数値、APS‑C相当の像高、複数フォーカス群の採用意図。これらは公報のパラメータに基づく客観情報です。

一方で“全長”の値は光学長の目安で、製品の外寸とは一致しません。手ブレ補正や防塵防滴などの有無は、特許からは確定できません。

予想に留まること

発売時期・価格・搭載モーターの種類・防滴仕様・フィルター径・質量などは未確定。この部分は類推に基づく予想であり、公式発表で変更される可能性があります。

買うべき人は誰か?

“一本で環境と主役を語りたい”クリエイターに適合する可能性が高い構成です。Vlog、レビュー、建築・旅スナップを横断し、撮影の段取りを速くしたい人に向きます。

向いているユーザー像

ジンバル常用、露出一定、編集効率重視といった運用思想と相性が良好。単焦点とズームの持ち替え回数を減らし、撮れるカットを増やしたい場合に有効です。

一方、超広角の“極端さ”を最優先するなら10mm未満の専用超広角、背景ボケ重視なら大口径単焦点が適任です。用途に応じて住み分けましょう。

ボディ別の推奨組み合わせ

電子ISの優秀な機種や、AFの人物・乗り物検出が安定している機種と好相性。軽量ボディなら手持ち運用の疲労が減り、上位機ならAF追従と低照度の余裕が増します。

外部収録やログ撮影が多い場合は、NDやケージとの干渉も事前チェック。内ズームの取り回しは、アクセサリー側の自由度も引き上げます。

まとめ

特許で示された「10‑30mm F4 APS‑C」は、内ズームと複数フォーカス群という“動画時代の要件”を満たす設計が特徴です。発売日や価格は未確定ですが、スペックの核は実際の撮影シーンとの相性が良く、Vlog・レビュー・旅スナップの即戦力候補といえます。


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