6/26発売 Fujifilm X‑Half | 価格・予約・比較情報まとめ







ついに正式発表された「Fujifilm X half」は、ハーフ判の縦フォーマットと1インチセンサーを組み合わせた異色のコンパクト。レトロな外観に最新ガジェットの機能を詰め込み、しかも240 gという軽さで日常をフィルムライクに切り取ります。本記事では発売日や価格、ライバルとの比較はもちろん、フィルムカメラモードの“鬼仕様”までユーザー目線で深掘り。広瀬すずさんや横浜流星さんが出演する富士フイルムCMの裏話も交えつつ、予約前に知っておきたいポイントを丸ごと解説します。
この記事のサマリー
縦3:4ハーフ判×1インチセンサーが生む“スマホでもフィルムでもない”新感覚スナップ体験。
32 mm F2.8単焦点+BSIセンサーが240 gボディでキレ味と軽快さを両立、街撮りがもっと自由に。
“36枚縛り”フィルムカメラモード&2in1機能で、「撮る→見せる→シェアする」ワクワクを倍増。
広瀬すず×横浜流星のCM戦略が示す縦写真ブームとZ世代のハートの掴み方を深掘り。
発売日=2025年6月26日、価格106,920円(税込)、最速予約ルートとお得な購入テクを完全網羅。
X halfの核心コンセプトと外装の魅力

縦3:4のアスペクト比でスマホ画面と親和性を高めたことがX half最大の特徴。240 gの軽量ボディは街歩きに最適で、レトロな刻印フォントと3色のカラバリが所有欲を刺激します。
- 軍艦部のサムレバー:フィルム巻き上げを模した“儀式”。レバーを倒さないと次のカットへ進めない硬派仕様で、テンポ良く街を歩ける。
- 縦型OVF:倍率は控えめでも没入感はスマホの比じゃない。「覗いている間だけ世界と二人きり」感、プライスレス。
- 素材:高剛性ポリカ+サンドブラスト塗装。「え、金属じゃないの?」と錯覚させる質感で、しかも軽い。
レバーとOVFが呼び覚ますアナログ感
軍艦部のサムレバーはフィルム巻き上げを模したシャッターアドバンス機能。撮影後にレバーを倒さないと次のコマへ進めず、作法そのものがリズムを生み出します。背面の縦型OVFは倍率こそ控えめながら、スマホでは得られない没入感を提供。金属製の絞りリングもクリック感が心地よく、手元だけで露出を微調整できる点がスナップ派から高評価です。
ボディ素材は高剛性ポリカーボネートにサンドブラスト塗装を施し、プラとは思えない質感を実現。握った瞬間の軽さと質量バランスが絶妙で、女性ユーザーから「バッグに常駐させても疲れない」との声も上がっています。
写ルンですと同じ32 mm画角の妙
10.8 mm F2.8レンズは35 mm換算で32 mm。広すぎず狭すぎない画角は、日常スナップでも人物のパースが自然。最短撮影距離は20 cmで、テーブルフォトでもボケを生かせます。F2.8開放では1インチセンサーらしい浅めのボケを得られ、背景をうっすら溶かしたポートレートが撮れます。
レンズ前群が突出しているためポケット収納は難しいものの、沈胴しない構造は電源投入のタイムラグが皆無。ストリートで「今だ」と感じた瞬間に即シャッターを切れる機敏さが武器です。
仕様詳細とライバル機比較

X halfは裏面照射型1インチセンサーを搭載しながら、発売価格は106,920円(税込)。ここではGR IIIやLeica D‑Lux 7など同クラスの単焦点コンパクトと比較して優劣を整理します。
センサー | 1″ BSI 2010万画素 | APS‑C 2424万 | μ4/3 1700万 |
レンズ | 32 mm F2.8 | 28 mm F2.8 | 24‑75 mm F1.7‑2.8 |
重量 | 240 g | 257 g | 403 g |
連写 | 6 fps | 4 fps | 11 fps |
実売 | 106,920円(税込) | 約129,800円 | 約170,000円 |
💡ポイント: 軽さと縦フォーマットを買うならX‑Half。暗所番長はGR III、ズーム万能派はD‑Lux 7。目的で選べば後悔ゼロ。
解像力と高感度のバランス
有効画素数は2010万で、画素ピッチはGR III(APS‑C)より小さいが最新BSI技術によりISO6400まで実用的。夜の街灯下でもノイズの粒が細かく、Lightroomで1段持ち上げてもディテール保持率が高めです。
一方、GR IIIはAPS‑Cの余裕でISO12800まで無難に使え、Leica D‑Lux 7はマイクロフォーサーズながらF1.7ズームで暗所を稼ぎます。携帯性と価格を秤にかけると「軽さと縦フォーマット」を重視するユーザーにX halfの優位が際立ちます。
AF速度と連写バッファ
コントラストAF主体ながら最速0.15 秒の合焦レスポンスを実現。連写は毎秒6コマでバッファは約20枚。スポーツ用途には不足だが、ストリートなら十分。GR IIIの4コマ/秒より速く、Leica D‑Lux 7の11コマ/秒よりは遅めという中間的ポジションです。
バッテリーはNP‑W126Sで実測300枚前後、OVF使用時は880枚と公称。USB‑C充電に対応し、モバイルバッテリー給電もOK。遠征スナップで荷物を減らしたい旅行者にうれしい仕様です。
フィルムカメラモードと2in1機能を遊び尽くす

“鬼モード”と話題のフィルムカメラモードは、36・54・72枚の擬似ロールを撮り切るまで再生禁止という徹底ぶり。背面液晶はヒストグラムを隠し、OVFのみで構図と露出を決めるストイック設計です。
- 36・54・72枚 の“仮想ロール”を撮り切るまで再生禁止。
- 背面液晶はヒストグラムも露出も非表示。
- 13種フィルムシミュ+ライトリーク/ハレーション/期限切れの3フィルターがエモ度を爆上げ。
撮り終えた後の「全部外してたらどうしよう」ドキドキ感、デジカメで味わえる日が来るとは。
13種フィルムシミュレーションと新規3フィルター
クラシッククロームから最新REALA ACEまで網羅したフィルムシミュレーションに、ライトリーク/ハレーション/期限切れフィルムの3フィルターが追加。特にハレーションは逆光のフレアを意図的に強調し、ノスタルジックな“色かぶり”を作り込めます。
グレインエフェクトは弱・中・強の3段階。フィルムカメラモード時は一律で中に固定されるため、粒状感を前提とした絵作りが可能です。
2in1機能で縦ディプティック表現
レバーを一度倒すと自動で2in1待機状態へ移行。続くカットを撮ると、左右に並んだ縦写真が1枚JPEGとして生成されます。ストリートの対比やコマ送り漫画のような表現に最適で、SNSで“映える”と早くも話題。
標準モードでもONにでき、アプリ上では後加工にも対応。撮影後の並べ替えだけでなく、分割線の太さと色も変えられるため、ポートフォリオのアクセントとして活躍します。
スマホ連携とinstaxプリントで広がる作品シェア

公式アプリ「X half」は画像転送とギャラリー管理、さらにはプリント発注まで一本化。Bluetooth常時接続でGPSタグも自動付与され、旅行ログとしても便利です。
- 公式アプリ「X‑Half」:GPSタグ・クラウドバックアップ・縦3:4トリミングをワンストップ。
- instax Link直結:その場プリントで「映える」だけでなく、人との距離も一気にゼロ距離。
チェキプリンターとのシームレス連動
instax Linkシリーズへダイレクト送信し、その場で縦長チェキプリントを出力可能。広瀬すずさんと横浜流星さんがCMで見せたように、撮ったそばからプリントを配れば撮影会が一気に盛り上がります。
プリント前にアプリ内で2in1のフレーム色を変えると、チェキの白枠と干渉せずデザイン性が向上。イベント撮影やウェディングで“その場納品”するギミックとして注目されています。
クラウドバックアップとSNS導線
アプリ連携時にGoogle PhotosかiCloudへ自動アップロードする設定が可能。RAW+JPEG撮影でもサムネイルだけを先送りできるため通信量を節約。Instagramの縦フィードに合わせた3:4トリミングプリセットも用意されています。
さらにX half専用ハッシュタグ「#xhalf_diary」が立ち上がり、作例を共有するユーザーコミュニティが急拡大中。気になる設定値はExif情報付きで閲覧でき、学習リソースとしても優秀です。
Fujifilm X halfの抽選・購入予約サイト
シルバー | ブラック | チャコールシルバー |
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おすすめアクセサリー
レンズが沈胴しないため、磁気式メタルキャップ「JJC LC‑F Ø30」が必須級。サードパーティ製のネジ込みソフトレリーズも装着可能で、赤ボタンとの相性が抜群。SDカードはUHS‑I V30対応で十分ですが、フィルムカメラモードの連続保存を考え128 GBを推奨します。
バッテリーは共通NP‑W126Sなので既存Xユーザーは使い回しが可能。モバイルバッテリー派はUSB‑C PD18 W以上を選ぶとフル充電が約90分で完了します。
まとめ
縦フォーマット専用のハーフサイズという大胆な発想と、1インチセンサーの機動力が融合したX halfは「スマホでもフィルムでもない第三の選択肢」を提示しました。フィルムカメラモードや2in1機能で遊び倒せば、ただのデジタルスナップでは味わえないワクワクを再発見できます。予約開始が迫る今こそ、実機に触れて自分のライフスタイルにフィットするか確かめましょう。そして気に入ったなら、最初の“36枚ロール”を街へ連れ出し、縦構図で物語を切り取ってみてください。
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