【リーク】Canon 20-50mm F4の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

【リーク】Canon 20-50mm F4の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ

キヤノンの標準域「20-50mm F4」相当の光学系を含む特許が公開され、さらに“PZ(パワーズーム)”化の話題も出ています。本記事では、公開公報で確認できる事実と予想を切り分けながら、発売時期や価格の相場観・スペックの読み筋、競合比較まで、判断材料をまとめました。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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公開公報は「20-50mm F4」「20-40mm F2.8」など複数のインナーズーム実施例を掲載。

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“20-50mm F4”は公開特許公報により判明した情報だが、製品化が確定しているわけではない。

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価格の目安は競合価格から予想(FE 20-70 F4:税込191,400円、20-40 F2.8:税込96,800円)。

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既存RF(24-50/24-105)と棲み分ける“20mmスタートの標準”像が見える。

最新リークまとめ:20-50mm F4とは何か

2025年10月7日公開のキヤノンの特許出願情報(発明名称:ズームレンズおよび撮像装置)には、フルサイズと思われる「20-50mm F4」「20-40mm F2.8」、さらにAPS-C相当の広角標準例が複数提示されています。いずれも鏡筒長が変化しないインナーズーム志向で、可動群の質量を抑えてズーミング/フォーカシング高速化を狙う設計方針が明記されています。公開番号は特開2025-148062(JP 2025-148062 A)です。

公開公報で確認できる客観的事実

実施例1(20-50mm F4相当)の公開情報。

項目

焦点距離

20.63–48.50mm

F値

F4.10–4.12

半画角

42.23–24.04°

全長

118.28mm

像高

21.64mm

バックフォーカス

11.49mm

実施例3(20-40mm F2.8相当)の公開情報。

項目

焦点距離

20.63–38.74mm

F値

F2.90

半画角

43.64-29.19°

全長

130.70mm

像高

19.65-21.64mm

バックフォーカス

31.45-40.28mm

APS-C想定の実施例5の公開情報。

項目

焦点距離

10.31–29.40mm

F値

F4.10–4.12

半画角

43.64-29.19°

全長

130.70mm

像高

13.66mm

バックフォーカス

31.45-40.28mm

なお、特許の数値は製品の確定仕様ではありません。商品化段階では群構成・駆動方式・補正アルゴリズム等の最適化により、サイズやF値、公表スペックが変更されるのが通例です。ここでは「どのような方向の設計が検討されているか」を考える材料として扱います。

PZ(パワーズーム)化の情報と位置づけ

Canon Rumorsにて“20-50mm F4”の文字列がサーベイフォームで確認されたとするリーク情報が9月下旬に報じられました。公式発表ではないため未確定ではありますが、キヤノンは既にRF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZで“内蔵PZ”を販売しており、電動ズームの知見を持つことは事実です。

スペック予想:事実ベースで特許が示すポイント

軸になるのは「20mm始まり×インナーズーム」という設計方針です。広角寄りの画角と鏡筒長不変の特性は、ジンバル運用や自撮りVlogで扱いやすい方向に働きます。実施例の像高21.64mmはフルサイズ相当のイメージサークルを示唆し、APS-C案も併記されています。数値はあくまで設計例であり、製品化時の寸法・重量・IS有無は未定です。

実施例から読み取れる“現実的範囲”

F4クラスの20-50案(実施例1)は全長約118mmで、標準域のF4ズームとして無理のないサイズ感です。F2.8通しの20-40案(実施例3)は全長が130.7mmと長く、開放値に応じた鏡胴の余裕が必要になることがうかがえます。いずれも内ズーム構造が前提で、ズーム時の重心移動が小さいことが読み取れます。

インナーズームの実用上の利点と留意点

ジンバルでの再バランス頻度が減り、マットボックス等との干渉も起きにくくなります。外形変化が少ないためシーリング設計の自由度が高まる傾向もあります。一方で、機構は複雑化しがちで重量・コストの上振れ要因にもなり得ます。製品仕様としてISを載せるか、ボディIBIS前提で割り切るかはポジショニング次第です。

発売日・予約はいつ?

公式発表は未実施です。現時点ではこの特許内容の製品化は未確定段階なので、過度な期待は避けましょう

価格予想:競合の販売価格から見える落としどころ

近い立ち位置のFE 20-70mm F4 Gは、2025年10月時点で国内販売価格191,400円(税込)です。対してタムロン 20-40mm F2.8は96,800円(税込)。20mm始まりでPZや内ズームを採るか否かで製品価格は一段変わる可能性があります。

ベンチマークの見方

ソニーのFE 20-70mm F4 Gはメーカー公式も「標準ズームの再定義」と打ち出すプロダクトで、広角20mmスタートの価値を市場に浸透させました。これを基準線に、20-50 F4で内ズームやPZ等の“動画耐性”をどこまで上乗せするかが差別化の焦点になります。

コスト観点では、駆動方式(例:STM/Nano USM/VCMなど)やISの有無、外装の耐候性グレードで価格が上下します。安価さを優先するか、操作再現性・静粛性・耐久を重視するかでターゲット層が変わります。

20mmスタートの意味:旅行・Vlogでの優位性

24mm始まりと比べて20mmは「自撮りの余白」「狭い室内の取り回し」「集合写真のゆとり」などで効果が出ます。LUMIX S 20-60mmやFE 20-70mmなど、各社が20mmスタートの標準域を実際に製品として販売し、市場のニーズがある事実は参考になります。

動画運用で押さえたい観点:インナーズーム/PZ

仮に“RF 20-50mm F4 PZ”が実現すると、フルサイズRFで内蔵PZを持つ標準域ズームという新機軸になります。現行ではフルサイズRFの電動ズームは外付けアダプター(PZ‑E2)でRF24-105mm F2.8 L IS USM Zを電動化する方式で、内蔵PZとは位置づけが異なります。

PZに求められる要件

動画用途ではズーム速度の一定性、操作の再現性、駆動音の低さが鍵です。速度プリセットやボタン割当が用意されれば、編集レスで品位の高い“寄り/引き”が得やすくなります。AFトランジション速度とズーム速度の整合を取る設定が使い勝手を左右します。

インナーズームの体感メリット

重心移動が小さく、ジンバルやスライダー、マットボックス使用時の干渉が少ない運用が見込めます。一方で重量やコストの増加が懸念されるため、量産仕様の重量・フィルター径は実機の確認が必要です。

既存RFレンズとの棲み分けと買い方の指針

現行のRF24-50mm F4.5-6.3 IS STMは小型・軽量の入門寄り、RF24-105mm F4 L IS USMは万能志向の中核ズームです。20mm始まりの20-50mm F4が加わると、旅行・Vlog・スナップで“広めの標準”として役割が明確になります。置き換えるのか、併用で不足画角を補うのかを自身の用途から整理しましょう。

24-50/24-105との役割分担

24-50は携帯性と価格が魅力、24-105 F4 Lはワンレンズ運用の安心感が強みです。20-50 F4は狭所・自撮り・歩き撮りに向く“広角寄りの標準”。望遠側不足が気になる場合は中望遠の軽量単焦点やテレズームのサブ運用が相性良好です。

競合比較:ソニー・タムロン・LUMIXの“20mm標準”

比較対象はFE 20-70mm F4 G(20mmスタートの純正標準)、タムロン 20-40mm F2.8(小型・F2.8通し)、LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6(20〜60mmの守備範囲)。各社とも“20mm始まり”の使い勝手を実機で提示しており、20-50mmの立ち位置はこの三者の間に収まる像が見えます。

FE 20-70 F4 G:標準ズームの再定義

ソニーは「標準ズームの再定義(Redefines the standard zoom category)」を掲げ、20mm始まりの利便を前面化。RF陣営が対抗する場合、ブリージング抑制やAFトランジション品位、ズーム操作の再現性といった動画側の完成度が鍵になります。

タムロン 20-40 F2.8:軽さと明るさ

約8〜10万円の価格帯で、F2.8通しと軽量を両立。薄暗いシーンやボケ量重視の場面で有利です。20-50が強みを出すなら、取り回し・操作再現・周辺機器との干渉の少なさといった“動画耐性”を訴求できるかがポイントです。

まとめ

公開公報で「20-50mm F4」「20-40mm F2.8」など複数のインナーズーム案が確認でき、20mm始まりの標準域を志向している点は事実です。一方、製品名・発売日・仕様・価格は未確定です。競合の実勢や既存RFの立ち位置を踏まえると、20mmスタートの“広めの標準”に明確な価値はあります。


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