風景ではニュートラルな描写で、広がりを端まで見せ切りたいときに頼もしく、空と地のグラデーションも自然に繋がる。精細な解像とすっきりしたコントラストが遠景の空気感をきれいに再現し、微細な葉や岩肌のテクスチャも清潔に立ち上がる。色は素直に乗り、編集での追い込みにも耐え、鮮やかさを盛らずに自然なトーンを保て、色飽和を避けたいワークにも向く。前景のボケはなだらかに溶け、被写体へ視線を誘導しやすく、近寄った構図でも周辺が破綻しにくい。ピント合わせの応答も素直で、建築の直線表現やダイナミックな景観撮影まで落ち着いて狙いを定められ、画面の整理が早く現場判断を助ける