
Sony α7R V ILCE-7RM5のファームウェア最新版 更新内容・変更履歴・アップデート方法
Sony α7R Vの最新ファームウェアは2025年11月26日公開のVer.4.00です(2026年9月現在)。α7R Vの更新内容(最新Verの変更点)、過去バージョンを含む変更履歴、いま使っている本体のバージョン確認方法、公式手順に沿ったアップデート方法までを、ひと通り迷わず確認できるようにまとめます。
この記事のサマリー

α7R V ILCE-7RM5の最新は2025年11月26日公開のVer.4.00で、AFエリアや表示、動画・再生、ネットワーク関連など幅広い機能追加が含まれます

変更履歴は表で「バージョン・公開日・主な変更」を新しい順に確認できます

いまの本体バージョンはメニューの「Version」画面で確認でき、最新Verと見比べて判断できます

アップデートは公式配布ファイル「BODYDATA.DAT」を使い、カードをスロット1に挿して本体メニューから実行します

Ver.4.00では一部設定の初期化・登録解除が明記されているため、更新前に影響する設定を把握しておくと安心です
Sony α7R V ILCE-7RM5の最新ファームウェアの内容

Sony α7R V ILCE-7RM5の最新ファームウェアは、2025年11月26日公開のVer.4.00です(2026年9月現在)。変更点はAFエリアの追加、構図・表示の拡張、動画撮影時の確認性向上、再生時の絞り込みや操作割り当て、FTP/メタデータ運用の拡張、Monitor & Control対応など多岐にわたります。ダウンロードと手順はソニー公式サポートの配布ページを基準に確認してください。
こちらの記事でもSONY α7R Vのファームウェア情報について紹介しています。
Ver.4.00で公式に挙げられている主な追加・変更点は、ソニー公式の記載に沿って並べると次のとおりです。なお、使える項目は、設定している撮影モードや運用方法によって変わります。
項目 | 主な追加・変更点 |
|---|---|
フォーカスエリアの追加 | スポットに「スポット:XL」を追加。カスタムに「カスタム1/2/3」を追加。 |
トラッキングの追加 | 「トラッキング:スポット XL」「トラッキング:カスタム1/2/3」を追加。 |
表示・レイアウト | グリッドラインの種類に「黄金分割」を追加。撮影情報のレイアウトが縦位置/横位置に対応。メニュー画面の拡大表示に対応。 |
動画 | 動画クリップにOK/NG/KEEPフラグ付けに対応。同時記録またはリレー記録時にメディア残量を両スロット同時表示に対応。 |
再生 | メディア間のリレー再生に対応。レーティング等の条件で再生画像を絞り込み可能。再生時にAF-ON/AEL/削除ボタンへカスタムキー設定を適用可能。 |
ネットワーク/メタデータ | 複数のIPTC Presetの登録・切り替えに対応。 |
真正性 | 真正性カメラソリューションで活用する、静止画および動画への「電子署名書き込み」機能に対応。利用には有償ライセンスのインストールが必要で、提供状況はユーザーや国・地域によって異なる。 |
FTP | 書き込み中のFTP転送予約、プロテクトした静止画・動画の自動FTP転送予約、FTP転送後の自動プロテクト、指定した画像の優先転送に対応。 |
その他 | 動作安定性の改善。 |
注意点として、Ver.4.00適用後に一部の設定が初期値に戻る(または登録解除される)ことが明記されています。対象として挙げられているのは「モニター反転表示」「ネットワークストリーミング」「クラウド接続」「アクセス認証」に加え、カスタムキー登録の一部(フォーカスエリア切換、スマートフォン転送)や、マイメニュー登録の一部(バージョン、タッチ感度、タッチパネル設定)です。運用上これらを多用している場合は、更新の前後で設定の見直し時間を確保しておくと混乱が減ります。
Sony α7R V ILCE-7RM5の情報はこちらの記事でまとめています。
α7R V ILCE-7RM5のファームウェア変更履歴

Sony α7R V ILCE-7RM5の変更履歴は、バージョン番号だけでなく「いつ公開された更新か」と「何が追加・修正された更新か」をセットで追うと判断が速くなります。ここでは、公式情報で追える範囲の履歴を新しい順にまとめ、各バージョンは要点のみ整理します。
バージョン | 公開日 | 主な変更(要約) |
|---|---|---|
Ver.4.00 | 2025年11月26日 | スポット:XL/カスタムAFエリア/トラッキング拡張、黄金分割グリッド、縦横の撮影情報レイアウト対応、OK/NG/KEEPフラグ、両スロット残量表示、再生の絞り込みや操作割り当て、IPTC Preset拡張、電子署名、FTP転送関連機能、Monitor & Controlのフォーカスマップ表示対応、動作安定性改善(加えて一部設定の初期化・登録解除あり)。 |
Ver.3.01 | 2025年8月20日 | 動作安定性の改善。 |
Ver.3.00 | 2024年9月12日 | Creators' Appへの対応、カメラからCreators' Cloudへの直接アップロード、ブライトモニタリング中のピント拡大/MF時自動ピント拡大などの機能追加。アップデート後はImaging Edge Mobileとの接続ができなくなる点にも注意。2024年9月13日に一時配布停止となり、同年10月9日に配布が再開されています。 |
Ver.2.02 | 2024年3月26日 | 動画撮影時に多数の顔を同時認識すると再起動する場合がある事象、特定のカスタムキー操作で再起動する場合がある事象、電源OFF/ONでタイムコードが保持されない場合がある事象、動画撮影時の拡張ISOでの露出安定性を改善。あわせて動作安定性を改善。 |
Ver.2.01 | 2023年10月19日 | JPEGファイルを拡大再生できない場合がある事象、電源が入らない/切れない場合がある事象、縦横フォーカスエリア切換などの不具合を改善。あわせて動作安定性を改善。 |
Ver.2.00 | 2023年3月30日 | Creators' Appへの対応、リモート撮影・画像転送時のセキュリティ機能追加、登録顔をカスタムキーで切り替える機能の追加、動作安定性の改善。 |
α7R V ILCE-7RM5 ボディの現在のファームウェアバージョン確認方法

アップデートの前に、まずα7R V ILCE-7RM5の「いま入っているバージョン」を確認しておくと、更新が必要かどうかを迷いにくくなります。確認はカメラ本体のメニューから行い、表示された番号を最新のVer.4.00と見比べます。
手順は公式の案内に沿って、Menu → Setup → Setup Option → Version → Bodyです。「Body」の行に「Ver.X.XX」と表示されるので、ここが「Ver.4.00」になっていれば最新です。もし「Ver.3.01」や「Ver.3.00」などであれば、変更履歴の表で差分(更新で変わるポイント)を把握してから更新に進むと、更新後に操作や表示の変化で迷いにくくなります。
なお、「Version」画面では本体(Body)だけでなくレンズ(Lens)なども表示されることがありますが、この記事で扱っているのはα7R V ILCE-7RM5の本体ソフトウェアです。更新対象の表示が「Body」になっているかを、実行前にも再確認してください。
Sony α7R V ILCE-7RM5のファームウェアは更新した方がいい?

ソニーは、最新の機能・性能を利用するため、最新の本体ソフトウェアを利用するよう案内しています。Ver.4.00では新機能の追加や動作安定性の改善が含まれる一方、一部の設定が初期化・登録解除されるため、更新前に対象項目を確認しておきましょう。
最新版への更新を検討したいケース
Ver.4.00では新機能の追加に加え、フォーカスブラケット撮影や露出ブラケット撮影に関する不具合修正、動作安定性の改善も含まれています。特に、フォーカスブラケット撮影や、ロスレス圧縮RAWでの露出ブラケット撮影を使う方は更新を検討したいところです。
Ver.4.00では、フォーカスブラケット撮影時にピントが無限遠まで行き切らない場合がある事象と、露出ブラケット撮影時にホワイトバランスを固定していても色再現が変化する場合がある事象が改善されています。
更新タイミングを決めるときの考え方
Ver.4.00では一部設定の初期化・登録解除が明記されています。モニター反転表示、ネットワークストリーミングやクラウド接続、アクセス認証の設定、カスタムキーやマイメニュー登録の一部など、仕事や撮影会の当日に再設定が必要になると困る項目が含まれるため、撮影予定が詰まっている時期は更新タイミングをずらす判断が現実的です。
これらの設定は[設定の保存/読込]で保存していても更新後のカメラには反映されないため、ソニー公式でも設定値を事前にメモしておくことがすすめられています。また、Ver.4.00ではWi-Fi接続時の「WPA」「WEP」と、「セキュリティ(IPsec)」機能に非対応となりました。「WPA」「WEP」を利用している場合は「WPA2」または「WPA3」へ、「セキュリティ(IPsec)」を利用している場合は「アクセス認証」への移行が必要です。
なお、Ver.2.00未満の本体からVer.4.00へ更新する場合は、更新後はImaging Edge Mobileを利用できないため、Creators' Appをインストールして利用してください。更新自体を避けるというより、影響を受ける設定を把握したうえで、余裕のある日に実施するのが安全です。
α7R V ILCE-7RM5のファームウェアのアップデート方法

α7R V ILCE-7RM5のファームウェアは、パソコンでダウンロードした更新ファイルをメモリーカードにコピーして更新する方法と、スマートフォンアプリ「Creators' App」から更新する方法があります。ここでは、それぞれの方法について、必要なものから更新後の確認までを順に解説します。
ファームウェア更新に必要なもの
Sony α7R V ILCE-7RM5をメモリーカードで更新する場合、公式手順で前提になっているのは、十分に充電されたNP-FZ100バッテリー、カメラでフォーマット済みのメモリーカード、ダウンロードした更新ファイル「BODYDATA.DAT」、そしてダウンロードとコピーに使うPCです。縦位置グリップを装着している場合は、更新前に取り外すことが推奨されています。
メモリーカードでファームウェア更新する方法
メモリーカードにコピーしてファームウェア更新する方法は以下のとおりです。
手順 | やること |
|---|---|
| 満充電したNP-FZ100を用意する |
| PCで入手した「BODYDATA.DAT」をカードのルートに保存(同名ファイルは1つだけにする) |
| 更新用カードをカメラのスロット1へ挿入する |
| MENU →[セットアップ]→[セットアップオプション]→[バージョン]→[ソフトウェアアップデート]を選んで実行する |
| 再起動後に「Version → Body」でVer.4.00になったことを確認する |
カード更新でつまずきやすい注意点
まず重要なのが、デュアルスロット機であっても更新用データはスロット1のカードのみ認識される点です。そのため、普段スロット2を使う運用でも、更新時だけはスロット1に入れる必要があります。次に、アップデート中は電源を切ったり、バッテリーやメモリーカードを取り外したりしないでください。これはソニー公式でも強く注意が呼びかけられている点です。
また、カメラの温度が高い場合はアップデートできないことがあります。その場合は、カメラの温度が下がってから実行してください。更新後は、Version画面で本体が最新バージョンになっていることを確認し、必要に応じて初期化・登録解除の対象になった設定を戻していきましょう。
Creators' Appでファームウェア更新する方法
Creators' Appを使うと、パソコンを使わずにスマートフォンとカメラだけでアップデートできます。スマートフォンに更新用ソフトウェアをダウンロードし、カメラに挿入したメモリーカードへ転送する仕組みです。
なお、Creators' Appでのアップデートにはサインインが必要で、サインインしない場合はパソコンでアップデートを行います。また、カメラ本体のバージョンによっては、パソコンを使ったアップデートが必要です。
事前準備として、カメラのバッテリーを十分に充電し、フォーマットしたメモリーカードをスロット1に入れます。バッテリー残量が51%以上でないとアップデートは行えません。縦位置グリップは取り外しておき、カメラの温度が高い場合は下がってから行います。
手順 | 操作する機器 | 操作内容 | ポイント |
|---|---|---|---|
1. アップデートを開始 | スマートフォン | ホーム画面の[カメラをアップデートする]、またはカメラ画面の[アップデート]を選ぶ | 最新バージョンの場合はボタンが表示されない |
2. ファイルをダウンロード | スマートフォン | 画面の指示に従って進み、[ダウンロード]を選ぶ | ダウンロード前に容量を確認する |
3. カメラへ転送 | スマートフォン・カメラ | [ダウンロード完了]と表示されたら、カメラの電源を入れて[ファイルをカメラに転送する]を選ぶ | ― |
4. 転送を完了 | スマートフォン | [ファイル転送完了]と表示されたら[閉じる]を選ぶ | ― |
5. アップデートを実行 | カメラ | [アップデートしますか?]と表示されたら[実行]を選ぶ | 注意事項を最後まで読んでから実行する |
アップデートが完了するとカメラは自動的に再起動します。完了後は、MENU →[セットアップ]→[セットアップオプション]→[バージョン]で、Ver.4.00になっているか確認しましょう。
Sony α7R V ILCE-7RM5のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
Sony α7R V ILCE-7RM5は、まずメニューの「Version → Body」で現在のバージョンを確認し、最新のVer.4.00との差分を変更履歴表で把握すると判断がスムーズです。更新する場合は、公式配布の「BODYDATA.DAT」を使い、スロット1のカードで手順どおりに実行してください。更新後はVer表示の確認まで行い、Ver.4.00で初期化・登録解除された設定を必要に応じて戻しましょう。
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