.png?fm=webp&q=75&w=1152)
【2026年版】Canon EF 16-35mm F4L IS USMのレビュー比較まとめ 画質・手ブレ補正・競合レンズを徹底比較





EF 16-35mm F4L IS USMは、16mmの超広角から35mmまでをカバーし、光学式手ブレ補正(IS)を搭載したEFマウントのLズームレンズです。開放F4のため、暗い場所で動く人物を撮る場面ではF2.8ズームに譲りますが、風景や建築では画面全体の解像力を高く評価する実機レビューが多く、三脚を使いにくい夕景や室内ではISを利用できます。レビューを照らし合わせながら、得意な撮影、注意したい点、競合レンズとの違いを見ていきます。
この記事のサマリー

開放F4から高い解像力を示すというレビューが多い一方、フルサイズの四隅については評価に差があります

光学式手ブレ補正は4.0段分。夕景や室内など、動かない被写体を手持ちで撮る場面に向いています

最短撮影距離0.28m・最大撮影倍率0.23倍で、被写体へ近づいた広角撮影にも対応します

F2.8ほど明るくないため、暗所で人物などの動きを止めたい場合はF2.8ズームが有利です

約615g・77mmフィルター対応・IS搭載という構成で、EFの大口径広角ズームとは異なる選び方ができます
Canon EF 16-35mm F4L IS USMのレビュー要点
.png?w=320)
(Via:Photography Blog)
EF 16-35mm F4L IS USMは、16mmの広い画角だけでなく、解像力、歪曲収差、周辺減光、逆光性能、手ブレ補正まで含めて評価したいレンズです。Digital Camera Worldの実機テストでは中央の解像力を高く評価する一方、画面端や四隅では低下が見られるとしています。色収差はよく抑えられ、携帯性と機能のバランスについても好意的な評価です。
おすすめな人
旅先の街並み、渓谷、海岸、寺社、建築などを広く写しながら、細部まで確認できる画質を求める人に向いています。16mmなら狭い場所でも広い範囲を収められ、光学式ISがあるため、夕方や薄暗い室内で静止した被写体を撮るときにも選択肢を広げられます。
最短撮影距離はズーム全域で0.28mです。花や岩、建築物の一部などへ近づき、手前の被写体を大きく写しながら背景まで入れる構図も作れます。開放時の四隅についてはテスト媒体によって評価が分かれるものの、従来のEF広角ズームより改善したとするレビューが多く、風景や建築を中心に使う人には確認しておきたいポイントです。
不向きな人
暗い会場で動いている人物を止めたい場合は、F4が制約になります。披露宴の入場、ライブ、ダンス、子どもの室内スポーツなどでは、手ブレ補正があっても被写体そのものの動きは止められません。F2.8ズームなら同じISO感度で1段速いシャッタースピードを選べるため、こうした用途では違いが出ます。
また、JPEG撮って出しで建築の直線をできるだけ整えたい人も注意が必要です。16mm側には樽型の歪曲収差(直線が外側へ膨らんで写る現象)があり、撮影条件によっては補正を行ったほうが自然に見えます。なお、カメラを上向きにしたときに建物の垂直線がすぼまって見えるのは、レンズの歪曲収差とは別のパースの問題です。
要素別レビュー早見表
要素 | 評価まとめ |
|---|---|
解像力(中央〜四隅) | 中央は開放F4から高評価。四隅は媒体によって評価が分かれ、少し絞ったほうが均一になるという計測結果もあります |
歪曲収差 | 16mm側では樽型歪曲が見られ、24mm付近では小さくなります。35mm側ではわずかな糸巻き型歪曲が確認されています |
周辺減光 | 開放F4では四隅が暗くなります。均一な明るさが必要な写真では補正を検討したい項目です |
色収差 | 高コントラスト部分の色にじみは比較的少ないという評価が多く、広角端の周辺では条件によって確認できます |
逆光耐性 | フレアによるコントラスト低下は比較的抑えられていますが、光源の位置によってゴーストは発生します |
手ブレ補正(IS) | 4.0段分(CIPAガイドライン準拠、35mm・EOS-1D X使用時)。実際の補正量は構え方や撮影条件によって変わります |
AFの速さ・静かさ | リングUSMによるAFは速く、静止画では扱いやすいという評価が多いです。完全な無音ではありません |
近接性能・ボケ | 最短0.28m、最大0.23倍。大きなボケを作るより、近い被写体と背景を同時に見せる撮り方に向いています |
携行性・重量バランス | 約615g。EF 16-35mm F2.8L III USMの約790gや1kgを超える一部サードパーティ製F2.8ズームより軽量です |
Digital Camera Worldは、突出した一つの性能だけではなく、画質、軽さ、手ブレ補正などをまとめた機能性を評価しています。ただし同媒体の計測では画面端に向かって解像力が下がっており、「どの条件でも四隅まで中央と同じ」というレンズではありません。購入前には、中央の高い解像力と周辺特性の両方を見て判断すると分かりやすいでしょう。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMの基本情報

EF 16-35mm F4L IS USMは、2014年に発売された35mmフルサイズ対応のEFマウント超広角ズームです。APS-CのEFマウント機にも装着できますが、その場合の画角は35mm判換算で約26〜56mm相当となり、フルサイズ使用時ほどの超広角にはなりません。EOS Rシリーズではマウントアダプター EF-EOS Rを介して使用でき、標準タイプのアダプターは約110gです。レンズとアダプターだけで約725gになるため、RFレンズと重量を比較するときはアダプター分も含めて考えたほうがよいでしょう。
Photography Blogでは、EOS 5D Mark IIIとの組み合わせでAFの速さや操作性を評価し、色収差が少ない点にも触れています。一方で、16mmでは樽型歪曲が確認され、開放時の周辺減光にも注意が必要としています。
主なスペック要点
主要スペックを撮影時に確認したい項目へ絞ってまとめます。
項目 | 値 |
|---|---|
対応マウント | キヤノンEFマウント |
対応フォーマット | 35mmフルサイズ対応。APS-CのEFマウント機でも使用可能 |
焦点距離 | 16-35mm |
開放F値 | F4(ズーム全域) |
レンズ構成 | 12群16枚 |
特殊レンズ | 非球面レンズ3枚、UDレンズ(色収差を抑える特殊低分散レンズ)2枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 |
フィルター径 | 77mm |
手ブレ補正 | 4.0段分(CIPAガイドライン準拠、35mm・EOS-1D X使用時) |
外形寸法 | 約φ82.6×112.8mm |
質量 | 約615g |
防塵・防滴 | 防塵・防滴に配慮した構造。十分な性能を発揮するにはPROTECTフィルターの装着が必要 |
みんなのカメラ商品ページ |
防塵・防滴については、ズーム操作時に前玉が移動するため、十分な防塵・防滴性能を発揮するにはPROTECTフィルターが必要です。また、構造上、砂塵や水滴の侵入を完全に防げるわけではありません。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMのデザインと操作性のレビュー

ズームリングとフォーカスリングを中心とした構成で、操作系はシンプルです。鏡筒の全長はズームやピント合わせで変化せず、フォーカスは内部で行われます。屋外での使用を考えた防塵・防滴構造や、最前面・最後面のフッ素コーティングも採用されていますが、雨や砂埃の中で無条件に使用できる防水レンズではありません。
ePHOTOzineでは、EOS 5D Mark IIIとの組み合わせで重量バランスが良く、フォーカスリングについても滑らかで調整しやすいと評価しています。AF速度やフィルター使用時の扱いやすさにも触れており、静止画を中心に使う場合の操作性は高く評価されています。
リング配置とトルク感:操作しやすいシンプルな構成
ズームリングとフォーカスリングには十分な幅があります。リングUSM(超音波モーター)を採用し、AFでピントを合わせたあとにフォーカスリングを回してマニュアルで調整できるフルタイムマニュアルフォーカスにも対応しました。風景で細かな位置へピントを合わせ直したいときにも使えます。
16mmから18mmへ少しズームしただけでも写る範囲が変わるため、画面端に入る建物や木々の位置は変化します。ただし、焦点距離を変えただけで被写体と背景の遠近関係そのものが変わるわけではありません。遠近感を大きく変えたい場合は、撮影位置を前後させながら構図を調整する必要があります。
フィルター運用(77mm)と前玉の扱いやすさ
フィルター径は77mmで、一般的な円形のPLフィルターやNDフィルターを前面へ装着できます。フォーカス時にフィルター枠が回転しないため、PLフィルターで反射の見え方を調整したあとにピントを合わせても、フィルターの角度は変わりません。Photography BlogとePHOTOzineの両レビューでも、この構造をフィルター使用時の利点として挙げています。
PLフィルターは、水面や葉の反射を抑えたい風景撮影で便利です。ただし16mmのような超広角では、青空に対する偏光の強さが画面内で均一にならず、空の一部だけ濃く見えることがあります。ファインダーや撮影画像を確認しながら、効果を強くしすぎないよう調整すると扱いやすいでしょう。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMの画質評価(解像・周辺・収差)

(Via:ePHOTOzine作例)
EF 16-35mm F4L IS USMは、中央の解像力が高く、広角ズームとして画面全体をしっかり描写できるレンズです。特に風景や建築では細部まで確認しやすく、開放F4から実用的な画質が得られます。
一方、四隅の解像力についてはレビューによって評価に差があります。開放F4から良好とする評価がある一方、フルサイズ機では画面端がやや甘くなり、少し絞ると改善するという計測結果もあります。四隅まで均一な描写を重視する場合は、撮影条件に合わせて絞りを調整するとよいでしょう。
シャープネス:中央は開放から高評価、四隅はレビューによって差がある
The-Digital-Pictureは、16mmを含むズーム域全体で開放F4から高いシャープネスを示し、四隅についても高く評価しています。従来のCanon広角ズームと比べて周辺描写が改善されたという内容で、Dustin Abbottの実写レビューでも同様の傾向が確認されています。
一方、Digital Camera Worldのラボテストでは、中央の解像力は非常に高いものの、端や四隅では低下が見られます。Imaging Resourceも、フルサイズ機では開放F4の四隅に甘さがあり、16mmでは絞ることで改善すると評価しています。そのため、四隅まで均一な描写を重視する場合は、撮影条件に合わせて少し絞って使うとよいでしょう。
歪曲・周辺減光・色収差:補正の必要性を確認
16mmでは樽型歪曲があり、焦点距離を伸ばすにつれて小さくなります。Photography Blogでは24mmで樽型歪曲がほぼ見られなくなり、The-Digital-Pictureではさらに望遠側でわずかな糸巻き型歪曲が確認されています。建築など直線の多い写真では、RAW現像(撮影後に明るさやレンズ特性を調整する作業)でレンズ補正を使うと整えやすくなります。
周辺減光は、画面の四隅が中央より暗くなる現象です。特に広角端の開放F4では確認しやすく、絞ると軽減します。ePHOTOzineのテストでは16mm・F4で約2段の光量低下を測定しており、均一な明るさが必要な建築写真などでは撮影後の補正も選択肢になります。
色収差は、枝と空の境界など明暗差の大きな部分に紫や青などの色にじみが出る現象です。このレンズは複数の実機テストで色収差が比較的少ないと評価されています。ただし条件によって完全になくなるわけではないため、画面端の細かな線を大きく使う写真では確認しておくとよいでしょう。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMの手ブレ補正(IS)レビュー
EF 16-35mm F4L IS USMには光学式ISが搭載され、手ブレ補正効果は4.0段分とされています。条件はCIPAガイドライン準拠、焦点距離35mm、EOS-1D X使用時です。4段という数字はどの撮影者・焦点距離でも同じ結果になるという意味ではなく、実際の撮影では構え方やシャッタースピード、姿勢などによって差が出ます。
どんな場面で役立つか:夕景・室内・旅先の夜
ISを利用しやすいのは、風景、建築、室内の展示物など、被写体そのものが大きく動かない場面です。日没後の街並みや建物の内部などでは、カメラの揺れを抑えることで、手持ちでも遅めのシャッタースピードを選べる場合があります。ISO感度を必要以上に上げずに撮影したいときにも利用できます。
低速シャッターを使えば、水の流れや車のライトなどを意図的に流して写す撮影にも応用できます。ただし、美術館、寺社、教会などの施設内では、撮影そのものや三脚の使用に制限が設けられている場合があります。撮影前に施設のルールを確認してください。
補正効果の目安と注意点:被写体ブレは止まらない
Imaging Resourceの手ブレ補正テストでは、16mmではISなしでも低速シャッターで撮りやすいため改善幅は小さく、35mmでは約2段分の改善が確認されています。同媒体は、撮影者によってISの結果が変わる可能性も指摘しており、メーカー公称値と実測値を分けて考えています。
一方、ePHOTOzineでは35mmで約1/2秒までシャープに撮れた例があり、約4段相当と評価しています。テストによって結果が異なることからも、「必ず4段遅くできる」と決めず、自分の構え方で確認するのが適切です。
また、ISが補正するのは主にカメラの揺れです。人が歩いている、子どもが動いている、風で葉が揺れているといった場面では、被写体の動きによるブレが残ります。動いている被写体を鮮明に写したい場合は、シャッタースピードを確保したうえでISO感度を調整するか、より明るいF2.8ズームを選ぶ方法があります。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMのAF性能と近接撮影レビュー

AFにはリングUSMを採用し、AF後にフォーカスリングを回してピント位置を調整できるフルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。広角では被写界深度(ピントが合って見える前後の範囲)が深くなりやすいものの、被写体へ近づいた撮影や35mm側ではピント位置の違いも確認しやすくなります。
リングUSM:AFは高速で静か
Photography Blogのテストでは、EOS 5D Mark IIIに装着した状態で約0.15秒で合焦し、明るい場所・暗い場所ともに大きなピントの迷いは見られなかったとしています。Dustin AbbottもAFを高速かつ正確と評価しました。静止画では、風景からスナップまで不満の出にくい性能と考えられます。
ただし、Dustin AbbottではAFモーターが完全な無音ではなく、IS作動時にもわずかな音があると報告されています。静かな場所でカメラ内蔵マイクを使って動画を撮影する場合は、録音への入り込みを確認したほうがよいでしょう。
最短0.28m:近接撮影にも対応
最短撮影距離はズーム全域で0.28m、最大撮影倍率は0.23倍です。花や岩、看板などへ近づき、被写体を大きく見せながら周囲の景色まで画面に入れる撮り方ができます。特に広角側では、カメラを被写体へ近づけることで手前と奥の大きさの差が強調され、超広角らしい写真になります。
F4の広角ズームなので、大口径単焦点のように背景を大きくぼかすことを主目的としたレンズではありません。近接性能はボケ量を増やすためというより、近い被写体と広い背景を一枚の中で組み合わせるために使うと、このレンズの焦点域を生かしやすいでしょう。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMの逆光耐性・発色のレビュー
超広角レンズでは、太陽や街灯など強い光源が画面に入りやすいため、フレアやゴーストの出方も確認したい項目です。フレアは強い光によって画面全体のコントラストが低下する現象、ゴーストは光源とは別の位置に光の像が現れる現象を指します。
ePHOTOzineの実写テストでは、レンズフードを付けていない状態でもフレアへの耐性が高く、逆光時のコントラストも良好と評価されています。Dustin Abbottのレビューでもゴーストは条件によって発生するものの、極端ではないとしています。
フレア・ゴースト:逆光でもコントラストを保ちやすい
太陽や照明を画面内へ入れても、画面全体が大きく白っぽくなるケースは比較的抑えられています。ただし、強い点光源の位置によってはゴーストが発生するため、逆光性能を過信するのは避けたいところです。
同じ場所でもカメラの位置や角度を少し変えるだけで、ゴーストの位置や形が変わります。重要な撮影では一枚だけで判断せず、撮影画像を拡大して確認しながら構図を微調整すると対応しやすくなります。付属のレンズフードも、画角外から入る不要な光を遮るために使用できます。
発色と階調:レンズ単体の「色味」よりコントラストを確認
レンズの発色については「Lレンズらしい色」と一括りにするより、逆光でコントラストがどの程度残るか、色収差がどれくらい出るかを見るほうが比較しやすくなります。撮影画像の色は、カメラのピクチャースタイル、ホワイトバランス、RAW現像などの影響も受けるためです。
このレンズについては、Dustin Abbottが色再現とコントラストを高く評価し、ePHOTOzineも逆光で良好なコントラストを確認しています。PLフィルターを使えば葉や水面の反射を調整できますが、超広角では空の色が不均一になる場合があるため、効果を確認しながら使うとよいでしょう。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMの動画運用レビュー(手持ち・ジンバル)
16-35mmという焦点域は、狭い室内、建物の全景、イベント会場など、広い範囲を映したい動画でも使えます。EF 16-35mm F4L IS USMにはレンズ内ISがあるため、固定した姿勢からの手持ち撮影や緩やかなカメラ移動では揺れを抑える補助になります。ただし、動画専用レンズではないため、AF・ISの作動音やフォーカスブリージングも確認しておきたいところです。
ISの使いどころ:静止した姿勢からの手持ち撮影を補助
レンズ内ISは、手で構えたときに生じる細かな揺れを抑えます。屋内で展示物をゆっくり撮る、風景を固定した構図で撮影する、といった使い方では利用価値があります。Imaging Resourceも動画撮影を含め、広角レンズでISを搭載する利点を評価しています。
一方、歩きながら撮影すると発生する上下動や大きな揺れを、レンズ内ISだけですべて取り除くことはできません。滑らかな歩行映像が必要ならジンバルなどを併用する方法があります。EOS Rシリーズで使用する場合は、約615gのレンズに標準のマウントアダプター EF-EOS R約110gが加わるため、ジンバルの対応重量だけでなく重心も確認してください。
音・ピント・画角変化:動画では事前確認したい
リングUSMは比較的静かですが、Dustin AbbottはAFとISの作動音が聞こえると報告しています。周囲の音が少ない室内で内蔵マイクを使うと録音へ入る可能性があるため、音声が重要な撮影ではテスト録音や外部マイクを検討するとよいでしょう。
Points in Focusの実機テストでは、フォーカスブリージング(ピント位置を変えたときに画角が変化して見える現象)が確認されています。16mmでも35mmでも発生するため、大きくピント位置を移動する動画では画面端の変化が見える可能性があります。同レビューでは、このレンズの広い画角とF4という特性から通常の撮影で大きな問題になる場面は限られると評価しています。
Canon EF 16-35mm F4L IS USMと競合機の比較
EF 16-35mm F4L IS USMと比較したいレンズは、同じEFマウントのEF 17-40mm F4L USMとEF 16-35mm F2.8L III USM、F2.8と手ブレ補正を備えたTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2です。EOS Rシリーズを使っている場合は、RFマウントのRF 14-35mm F4 L IS USMも候補になります。
明るさや手ブレ補正だけでなく、重量やフィルターの使いやすさにも違いがあります。用途ごとの違いを比較してみましょう。
機種 | 焦点距離・開放F値 | 手ブレ補正 | 質量 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
Canon EF 16-35mm F4L IS USM | 16-35mm F4 | 4.0段分 | 約615g | 77mmフィルター対応。F4とISを組み合わせたEF広角ズーム |
Canon EF 17-40mm F4L USM | 17-40mm F4 | なし | 約475g | 約140g軽く、40mmまでカバー。生産終了 |
Canon EF 16-35mm F2.8L III USM | 16-35mm F2.8 | なし | 約790g | F2.8通し。暗所でシャッタースピードを確保しやすい |
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2(キヤノンEF) | 15-30mm F2.8 | 4.5段 | 約1,110g | F2.8とVCを搭載。前面ねじ込み式フィルターは装着不可。販売終了 |
Canon RF 14-35mm F4 L IS USM | 14-35mm F4 | 5.5段分 | 約540g | RFマウント用。14mmまで広く、0.2mまで近づける |
EF 17-40mm F4L USM:軽さを優先するなら比較したい

EF 17-40mm F4L USMは、EF 16-35mm F4L IS USMと同じF4通しですが、焦点距離は17-40mmです。質量は約475gで、EF 16-35mm F4L IS USMより約140g軽くなっています。一方、レンズ内手ブレ補正は搭載しておらず、広角端も16mmではなく17mmです。キヤノンではすでに生産を終了しています。
日中の風景を中心に撮り、できるだけ荷物を軽くしたいなら17-40mmも選択肢になります。夕景や室内などで手持ち撮影をする機会が多い場合や、16mmの画角が必要ならEF 16-35mm F4L IS USMのほうが使いやすいでしょう。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
EF 16-35mm F2.8L III USM:暗い場所で人物を撮るならF2.8が有利

EF 16-35mm F2.8L III USMは、焦点距離が同じ16-35mmで、ズーム全域F2.8に対応しています。EF 16-35mm F4L IS USMより1段明るいため、同じISO感度なら速いシャッタースピードを選べます。披露宴やイベントなど、暗い場所で動いている人物を撮る場合にはF2.8のほうが有利です。
一方でレンズ内ISはなく、質量は約790gとF4L ISより約175g重くなります。風景や建築が中心で、夕景などではISを使いたいならF4L IS、人物やイベントなど被写体の動きを止める撮影が多いならF2.8L IIIと分けると選びやすくなります。
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2:F2.8と手ブレ補正を両方備える

TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2は、15-30mmの焦点距離をF2.8でカバーし、4.5段のVC(タムロンの手ブレ補正機構)も搭載しています。F2.8とレンズ内手ブレ補正の両方が必要な場合に比較したいレンズです。
Dustin Abbottでは、シャープネスやコントラストを高く評価しており、星を撮影したときの画面周辺のコマ収差も少ないとしています。その反面、キヤノン用は約1,110gあり、EF 16-35mm F4L IS USMとは約500gの差があります。前玉が大きく張り出しているため、77mmのPLやNDフィルターをそのまま取り付けることもできません。
星景や暗所をF2.8で撮りながら手ブレ補正も使いたい場合には魅力がありますが、旅行や長時間の持ち歩き、PL・NDフィルターを使う風景撮影ではEF 16-35mm F4L IS USMの軽さと77mmフィルター対応が扱いやすいでしょう。
RF 14-35mm F4 L IS USM:EOS Rシリーズなら最初に比較したい

EOS Rシリーズを使っている場合は、RF 14-35mm F4 L IS USMが比較対象になります。F4通しは共通していますが、広角端は16mmから14mmへ広がり、質量は約540gです。最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.38倍で、EF 16-35mm F4L IS USMより近接撮影にも強くなっています。レンズ単体の手ブレ補正は5.5段分です。
CameraLabsでは、開放F4から画面全体で細部をよく描写すると評価しています。一方、14mm側では歪曲収差のソフトウェア補正を大きく利用する設計で、補正前のRAW画像を見る場合はその点に注意が必要です。
EF一眼レフを使っている場合はEF 16-35mm F4L IS USM、EOS Rシリーズでこれから広角ズームを購入する場合はRF 14-35mm F4 L IS USMを中心に比較するとよいでしょう。EF 16-35mm F4L IS USMをEOS Rシリーズで使うこともできますが、その場合はマウントアダプターが必要です。
以下の記事で詳しく紹介しています。
EF 16-35mm F4L IS USMのレビューまとめ
EF 16-35mm F4L IS USMは、超広角ズームに求められる周辺までのシャープさと、手持ち撮影の自由度を上げる光学式ISを、無理のないサイズ感でまとめた完成度の高い一本です。弱点はf4ゆえの暗所動体で、ここを重視するならF2.8ズームの方が納得しやすいでしょう。風景・建築・旅行スナップを中心に、夕景や室内も手持ちでこなしたい人は、撮影機会を増やせるレンズとして選ぶ価値があります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
みんなのカメラは、カメラ・レンズに特化したフリマサービスです。すべての取引で専任スタッフによる動作確認を実施し、全商品に6ヶ月のあんしん保証(初期不良7日間返金・自然故障保証)が無料でつくので、はじめての中古カメラ・レンズも、安心してお選びいただけます。
カメラを探す / レンズを探す / カメラ・レンズを売る
撮影テクから最新の機材情報まで、"次のステップ"を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram)でも毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!












