光を受けても端正な表現で、建築や広い空間の直線をきちんと描き出し、パースの効いた構図でも破綻しにくく、遠近感も素直。ボケは柔らかいが、きめ細かい解像と端正なコントラストが画面を引き締め、自然な色乗りとヌケの良さで空気感まで写る。周辺までの均質感に優れ、光源が入る場面でもゴーストの出方が穏当で、照明の配置を工夫すればクリアな抜けを楽しめる。MFリングはスムーズで微妙な追い込みがしやすく、前景に寄った構図でもピント面は安定し、動画でも画角変化を抑えやすい。携行性に優れ、軽快な取り回しで三脚撮影から手持ちまで対応し、風景や都市夜景はもちろん、インテリアの記録にも活躍する。