
Canon EOS R10のファームウェア最新版 更新内容・変更履歴・アップデート方法まとめ
2026年5月14日公開のCanon EOS R10向け最新ファームウェアはVer.1.8.0です(2026年9月現在)。EDSDK対応機能の追加、Err70に関する現象の修正、スマートフォンのUSB接続で認識されない現象の修正などが公式に案内されています。この記事では最新版の更新内容、全バージョンの変更履歴、いま入っているバージョンの確認方法、公式手順に沿ったファームウェア更新手順と失敗を避ける注意点をまとめます。
この記事のサマリー

EOS R10の最新ファームウェアはVer.1.8.0で、公開日は2026年5月14日です

Ver.1.8.0はEDSDK対応の追加、Err70の修正、USB接続の認識問題の修正などが公式に記載されています

変更履歴はVer.1.1.0〜1.8.0までを新しい順に表で整理します

カメラ本体メニューから現在のファームウェアバージョンを確認し、最新版と見比べられます

更新は公式配布ファイル(.FIR)を使い、電源とカードの条件を満たして実施するのが安全です
Canon EOS R10の最新ファームウェアの内容

2026年5月14日に公開されたCanon EOS R10の最新ファームウェアはVer.1.8.0です(2026年9月現在)。ここでは、公式の変更点をもとに要点をまとめます。配布ファイルはキヤノン公式(EOS R10 ファームウエア Ver.1.8.0)から、使用しているOSに合わせてダウンロードできます。
Ver.1.8.0で公式に案内されている変更点(追加・修正)
Ver.1.8.0の変更点として、Canonは主に5項目を挙げています。1つ目は、デジタルカメラ向けソフトウェア開発支援キットであるEDSDKの対応機能追加です。2つ目は、Bluetooth通信中に他のBluetooth機器の干渉でErr70が発生することがある現象の修正です。
3つ目は「高速連続撮影+」で撮影を繰り返すと、ごく稀にErr70が発生する現象の修正です。4つ目は、スマートフォンとUSB接続した際にカメラが認識されないことがある現象の修正です。5つ目として「その他動作安定性の向上」が記載されています。
Canon EOS R10の情報はこちらの記事でまとめています。
Canon EOS R10のファームウェア変更履歴

Canon EOS R10のファームウェアは複数回更新されており、どの版で何が追加・修正されたかを時系列で見られると判断が楽になります。ここでは公式配布ページで確認できるバージョンを、新しい順に並べ、公開日と主な変更点を整理しました。
バージョン | 公開日 | 主な変更(公式記載の要約) |
|---|---|---|
Ver.1.8.0 | 2026年5月14日 | EDSDK対応機能の追加、Bluetooth干渉時のErr70発生現象の修正、高速連続撮影+でのErr70発生現象の修正、スマートフォンUSB接続の認識問題の修正、その他動作安定性の向上 |
Ver.1.7.0 | 2025年7月17日 | 電源オン時のパスワード要求機能の追加、変更履歴確認機能の追加、カメラ単体でのインターネット経由ファームウェア更新対応、特定操作での動作不具合修正など |
Ver.1.6.0 | 2024年9月26日 | Wi-FiのWPA2/WPA3対応、EDSDK/CCAPI対応機能の追加、その他動作安定性の改善 |
Ver.1.5.0 | 2024年6月6日 | EDSDK/CCAPI対応機能の追加、起動時間やErr70、小さい被写体撮影時の操作不能、特定条件でシャッターが切れ続ける現象などの修正 |
Ver.1.4.0 | 2023年12月5日 | RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMへの対応、軽微な不具合修正 |
Ver.1.3.0 | 2023年2月21日 | スピードライト EL-5への対応(AF補助光の自動調光機能は非対応)、RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMへの対応、軽微な不具合修正 |
Ver.1.2.0 | 2022年11月22日 | クラウドRAW現像の設定追加、小さい被写体撮影時にごく稀にErr70が発生する現象の修正、軽微な不具合修正 |
Ver.1.1.0 | 2022年7月22日 | クラウドRAW現像への対応 |
Ver.1.6.0ではWPA2/WPA3やEDSDK/CCAPIといった「接続・外部連携」に関わる項目が増えています。Ver.1.7.0ではパスワード要求や、カメラ単体でインターネット経由更新に対応するなど、運用の前提が少し変わりました。Ver.1.8.0ではErr70やUSB認識といった、撮影・接続時の現象修正が前に出ています。
Canon EOS R10の現在のファームウェアバージョン確認方法

ファームウェアを更新する前に、まず「いまカメラに入っているバージョン」を確認しておくと、作業ミスや不要な更新を減らせます。EOS R10はカメラ単体のメニューからファームウェアの確認ができるので、表示されたVer.と、公式ページの最新版Ver.1.8.0を見比べて判断します。
カメラ本体のメニューでVer.表示を開く
Canon EOS R10の電源を入れ、MENU(メニュー)を開きます。セットアップ(レンチ系)メニュー内にある「ファームウェア」(または「ファームウェアバージョン」)を選ぶと、現在のバージョンが「Ver.1.7.0」のように表示されます。メニュータブの並びは表示設定で前後することがあるため、近い名称の項目を探すのが確実です。
確認したVer.と、最新版Ver.1.8.0を見比べるコツ
表示がVer.1.8.0なら、すでに最新版です。Ver.1.7.0や1.6.0などの場合は、変更点(例えばErr70の修正やUSB認識の修正)が自分の使い方に関係するかを見て、更新するか決める流れになります。
Canon EOS R10のファームウェアは更新した方がいい?

Ver.1.8.0で修正対象になっている現象(Err70やスマートフォンUSB認識など)に心当たりがある人、またはEDSDK連携を使う人は更新を検討する価値があります。一方で、該当機能を使っておらず不都合も出ていない場合は、更新手順と注意点を確認したうえで、都合のよいタイミングに回しても問題ありません。
最新版を反映した方がよいケース(公式の修正・追加に該当する人)
Bluetooth通信中にErr70が発生することがある現象の修正が入っているため、スマートフォン連携やBluetooth機器を併用する環境で撮影する人は、更新を検討する理由がはっきりしています。また「高速連続撮影+」のErr70修正は、スポーツ、動物、子どもの動きなど、同じシーンで連続してシャッターを切る運用をする人に関係します。スマートフォンとUSBケーブルでつなぐ運用で、認識されないことがある場合も、Ver.1.8.0の修正対象です。
急がなくてもよい場合
すでにVer.1.8.0の場合は更新不要です。Ver.1.7.0以前で、今回の修正内容に関係する使い方をしている場合は、更新を検討するとよいでしょう。Ver.1.8.0の変更点に挙がっている機能を使っておらず、該当する現象も起きていない場合、更新の優先度は相対的に下がります。
また、ファームウェア更新は電源・カード・手順の条件を満たして行う必要があるため、時間に余裕がないときに無理に行う必要はありません。落ち着いて作業できるタイミングまで待っても問題ないでしょう。
Canon EOS R10のファームウェアのアップデート方法

Canon EOS R10のファームウェア更新は、公式配布ファイルをダウンロードし、メモリーカード経由でカメラ本体から実行する方法が基本です。Canon公式ではこのほかに、スマートフォンアプリ「Camera Connect」経由、パソコン用ソフト「EOS Utility」経由のアップデート方法も案内されています。ここでは、まずメモリーカード経由の手順を説明し、続けてCamera ConnectとEOS Utilityを使う場合の流れ、注意点も紹介します。
メモリーカード経由のファームウェア更新に必要なもの
必要なもの | 内容 |
|---|---|
Canon EOS R10本体 | 更新対象のカメラ本体 |
フル充電したバッテリーパック、または対応するACアダプターキット | 公式ページで案内される条件に従う |
カメラに対応したSD/SDHC/SDXCメモリーカード | ファームウェアファイルの記録用 |
パソコン | ダウンロードとファイルコピーに使用 |
公式配布ファームウェアファイル | R1018000.FIR |
解凍環境 | ダウンロードした圧縮ファイル(zip)を解凍できる環境 |
メモリーカード経由でアップデートする方法
手順 | 注意点 |
|---|---|
1. カード内の画像・動画をバックアップ | カードを初期化すると保存データは消えるため、必要なデータは先にパソコンなどへ保存しておく |
2. EOS R10本体でメモリーカードを初期化 | パソコンではなく、使用するカメラ本体で初期化する |
3. Canon公式ページからEOS R10用ファームウェアをダウンロード | R1018000.FIRを取り出す。 zipやdmgのままカードに入れても更新には使えないため注意 |
4. ダウンロードしたファイルを解凍 | DCIMフォルダと同じ階層に置く。フォルダの中には入れない |
5. R1018000.FIRをカード直下にコピー | 再起動後にVer.1.8.0になっているか確認する |
6.アクセサリーを外す | 更新前に外しておくと、公式手順に沿った状態で作業できる |
7.カードをEOS R10に入れ、撮影モードをPモードにする | オートなどの撮影モードでは更新画面が表示されない場合がある |
8.メニューの「ファームウェア」からアップデートを実行 | 更新中は電源を切らず、カードスロットカバーやボタン類を操作しない |
9.完了 | Ver.1.8.0になっているか確認する。確認後、通常撮影に使う前にカードを必要に応じて初期化する |
更新作業自体は、カメラの「ファームウェア」項目から開始します。ダウンロードしたzipファイルは必ず解凍し、.FIRファイルを取り出してからSDカードへコピーします。カメラが認識できる場所(カード直下)に置くことが重要で、フォルダの奥に入れると見つからない場合があります。
Camera Connect経由でアップデートする方法
Canon EOS R10は、スマートフォンアプリ「Camera Connect」経由でもファームウェアをアップデートできます。パソコンやカードリーダーを使わず、スマートフォンからファームウェアデータをダウンロードし、Wi-Fi接続でカメラへ転送する方法です。
手順は、スマートフォンにCamera Connectをインストールし、EOS R10をアプリに登録するところから始めます。すでにEOS R10とスマートフォンを接続したことがある場合は、Camera Connectの「登録カメラの管理」から「ファームウェア・アップデート」を開き、画面の案内に沿って最新ファームウェアをダウンロードします。
ダウンロード後は、スマートフォンとEOS R10をWi-Fi接続し、Camera Connect上で「アップデート」を実行します。ファームウェアデータがカメラに転送されると、カメラ側の画面で更新するファイルを確認し、SETボタンでアップデートを開始します。完了後は、カメラのメニューからファームウェアバージョンがVer.1.8.0になっているか確認してください。
EOS Utility経由でアップデートする方法
パソコンを使う場合は、Canonのソフトウェア「EOS Utility」経由でアップデートする方法もあります。EOS Utilityは、カメラとパソコンを接続して画像取り込みやカメラ設定などを行うためのソフトで、対応機種ではファームウェア更新にも利用できます。
まずCanon公式サイトからEOS R10用のファームウェアをダウンロードし、zipまたはdmgファイルを解凍して、アップデート用の.FIRファイルを用意します。次に、EOS R10にメモリーカードを入れ、カメラ側でカードを初期化してから、撮影モードをPモードに設定します。そのうえで、カメラとパソコンをUSBケーブルで接続し、EOS Utilityを起動します。
EOS Utilityの画面で「カメラの設定」から「ファームウェアアップデート」を選び、あらかじめ解凍しておいた.FIRファイルを指定します。画面の案内に沿って進めると、ファームウェアデータがカメラ側へコピーされます。コピー後はカメラの画面を見ながら操作を続け、アップデート完了後にメニューからバージョンを確認します。
アップデート失敗を避ける注意点
ファームウェア更新で特に重要なのは、作業中に電源を落とさないことです。更新中にカメラの電源が切れると、カメラが正常に起動しなくなるおそれがあります。作業前には、フル充電したバッテリーを使うか、対応するACアダプターキットを用意しておきましょう。
また、更新前にはレンズやスピードライトなどのアクセサリー類を外しておきます。メモリーカードには、アップデート用のR1018000.FIRだけを入れ、カード直下にコピーしてください。画像ファイルや別のファイルが混在していると、手順の取り違えにつながるため、更新専用のカードを用意すると安心です。更新中は、電源スイッチをOFFにしない、カードスロットカバーを開けない、ボタン・ダイヤル・スイッチ類を操作しない、という点を守ってください。
Canon EOS R10のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
Canon EOS R10の最新ファームウェアは、2026年5月14日公開のVer.1.8.0です(2026年9月現在)。まずはカメラのメニューで現在のバージョンを確認し、Ver.1.8.0の変更点が自分の使い方(Bluetooth、連写、スマートフォンUSB接続、EDSDK連携など)に関係するかで更新の優先度を決めましょう。更新する場合は、公式配布ファイルを入手し、電源とSDカードの条件を満たしたうえで公式手順に沿って実施するのが安全です。
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