
Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDレビュー|等倍マクロ・画質・AF・VRを解説




Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、最大撮影倍率1.00倍に対応したニコンFマウント用の望遠マイクロレンズで、105mmの中望遠としてポートレートにも使えるのが特徴です。また、最短撮影距離は0.314mで、等倍撮影時でもレンズ先端から被写体まで約15cmの距離(ワーキングディスタンス)を確保できます。ただし、質量は約750gあり、近距離ではVR(手ブレ補正)の補正効果が低下する点に注意が必要です。この記事では、画質やボケ、AF、VR、マクロ撮影での使いやすさを確認し、競合レンズとの違いも整理します。
この記事のサマリー

最大撮影倍率1.00倍に対応しており、被写体との距離を確保しながら花や昆虫、小物を大きく写せます。

中央部はf/4〜f/11付近で高い解像性能を示しますが、画面端では色のにじみ(色フリンジ)が見られる場合があり、四隅の解像性能も中央部ほど高くありません。

VRは通常距離の手持ち撮影を補助するものの、撮影距離が短くなるほど補正効果は低下します。

AF-Sに加え、AF後にフォーカスリングで手動調整できるM/Aにも対応しています。さらに、FULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えも可能です。

現在は旧製品のため、中古品の状態に加えて、同じニコンFマウントで使えるSIGMA 105mmやTAMRON 90mmとの違いも比較すると選びやすくなります。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのレビュー要点

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、撮影する被写体や持ち歩く時間によって評価するポイントが変わるレンズです。ここでは、撮影スタイルに合わせて「おすすめな人」と「不向きな人」を整理します。
おすすめな人
花や昆虫、時計、アクセサリー、ハンドメイド作品などを、被写体からある程度距離を取りながら大きく写したい人に向いています。本レンズは等倍撮影時でも約15cmのワーキングディスタンスを確保できるのが特徴です。
特に卓上撮影では、レンズ前面と被写体の間にライトやレフ板を配置する余地を作りやすく、カメラやレンズが光を遮る場面も抑えられます。昆虫撮影では、レンズ先端を極端に近づけずに大きく写せる点もメリットです。
さらに、105mmは人物撮影にも使いやすい中望遠域です。撮影距離を取りながら背景の写る範囲を狭められるため、マクロ撮影とポートレートの両方を1本でこなしたいFマウントユーザーにも候補となります。
不向きな人
軽い機材で長時間歩きながら撮影したい人は、約750gの重量を考慮したいところです。特に、小型ボディと組み合わせる場合はレンズ側の重さを感じやすく、カメラを含めた総重量も増えます。
また、等倍付近を手持ちで撮る機会が多い人は、VRだけを前提にしないほうがよいでしょう。高倍率になるほどわずかな揺れや撮影者の前後移動が写りに影響するため、シャッター速度や撮影姿勢、照明も合わせて調整する必要があります。
加えて、雨や砂ぼこりのある場所で頻繁に使う場合は、防塵・防滴への配慮も確認したいところです。同じニコンFマウントで比較するなら、TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)は防塵・防滴構造を採用しているため、屋外での使用を重視する場合の候補になります。
要素別レビュー早見表
購入前に押さえたいポイントを、画質・操作性・携帯性などの項目に分けてまとめました。各項目の詳しい特徴は、後半のセクションで解説します。
要素 | 特徴 |
|---|---|
解像力 | 中央部はf/4〜f/11付近で高いシャープネスを示す。四隅は中央部ほど解像性能が伸びない |
ボケ描写 | 9枚の円形絞りを採用。105mmの焦点距離を生かして背景を整理しやすい |
色収差 | EDレンズを採用しているものの、画面端や四隅では色フリンジが見られる場合がある |
逆光耐性 | ナノクリスタルコートを採用し、ゴーストやフレアの発生を抑える設計 |
AF | AF-S(SWM)とM/Aに対応。FULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えも利用できる |
VR | レンズシフト方式で3.0段の補正効果。撮影距離が約3mより近くなるにつれて補正効果は低下する |
マクロ撮影 | 最短撮影距離0.314m、最大撮影倍率1.00倍。等倍まで被写体を大きく写せる |
携帯性 | 質量は約750g。長時間持ち歩く場合は、カメラ本体を含めた総重量も確認したい |
入手性 | 現在は旧製品。新品の公式販売価格は確認できず、中古品が主な購入候補となる |
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDの基本情報

AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、2006年3月に発売されたニコンFマウント用の望遠マイクロレンズです。レンズ内にSWM(超音波モーター)を備え、VRやIF(インターナルフォーカス)方式も採用しています。
現在は旧製品ですが、Zマウントには専用のNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが用意されています。Fマウント版とは装着できるボディが異なるため、使用しているカメラに合わせて選ぶ必要があります。
主なスペック要点
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDの主な仕様を、撮影時や購入時に確認したい項目に絞ってまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
マウント | ニコンFマウント |
対応フォーマット | FX / DX |
焦点距離 | 105mm |
DX装着時の画角 | 35mm判換算157.5mm相当 |
開放F値 | f/2.8 |
最小絞り | f/32 |
レンズ構成 | 12群14枚(EDレンズ1枚、ナノクリスタルコート1面) |
最短撮影距離 | 0.314m |
最大撮影倍率 | 1.00倍 |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
手ブレ補正 | レンズシフト方式VR、3.0段(CIPA規格準拠) |
VRモード | NORMAL |
フォーカス制限 | FULL(∞〜0.314m)/∞〜0.5m |
フィルター径 | 62mm |
サイズ | 約83mm×116mm |
重量 | 約750g |
価格 | ニコンダイレクトで新品販売価格を確認できず |
※2026年8月27日時点では、ニコン公式の商品ページは旧製品として掲載されていますが、公式通販の新品販売ページを確認できないため販売価格は掲載していません。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDの画質評価(解像・収差・逆光)

画質を確認する際は、中央部のシャープネス、画面端の色収差、逆光時のゴーストやフレアを分けて見ると特徴を把握しやすいでしょう。ここでは、解像・収差・逆光の3つに分けて確認します。
中央解像はf/4〜f/11で高評価
Digital Camera Worldの測定では、f/4〜f/11付近の中央部で高いシャープネスを記録しています。ただし、画面端や四隅では中央部ほど数値が伸びず、画面全域で同じ解像性能になるわけではありません。
例えば、花や昆虫など主役を中央付近に配置する撮影では、中央部の解像性能を生かしやすいでしょう。反対に、平面的な商品や複写、風景のように四隅まで細部を見せたい場合は、撮影後に周辺部まで拡大して確認したいところです。
なお、被写界深度を広げようと大きく絞ると、回折によって細部がぼやけて見えることがあります。そのため、マクロ撮影ではピントを合わせたい範囲とのバランスを見ながら、絞り値を調整してください。
画面端では色フリンジが見られる場合がある
本レンズにはEDレンズ1枚が採用され、色収差の低減を図った光学設計です。しかし、白い花と暗い背景の境界や金属製品の反射部分など、高いコントラストが生じる場所では色づきが見える場合があります。
そのため、画面端に明暗差の大きな被写体を配置した場合は、撮影画像を拡大して確認するとよいでしょう。RAWで記録していれば、必要に応じて現像ソフトの色収差補正も利用できます。
ナノクリスタルコートでゴーストやフレアを抑える設計
ナノクリスタルコートは、レンズ内部の反射によって生じるゴーストやフレアを低減するためのコーティングです。逆光や強い光源が画面付近にある場面でも、不要な反射光を抑えることを目的としています。
ただし、強い光源を画面内へ直接入れるとゴーストやフレアが発生する場合があります。撮影時はレンズフードを使用し、必要に応じてカメラの角度や光源の位置も調整してください。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのボケ描写とポートレート適性

接写以外では、105mmの中望遠を生かした人物撮影にも使用できます。ポートレートでは、背景の写る範囲やボケ量に加えて、髪や肌など細部の描写も確認したいポイントです。
105mm F2.8を生かして背景を整理しやすい
105mmは画角が狭いため、人物の後ろに写り込む背景の範囲を抑えやすい焦点距離です。さらに、被写体と背景の間に距離を取れば、開放F2.8でも背景を大きくぼかせます。
ただし、85mm F1.4やF1.8などの大口径単焦点と比べると、同じような撮影条件ではボケ量に差が出ます。そのため、背景を大きく溶かすことだけを目的にするより、人物の輪郭を残しながら周囲の情報量を抑えたい撮影に向いているでしょう。
また、マクロレンズらしく髪やまつ毛、衣服などの細部まで描写しやすいのも特徴です。肌の質感も写りやすいため、柔らかな人物写真に仕上げたい場合は、光の向きや光質、撮影後の仕上げまで含めて調整すると自然な印象になります。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのマクロ性能(等倍・ワーキングディスタンス・IF)

マクロ撮影での使いやすさは、最大撮影倍率だけでは判断できません。ここでは、等倍時のワーキングディスタンス、IF方式、近接時の被写界深度と有効F値を順に確認します。
等倍時のワーキングディスタンスは約15cm
本レンズの最短撮影距離は0.314m、最大撮影倍率は1.00倍です。なお、最短撮影距離とはレンズ先端から被写体までではなく、カメラの撮像面から被写体までの距離を指します。
CameraLabsの実測では、フードを装着していない状態で、等倍時のワーキングディスタンスは約15cmとされています。そのため、レンズ前面と被写体の間に一定の空間を確保できます。
例えば、アクセサリーや小物の撮影では、斜め前や横からライトを当てるためのスペースを取りやすくなります。また、昆虫を撮る場合も、レンズ前面を極端に近づけずに等倍まで拡大できる点が特徴です。
ただし、約15cm離れていても警戒する昆虫はいます。蝶やトンボなど被写体との距離をさらに取りたい場合は、焦点距離の長いマクロレンズも比較候補です。
IF方式なのでピント合わせでも鏡筒の長さが変わらない
本レンズはIF(インターナルフォーカス)方式を採用し、レンズ内部の一部を移動させてピントを合わせる仕組みです。フォーカシングに伴う鏡筒の繰り出しがないため、レンズ前面の位置を保ったまま撮影できます。
そのため、ライトやレンズフード、前方に取り付けるアクセサリーとの位置関係を把握しやすくなります。近接撮影で構図や照明を細かく調整するときにも扱いやすい構造です。
等倍付近では被写界深度と有効F値に注意
等倍付近では撮影倍率が高くなるため、ピントが合って見える前後の範囲である被写界深度は非常に浅い状態です。例えば、時計の文字盤と針、昆虫の目と胴体など奥行きのある被写体では、1回の撮影ですべてを鮮明に写せない場合があります。
また、撮影距離が短くなるにつれて有効F値が大きくなり、撮像面に届く光量が減少するのも特徴です。対応するニコンのカメラでは、この変化を反映した有効F値がファインダーや表示パネルに表示されます。
なお、被写界深度が浅くなることと、有効F値が大きくなることは別の現象です。そのため、マクロ撮影ではピントを合わせたい範囲に応じて絞り値を決め、そのうえでシャッター速度やISO感度を調整してください。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのAF性能とフォーカス操作(AF-S・M/A)

Via: Have Camera Will Travel 作例
通常距離ではAF-Sによるオートフォーカスを利用できますが、高倍率の近接撮影では被写界深度が浅くなるため、操作方法も変わるのが特徴です。ここでは、AFとMFの使い分け、フォーカス制限、M/Aモードを確認します。
通常距離とマクロ域ではAFの使い方が変わる
ポートレートや中望遠スナップではAFを中心に使えますが、等倍付近ではMFを組み合わせる方法もあります。
例えば、近接撮影ではAFでおおまかな位置まで合わせたあと、フォーカスリングで狙った部分へピントを調整できます。また、撮影倍率を先に決め、カメラ自体を前後させてピント位置を合わせる撮り方も可能です。
さらに、昆虫のように動く被写体では撮影距離が次々と変化します。AFだけで狙った部分を追い続けるのが難しい場合は、撮影倍率や被写体の動きに応じてMFを取り入れるのも一案です。
FULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えに対応
フォーカス制限切り換えスイッチは、「FULL(∞〜0.314m)」と「∞〜0.5m」の2段階です。ポートレートや遠距離の被写体を撮影するときに「∞〜0.5m」を選ぶと、AFが0.5mより近いマクロ域まで移動しなくなります。
ただし、「0.5m〜0.314m」のように近接側だけへAF範囲を限定する設定はありません。したがって、等倍付近でAFの探索範囲を近距離側だけに絞る用途には対応していない仕様です。
また、M/AモードではAF後にフォーカスリングを回すだけでマニュアル調整へ移れます。被写界深度が浅いマクロ撮影で、花のしべや昆虫の目など狙った場所へピントを合わせたいときに使いやすい機能です。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのVRを深掘り(通常距離と近接距離の違い)

VRは、撮影距離やカメラの固定方法によって扱いが変わります。通常距離、高倍率の近接撮影、三脚・一脚使用時に分けて見ると、設定の違いを把握しやすいでしょう。
通常距離では手持ち撮影を補助する
ポートレートや中望遠スナップなど、被写体とある程度距離がある場面ではVRによる手ブレ補正を利用できます。特に、室内や夕方などシャッター速度を上げにくい状況では、カメラブレを抑える補助になるでしょう。
ただし、VRで補正できるのはカメラ側の揺れです。人物や昆虫そのものが動いて生じる被写体ブレには対応できないため、動く被写体ではシャッター速度も合わせて調整してください。
約3mより近くなるとVRの補正効果は低下する
ニコンは、撮影距離が約3mより近くなるにつれてVRの補正効果が徐々に低下すると案内しています。さらに、等倍付近では撮影者がわずかに前後するだけでもピント位置が変わるため、手ブレ補正だけでは対応できない点にも注意が必要です。
そこで、高倍率の手持ち撮影では、カメラを安定させる姿勢に加えてシャッター速度や照明も調整してください。ストロボを使用する場合も、周囲の明るさや被写体の動きによって適した設定が変わるため、撮影画像を確認しながら調整します。
なお、三脚使用時は設置方法によってVRの設定が異なります。本レンズは三脚使用時ブレ補正に対応していないため、雲台を固定して撮影するときはVRをOFFにしてください。対して、三脚でも雲台を固定しない場合や一脚を使用するときは、ニコンがVRをONにすることを推奨しています。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのサイズ・携帯性と中古購入時のポイント

携帯性ではレンズ単体のサイズだけでなく、カメラへ装着したときの重量バランスや三脚使用時の固定方法も確認したいポイントです。また、現在は旧製品のため、中古品では外装だけでなくAFやVRなど駆動部の状態も購入時の判断材料になります。
約750gのためカメラとの重量バランスも確認したい
本体サイズは約83mm×116mm、質量は約750gです。小型ボディと組み合わせる場合はレンズ側の重量が大きくなるため、グリップを含めた持ちやすさも確認したいポイントとなります。
また、三脚や撮影台を使う商品撮影と、花や昆虫を探しながら長時間歩く撮影では、重量による負担も変わります。持ち歩きを中心に考える場合は、カメラ本体やストロボなどを含めた機材全体の重量も確認すると選びやすいでしょう。
さらに、本レンズには三脚座がありません。三脚使用時はカメラ本体側の三脚穴で固定するため、雲台やプレートはカメラとレンズを合わせた重量に対応する製品を選んでください。
中古品はAF・VR・操作部の状態まで確認
現在は旧製品で、中古品が主な購入候補となります。外観がきれいでも内部や駆動部の状態までは判断できないため、購入前の動作確認が重要です。
レンズ内はカビやクモリの有無を確認し、AFが正常に作動するか、VR使用時に不自然な音が出ないかもチェックしてください。加えて、フォーカスリングの操作感や各スイッチの動作まで確認しておくと、個体の状態を判断しやすくなります。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと競合機の比較
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと同じニコンFマウントで比較するなら、SIGMAの105mmマクロとTAMRONの90mmマクロが候補です。どちらも最大撮影倍率1:1と手ブレ補正機構を備えているため、焦点距離や重量の違いを基準に比較できます。
機種 | 焦点距離 | 最大撮影倍率 | 手ブレ補正 | 質量 | 対応マウント |
|---|---|---|---|---|---|
105mm | 1.00倍 | VR・3.0段 | 約750g | ニコンF | |
105mm | 1:1 | OS | 725g | ニコンF | |
90mm | 1:1 | VC・3.5段 | 600g | ニコンF |
SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMは105mm F2.8で構成が近い
SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMは、本レンズと同じ105mm F2.8で、最大撮影倍率1:1に対応した望遠マクロです。さらに、手ブレ補正OSと超音波モーターHSMを搭載しており、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと主要な仕様が近くなっています。
また、最短撮影距離は31.2cm、等倍時のワーキングディスタンスは142mmです。焦点距離や質量も近いため、ニコンFマウントで105mmクラスの等倍マクロを比較したい場合に候補となります。なお、メーカーではすでに生産完了です。
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDは軽さが特徴
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)は、焦点距離90mm、最大撮影倍率1:1のマクロレンズです。ニコン用は質量600gで、本レンズより約150g軽い点が特徴となります。
さらに、手ブレ補正VCはCIPA規格準拠で3.5段に対応しています。105mmより少し広い画角と軽さを重視するならTAMRON、同じ105mmクラスで比較したい場合はニコンやSIGMAが候補です。
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのレビュー比較まとめ
Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDは、最大撮影倍率1.00倍に対応し、105mmの中望遠撮影にも使えるFマウント用の望遠マイクロレンズです。等倍時にはレンズ先端から約15cmのワーキングディスタンスを確保でき、花や昆虫のほか、照明を配置する時計やアクセサリーにも使いやすい設計となっています。画質はf/4〜f/11付近の中央部で高いシャープネスを示しますが、画面端では色フリンジや解像性能の低下に注意が必要です。また、VRは通常距離の手持ち撮影を補助するものの、約3mより近くなるにつれて補正効果が低下します。AFにはFULL/∞〜0.5mのフォーカス制限切り換えを利用できますが、近接側だけにAF範囲を限定する設定はありません。約750gの重量や中古品の状態を確認したうえで、Fマウント環境で等倍マクロと105mmの中望遠撮影を1本で楽しみたい人に適したレンズです。
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