
【2026年版】EF 17-40mm F4L USMのレビューまとめ 上位広角ズームと徹底比較






EF 17-40mm F4L USMは、軽量なLレンズ広角ズームとして長く愛されてきた定番です。防塵防滴に配慮した堅牢さ、リングUSMの静かで速いAF、発色の良さが強みで、風景・建築・旅行などに向いています。一方で、フルサイズの17mm開放では周辺が甘くなりやすく、暗所でF2.8が欲しい人や、開放から画面端まで均一さを求める人には弱点もあります。実機レビューやテスト結果を踏まえ、得意・不得意、現代の代替レンズまで具体的に整理していきます。
この記事のサマリー

風景・旅・建築の広角域を軽さ優先で揃えたい人に強い一方、フルサイズ17mm開放の周辺は妥協が要ります。

防塵防滴に配慮したLらしい作りとリングUSMの快適さは今でも魅力ですが、手ブレ補正なし・F4固定は用途を選びます。

ベスト画質はF8〜F11付近で出しやすく、三脚風景や日中スナップでは価格以上の満足度になりやすいレンズです。

歪曲・周辺光量・色収差は素のままだと目立つ場面があるため、現像ソフトのレンズ補正を前提にすると失点が減ります。

競合はEF16-35mm F4L IS、EF16-35mm F2.8L III、RF14-35mm F4L ISが軸で、暗所・周辺・動画の優先度で選び分けが明確です。
EF 17-40mm F4L USMのレビュー要点

EF 17-40mm F4L USMは軽いL広角ズームという性格が最も分かりやすいポイントで、得意な条件では今でも十分に戦える一方、不得意な条件では差が出ます。撮影シーンを思い浮かべながら、向く人・向かない人を整理しておくと、後悔の芽を早めに摘めるでしょう。
EF 17-40mm F4L USMがおすすめな人
風景や建築を、絞ってきっちり撮るスタイルの人には相性が良いレンズです。F8〜F11あたりで画面全体のキレが整いやすく、17mmの広さを活かして「手前の岩や草を大きく、奥の山まで入れる」といった広角らしい構図が作りやすくなります。海辺や高原など、風や砂塵が気になる環境でも、防塵防滴に配慮した作りが安心材料になりやすいでしょう。
旅行スナップでも、500g前後の軽さと77mmフィルター径の扱いやすさが効いてきます。たとえば寺社の境内で逆光気味に撮る場面、街角で広めに切り取って空気感まで写したい場面などで、色とコントラストの出方が安定し、後処理の手間が少なく済むのが利点です。広角ズームを初めて導入する人にも、価格帯のハードルが比較的低い点が魅力になりやすいです。
EF 17-40mm F4L USMが不向きな人
フルサイズで、17mm開放から四隅まで均一な解像を求める人には物足りなさが残りやすいです。星景や夜景のように開放付近で撮りたいのに、画面端の点像やコントラストも重視したい場合だと、周辺の甘さや収差が気になりやすく、後述する上位レンズに軍配が上がります。暗い式場や室内イベントで、ISOを上げずにシャッター速度を稼ぎたい人も、F4固定は明確な制約になります。
動画で手持ち撮影が多い人にも注意点があります。レンズ側に手ブレ補正がないため、広角でも歩き撮りでは揺れが目立ちやすく、ジンバルやボディ内手ブレ補正の助けが欲しくなる場面が増えます。さらに、建築で壁や柱を画面端に置く撮り方を多用するなら、歪曲補正を前提にワークフローを組まないと、撮って出しでは端が引っ張られる印象が残りがちです。
要素別レビュー早見表
細部の評価は撮り方で変わりますが、迷いやすい要素を一度俯瞰しておくと判断が速くなります。下の表はフルサイズ運用を主軸にまとめました。
要素 | 評価一言まとめ |
|---|---|
解像力(中央) | 開放から実用的で、絞るとさらに安定 |
解像力(周辺) | 17mm開放は甘め、F8付近で整いやすい |
AF速度・静粛性 | リングUSMで速い・静か、体感の満足度が高い |
歪曲収差 | 17mmは樽型が目立ちやすく補正前提 |
色収差 | 条件次第で四隅に出るが現像で抑えやすい |
逆光耐性 | フード併用で粘り、色乗りも良好 |
携帯性・重量バランス | 広角Lズームとして軽量、旅で効く |
防塵防滴 | 配慮あり。ただし前玉側はフィルター装着で完成形 |
コストパフォーマンス | 中古含めると強い。上位の差にお金を払うかが分岐 |
特に周辺の均一さと暗所性能は、撮影ジャンルによって評価が割れやすいポイントです。自分の撮影比率が、日中風景寄りなのか、室内・夜寄りなのかで結論が変わってきます。
EF 17-40mm F4L USMの基本情報

EF 17-40mm F4L USMは2003年登場のベテランですが、広角域を手頃にカバーできるLレンズとして中古市場でも流通が多く、現在でも選択肢に残り続けています。
主なスペック要点
まずは撮影体験に直結する項目をコンパクトにまとめました。
項目 | 値 |
|---|---|
対応マウント | キヤノンEF |
焦点距離 | 17-40mm |
開放F値 | F4(ズーム全域で一定) |
レンズ構成 | 12群9枚(UD1枚、非球面3枚) |
絞り羽根 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 約0.24倍(条件によって変動) |
フィルター径 | 77mm |
質量 | 約500g |
防塵防滴 | 配慮あり(前玉側はフィルター装着で防滴性が高まる) |
「古さ」と「強み」の出方
古さが出やすいのは、開放からの周辺画質、歪曲、周辺光量落ちといったデジタル補正前提の今どき設計と比べたときの素の特性です。特にフルサイズの17mmは、四隅に向かって解像が落ちやすく、星景や夜景のように画面端が目立つジャンルで差を感じやすいでしょう。DXOMARKのテストでも、中心と周辺で傾向が分かれるタイプとして読み取れます。
一方で、強みは道具としての総合力に残っています。金属外装のしっかりした鏡筒、リングUSMの反応、77mm径のフィルター資産の使い回し、防塵防滴に配慮した安心感など、撮影テンポを落とさない要素が揃っています。メーカー発表の仕様としても、堅牢さや屋外運用を意識した設計がうかがえます。
後継機種・最新モデルとの違い
EF 17-40mm F4L USM自体に明確なEFマウント後継が用意されたというより、同クラスの上位としてEF16-35mm系が発展してきた流れです。特にEF16-35mm F4L ISは、手ブレ補正と周辺画質の底上げが大きな違いになりやすく、三脚を使わない旅や室内で差が出ます。さらにRFシステムへ移行するなら、RF14-35mm F4L ISのように、より広い画角と補正込みの完成度が魅力になります。
ただし、これらの上位モデルは手ブレ補正や画質の向上と引き換えに、重量や価格が上がります。広角ズームは持ち出してこそ価値が出るレンズです。軽さと価格のバランスを重視するなら、EF17-40mm F4L USMが今でも選択肢として残る理由は十分にあります。
EF 17-40mm F4L USMのデザインと携帯性のレビュー

このレンズを持つと、まずLレンズらしい剛性感と意外に軽いの両方が来ます。広角ズームはフィルターや三脚座まわりの運用も絡むので、画質以前に扱いやすさが満足度を左右しがちです。長期使用の声が多いのも、こうした道具感の良さがベースにあります。
約500gの軽さが、旅や山で効く
17-40mmは約500g前後で、フルサイズ用の広角Lズームとしては持ち出しやすい部類です。たとえば1日歩く旅行で「標準ズーム+広角」を持つと、差分の数百gが肩に効いてきますが、このレンズなら追加しても許容しやすいでしょう。山や海辺の撮影でも、風が強い場所で三脚を立てる、立てないの判断が揺れる場面があり、手持ちでサッと構図を決めたいときに軽さが効きます。
ズームリングの回転角が大きすぎず、17mmから40mmまでの移動が素早いのも実用的です。建築の室内で広く撮って全体→少し寄ってディテールと切り替えるとき、リングを大きく回す必要がないのでテンポを保てます。
操作系の素直さと、フィルター運用のしやすさ
インナーフォーカスで前玉が回らないため、C-PLや角形フィルターの運用が安定します。海や川で反射を抑えたい場面、空の階調を整えたい場面など、広角ほどフィルターの恩恵が大きいので、前玉回転しない設計は地味に重要です。フィルター径が77mmなのも、同径のレンズが多い人ほど嬉しいポイントになり、資産の共有がしやすくなります。
堅牢な鏡筒は長く使う前提の人に向き、多少ラフな環境でも不安が小さめです。The-Digital-Pictureの実機レビューでも、価格帯に対して作りが良い点は評価されやすく、まさに「道具としての安心感」が価値になっています。
EF 17-40mm F4L USMの画質評価(解像・発色・ボケ)

画質は中央は強いが、条件次第で周辺が弱いという性格を理解すると扱いやすくなります。風景のように絞って使うことが多い人には、価格以上に満足しやすい一方、開放を多用する撮り方だと不満が出やすいでしょう。発色とコントラストは、今でもこのレンズの美点として残ります。
解像のピークはF8付近。フルサイズ17mm開放は癖が出る
フルサイズで17mmを開放F4で使うと、中央は十分シャープでも四隅がふわっとしやすく、建築の壁面テクスチャや星の点像で差が見えます。逆に言えば、旅スナップで主題が中央寄りなら、開放でも十分に使える場面が多く、撮影テンポを優先できます。四隅を含めて整えたいなら、F5.6〜F8へ絞るだけで改善しやすく、風景の定番設定に乗せやすいのが救いです。
40mm側は中央のキレが保たれやすい一方、周辺はやはり妥協が残ります。大判プリントを想定して画面端の細部まで詰めるなら、撮影距離や絞りの最適化が必要になり、撮りっぱなしの万能レンズというより条件を整えると伸びるタイプと捉えると納得感が高まります。
発色とコントラストは素直。ボケは使えるときに使う
このレンズの発色は、空や緑の階調が素直で、コントラストも出しやすい傾向があります。夕景で太陽が画角近くに入る場面でも、極端に眠い描写になりにくく、RAW現像で追い込みやすい素材が得られます。たとえば旅先の港町で、白壁の建物と青空を同居させるシーンや、森の中の木漏れ日で緑が転びやすいシーンでも、色の破綻が少ないのは助かります。
ボケは広角F4なので量は多くありませんが、40mm側で最短撮影距離0.28m付近まで寄ると、前景を大きく・背景を整理する表現は可能です。環境ポートレートで人物+場所の雰囲気を残したいとき、背景を溶かし切らずに整理できるのが広角の持ち味でもあり、ボケ量だけで評価しない方が実用的でしょう。
EF 17-40mm F4L USMの逆光耐性とフレア・ゴースト
広角ズームは太陽を画面に入れたとき、フレアやゴーストが出やすく、コントラストも落ちがちです。旅や風景では逆光の場面が多いため、ここが弱いと写真の歩留まりは下がります。
EF 17-40mm F4L USMは設計が古いため、最新レンズと比べると強烈な逆光ではゴーストが出ることがあります。ただし、付属フードを正しく使えばコントラストは比較的保たれ、色が大きく抜ける場面は多くありません。完璧とは言えませんが、価格と年代を考えれば健闘している逆光性能です。風景用途で今も選ばれる理由の一つは、この思ったより粘る描写にあります。
夕景・木漏れ日でのコントラスト低下は管理できる範囲
太陽がフレーム端に触れるような構図では、状況によってフレアが出ますが、極端に画面全体が白っぽくなるケースは抑えられやすい印象です。たとえば海辺で水平線に沈む太陽を入れる構図、街中で高層ビルの間から光が差す構図など、広角でよく遭遇する逆光条件でも、撮影角度を数度変えるだけで見え方が改善することがあります。ここは撮影者側の工夫が結果に直結します。
ゴーストが出た場合も、点状の強いものが一直線に並ぶというより、控えめに散るタイプが多く、レタッチで目立ちにくくできる場面もあります。逆光で完全無欠ではないものの、使いこなしでカバーしやすい部類です。
フードとフィルターの組み合わせで、結果が変わりやすい
付属フードを常用するだけで、コントラストの粘りが上がりやすくなります。逆光での撮影が多い旅行では、フードの有無が後で見返したときの透明感に効いてきます。特に17mm側は画角が広い分だけ余計な光が入りやすく、フードの効果が体感しやすいでしょう。
一方で、前玉側の防滴性を高める目的で保護フィルターを付ける人も多いのですが、フィルターの品質次第で逆光耐性が落ちることがあります。雨天の風景と夕景撮影を同じ旅行でこなすなら、防滴の安心と逆光の粘りを天秤にかけ、必要な日だけ装着する運用も現実的です。
EF 17-40mm F4L USMのAF・MFと近接性能のレビュー
17-40mmは、リングUSMの快適さが撮影体験の中核です。広角ズームは被写界深度が深く、AFが多少外れても気づきにくい場面がある一方で、建築やイベント集合写真のように端まで人がいる状況では精度も問われます。AFの性格と近接の使い方を押さえると、成功率が上がります。
リングUSMの速さと静かさは、今でも強い武器
合焦は速く、作動音も控えめなので、式典や静かな屋内での撮影でも扱いやすいです。たとえば講演会の会場全景を撮るとき、シャッター音以外の機械音が目立ちにくいのは安心材料になります。旅行でも、博物館や寺社の屋内など音に気を遣う場所は意外に多く、AFが静かなだけで心理的ハードルが下がります。
DPReviewの製品ページやユーザーレビューでも、AFの反応や使い勝手の良さに触れる声は多く、長期定番になった理由の一つとして納得できます。もちろんボディ側AFの世代差は出ますが、レンズが足を引っ張りにくいタイプです。
最短0.28mが寄れる広角として効く。ピント面の作り方がコツ
最短撮影距離0.28mは、花や小物を前景に置いた広角表現で活きます。たとえばテーブルフォトで料理を手前に大きく入れて店内の雰囲気を写す、旅先の石畳や標識を前景に置いて奥の街並みへ視線を誘導する、といった構図が作りやすくなります。広角の近接はパースが強く出るので、被写体の形が歪んで見えない角度を探すのがポイントです。
MFリングの感触も素直で、AF後に微調整しやすいのは安心です。建築のように直線が重要な被写体では、AF任せで微妙に外すより、ライブビュー拡大で合わせ直す方が結果が安定しやすく、レンズの弱点(周辺の甘さ)を過度に増幅させずに済みます。
EF 17-40mm F4L USMの歪曲・周辺光量・色収差と補正ワークフロー
このレンズを選ぶなら、撮影後の補正まで込みで完成形と考えた方が扱いやすいです。歪曲、周辺光量落ち、色収差は、広角ズームとして典型的な癖があり、撮って出しで完璧を狙うとストレスが溜まりやすくなります。逆に、補正を前提にすると欠点が管理できる要素に変わります。
17mmの歪曲と周辺光量落ちは、建築で目立ちやすい
17mmの樽型歪曲は、室内や外観で直線が多いほど気になります。たとえば不動産・店舗撮影で壁の垂直線が曲がると、写真の信頼感が落ちて見えがちです。加えて、開放付近では周辺光量落ちが乗りやすく、白壁の室内では四隅が暗く見えやすいでしょう。ここはレンズのキャラクターとして割り切りが必要です。
周辺光量に関しては、絞ると改善しやすいのが救いです。風景でF8〜F11を多用する人なら、現場で問題になる場面は減ります。数値面の傾向はThe-Digital-Pictureの周辺光量テストでも確認でき、開放側で落ち、絞って整う流れが読み取れます。
現像ソフトのレンズプロファイルで手間少なく整えるコツ
LightroomやCapture Oneなど主要ソフトには、このレンズの補正プロファイルが用意されていることが多く、歪曲と周辺光量はワンクリックでかなり整います。建築で四隅の伸びが気になる場合は、歪曲補正だけでなく、垂直・水平のパース補正まで一気にやった方が、違和感の少ない画になります。撮影時は、後でトリミングできるよう少し余白を持って構図を組むと安全です。
色収差は、空と枝葉の境界や、金属エッジの高コントラスト部で出やすい傾向があります。ソフトの自動補正で消えることも多いですが、残る場合はスポイトでの手動補正が効きます。補正を前提にした運用は一手間増えるものの、結果の安定性が上がり、レンズの価格メリットを活かしやすくなります。
EF 17-40mm F4L USMの用途別レビュー(風景・建築・旅行・イベント・動画)
17-40mmは万能広角ではなく、得意な用途がはっきりした広角です。絞って使える風景・建築では強みが出やすく、暗所や手持ち動画では弱点が出ます。用途別に、どう使うと美味しいか、どこで限界が来るかを具体的に見ていきます。
風景・建築:三脚+F8前後で完成度が上がる
風景はこのレンズのホームです。手前に被写体を置いて奥行きを出す広角表現は、17mmの強みが素直に出ます。さらにF8〜F11で周辺が整いやすいので、大きめのプリントやトリミングを想定する人にも向きます。雨上がりの岩肌、海辺の砂の粒、森の葉の密度といった細部の情報量を写したいとき、絞った状態での描写が役に立ちます。
建築では歪曲補正が前提になりますが、超広角ほど極端ではなく、実務でも使える範囲に収まることが多いです。天井や床のラインが気になる室内では、カメラの水平をできるだけ保って撮るだけでも、後処理が楽になります。予算的にTS-Eなどのシフトレンズが難しい場合、17-40mmで撮って補正する運用は現実的な落とし所です。
旅行・イベント・動画:軽さは武器、暗所と手持ち動画は工夫が必要
旅行では軽さと防塵防滴の安心感が効きます。雨の港町、砂の舞う海岸、湿気の高い森など、条件が揺れるほど道具として壊れにくい価値が上がります。広角はシャッター速度を多少落としてもブレが目立ちにくいので、日中〜夕方の旅スナップならF4でも意外に困らない場面が多いでしょう。
ただしイベントの暗所では、F2.8と比べて1段の差が確実に効きます。集合写真で端まで人がいる状況だと、開放で撮るより少し絞りたいのに、ISOやシャッターの余裕がなくなるジレンマが起きがちです。動画も同様で、手持ち中心なら手ブレ補正なしがボディ性能に依存します。三脚・一脚・ジンバルを併用する、あるいは屋外中心の撮影に割り切ると、弱点が表に出にくくなります。
EF 17-40mm F4L USMと競合機の比較

17-40mmを検討するなら、何にお金を払うのかを競合と並べるのが近道です。周辺画質、手ブレ補正、開放F値、そして将来のマウント移行(EF→RF)まで含めると、最適解は人によって変わります。立ち位置を短く整理したうえで、差分を具体的に見ていきましょう。
機種 | 立ち位置 |
|---|---|
EF 17-40mm F4L USM | 軽量・価格重視のL広角。絞って使う風景で強い |
同F4で画質と手ブレ補正を上げた上位互換寄り | |
暗所・周辺・総合性能で最優先。重量と価格は上がる | |
RF移行組の本命。より広く、補正込みの完成度が高い |
EF16-35mm F4L IS:旅・室内・動画でブレない広角を作りたい人向け
EF16-35mm F4L ISは、手ブレ補正の有無が最大の差です。夕方の街並み、薄暗い室内、三脚禁止の施設などで、シャッター速度を落としても結果を残しやすくなります。周辺画質も底上げされているため、フルサイズで広角を開放寄りで使う比率が高いほど、投資の意味が出ます。
一方で、価格は上がり、サイズ感も少し増えます。日中の風景中心で三脚も使うなら、17-40mmで絞って運用した方が合理的な場面は残ります。DPReviewのフォーラムでも両者比較の議論が多く、用途の違いが結論を分けています。
EF16-35mm F2.8L III:暗所・星景・仕事用途で「失敗しない広角」へ
EF16-35mm F2.8L IIIは、F2.8の1段と、開放からの周辺性能が価値の中心です。たとえば夜の街スナップや室内イベントで、ISOを1段下げられるだけでも階調や色ノイズに差が出ます。星景でも、開放付近の点像や周辺の収差の出方が作品の質に直結しやすく、ここに投資する意味は大きいでしょう。
ただし重量は増え、価格も17-40mmの倍近いレンジになりがちです。仕事で暗所の比率が高い、あるいは広角を主役に据える撮影が多い人ほど向き、風景用のサブ広角としてはオーバースペックになりやすい点には注意が必要です。
RF14-35mm F4L IS:EF資産を整理してでも、より広く・より安定へ
RF14-35mm F4L ISは、14mmスタートの広さと手ブレ補正、そしてミラーレス前提の補正込み設計が魅力です。狭い室内であと一歩引けない状況は頻繁にあり、14mmの差が助けになる場面は想像以上に多いでしょう。さらに手ブレ補正があることで、旅動画や手持ちスナップの成功率が上がります。
逆に言えば、EF一眼レフを主戦力にしている人には、すぐに恩恵を受けにくいのも事実です。EFマウントで完結したいなら、17-40mmや16-35mm系の方が現実的ですし、超広角が最優先ならCanon EF 11-24mm f/4L USMのような別軸も検討対象になります。
なお、より低予算で少し明るい広角ズームを探すなら、Tamron 17-35mm f/2.8-4 Di OSDのようなサードパーティも候補になります。防塵防滴や操作感はLほど統一されないことが多いものの、暗所の比率が高い人には合理的な選択になり得ます。
EF 17-40mm F4L USMのレビューまとめ
EF 17-40mm F4L USMは、軽量なL広角ズームとして現在でも価値が残る一本で、風景・建築・旅行の絞って撮る撮影では価格以上の結果を狙えます。弱点はフルサイズ17mm開放の周辺画質、暗所でのF4固定、手ブレ補正なしなので、夜や手持ち動画が中心ならEF16-35mm F4L ISやRF14-35mm F4L ISへ寄せた方が満足度は上がりやすいでしょう。逆に日中の屋外が主戦場で、軽さと堅牢さを優先するなら、このレンズは今でも買って使える定番として十分おすすめできます。
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