【抽選販売中】リコー GR III / GR IIIxの最新情報・価格・比較完全ガイド





コンパクトカメラ界の“伝説”とも言えるRICOH GRシリーズ。しかし今、その入手は容易ではありません。新品を買おうにも公式サイトは抽選販売。応募しても「当たらない!」と嘆く声がSNSにあふれ、当選祈願に神社へ通う猛者まで現れる始末です。それほどまでに人々を熱狂させるGRシリーズとは、一体どんなカメラなのでしょうか?本記事では、抽選販売の現状と背景、GRの人気の理由、当選確率を上げる戦略から代替策まで、初心者からマニアまで楽しめるよう情熱たっぷりに解説します。
この記事のサマリー
入手困難なGRシリーズ: RICOH GR III/IIIxシリーズは大人気ゆえ新品がほぼ抽選販売のみ。公式サイトでは先着販売が行われず、当選しない嘆きが後を絶ちません。
抽選販売の背景: あまりの需要過多でサイトがパンクしたため2024年春から抽選方式に移行。公平性確保や転売対策の意味合いもあり、現在は週替わりで頻繁に「運試し」販売が行われています。
「当たらない!」の声続出: 抽選倍率は非公開ですが、連敗する人が続出し「全然当たらない」とSNSやQ&Aサイトで嘆き節が噴出。一方、当選者からは歓喜の報告が上がり、明暗が分かれています。
それでも欲しいGRの魅力: ポケットサイズで高画質・速写性を両立した唯一無二のスナップシューター。プロにも愛された伝統と、“GRだから買う”という特別なブランド力があり、多少手に入りにくくてもファンは諦めません。
勝ち抜くコツ&次の展開: 抽選を勝ち抜くための情報収集や複数ルート応募など実践的な戦術を紹介。競合カメラとの比較や、2025年秋発売予定の新モデルGR IVの情報も交え、今後の展望まで読み応えたっぷりです。
RICOH GR III / GR IIIxの抽選販売スケジュール (2025年7月現在)

本日2025年7月2日(水) 正午より、RICOH GR III / GR IIIxの抽選販売 エントリー受付期間が開始しました!各モデルへの抽選販売リンクを準備しました。すぐにポチれるようブックマークをお忘れなく!
抽選販売のエントリー受付期間
- 2025年7月2日(水) 正午~7月4日(金) 正午
- 対象製品
- RICOH GR III HDF
- RICOH GR IIIx HDF
- RICOH GR IIIx Urban Edition
- 対象製品
- 2025年7月7日(月) 正午~7月9日(水) 正午
- 対象製品
- RICOH GR III
- RICOH GR III Diary Edition
- RICOH GR IIIx
- 対象製品
RICOH GR IIIの抽選販売
- エントリー受付期間
- 2025年7月7日(月)正午~7月9日(水)正午
- 当選案内日
- 1次:7月15日(火)
- 2次:7月22日(火)
- ご注文受付期間
- 1次:7月15日(火)メール受信後~7月18日(金)午後5時00分
- 2次:7月22日(火)メール受信後~7月25日(金)午後5時00分
- 商品発送予定
- 7月17日(木)~7月31日(木)
- 抽選販売URL
RICOH GR III Diary Editionの抽選販売
- エントリー受付期間
- 2025年7月7日(月)正午~7月9日(水)正午
- 当選案内日
- 1次:7月15日(火)
- 2次:7月22日(火)
- ご注文受付期間
- 1次:7月15日(火)メール受信後~7月18日(金)午後5時00分
- 2次:7月22日(火)メール受信後~7月25日(金)午後5時00分
- 商品発送予定
- 7月17日(木)~7月31日(木)
- 抽選販売URL
RICOH GR III HDFの抽選販売: <エントリー受付中>
- エントリー受付期間
- 2025年7月2日(水)正午~7月4日(金)正午
- 当選案内日
- 1次:7月8日(火)
- 2次:7月11日(金)
- ご注文受付期間
- 1次:7月8日(火)メール受信後~7月11日(金)午後5時00分
- 2次:7月11日(金)メール受信後~7月14日(月)午後5時00分
- 商品発送予定
- 7月10日(木)~7月25日(金)
- 抽選販売URL
RICOH GR IIIxの抽選販売
- エントリー受付期間
- 2025年7月7日(月)正午~7月9日(水)正午
- 当選案内日
- 1次:7月14日(月)
- 2次:7月22日(火)
- ご注文受付期間
- 1次:7月14日(月)メール受信後~7月17日(木)午後5時00分
- 2次:7月22日(火)メール受信後~7月25日(金)午後5時00分
- 商品発送予定
- 7月16日(水)~7月31日(木)
- 抽選販売URL
RICOH GR IIIx Urban Editionの抽選販売: <エントリー受付中>
- エントリー受付期間
- 2025年7月2日(水)正午~7月4日(金)正午
- 当選案内日
- 1次:7月8日(火)
- 2次:7月11日(金)
- ご注文受付期間
- 1次:7月8日(火)メール受信後~7月11日(金)午後5時00分
- 2次:7月11日(金)メール受信後~7月14日(月)午後5時00分
- 商品発送予定
- 7月10日(木)~7月18日(金)
- 抽選販売URL
RICOH GR IIIx HDFの抽選販売: <エントリー受付中>
- エントリー受付期間
- 2025年7月2日(水)正午~7月4日(金)正午
- 当選案内日
- 1次:7月7日(月)
- 2次:7月11日(金)
- ご注文受付期間
- 1次:7月7日(月)メール受信後~7月10日(木)午後5時00分
- 2次:7月11日(金)メール受信後~7月14日(月)午後5時00分
- 商品発送予定
- 7月9日(水)~7月25日(金)
- 抽選販売URL
📢 こちらの記事もおすすめ ➡ 【リーク】RICOH GR IV発売日・価格の最新予想!GR III徹底比較で分かる進化点と予約はいつ?
RICOH GRシリーズ抽選販売の現状 – 頻繁に行われる“運試し”販売
現在、RICOH GRシリーズ(GR III / GR IIIxおよび各スペシャルエディション)は基本的に公式オンラインストアでの抽選販売によって提供されています。具体的には、リコーイメージングストアの特設ページから応募期間内にエントリーし、抽選で当選した人だけが購入できる方式です。例えば2025年7月初旬には、GR III、GR IIIx、Diary Edition、Urban Edition、HDFモデルなど各種モデルごとにエントリー受付期間が設定され、週替りで複数回の抽選が行われています。まさに毎週のように抽選のチャンスが巡ってくる“運試し販売”状態です。
では、なぜ通常の先着販売ではなく抽選販売となったのでしょうか?その答えは需要過多とサイト混雑にあります。リコーは2024年春、「GR III/GR IIIxの入荷日にアクセス集中でサイトが繋がりにくい状態になるため、5月17日以降の入荷分より販売方法を抽選方式に変更する」と発表しました。要するにあまりの人気ぶりでサーバーが悲鳴を上げたため、急遽ランダム抽選に切り替えたのです。以降、毎回入荷のたびに抽選エントリー期間を設ける販売形式が定着しました。抽選は専用フォームから行い、応募にはリコーの無料会員登録(リコーイメージングフォトID)が必要です。当選者にはメールで購入案内が届き、指定期間内に決済すれば晴れて商品がゲットできます。
現在この抽選販売はリコー公式だけでなく、一部量販店やカメラ店にも広がっています。2024年8月には栃木の「サトーカメラ」が独自にGR IIIのWeb抽選販売を開始し、Yahoo!ショッピング上の公式ストアでも抽選受付や販売アナウンスが行われました。つまり「どうしても欲しい!」人々の熱意に応えるべく、様々な販売チャネルが抽選方式を取り入れている状況です。
なぜ抽選販売なのか? 需要と供給の逼迫&転売対策の背景

抽選販売の背景には、需要>供給の大きなミスマッチがあります。最新モデルのGR III/IIIxは2019~2021年発売ですが、その人気はメーカーの想定を大きく上回ったようです。実際、2025年初頭のユーザーQ&Aで「メーカーもここまで売れるとは思っていなかったようです。前作までと市場状況が変化し、生産能力や特定部品の供給が追いついていないようです」と指摘されています。コロナ禍後のカメラブームやSNSでの情報拡散も相まって、「高級コンデジ」としてのGRに突如スポットが当たり、一気に品薄状態に陥ったのです。
もう一つの理由は転売対策です。抽選方式への切り替えが発表された2024年5月当時、既にメルカリやヤフオクではGR IIIシリーズがプレミア価格で売買され、買取業者が高額買取を打ち出す事態になっていました。要は普通に売ると即座に転売屋に買い占められてしまうほど需要超過だったのです。そこでリコーは、公平性を確保し転売を抑止するために抽選販売へ移行しました。先着順では高速回線やボットを使う人が有利ですが、抽選なら誰にでも当選のチャンスがあります。また、一人一台に応募を制限することで買い占めも防げます。メーカー直販に限定したのも、中間流通を絞って転売ヤーの介入余地を減らす狙いがあるでしょう。
もちろん抽選にしたからといって需要が減るわけではなく、「ハズレ」が出るほど応募が殺到しているのが現状です。過去の傾向として、初回の抽選では当選メール後にキャンセルが発生すると落選者から繰り上げ当選を選ぶ「二次抽選」も行われます。それでも在庫不足は解消しきれず、抽選は何度も繰り返されてきました。メーカーは増産に努めているものの「生産能力や部品供給が追いつかない」のが実情で、特に2022年前後の半導体不足の影響も尾を引いているようです。
転売価格の動向にも変化が見られます。かつて中古市場では新品定価13~14万円のGR III/IIIxが17~18万円もの高値で取引されていましたが、2025年半ばには「ヤフオクでの落札額が以前より下がってきている」との指摘もあります。供給改善やユーザー行動の落ち着きでプレミアが沈静化しつつあるのかもしれません。ただし依然として抽選は続行中で、「在庫あり即買い」の状況には程遠いです。需要と供給の綱引きはもうしばらく続くでしょう。
抽選販売の倍率とユーザーの嘆き – 「当たらない!」悲喜こもごもの声
実際の抽選販売の倍率(競争率)がどの程度か、リコーから公式な数字は発表されていません。しかしネット上には「全然当たらない…」という嘆きの声が溢れています。抽選に毎回応募しているファンでさえ「一向に当たらないため、ついに別のカメラを買った」といった書き込みも見られるほどです。あるYahoo!知恵袋の質問者は「抽選予約してもまったく当たらないです。どうやったら当たりますか?」と切実な相談を投げかけています。残念ながらそれに対する回答は「運でしかない」「皆わからないから苦労している。とにかく諦めず応募し続けるしかない」という身も蓋もないものでした。宝くじさながらの低当選率に、多くの人がやきもきしている様子が伝わってきます。
実際に抽選に外れたユーザーの声を聞いてみましょう。とあるブログでは、GR IIIx抽選に落選した筆者が「この調子だときっとこのまま買えないのかな…」「中古市場は価格がうなぎ上り。とてもじゃないけど買えません」と嘆いています。なんとか熱が冷めないうちに手に入れたいものの、当たらない・買えない・中古高騰の三重苦に陥り、「知人づてでも譲ってくれる人を探すしかないのか」という心境にまで追い込まれています。
一方で、幸運にも当選した人の喜びもまたひとしおです。SNS上では「念願のGRに当選しました!」という報告とともに開封の喜びを語る投稿も見られ、いいね!が多数付いています。中には「何度も落ちて心折れかけたけど、ようやく我が手にGRが…!」と歓喜と安堵を滲ませる声もあります。苦労して手に入れたカメラだけに、愛着もひときわ強まるようです。
なお2024年末頃には、「新品の予約受注が再開されたから今予約すれば数か月で手に入るのでは」という情報も出ていました。実際、リコー公式は2024年11月に一部モデル(GR IIIx通常モデル)の受注再開を告知し、2024年12月からは生産分の予約受付を行ったようです。これにより「抽選ではなく予約待ちで買えた」というケースも出始めた模様で、「中古で高値を出すより新品予約して気長に待った方が良い」とのアドバイスもありました。ただし予約再開も数量限定的だった可能性が高く、依然として抽選販売を続けるモデル(特に限定仕様のDiary EditionやHDFモデルなど)がほとんどです。「当たらない!」という嘆きは、少なくともGR IV発売まではカメラファン界隈の合言葉になりそうです。
それでも欲しい!GRシリーズがここまで人気な理由と魅力

これほど多くの人を魅了し、「抽選に外れても欲しい!」と思わせるGRシリーズの人気の理由とは何でしょうか。その背景には、GRが長年培ってきた独自のコンセプトと伝説的なユーザー支持があります。
最強のスナップシューターとしてのコンセプト
RICOH GRシリーズの開発コンセプトは一貫して「高画質・速写性・携帯性の追求」にあります。1996年発売の初代フィルムカメラ「RICOH GR1」から約30年、そして2005年のデジタル版「GR DIGITAL」から約20年もの間、ポケットに入るサイズで一眼レフに匹敵する描写性能と即応性を実現するという理念を守り続けてきました。この揺るぎない姿勢が、プロからハイアマチュアまで多くの写真家に支持される大きな要因です。実際リコーによれば、GRシリーズは歴代モデルを通じて「プロフェッショナルやハイアマチュアを中心とした多くの方々に支持されてきた」製品だといいます。
例えば世界的なストリートフォトグラファー、森山大道氏はGRシリーズの象徴的存在です。森山氏は1996年にGR1を手にして以来「以来GR、リコー一筋だよ」と語るほどGRを愛用し、代表作の写真集『新宿』(2002年刊)もほぼGR1で撮影されています。森山氏曰く「使ったら本当に良かった。手に馴染むし機能的にも優れていて、使い心地が違う。それからずっとGRだけだね」とのことで、その直感的に扱える快適さに惚れ込んでいる様子です。森山氏のような巨匠が愛したことで「GR=スナップシューターの究極形」というイメージが広まり、カメラファンの憧れの的となりました。
「GRだから買う」唯一無二の存在感
GRシリーズの魅力はスペック表だけでは語り尽くせません。ファンにとってGRは他に替えがたい特別な存在です。「RICOH GRに関しては比較対象は無くて、GRだから買うんだ」と断言するファンがいるほど。28mm相当の広角単焦点レンズ、光学ファインダー非搭載という割り切った仕様、シャッター音の静かさ、0.8秒の高速起動など、すべてがスナップ撮影に特化した“道具”として完成されているからです。そのユーザーは「ファインダーがないこのカメラは、“身体の一部”のような存在。街中で何の構えもなく自然体でシャッターが切れる。そのスムーズさは天下一品、唯一無二だ」と絶賛しています。GRを手にして街に出れば、心の動くままに瞬時にシャッターを切れる——この直感的な撮影体験こそが、多くのGRユーザーを虜にしているのです。
最新モデルのGR IIIおよびGR IIIxも、その理念を継承しつつ進化しています。APS-Cサイズの大型センサーに高解像24MP、手ブレ補正やハイブリッドAFも搭載しながら、本体はポケットサイズを維持しました。広角28mmのGR IIIと標準40mmのGR IIIx、それぞれ焦点距離は違えど描写性能と操作感は共通しており、「小さな巨人」と称されることもあります。まさに妥協なき描写性能と機動力を両立したカメラであり、「画質が良くてポケットからサッと出して無音で撮れるなんて最高だ!」というユーザーレビューも多数寄せられています。
こうした魅力ゆえ、「多少手に入りにくくても欲しい」「抽選に外れても諦めきれない」と思わせる強いブランド力がGRにはあるのです。GR愛好者の中には「他と比べて優秀だから買ったんじゃなくて、GRだから買ったんだ」という声もあります。それほどまでにカメラ好きの心を掴んで離さない独特のオーラが、RICOH GRシリーズには宿っているのでしょう。
抽選販売を勝ち抜くための戦略・テクニック – 神頼み以外にできること
さて、「どうしてもGRを新品で手に入れたい!」場合、運任せの抽選とはいえ少しでも当選確率を上げるコツはないのでしょうか?神社でお祓いを受けるのも一興ですが、ここでは現実的な戦略をいくつか挙げてみます。
- 抽選情報を見逃すな!
- 抽選は月数回ペースで頻繁に行われています。まず大事なのはチャンスを逃さず全て応募することです。リコー公式X(旧Twitter)アカウント「@GR_RICOH」や公式サイトのお知らせを定期的にチェックしましょう。応募期間は2~3日程度と短いので、「気づいたら終わってた…」ということがないように情報アンテナを張るのが基本中の基本です。
- 複数の販売ルートにエントリー
- 公式ストアだけでなく、先述のように一部量販店やカメラ専門店でも抽選販売が行われることがあります。例えばサトーカメラやヨドバシカメラが独自に抽選受付をした例もあります。各店のSNSやメールマガジンで募集告知がされる場合があるので、利用可能な販売店は要チェックです。複数ルートに応募すれば当選チャンスも倍増します(もちろん同じ店で複数応募は規約違反なので注意)。特に地方のカメラ店は競争相手が少なめな傾向もあるので狙い目です。
- 抽選フォームの入力ミスに注意
- 基本的なことですが、応募フォームの入力を正しく行うこと。特にメールアドレスのタイプミスや、応募後に当選メールを見落として期限切れ…という悲劇は避けたいところです。迷惑メールフォルダも当選発表日には必ず確認しましょう。また、リコーの抽選では応募時に希望商品モデルをチェックしますが、複数モデル全部欲しい場合はそれぞれ個別に応募が必要です(まとめて一度では当選率が下がる可能性があります)。こうした公式ルールをよく読んで正しくエントリーしましょう。
- 運試しのおまじない?
- 最後は半ばジョークですが、「#GR抽選」といったハッシュタグを見ると当選者がこぞって「応募時に○○をしたら当たった!」とオカルトめいた報告をしています。例えば「新月の夜に応募したら当選した」「語呂合わせでGRにちなんだ時間にエントリーした」など…。もちろん科学的根拠はありませんが、信じる者は救われるかもしれません!?宝くじを買う前に縁起を担ぐようなものですが、抽選に挑み続けるメンタル維持のために、自分なりのゲン担ぎをするのも一興でしょう。
結局のところ決め手は「あきらめないこと」に尽きます。ある回答者が言うように「こればっかりは運」なのは間違いありません。しかし運は待つだけでなく、自分から掴みに行く姿勢も大切です。毎回きちんと応募する、情報収集する、できる工夫は全部する——その積み重ねがあなたにGRを引き寄せるかもしれません。幸運を祈ります!
競合製品と徹底比較 – GRは唯一無二?それとも代替可能?

抽選に苦戦していると「他の似たカメラでもいいのでは?」という考えが頭をよぎるかもしれません。GRシリーズと同じ高級コンパクトカメラの競合機種としてよく名前が挙がるのが、富士フイルム X100シリーズやライカ D-Lux7などです。それぞれ特徴が異なるので、ここで簡単に比較しGRの立ち位置を見てみましょう。
Fujifilm X100V / X100VIとの比較 – レンズ固定APS-C高級機同士
富士フイルムX100シリーズは、APS-Cセンサーに23mmF2(35mm判換算35mm相当)の単焦点レンズを搭載したレンジファインダースタイルのコンパクトです。最新モデルX100VI(2025年発売)は4020万画素の裏面照射型センサーとボディ内手ブレ補正を備え、クラシカルな外観に最新技術を詰め込んだ意欲作です。一方GR IIIは2424万画素センサー(GR IIIxは同2400万級)で手ブレ補正は3軸ですが、その代わりポケットに入る小型軽量ボディという武器があります。実際、X100VIはレンズやEVFを内蔵するため大きさと重量が増し、本体重量約478g(バッテリー込)とGR III(257g)のほぼ2倍です。サイズも一回り大きく、ジャケットのポケットには入りますがパンツのポケットには厳しいでしょう。一方GR IIIはデニムの尻ポケットにすら滑り込むコンパクトさが魅力です。
機能面ではX100VIは多機能・高性能、しかし価格が高いのが特徴です。X100VIにはハイブリッドファインダー(光学+電子)があり、フィルムライクな撮影体験が楽しめます。また内蔵NDフィルターや4K動画、可動式液晶など盛りだくさんで、オールラウンドに使えるカメラです。ただしお値段は約28万円~とGRの倍近く、フルサイズ機に迫る高さです。一方GRはファインダー非搭載・シンプル操作で機能を絞り込んでおり、そのぶん価格は約13~14万円と手頃です。「一台でなんでも撮りたい」ならX100VI、「スナップ特化で割り切りたい」ならGRという棲み分けでしょう。
なおX100シリーズも実はGRと同様に世界的な品薄を経験しています。前モデルX100VはSNSで火がつき入手困難となり、富士フイルム公式が生産再開をアナウンスする事態になりました(これがX100VI発売を早めた一因とも言われます)。皮肉にも現在はX100VIも高い人気で、「お金を積んでも手に入らない」という声さえあります。まさにGRとX100は高級コンデジ界の“双璧”であり、どちらも簡単には買えないほど愛されています。両方知るユーザーからは「X100は確かに魅力的だが、値段もサイズもGRより上。気軽さではGRに軍配」という意見や、「X100VIはボディも美しく所有欲を満たすが、GRシリーズのシャープさと小ささは代えがたい」といったコメントも聞かれます。つまり両者は似て非なるカメラであり、好みと用途で選ぶのが吉でしょう。
Leica D-Lux7との比較 – ズームレンズ搭載のプレミアムコンデジ
もう一つの候補がライカD-Lux7です。こちらはPanasonic LX100 IIの兄弟機で、より小さい4/3型センサー(有効約1700万画素)ながら開放F1.7-2.8の明るいズームレンズ(24-75mm相当)を搭載しています。GRやX100が単焦点なのに対し、ズームできる汎用性が強みです。電子ビューファインダーも内蔵し、クラシカルなデザインと相まって撮影スタイルの自由度は高いです。ではGRと比べてどうかというと、まず画質面ではセンサーサイズの差があります。APS-C(GR)と4/3型(D-Lux7)では面積比がおよそ1.5倍違い、高感度耐性やボケ量でGRが有利です。一方D-Lux7はレンズの明るさでセンサーの小ささを補っており、背景ボケもある程度楽しめます。携帯性に関してはD-Lux7は重さ約403gとGRの約1.5倍、レンズも出っ張りがあるためポケットに入れるには厳しいサイズです。まさに**「ポケットに入れてスナップ」というよりはストラップで首から下げて持ち歩く**タイプのカメラと言えます。
価格面ではライカブランドゆえ新品定価は約17万円と高めでした(同じ中身のパナソニックLX100 IIならもう少し安価)。ただ市場ではGRやX100ほど入手困難ではなく、比較的安定供給されています。そのため「抽選に疲れたからD-Lux7にした」という選択も現実的な代替案でしょう。実際、画質や撮影体験はGRと異なりますが、「ズームが利くから旅行用にはむしろ便利」「EVFで構図をきちんと決められる」といったポジティブな評価があります。スナップシューターとしての尖りはGRに譲るものの、オールマイティに使える高級コンデジとしてD-Lux7も根強い人気があります。
その他の選択肢 – ミラーレスや他社コンデジ
GRの替わりを探す議論では、よく「いっそミラーレス一眼に小型レンズを付けては?」という意見も出ます。例えば同じAPS-Cの富士フイルムX-E4やニコンZ50にパンケーキレンズを着ければサイズ近くなる、あるいはリコー傘下のPENTAXの小型一眼レフKFに単焦点を付ければ画質は同等以上、などです。実際Yahoo!知恵袋でも「持ち運ばないならGRじゃなくて良い。解像度や色も(他機に比べ)特別ではないし、ミラーレスの方が機能豊富でおすすめ」とする回答がありました。確かに携帯性重視でないなら、同価格でレンズ交換式を選ぶのも合理的です。事実、抽選に外れ続けた末に「ソニーのZV-E10(レンズ交換式)を購入した」というユーザーもいました。
しかしそれでもなお「GRでなければダメだ」というファンが多いのも事実です。以前あるカメラレビュー記事で「GRに比較対象はなく、GRだから買う」と語られていたように、単なるスペック比較では測れないGR特有の価値があるのでしょう。ミラーレス一眼や他社コンデジでは味わえないスナップ撮影の心地良さ、GRレンズ特有のキレ味や発色、そしてあの手に吸い付くようなグリップ感…。こうした要素が「やっぱりGRじゃなきゃ」とユーザーを引き戻すのだと思います。
結論として、競合機はいくつかあれどRICOH GRシリーズはやはり唯一無二です。他機種で代用できる部分もありますが、GR固有のフィーリングまでは再現できません。だからこそユーザーは抽選に挑み続け、手にしたときには歓喜するのでしょう。「他のでもいいかも?」と悩んだときは、自分が重視するポイントを整理してみてください。携帯性最優先で“撮りたい瞬間にスッと撮る”快感を求めるならGRがベストですし、オールラウンドな機能やファインダー撮影が欲しいならX100系、ズーム活用やブランド所有欲ならD-Lux7といった具合です。あなたにとっての“一生モノのカメラ”がどれか、じっくり考えてみてください。
GRの未来は?RICOH GR IVの発売とリコーの方針
抽選販売が続く現行GRシリーズですが、実は新たな展開が控えています。リコーイメージングは2025年5月、「GRシリーズ最新モデルとなる RICOH GR IV を2025年秋に発売予定」と公式発表しました。6年ぶりの後継機ということで、GRファンの間に大きな期待が広がっています。GR IVは「基本コンセプトを正当に進化させたモデル」で、新型イメージセンサーや新画像エンジン、新設計レンズを搭載しさらなる高画質を追求するとのこと。通信機能も強化され、新開発のスマホ連携アプリ「GR WORLD」で利便性も向上予定です。またGR IVをベースにハイライトディフュージョンフィルター(HDF)を内蔵した派生モデルも開発中と予告されており、まさに“最強のスナップシューター”を目指して進化し続けるとアナウンスされています。
この発表に伴い、現行モデルの製造終了情報も明らかになりました。なんと「RICOH GR IIIは部品調達の都合により2025年7月中の出荷分をもって製造完了見込み」「GR IIIxは当面生産・販売継続」とのことです。【※速報】つまりGR III(28mmモデル)は今夏で生産終了、在庫限りという衝撃のニュースです。長らく品薄だったので「ようやく生産追いついてくるかな」と思いきや、まさかのディスコン決定…。これは裏を返せばGR IV(同じ28mm系後継)の投入にリソースを集中するためとも考えられます。GR IIIx(40mmモデル)は後継が未定なので暫く生産を続け、28mmはGR IVにバトンタッチという構図でしょう。
この動きから、今後の販売予測を考えてみます。2025年秋にGR IV発売となれば、当然また大きな需要が見込まれます。リコーも「GR IV開発中の外観サンプルを東京・上海・北京のGR SPACEで展示する」など盛り上げに余念がありません。しかし気になるのは、その供給体制です。過去の教訓から、生産数を大幅に増やす努力はするでしょうが、依然カメラ市場は不確実性が高いです。下手をすると「GR IVも抽選販売」なんてことも十分あり得ます。むしろ抽選は公平な分ユーザーも慣れてしまったので、今後も人気モデルはこの方式で、という可能性すらあります。
ただ一方で、GR IIIシリーズのプレミア価格が沈静化してきたのは前述の通りです。供給が少しずつ追いついたり、欲しい人にはほぼ行き渡ったりして需給バランスが整いつつあるのかもしれません。GR IV発売で皆が新型に移行すれば、中古市場にGR IIIが増えて価格が下がることも考えられます。リコーとしても、長期的にはファンに確実に行き渡る販売を目指すでしょうから、生産量の調整や受注販売など柔軟に対応していくのではないでしょうか。
メーカー公式発表の最後には「GR IIIxは当面継続」とあるため、40mm好きの人は引き続き抽選or予約で狙える状況が続きそうです。28mm派の方は、現行GR IIIが欲しければラストチャンスに賭けるか、あるいは秋のGR IVを待つかの選択となります。GR IVのスペックを見る限り、画素数は約2570万(ほぼGR IIIと同等)、手ブレ補正は5軸補正に強化など順当進化で、外観も大きく変わらない模様。もしGR IVが無事発売されれば、しばらくはまた「入手困難」との戦いになるでしょう。しかしそれも含めてGRシリーズの醍醐味かもしれません。リコー自身、「最強のスナップシューターを目指して進化し続ける新しいGRの登場を、楽しみにお待ちください」と熱くメッセージしています。我々ファンも気長に構えて、この“GR道”の行く末を見守りたいですね。
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まとめ
最後に、大切なのは写真を楽しむ気持ちです。確かにRICOH GRは唯一無二のカメラですが、写真を撮る喜びは機材が全てではありません。抽選に外れた経験も、手に入れたときの喜びを倍増させるスパイスだと思ってください。幸運にも当選した暁には、ぜひ存分にGRで撮り歩きましょう。そしてそのとき、「ああ、待った甲斐があったな!」と笑えるよう、本記事の情報がお役に立てば幸いです。
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