
PENTAX/RICOH WGシリーズ比較 WG-8・WG-7・WG-90・WG-80・WG-1000の違いと選び方





PENTAX/RICOHのWGシリーズは、防水・防塵・耐衝撃性能を備えたタフネスコンデジです。WG-8/WG-7/WG-90/WG-80/WG-1000は外観や用途が似ていますが、動画の記録方式、ズーム域、マクロ撮影、背面モニター、耐衝撃性能などには違いがあります。仕様表だけでは差をつかみにくいため、この記事では代表5機種を同じ項目で比較します。水中撮影や旅行、アウトドア、仕事の記録など、自分の使い方に合うモデルを選ぶためのポイントを整理しました。
この記事のサマリー

4K動画を撮りたい場合はPENTAX WG-8またはRICOH WG-7が候補です

WG-8/WG-7は約2000万画素、WG-90/WG-80は約1600万画素、WG-1000は約1635万画素。画素数だけで画質は決まりませんが、大きくトリミングする場合は約2000万画素の2機種が扱いやすくなります

WG-8/WG-7/WG-90/WG-80は28〜140mm相当の光学5倍ズームと1cmマクロに対応。WG-1000は27〜108mm相当の光学4倍ズームで、マクロ時の最短撮影距離は約5cmです

120fpsのハイスピード動画は5機種とも撮影できます。ただし、WG-8/WG-7/WG-90/WG-80は1280×720、WG-1000は640×480です

防水性能はWG-8/WG-7が水深20m・連続2時間、WG-90/WG-80が水深14m・連続2時間、WG-1000が水深15m・連続1時間。使う場所に合わせて確認しておきたい項目です
PENTAX/RICOH WGシリーズはどれを選ぶべきか:5機種の違いを確認

4K動画や約104万ドットの3.0型モニターを重視するなら、PENTAX WG-8またはRICOH WG-7が選択肢になります。写真を中心に使い、28〜140mm相当の5倍ズームや1cmマクロを残したい場合はPENTAX WG-90/RICOH WG-80、購入価格を抑えながら水中やアウトドアで使いたい場合はPENTAX WG-1000を確認すると比較しやすいでしょう。
シリーズの位置づけと代表5機種の特徴
PENTAX WG-8は、約2000万画素、28〜140mm相当の光学5倍ズーム、4K/30fps動画、3.0型約104万ドットのモニターを備えたモデルです。水深20mで連続2時間の防水、2.1mの耐衝撃、-10℃の耐寒、100kgfの耐荷重にも対応しています。WGシリーズの中で、動画やモニター、GPSまで含めて機能を求める場合に確認したい1台です。
RICOH WG-7は、PENTAX WG-8と主要な撮影仕様が近い旧世代の上位モデルです。約2000万画素、28〜140mm相当、4K/30fps、3.0型約104万ドットモニター、水深20m・連続2時間、2.1m耐衝撃などを備えています。WG-8との比較では、販売時期や重量なども含めて確認するとよいでしょう。
PENTAX WG-90は、約1600万画素、28〜140mm相当の光学5倍ズーム、1cmマクロを備えたモデルです。動画はFull HDを中心とした構成で、背面モニターは2.7型約23万ドット。水深14mで連続2時間の防水、1.6m耐衝撃、-10℃耐寒、100kgf耐荷重に対応しています。
RICOH WG-80は、WG-90と主要な仕様が近いモデルです。約1600万画素、28〜140mm相当の5倍ズーム、1cmマクロ、2.7型約23万ドットモニターを搭載。防水14m・連続2時間、1.6m耐衝撃、-10℃耐寒、100kgf耐荷重というタフネス性能も共通しています。
PENTAX WG-1000は、約1635万画素、27〜108mm相当の光学4倍ズームを採用したモデルです。水深15mで連続1時間の防水と2mの耐衝撃に対応し、プロテクタージャケットとカラビナストラップも付属します。マクロ時の最短撮影距離は広角端で約5cmなので、1cmマクロを備えるほかの4機種とは撮影距離が異なります。
詳しいレビューは以下の記事で紹介しています。
比較するときは「動画」「ズーム・マクロ」「モニター」「タフネス」を見る
最初に確認したいのは動画です。4K/30fpsが必要ならWG-8/WG-7、Full HDまででよければWG-90/WG-80/WG-1000も候補に入ります。
次にズームとマクロを見てみましょう。WG-8/WG-7/WG-90/WG-80は140mm相当まで使える5倍ズームに加えて1cmマクロに対応します。一方、WG-1000は広角側が27mm相当と少し広く、望遠側は108mm相当、マクロは最短約5cmです。
背面モニターはWG-8/WG-7が3.0型約104万ドット、残る3機種が2.7型約23万ドット。撮った写真をその場で細かく確認する機会が多いなら、この差も確認しておきたいところです。
代表5機種の比較早見表
以下は各製品を整理した比較早見表です。
項目 | PENTAX WG-8 | RICOH WG-7 | PENTAX WG-90 | RICOH WG-80 | PENTAX WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
有効画素数 | 約2000万画素 | 約2000万画素 | 約1600万画素 | 約1600万画素 | 約1635万画素 |
光学ズーム | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 4倍 |
35mm判換算 | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約27〜108mm |
動画 | 4K/30fps | 4K/30fps | Full HD/30fps | Full HD/30fps | Full HD/30fps |
120fps動画 | 1280×720 | 1280×720 | 1280×720 | 1280×720 | 640×480 |
マクロ | 最短1cm | 最短1cm | 最短1cm | 最短1cm | 最短約5cm |
背面モニター | 3.0型 約104万ドット | 3.0型 約104万ドット | 2.7型 約23万ドット | 2.7型 約23万ドット | 2.7型 約23万ドット |
防水 | 20m・連続2時間 | 20m・連続2時間 | 14m・連続2時間 | 14m・連続2時間 | 15m・連続1時間 |
耐衝撃 | 2.1m | 2.1m | 1.6m | 1.6m | 2.0m |
USB | Type-C/USB3.0 | Type-C/USB3.0 | マイクロB/USB2.0 | マイクロB/USB2.0 | Type-C/USB2.0 |
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5機種の差が大きいのは、4K動画、望遠側の焦点距離、マクロの最短撮影距離、モニターの解像度です。水中で使える深さや連続時間も同じではないため、用途が決まっている場合は撮影機能とタフネス性能を一緒に確認すると選びやすくなります。
PENTAX/RICOH WGシリーズの主要スペック比較

ここでは5機種の基本仕様をもう少し詳しく見ていきます。センサーはいずれも1/2.3型CMOSですが、画素数やレンズ、動画、モニター、端子などには違いがあります。
スペック表:5機種の違いをまとめて確認
項目 | PENTAX WG-8 | RICOH WG-7 | PENTAX WG-90 | RICOH WG-80 | PENTAX WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
センサー/有効画素数 | 1/2.3型CMOS/約2000万 | 1/2.3型CMOS/約2000万 | 1/2.3型CMOS/約1600万 | 1/2.3型CMOS/約1600万 | 1/2.3型CMOS/約1635万 |
レンズ(35mm判換算) | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約27〜108mm |
開放F値 | F3.5〜F5.5 | F3.5〜F5.5 | F3.5〜F5.5 | F3.5〜F5.5 | F3.0〜F6.6 |
光学ズーム | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 4倍 |
マクロ | 1cm | 1cm | 1cm | 1cm | 約5cm |
背面モニター | 3.0型 約104万ドット | 3.0型 約104万ドット | 2.7型 約23万ドット | 2.7型 約23万ドット | 2.7型 約23万ドット |
通常動画の最大 | 4K 30fps | 4K 30fps | Full HD 30fps | Full HD 30fps | Full HD 30fps |
ハイスピード | HD 120fps | HD 120fps | HD 120fps | HD 120fps | 640×480 120fps |
動画手ブレ補正 | Movie SR/Movie SR+ | Movie SR/Movie SR+ | Movie SR | Movie SR | なし |
内蔵メモリー | 約27MB | 約27MB | 約68MB | 約68MB | 約29MB |
USB | Type-C/USB3.0 | Type-C/USB3.0 | マイクロB/USB2.0 | マイクロB/USB2.0 | Type-C/USB2.0 |
撮影可能枚数の目安 | 約340枚 | 約340枚 | 約300枚 | 約300枚 | 約300枚 |
WG-8/WG-7は4K動画と高解像度モニターを備え、USBも3.0です。WG-90/WG-80は動画やモニターを抑えながら、140mm相当までの5倍ズームと1cmマクロを維持しています。
WG-1000はほかの4機種とはレンズ構成や操作系が異なり、広角端は27mm相当、望遠端は108mm相当です。USB端子はType-Cですが通信規格はUSB2.0なので、端子形状だけでWG-8/WG-7と同じと考えないよう注意しましょう。
モニターの差は撮影後の確認に関係する
WG-8/WG-7の3.0型約104万ドットモニターは、WG-90/WG-80/WG-1000の2.7型約23万ドットより表示が細かく、撮影した画像を拡大して確認するときに違いが分かりやすくなります。
ただし、WG-90/WG-80にもアウトドアモニター機能があります。明るさを環境に合わせて調整できるため、「屋外向け機能が上位2機種だけにある」というわけではありません。WG-1000には同機能の記載がありません。
PENTAX/RICOH WGシリーズの画質比較:2000万画素と1600万画素級の違い

5機種はいずれも1/2.3型CMOSセンサーを搭載していますが、有効画素数はWG-8/WG-7が約2000万画素、WG-90/WG-80が約1600万画素、WG-1000が約1635万画素です。
大きくトリミングするなら約2000万画素が扱いやすい
同じ範囲を撮影して同程度にトリミングする場合、元の画素数が多いWG-8/WG-7のほうが切り出した後に残せる画素数は多くなります。遠くの被写体や、撮影後に構図を整える機会が多い人には確認しておきたい違いです。
ただし、画素数だけで写真の画質が決まるわけではありません。レンズ、画像処理、ISO感度、撮影時の光量なども仕上がりに関係するため、「2000万画素だから常に高画質」とは考えないほうがよいでしょう。
約1600万画素級でも用途によっては十分
WG-90/WG-80/WG-1000の約1600万画素級でも、旅行写真や日常の記録、WebやSNSでの利用では大きな不足を感じないケースがあります。
一方、設備の細部や文字を後から拡大したい場合、大きく切り出す予定がある場合は、撮影距離やレンズの望遠側も含めて選ぶ必要があります。画素数だけでなく、140mm相当まで使えるか、どこまで被写体に近づけるかも重要です。
モニター解像度は写真そのものの画質とは別
WG-8/WG-7の約104万ドットモニターは撮影画像を確認しやすいものの、モニターの解像度が記録される写真の画質を高めるわけではありません。
1cmマクロなど、ピント位置を細かく確認したい撮影では見やすさが助けになります。撮影画像そのものの比較と、カメラ上で確認するときの使いやすさは分けて考えましょう。
画質・確認に関わる項目 | WG-8 | WG-7 | WG-90 | WG-80 | WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
有効画素数 | 約2000万 | 約2000万 | 約1600万 | 約1600万 | 約1635万 |
背面モニター | 3.0型 約104万 | 3.0型 約104万 | 2.7型 約23万 | 2.7型 約23万 | 2.7型 約23万 |
4K動画 | ○ | ○ | − | − | − |
大きなトリミング | 比較的しやすい | 比較的しやすい | 切り出し量に注意 | 切り出し量に注意 | 切り出し量に注意 |
PENTAX/RICOH WGシリーズのズームとマクロ比較

WG-8/WG-7/WG-90/WG-80は、35mm判換算で約28〜140mm相当の光学5倍ズームを搭載しています。WG-1000のみ約27〜108mm相当の光学4倍ズームです。
140mm相当まで使いたいならWG-1000以外の4機種
遠くの人物や、近づきにくい被写体を撮る機会が多い場合は、140mm相当まで使えるWG-8/WG-7/WG-90/WG-80のほうが撮影範囲を広げられます。
WG-1000は望遠端が108mm相当ですが、広角端は27mm相当です。風景や旅行のスナップでは扱いやすい焦点距離ですが、望遠側を多用するなら差を確認しておきましょう。
1cmマクロは4機種、WG-1000は最短約5cm
WG-8/WG-7/WG-90/WG-80は、ズーム域の中間部でレンズ先端から最短1cmのマクロ撮影に対応しています。昆虫や植物、小さな部品、設備の傷などを大きく写したい場面で使える機能です。
WG-1000のマクロ撮影距離は広角端で約5cmから。ほかの4機種と同じ1cmマクロではないため、接写を重視する場合は特に注意してください。
デジタルズームと光学ズームは分けて考える
WG-90/WG-80は、記録サイズによってインテリジェントズームを利用できます。ただし、光学ズームとは仕組みが異なり、記録サイズや画質との関係があります。
写真をできるだけ元の解像度で残したい場合は、まず光学ズームの範囲を基準に考えるほうが分かりやすいでしょう。
レンズ・近接撮影 | WG-8 | WG-7 | WG-90 | WG-80 | WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
35mm判換算 | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約28〜140mm | 約27〜108mm |
光学ズーム | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 5倍 | 4倍 |
開放F値 | F3.5〜F5.5 | F3.5〜F5.5 | F3.5〜F5.5 | F3.5〜F5.5 | F3.0〜F6.6 |
マクロ最短 | 約1cm | 約1cm | 約1cm | 約1cm | 約5cm |
PENTAX/RICOH WGシリーズのタフネス性能比較

防水・防塵・耐衝撃はWGシリーズを選ぶ大きな理由ですが、5機種の性能は同じではありません。水深だけでなく、連続使用時間や耐寒・耐荷重も確認しておきましょう。
WG-8/WG-7は水深20m・連続2時間に対応
WG-8/WG-7は、水深20mで連続2時間の水中撮影に対応します。耐衝撃は2.1mで、-10℃の耐寒性能と100kgfの耐荷重構造も備えています。
耐衝撃試験は、MIL-Standard 810F Method 516.5-Shockの測定方法に準じたメーカー独自基準によるものです。「MIL規格のすべての試験に適合している」という意味ではないため、表記は分けて理解しておきたいところです。
WG-90/WG-80は水深14m・連続2時間
WG-90/WG-80は、水深14mで連続2時間の水中撮影ができます。耐衝撃は1.6m、耐寒は-10℃、耐荷重は100kgfです。WG-8/WG-7より対応水深と落下試験の高さは小さくなりますが、旅行や水遊び、雨天時、粉塵がある場所などで使うタフネスカメラとして必要な機能を備えています。
WG-1000は水深15m・連続1時間、耐衝撃2m
WG-1000は水深15mで連続1時間の防水、IP6X準拠の防塵、2mの高さからの落下試験に対応しています。
WG-8/WG-7/WG-90/WG-80にある-10℃の耐寒性能や100kgfの耐荷重構造は、WG-1000の比較表には記載されていません。雪山や低温環境、荷重がかかる可能性のある現場で使う場合は、この違いも確認してください。
防水性能があっても使用前後の確認は必要
防水カメラでも、カバーや防水ゴムに砂や異物が付着した状態では水漏れにつながる可能性があります。海水や砂、泥が付いた場合の手入れ方法、カバーを開けるタイミングなどは取扱説明書に従ってください。
また、強い衝撃を受けた後の防水性能が保証されるわけではありません。落下試験の数値を「何度落としても壊れない」という意味で捉えないことが大切です。
タフネス性能 | WG-8 | WG-7 | WG-90 | WG-80 | WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
防水 | 20m・2時間 | 20m・2時間 | 14m・2時間 | 14m・2時間 | 15m・1時間 |
防塵 | IP6X準拠 | IP6X準拠 | IP6X準拠 | IP6X相当 | IP6X準拠 |
耐衝撃 | 2.1m | 2.1m | 1.6m | 1.6m | 2.0m |
耐寒 | -10℃ | -10℃ | -10℃ | -10℃ | 記載なし |
耐荷重 | 100kgf | 100kgf | 100kgf | 100kgf | 記載なし |
PENTAX/RICOH WGシリーズの動画性能比較
動画性能では、WG-8/WG-7と残る3機種に大きな違いがあります。一方、120fps撮影はWG-1000だけの機能ではありません。
4K/30fpsに対応するのはWG-8/WG-7
WG-8/WG-7は3840×2160の4K/30fpsに対応します。撮影後に4K素材として保存したい場合や、Full HDより高い解像度で動画を残したい人にはこの2機種が候補です。
WG-8/WG-7には電子式のMovie SRとMovie SR+も搭載されています。ただしMovie SR+は4K撮影時には使用できず、Full HDやHDで利用する機能です。4KとMovie SR+を同時に使えるわけではありません。
WG-90/WG-80はFull HDを中心に使う
WG-90/WG-80の通常動画は1920×1080/30fpsが最大です。1280×720では60fpsにも対応し、ハイスピードカメラでは1280×720/120fpsを記録できます。
家族旅行やアウトドアの記録をFull HDで残す用途なら選択肢になりますが、4Kが必要な場合はWG-8/WG-7を選ぶ必要があります。
WG-1000も120fps対応だが解像度が異なる
WG-1000はFull HD 1080p/30fps、HD 720p/60fps・30fpsに加え、640×480/120fpsの高速動画モードを搭載します。高速動画モードは30秒撮影・2分再生となり、音声は記録されません。ほかの4機種が1280×720/120fpsなのに対し、WG-1000は640×480なので、同じ120fpsでも解像度に違いがあります。
動画 | WG-8 | WG-7 | WG-90 | WG-80 | WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
最大解像度 | 4K 30fps | 4K 30fps | FHD 30fps | FHD 30fps | FHD 30fps |
HD 60fps | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
120fps | 1280×720 | 1280×720 | 1280×720 | 1280×720 | 640×480 |
Movie SR | ○ | ○ | ○ | ○ | − |
Movie SR+ | ○※ | ○※ | − | − | − |
※Movie SR+は4K撮影時には使用できません。
PENTAX/RICOH WGシリーズの携帯性・操作性・端子を比較
タフネスカメラは、撮影性能だけでなく重量や操作性、端子も使いやすさに関わります。特に旅行や登山で長時間持ち歩く場合は、撮影時重量も見ておきたい項目です。
重量はWG-90/WG-80が軽い
撮影時重量はWG-8が約242g、WG-7が約246gです。WG-90/WG-80は約194g、WG-1000は約220gとなっています。5機種の中ではWG-90/WG-80が軽く、WG-7が最も重い構成です。数十gの違いですが、首から下げたまま歩く時間が長い場合には比較材料になります。
WG-90/WG-80にもアウトドアモニターがある
WG-8/WG-7は3.0型約104万ドットで、明るさを調整できるアウトドアモニターも搭載しています。
WG-90/WG-80も2.7型約23万ドットながらアウトドアモニターを備えており、周囲の明るさに合わせて液晶を調整可能です。上位2機種との差は、アウトドアモニターの有無ではなく、主に画面サイズとドット数にあります。
USB Type-Cでも通信速度は同じではない
WG-8/WG-7はUSB Type-C端子でUSB3.0、WG-90/WG-80はマイクロBでUSB2.0です。
WG-1000もType-C端子ですが、規格はUSB2.0。PCへ大量のデータを直接転送する場合、対応するPCやケーブルなどの条件がそろえば、USB3.0のWG-8/WG-7のほうが規格上は高速です。
携帯性・操作性 | WG-8 | WG-7 | WG-90 | WG-80 | WG-1000 |
|---|---|---|---|---|---|
撮影時重量 | 約242g | 約246g | 約194g | 約194g | 約220g |
背面モニター | 3.0型 約104万 | 3.0型 約104万 | 2.7型 約23万 | 2.7型 約23万 | 2.7型 約23万 |
アウトドアモニター | ○ | ○ | ○ | ○ | − |
USB | Type-C/3.0 | Type-C/3.0 | マイクロB/2.0 | マイクロB/2.0 | Type-C/2.0 |
撮影可能枚数目安 | 約340枚 | 約340枚 | 約300枚 | 約300枚 | 約300枚 |
PENTAX/RICOH WGシリーズを用途別に選ぶ
5機種は似たタフネスカメラですが、得意な使い方は少しずつ異なります。水中動画、マクロ、望遠、持ち運びなど、使用頻度が高い項目を優先して比較しましょう。
用途別の選び方
主な用途 | 候補 | 理由 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
水中で4K動画も撮りたい | PENTAX WG-8 | 4K/30fps、20m防水、約104万ドットモニター | Movie SR+は4Kでは使用不可 |
WG-8に近い撮影機能を求める | RICOH WG-7 | 4K、20m防水、5倍ズーム、1cmマクロ | WG-8との重量や販売時期の違い |
写真とマクロを中心に使う | PENTAX WG-90 | 5倍ズーム、1cmマクロ、14m防水 | 4K非対応 |
軽さと1cmマクロを重視 | RICOH WG-80 | 約194g、5倍ズーム、1cmマクロ | 4K非対応、マイクロB端子 |
水辺用を価格から選びたい | PENTAX WG-1000 | 15m防水、2m耐衝撃、希望小売価格44,000円 | 4倍ズーム、マクロ最短約5cm |
4Kとモニターを重視するならWG-8/WG-7
動画を4Kで残したい場合はWG-8/WG-7に絞られます。3.0型約104万ドットのモニター、USB3.0、約340枚の撮影可能枚数など、ほかの3機種との違いも明確です。水深20mで連続2時間の撮影にも対応するため、より深い場所で使う予定があるなら防水性能も選ぶ理由になります。
写真と1cmマクロを重視するならWG-90/WG-80
4Kが不要で、140mm相当までのズームと1cmマクロを使いたい場合はWG-90/WG-80も候補です。撮影時重量は約194gと5機種の中では軽く、アウトドアモニターにも対応しています。WG-8/WG-7ほどモニターのドット数は多くありませんが、写真中心の使い方なら比較しておきたい2機種でしょう。
WG-1000はズームとマクロの違いを理解して選ぶ
WG-1000は水深15m・連続1時間、2m耐衝撃に対応しています。
一方で、ズームは27〜108mm相当の4倍、マクロは広角端で最短約5cm。ほかの4機種のような140mm相当や1cmマクロは使えません。水辺やアウトドアの記録を中心に考え、望遠や極端な接写をあまり使わない人に向いています。
PENTAX/RICOH WGシリーズ比較まとめ
PENTAX/RICOH WGシリーズは、すべてタフネスカメラでありながら、撮影機能にははっきりした違いがあります。4K動画、約104万ドットの3.0型モニター、20m防水まで必要ならWG-8/WG-7。写真中心で140mm相当までの5倍ズームと1cmマクロを使いたいならWG-90/WG-80が候補です。
WG-1000は水深15m・1時間の防水と2m耐衝撃を備えますが、望遠端は108mm相当、マクロは約5cmです。ほかの4機種と同じ感覚で選ぶのではなく、ズームと近接撮影の違いを確認しておきましょう。
どのモデルでも、防水性能は使用条件やカバーの状態に左右されます。購入前には「どこまで潜るか」「動画を4Kで撮るか」「1cmマクロが必要か」「140mm相当の望遠を使うか」の4点を確認すると、自分の用途に合う機種を絞り込みやすくなります。
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