Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDレビュー|等倍マクロ・画質・AF・VRを解説

Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDレビュー|等倍マクロ・画質・AF・VRを解説

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
出品待ち
近接でも細部のテクスチャーを緻密に写し取り、花やテーブルフォトはもちろん、控えめなポートレートまで幅広く楽しめます。ボケはなめらかで背景がやさしく沈み、主被写体の輪郭は緻密に締まり、落ち着きのあるコントラストで質感が際立ちます。色は濃すぎないバランスで階調が豊か、逆光の縁にも粘りがあり、周辺まで滑らかにつながる均質性で画面全体が澄んで見えます。AFは静かで精度重視、MFリングの回し心地は丁寧で繊細、微妙なピント送りも無理なく追え、作業のテンポが気持ちよく保てます。動画ではブリージングの変化が読みやすく、構図の意図を崩しにくいので、手持ち撮影の安定にも助けられ、作品づくりが捗ります。
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
¥128,198
出品中の商品(6)
細部描写に強いマイクロ域が魅力の中望遠。花や小物の繊細なテクスチャーをくっきりと再現し、背景は柔らかく滲むようにまとまります。周辺まで均質な解像と素直な発色で、商品撮影やポートレートにも対応。静音性の高いAFは合焦が速く、上質なMFリングは等速でコントロールしやすい感触。ワーキングディスタンスも取りやすく、手持ちでも安定した画づくりに貢献する一本です。接写時のピントは薄くなりがちですが、ピーキングとの相性が良く微妙な位置決めが快適。金属やガラスのハイライトもしっかり締まり、被写体の質感を引き立てます。
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
¥64,334
出品中の商品(3)
質感描写に強いマクロ。繊細なピント面と滑らかなボケで、小さな被写体の立体感を丁寧に表現します。発色はクリアでコントラストも安定し、背景処理が上手いのが魅力。手持ち撮影でも安定した画づくりに役立ち、AFは静かで迷いにくい印象。花やアクセサリー、ポートレートにも使い回しの良い一本。ライティングの工夫がしやすく、作例づくりが楽しく進む描写傾向です。操作全体のバランスが良く、集中して向き合えます。背景の騒がしさを抑えやすい素直なボケで、被写体がすっと浮かびます。被写体の質感を損なわず、背景との距離感を滑らかに繋げます。
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)
¥60,000
出品中の商品(1)
近接でもニュートラルな描写で、なだらかなボケと精細なピントが立体をすっきり分け、テーブルフォトの質感を伝えます。素直な色乗りは食べ物の色味を誇張せず、周辺まで均質で小物の輪郭が崩れにくく、背景のにじみも落ち着きます。静かで迷いにくいAFは寄る動作にもスムーズで、MFリングの操作感は細かい追い込みに向き、ピントの反復もやりやすい。逆光下でもコントラストがすっきり保たれ、ブリージングは控えめで動画の寄り引きでも画の揺れが少なく構図が安定します。手持ちでもバランスが取りやすく、持ち出しやすいサイズ感で、日常のテーブルシーンから作品づくりまで幅広く応えます。

Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、最大撮影倍率1.00倍に対応したニコンFマウント用の望遠マイクロレンズで、105mmの中望遠としてポートレートにも使えるのが特徴です。また、最短撮影距離は0.314mで、等倍撮影時でもレンズ先端から被写体まで約15cmの距離(ワーキングディスタンス)を確保できます。ただし、質量は約750gあり、近距離ではVR(手ブレ補正)の補正効果が低下する点に注意が必要です。この記事では、画質やボケ、AF、VR、マクロ撮影での使いやすさを確認し、競合レンズとの違いも整理します。

みんカメ編集部
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

チェックアイコン

最大撮影倍率1.00倍に対応しており、被写体との距離を確保しながら花や昆虫、小物を大きく写せます。

チェックアイコン

中央部はf/4〜f/11付近で高い解像性能を示しますが、画面端では色のにじみ(色フリンジ)が見られる場合があり、四隅の解像性能も中央部ほど高くありません。

チェックアイコン

VRは通常距離の手持ち撮影を補助するものの、撮影距離が短くなるほど補正効果は低下します。

チェックアイコン

AF-Sに加え、AF後にフォーカスリングで手動調整できるM/Aにも対応しています。さらに、FULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えも可能です。

チェックアイコン

現在は旧製品のため、中古品の状態に加えて、同じニコンFマウントで使えるSIGMA 105mmやTAMRON 90mmとの違いも比較すると選びやすくなります。

目次

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのレビュー要点

Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDレビュー|等倍マクロ・画質・AF・VRを解説

Via: TechRadar

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、撮影する被写体や持ち歩く時間によって評価するポイントが変わるレンズです。ここでは、撮影スタイルに合わせて「おすすめな人」と「不向きな人」を整理します。

おすすめな人

花や昆虫、時計、アクセサリー、ハンドメイド作品などを、被写体からある程度距離を取りながら大きく写したい人に向いています。本レンズは等倍撮影時でも約15cmのワーキングディスタンスを確保できるのが特徴です。

特に卓上撮影では、レンズ前面と被写体の間にライトやレフ板を配置する余地を作りやすく、カメラやレンズが光を遮る場面も抑えられます。昆虫撮影では、レンズ先端を極端に近づけずに大きく写せる点もメリットです。

さらに、105mmは人物撮影にも使いやすい中望遠域です。撮影距離を取りながら背景の写る範囲を狭められるため、マクロ撮影とポートレートの両方を1本でこなしたいFマウントユーザーにも候補となります。

不向きな人

軽い機材で長時間歩きながら撮影したい人は、約750gの重量を考慮したいところです。特に、小型ボディと組み合わせる場合はレンズ側の重さを感じやすく、カメラを含めた総重量も増えます。

また、等倍付近を手持ちで撮る機会が多い人は、VRだけを前提にしないほうがよいでしょう。高倍率になるほどわずかな揺れや撮影者の前後移動が写りに影響するため、シャッター速度や撮影姿勢、照明も合わせて調整する必要があります。

加えて、雨や砂ぼこりのある場所で頻繁に使う場合は、防塵・防滴への配慮も確認したいところです。同じニコンFマウントで比較するなら、TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)は防塵・防滴構造を採用しているため、屋外での使用を重視する場合の候補になります。

要素別レビュー早見表

購入前に押さえたいポイントを、画質・操作性・携帯性などの項目に分けてまとめました。各項目の詳しい特徴は、後半のセクションで解説します。

要素

特徴

解像力

中央部はf/4〜f/11付近で高いシャープネスを示す。四隅は中央部ほど解像性能が伸びない

ボケ描写

9枚の円形絞りを採用。105mmの焦点距離を生かして背景を整理しやすい

色収差

EDレンズを採用しているものの、画面端や四隅では色フリンジが見られる場合がある

逆光耐性

ナノクリスタルコートを採用し、ゴーストやフレアの発生を抑える設計

AF

AF-S(SWM)とM/Aに対応。FULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えも利用できる

VR

レンズシフト方式で3.0段の補正効果。撮影距離が約3mより近くなるにつれて補正効果は低下する

マクロ撮影

最短撮影距離0.314m、最大撮影倍率1.00倍。等倍まで被写体を大きく写せる

携帯性

質量は約750g。長時間持ち歩く場合は、カメラ本体を含めた総重量も確認したい

入手性

現在は旧製品。新品の公式販売価格は確認できず、中古品が主な購入候補となる

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDの基本情報

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、2006年3月に発売されたニコンFマウント用の望遠マイクロレンズです。レンズ内にSWM(超音波モーター)を備え、VRやIF(インターナルフォーカス)方式も採用しています。

現在は旧製品ですが、Zマウントには専用のNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが用意されています。Fマウント版とは装着できるボディが異なるため、使用しているカメラに合わせて選ぶ必要があります。

主なスペック要点

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDの主な仕様を、撮影時や購入時に確認したい項目に絞ってまとめました。

項目

マウント

ニコンFマウント

対応フォーマット

FX / DX

焦点距離

105mm

DX装着時の画角

35mm判換算157.5mm相当

開放F値

f/2.8

最小絞り

f/32

レンズ構成

12群14枚(EDレンズ1枚、ナノクリスタルコート1面)

最短撮影距離

0.314m

最大撮影倍率

1.00倍

絞り羽根

9枚(円形絞り)

手ブレ補正

レンズシフト方式VR、3.0段(CIPA規格準拠)

VRモード

NORMAL

フォーカス制限

FULL(∞〜0.314m)/∞〜0.5m

フィルター径

62mm

サイズ

約83mm×116mm

重量

約750g

価格

ニコンダイレクトで新品販売価格を確認できず

※2026年8月27日時点では、ニコン公式の商品ページは旧製品として掲載されていますが、公式通販の新品販売ページを確認できないため販売価格は掲載していません。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDの画質評価(解像・収差・逆光)

Via: CameraLabs 作例

画質を確認する際は、中央部のシャープネス、画面端の色収差、逆光時のゴーストやフレアを分けて見ると特徴を把握しやすいでしょう。ここでは、解像・収差・逆光の3つに分けて確認します。

中央解像はf/4〜f/11で高評価

Digital Camera Worldの測定では、f/4〜f/11付近の中央部で高いシャープネスを記録しています。ただし、画面端や四隅では中央部ほど数値が伸びず、画面全域で同じ解像性能になるわけではありません。

例えば、花や昆虫など主役を中央付近に配置する撮影では、中央部の解像性能を生かしやすいでしょう。反対に、平面的な商品や複写、風景のように四隅まで細部を見せたい場合は、撮影後に周辺部まで拡大して確認したいところです。

なお、被写界深度を広げようと大きく絞ると、回折によって細部がぼやけて見えることがあります。そのため、マクロ撮影ではピントを合わせたい範囲とのバランスを見ながら、絞り値を調整してください。

画面端では色フリンジが見られる場合がある

本レンズにはEDレンズ1枚が採用され、色収差の低減を図った光学設計です。しかし、白い花と暗い背景の境界や金属製品の反射部分など、高いコントラストが生じる場所では色づきが見える場合があります。

そのため、画面端に明暗差の大きな被写体を配置した場合は、撮影画像を拡大して確認するとよいでしょう。RAWで記録していれば、必要に応じて現像ソフトの色収差補正も利用できます。

ナノクリスタルコートでゴーストやフレアを抑える設計

ナノクリスタルコートは、レンズ内部の反射によって生じるゴーストやフレアを低減するためのコーティングです。逆光や強い光源が画面付近にある場面でも、不要な反射光を抑えることを目的としています。

ただし、強い光源を画面内へ直接入れるとゴーストやフレアが発生する場合があります。撮影時はレンズフードを使用し、必要に応じてカメラの角度や光源の位置も調整してください。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのボケ描写とポートレート適性

Via: TechRadar 作例

接写以外では、105mmの中望遠を生かした人物撮影にも使用できます。ポートレートでは、背景の写る範囲やボケ量に加えて、髪や肌など細部の描写も確認したいポイントです。

105mm F2.8を生かして背景を整理しやすい

105mmは画角が狭いため、人物の後ろに写り込む背景の範囲を抑えやすい焦点距離です。さらに、被写体と背景の間に距離を取れば、開放F2.8でも背景を大きくぼかせます。

ただし、85mm F1.4やF1.8などの大口径単焦点と比べると、同じような撮影条件ではボケ量に差が出ます。そのため、背景を大きく溶かすことだけを目的にするより、人物の輪郭を残しながら周囲の情報量を抑えたい撮影に向いているでしょう。

また、マクロレンズらしく髪やまつ毛、衣服などの細部まで描写しやすいのも特徴です。肌の質感も写りやすいため、柔らかな人物写真に仕上げたい場合は、光の向きや光質、撮影後の仕上げまで含めて調整すると自然な印象になります。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのマクロ性能(等倍・ワーキングディスタンス・IF)

Via: DCFever 作例

マクロ撮影での使いやすさは、最大撮影倍率だけでは判断できません。ここでは、等倍時のワーキングディスタンス、IF方式、近接時の被写界深度と有効F値を順に確認します。

等倍時のワーキングディスタンスは約15cm

本レンズの最短撮影距離は0.314m、最大撮影倍率は1.00倍です。なお、最短撮影距離とはレンズ先端から被写体までではなく、カメラの撮像面から被写体までの距離を指します。

CameraLabsの実測では、フードを装着していない状態で、等倍時のワーキングディスタンスは約15cmとされています。そのため、レンズ前面と被写体の間に一定の空間を確保できます。

例えば、アクセサリーや小物の撮影では、斜め前や横からライトを当てるためのスペースを取りやすくなります。また、昆虫を撮る場合も、レンズ前面を極端に近づけずに等倍まで拡大できる点が特徴です。

ただし、約15cm離れていても警戒する昆虫はいます。蝶やトンボなど被写体との距離をさらに取りたい場合は、焦点距離の長いマクロレンズも比較候補です。

IF方式なのでピント合わせでも鏡筒の長さが変わらない

本レンズはIF(インターナルフォーカス)方式を採用し、レンズ内部の一部を移動させてピントを合わせる仕組みです。フォーカシングに伴う鏡筒の繰り出しがないため、レンズ前面の位置を保ったまま撮影できます。

そのため、ライトやレンズフード、前方に取り付けるアクセサリーとの位置関係を把握しやすくなります。近接撮影で構図や照明を細かく調整するときにも扱いやすい構造です。

等倍付近では被写界深度と有効F値に注意

等倍付近では撮影倍率が高くなるため、ピントが合って見える前後の範囲である被写界深度は非常に浅い状態です。例えば、時計の文字盤と針、昆虫の目と胴体など奥行きのある被写体では、1回の撮影ですべてを鮮明に写せない場合があります。

また、撮影距離が短くなるにつれて有効F値が大きくなり、撮像面に届く光量が減少するのも特徴です。対応するニコンのカメラでは、この変化を反映した有効F値がファインダーや表示パネルに表示されます。

なお、被写界深度が浅くなることと、有効F値が大きくなることは別の現象です。そのため、マクロ撮影ではピントを合わせたい範囲に応じて絞り値を決め、そのうえでシャッター速度やISO感度を調整してください。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのAF性能とフォーカス操作(AF-S・M/A)

Via: Have Camera Will Travel 作例

通常距離ではAF-Sによるオートフォーカスを利用できますが、高倍率の近接撮影では被写界深度が浅くなるため、操作方法も変わるのが特徴です。ここでは、AFとMFの使い分け、フォーカス制限、M/Aモードを確認します。

通常距離とマクロ域ではAFの使い方が変わる

ポートレートや中望遠スナップではAFを中心に使えますが、等倍付近ではMFを組み合わせる方法もあります。

例えば、近接撮影ではAFでおおまかな位置まで合わせたあと、フォーカスリングで狙った部分へピントを調整できます。また、撮影倍率を先に決め、カメラ自体を前後させてピント位置を合わせる撮り方も可能です。

さらに、昆虫のように動く被写体では撮影距離が次々と変化します。AFだけで狙った部分を追い続けるのが難しい場合は、撮影倍率や被写体の動きに応じてMFを取り入れるのも一案です。

FULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えに対応

フォーカス制限切り換えスイッチは、「FULL(∞〜0.314m)」と「∞〜0.5m」の2段階です。ポートレートや遠距離の被写体を撮影するときに「∞〜0.5m」を選ぶと、AFが0.5mより近いマクロ域まで移動しなくなります。

ただし、「0.5m〜0.314m」のように近接側だけへAF範囲を限定する設定はありません。したがって、等倍付近でAFの探索範囲を近距離側だけに絞る用途には対応していない仕様です。

また、M/AモードではAF後にフォーカスリングを回すだけでマニュアル調整へ移れます。被写界深度が浅いマクロ撮影で、花のしべや昆虫の目など狙った場所へピントを合わせたいときに使いやすい機能です。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのVRを深掘り(通常距離と近接距離の違い)

Via: TechRadar 作例

VRは、撮影距離やカメラの固定方法によって扱いが変わります。通常距離、高倍率の近接撮影、三脚・一脚使用時に分けて見ると、設定の違いを把握しやすいでしょう。

通常距離では手持ち撮影を補助する

ポートレートや中望遠スナップなど、被写体とある程度距離がある場面ではVRによる手ブレ補正を利用できます。特に、室内や夕方などシャッター速度を上げにくい状況では、カメラブレを抑える補助になるでしょう。

ただし、VRで補正できるのはカメラ側の揺れです。人物や昆虫そのものが動いて生じる被写体ブレには対応できないため、動く被写体ではシャッター速度も合わせて調整してください。

約3mより近くなるとVRの補正効果は低下する

ニコンは、撮影距離が約3mより近くなるにつれてVRの補正効果が徐々に低下すると案内しています。さらに、等倍付近では撮影者がわずかに前後するだけでもピント位置が変わるため、手ブレ補正だけでは対応できない点にも注意が必要です。

そこで、高倍率の手持ち撮影では、カメラを安定させる姿勢に加えてシャッター速度や照明も調整してください。ストロボを使用する場合も、周囲の明るさや被写体の動きによって適した設定が変わるため、撮影画像を確認しながら調整します。

なお、三脚使用時は設置方法によってVRの設定が異なります。本レンズは三脚使用時ブレ補正に対応していないため、雲台を固定して撮影するときはVRをOFFにしてください。対して、三脚でも雲台を固定しない場合や一脚を使用するときは、ニコンがVRをONにすることを推奨しています。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのサイズ・携帯性と中古購入時のポイント

Via: DCFever

携帯性ではレンズ単体のサイズだけでなく、カメラへ装着したときの重量バランスや三脚使用時の固定方法も確認したいポイントです。また、現在は旧製品のため、中古品では外装だけでなくAFやVRなど駆動部の状態も購入時の判断材料になります。

約750gのためカメラとの重量バランスも確認したい

本体サイズは約83mm×116mm、質量は約750gです。小型ボディと組み合わせる場合はレンズ側の重量が大きくなるため、グリップを含めた持ちやすさも確認したいポイントとなります。

また、三脚や撮影台を使う商品撮影と、花や昆虫を探しながら長時間歩く撮影では、重量による負担も変わります。持ち歩きを中心に考える場合は、カメラ本体やストロボなどを含めた機材全体の重量も確認すると選びやすいでしょう。

さらに、本レンズには三脚座がありません。三脚使用時はカメラ本体側の三脚穴で固定するため、雲台やプレートはカメラとレンズを合わせた重量に対応する製品を選んでください。

中古品はAF・VR・操作部の状態まで確認

現在は旧製品で、中古品が主な購入候補となります。外観がきれいでも内部や駆動部の状態までは判断できないため、購入前の動作確認が重要です。

レンズ内はカビやクモリの有無を確認し、AFが正常に作動するか、VR使用時に不自然な音が出ないかもチェックしてください。加えて、フォーカスリングの操作感や各スイッチの動作まで確認しておくと、個体の状態を判断しやすくなります。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと競合機の比較

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと同じニコンFマウントで比較するなら、SIGMAの105mmマクロとTAMRONの90mmマクロが候補です。どちらも最大撮影倍率1:1と手ブレ補正機構を備えているため、焦点距離や重量の違いを基準に比較できます。

機種

焦点距離

最大撮影倍率

手ブレ補正

質量

対応マウント

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

105mm

1.00倍

VR・3.0段

約750g

ニコンF

SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM ニコン用

105mm

1:1

OS

725g

ニコンF

TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017) ニコン用

90mm

1:1

VC・3.5段

600g

ニコンF

SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMは105mm F2.8で構成が近い

SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMは、本レンズと同じ105mm F2.8で、最大撮影倍率1:1に対応した望遠マクロです。さらに、手ブレ補正OSと超音波モーターHSMを搭載しており、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと主要な仕様が近くなっています。

また、最短撮影距離は31.2cm、等倍時のワーキングディスタンスは142mmです。焦点距離や質量も近いため、ニコンFマウントで105mmクラスの等倍マクロを比較したい場合に候補となります。なお、メーカーではすでに生産完了です。

TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDは軽さが特徴

TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)は、焦点距離90mm、最大撮影倍率1:1のマクロレンズです。ニコン用は質量600gで、本レンズより約150g軽い点が特徴となります。

さらに、手ブレ補正VCはCIPA規格準拠で3.5段に対応しています。105mmより少し広い画角と軽さを重視するならTAMRON、同じ105mmクラスで比較したい場合はニコンやSIGMAが候補です。

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのレビュー比較まとめ

Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、最大撮影倍率1.00倍に対応し、105mmの中望遠撮影にも使えるFマウント用の望遠マイクロレンズです。等倍時にはレンズ先端から約15cmのワーキングディスタンスを確保でき、花や昆虫のほか、照明を配置する時計やアクセサリーにも使いやすい設計となっています。画質はf/4〜f/11付近の中央部で高いシャープネスを示しますが、画面端では色フリンジや解像性能の低下に注意が必要です。また、VRは通常距離の手持ち撮影を補助するものの、約3mより近くなるにつれて補正効果が低下します。AFにはFULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えを利用できますが、近接側だけにAF範囲を限定する設定はありません。約750gの重量や中古品の状態を確認したうえで、Fマウント環境で等倍マクロと105mmの中望遠撮影を1本で楽しみたい人に適したレンズです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

みんなのカメラは、カメラ・レンズに特化したフリマサービスです。すべての取引で専任スタッフによる動作確認を実施し、全商品に6ヶ月のあんしん保証(初期不良7日間返金・自然故障保証)が無料でつくので、はじめての中古カメラ・レンズも、安心してお選びいただけます。

カメラを探す / レンズを探す / カメラ・レンズを売る

撮影テクから最新の機材情報まで、"次のステップ"を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram)でも毎日発信中。

あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨

みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
出品待ち
近接でも細部のテクスチャーを緻密に写し取り、花やテーブルフォトはもちろん、控えめなポートレートまで幅広く楽しめます。ボケはなめらかで背景がやさしく沈み、主被写体の輪郭は緻密に締まり、落ち着きのあるコントラストで質感が際立ちます。色は濃すぎないバランスで階調が豊か、逆光の縁にも粘りがあり、周辺まで滑らかにつながる均質性で画面全体が澄んで見えます。AFは静かで精度重視、MFリングの回し心地は丁寧で繊細、微妙なピント送りも無理なく追え、作業のテンポが気持ちよく保てます。動画ではブリージングの変化が読みやすく、構図の意図を崩しにくいので、手持ち撮影の安定にも助けられ、作品づくりが捗ります。
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
¥128,198
出品中の商品(6)
細部描写に強いマイクロ域が魅力の中望遠。花や小物の繊細なテクスチャーをくっきりと再現し、背景は柔らかく滲むようにまとまります。周辺まで均質な解像と素直な発色で、商品撮影やポートレートにも対応。静音性の高いAFは合焦が速く、上質なMFリングは等速でコントロールしやすい感触。ワーキングディスタンスも取りやすく、手持ちでも安定した画づくりに貢献する一本です。接写時のピントは薄くなりがちですが、ピーキングとの相性が良く微妙な位置決めが快適。金属やガラスのハイライトもしっかり締まり、被写体の質感を引き立てます。
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
¥64,334
出品中の商品(3)
質感描写に強いマクロ。繊細なピント面と滑らかなボケで、小さな被写体の立体感を丁寧に表現します。発色はクリアでコントラストも安定し、背景処理が上手いのが魅力。手持ち撮影でも安定した画づくりに役立ち、AFは静かで迷いにくい印象。花やアクセサリー、ポートレートにも使い回しの良い一本。ライティングの工夫がしやすく、作例づくりが楽しく進む描写傾向です。操作全体のバランスが良く、集中して向き合えます。背景の騒がしさを抑えやすい素直なボケで、被写体がすっと浮かびます。被写体の質感を損なわず、背景との距離感を滑らかに繋げます。
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)
¥60,000
出品中の商品(1)
近接でもニュートラルな描写で、なだらかなボケと精細なピントが立体をすっきり分け、テーブルフォトの質感を伝えます。素直な色乗りは食べ物の色味を誇張せず、周辺まで均質で小物の輪郭が崩れにくく、背景のにじみも落ち着きます。静かで迷いにくいAFは寄る動作にもスムーズで、MFリングの操作感は細かい追い込みに向き、ピントの反復もやりやすい。逆光下でもコントラストがすっきり保たれ、ブリージングは控えめで動画の寄り引きでも画の揺れが少なく構図が安定します。手持ちでもバランスが取りやすく、持ち出しやすいサイズ感で、日常のテーブルシーンから作品づくりまで幅広く応えます。
みんなのカメラ
出品する4つのメリット
お金
買取サイトより高く売れる
動作確認
動作確認クリアで即振込申請OK
安全
運営仲介で返品詐欺リスクなし
やりとり不要
購入者とのやりとり不要

Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDレビュー|等倍マクロ・画質・AF・VRを解説に関連する投稿

投稿はありません
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
出品待ち
出品・購入へ
出品バナー