
【2026年版】Sony α1とNikon Z9を徹底比較!静止画・動画・AF・携帯性の違いと選び方



Sony α1(ILCE-1)とNikon Z9は、どちらもフルサイズの積層型CMOSセンサーを採用し、高画素と高速連写を両立したハイエンド機です。Sony α1は約5010万画素と電子シャッター時に最高約30コマ/秒の連写(条件あり)、約944万ドットのEVFを約737gのボディにまとめています。Nikon Z9は4571万画素のセンサーに加え、8.3K/60p N-RAWの内部記録や縦位置グリップ一体型ボディを採用しているのが特徴です。ただし、連写は記録形式によって条件が異なり、動画や携帯性にもそれぞれ違いがあります。この記事では、静止画・AF・連写・動画・携帯性・記録メディア・価格を順番に比較し、どちらが自分の撮影スタイルに合うかを整理しました。
この記事のサマリー

α1は約944万ドットのEVFと約737gのボディを備え、携帯性とファインダーの解像度を重視する人向け

Z9は8.3K/60p N-RAWに加え、ProRes RAW HQの内部記録にも対応

連写はα1の最高約30コマ/秒とZ9のC30で記録形式が異なるため、条件をそろえた比較が必要

AFはα1が静止画で人物・動物・鳥の瞳AF、Z9が静止画・動画で乗り物を含む9種類の被写体検出に対応

初代α1には後継のα1 IIがあり、新品購入では価格差や追加機能も確認しておきたい
Sony α1とNikon Z9はどちらを選ぶべきか

Sony α1(ILCE-1)は、縦位置グリップを必要に応じて追加できるボディ構成で、普段は本体を小さくまとめたい人に向いています。
対してNikon Z9は、縦位置用の操作部を本体に備え、N-RAWやProRes RAW HQをメモリーカードへ直接記録できるモデルです。静止画では持ち運び方と縦位置撮影の頻度、動画ではRAWを内部記録する必要があるかを基準にすると選びやすいでしょう。
主要スペック比較|連写・動画・ボディ設計の違いを一覧で確認


Sony α1とNikon Z9は、有効画素数だけでなく、連写方式やRAWの記録方法、動画性能、EVF、ボディ構成にも違いがあります。まずは主要スペックを一覧で確認し、撮影スタイルに関わる項目を後半で詳しく比較します。
項目 | Sony α1 | Nikon Z9 |
|---|---|---|
撮像素子 | 35mmフルサイズ(35.9×24.0mm) Exmor RS積層型CMOSセンサー | 35.9×23.9mm フルサイズ積層型CMOSセンサー |
有効画素数 | 約5010万画素 | 4571万画素 |
連続撮影 | 電子シャッター時 最高約30コマ/秒(条件あり) | 高速連続撮影 約10〜20コマ/秒 |
ハイスピードフレームキャプチャー+ | 非搭載 | C15/C30/C60/C120(JPEG) |
RAW | 圧縮 / ロスレス圧縮(L/M/S) / 非圧縮 | ロスレス圧縮 / 高効率★ / 高効率 |
手ブレ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸、5.5段 | イメージセンサーシフト方式5軸、シンクロVR対応※ |
動画 | 8K/30p、4K/120p(約10%クロップ)、4:2:2 10bit | 8.3K/60p N-RAW、4.1K/120p N-RAW、4K/120p |
RAW動画 | HDMIから16bit RAWデータ出力 | N-RAW 12bit / ProRes RAW HQ 12bitを内部記録 |
EVF | 約944万ドット、約0.90倍 | 約369万ドット、約0.8倍 |
背面モニター | 3.0型、約144万ドット、上下チルト | 3.2型、約210万ドット、縦横チルト |
記録メディア | CFexpress Type A / SD(UHS-I/II)×2 | CFexpress Type B / XQD×2 |
シャッター | メカシャッター / 電子シャッター | 電子シャッター |
使用バッテリー | NP-FZ100 | EN-EL18d |
質量(バッテリー・メモリーカード含む) | 約737g | 約1340g |
外形寸法 | 約128.9×96.9×80.8mm | 約149×149.5×90.5mm |
価格 | 880,000円(税込) | 772,200円(税込) |
※価格は、2026年8月15日時点の公式通販サイトでの販売価格です。
※Nikon Z9のシンクロVRは対応レンズとの組み合わせで使用できます。6.0段の補正効果はNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの望遠端・NORMALモード使用時のCIPA規格準拠値です。カメラと対応レンズは最新ファームウェアへの更新が必要です。
連写性能の比較|Sony α1の30コマ/秒とNikon Z9のC30は条件が異なる


Sony α1とNikon Z9はどちらも高速連写に対応していますが、最大連写速度だけでは正確に比較できません。Sony α1ではRAW形式、Nikon Z9では通常の高速連続撮影とハイスピードフレームキャプチャー+の区分がポイントです。以下では、RAW連写とJPEGの高速撮影を分けて見ていきます。
Sony α1は圧縮RAWなら最高約30コマ/秒
Sony α1は、電子シャッターのHi+で最高約30コマ/秒の連写に対応。非圧縮RAWとロスレス圧縮RAWでは最高約20コマ/秒となるため、最高約30コマ/秒でRAWを記録する場合は圧縮RAWを選択します。なお、最高速度はシャッタースピードや装着レンズ、撮影モードなどの条件で変わる点にも注意が必要です。
また、メカシャッター使用時のHi+は最高約10コマ/秒となります。電子シャッターとメカシャッターでは連写速度が異なるため、普段使用するシャッター方式も含めて確認してください。
Nikon Z9はRAW連写とJPEGの高速撮影を使い分ける
Nikon Z9の通常の高速連続撮影は約10〜20コマ/秒で、NEF(RAW)やJPEGを記録できます。さらに、JPEG専用のハイスピードフレームキャプチャー+としてC15/C30/C60/C120を搭載しており、最大約120コマ/秒まで選択可能です。
Nikon Z9の撮影モード | 連写速度 | 記録形式・主な条件 |
|---|---|---|
高速連続撮影 | 約10〜20コマ/秒 | NEF(RAW) / JPEGに対応 |
C15 | 約15コマ/秒 | JPEG、FXまたはDX、画像サイズL |
C30 | 約30コマ/秒 | JPEG、FXまたはDX、画像サイズL |
C60 | 約60コマ/秒 | JPEG、DX固定、画像サイズS |
C120 | 約120コマ/秒 | JPEG、FX固定、画像サイズS |
C15/C30では撮像範囲をFXまたはDXから選べます。これに対して、C60はDX、C120はFXに固定され、画像サイズはいずれもSです。また、現行ファームウェアではハイスピードフレームキャプチャー+のJPEG画質をFINEまたはNORMALから選択できます。
そのため、RAW連写を重視する場合は、Sony α1の圧縮RAW最高約30コマ/秒とNikon Z9の高速連続撮影最高約20コマ/秒が比較の基準です。JPEGでさらに高い連写速度が必要なら、Nikon Z9のC15/C30/C60/C120まで候補に含められます。
LED照明下では両機ともフリッカー対策機能を搭載
Sony α1は通常のフリッカーレス撮影に加え、高周波フリッカーレス機能も搭載しており、メカシャッターと電子シャッターを撮影条件に応じて使い分けられます。
Nikon Z9にも高周波フリッカー低減機能があり、静止画と動画の両方で利用できます。静止画ではSまたはMモード、動画ではMモードで使用でき、LED照明などで縞が出る場合はシャッタースピードを細かく調整可能です。
ただし、照明の点滅周期や撮影設定によって縞の出方は変わります。ライブ会場や体育館、LEDサイネージのある場所では、撮影前に実際の照明下で表示や撮影画像を確認してください。
画質・センサー・RAWの比較|5010万画素と4571万画素の違い


Sony α1の有効画素数は約5010万画素、Nikon Z9は4571万画素です。3:2の最大記録サイズは、α1が8640×5760ピクセル、Z9が8256×5504ピクセル。どちらも4500万画素を超えていますが、同じ割合でトリミングした場合はα1のほうが多くの画素を残せます。
ただし、写真の細部は画素数だけで決まるものではありません。使用するレンズやピント位置、被写体ブレなどによっても描写は変わります。そのため、約439万画素の差に加えて、RAWの記録方式や1枚あたりのファイル容量も確認しておくと比較しやすいでしょう。
RAW形式はSony α1とNikon Z9で選択肢が異なる
Sony α1は、圧縮RAW、ロスレス圧縮RAW、非圧縮RAWの3方式に対応しています。さらに、ロスレス圧縮RAWではL/M/Sから画像サイズを選択可能です。ただし、M/Sは画像を縮小して記録するため、Lより記録画素数が少なくなります。
Nikon Z9では、ロスレス圧縮、高効率★、高効率からRAWの圧縮方式を選べます。ニコンの試験条件では、1枚あたりのファイルサイズはロスレス圧縮RAWが約55.1MB、高効率★が約33.0MB、高効率が約22.0MBです。大量のRAWを撮影する場合は、カード容量や保存ストレージを見積もる際の参考になります。
RAWの項目 | Sony α1 | Nikon Z9 |
|---|---|---|
RAW形式 | 圧縮 / ロスレス圧縮 / 非圧縮 | ロスレス圧縮 / 高効率★ / 高効率 |
ビット深度 | 14bit RAW | 14bit RAW |
RAW画像サイズ | ロスレス圧縮RAWでL/M/Sを選択可能 | L/M/Sの個別設定なし |
ファイル容量を抑える選択肢 | 圧縮RAW / ロスレス圧縮RAW(M/S) | 高効率★ / 高効率 |
AFの比較|Sony α1は人物・動物・鳥の瞳AF、Nikon Z9は9種類の被写体検出に対応


Sony α1とNikon Z9はどちらも被写体認識と追尾AFを備えていますが、認識対象と静止画・動画で使える追尾方式が異なるのがポイントです。ここでは、対応する被写体と追尾方法の違いをそれぞれ整理します。
Sony α1は静止画と動画で瞳AFの対象が異なる
Sony α1は、静止画撮影時に人物・動物・鳥の瞳を検出できます。また、人物と動物では左右どちらの瞳を優先するか指定可能で、ポートレートや動物撮影でも撮影意図に合わせやすい仕様です。
ただし、動画撮影時のリアルタイム瞳AFは人物のみが対象で、動物と鳥には対応していません。後継のα1 II(ILCE-1M2)とは被写体認識の仕様が異なるため、初代α1で動画撮影も行う場合は区別しておきたいポイントです。
Nikon Z9は乗り物を含む9種類を静止画・動画で検出
Nikon Z9の検出対象は、人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の9種類です。これらは動画撮影でも利用でき、モータースポーツや鉄道、航空機を動画で追う場面にも対応します。
また、静止画では3D-トラッキングに対応しています。動画では3D-トラッキングではなくターゲット追尾を使用するため、静止画と動画で追尾方法が異なる点も確認しておきましょう。
動画性能の比較|Sony α1はHDMI RAW出力、Nikon Z9はRAWを内部記録


Sony α1とNikon Z9は、どちらも8Kや4K/120pの動画撮影に対応しています。ただし、RAW動画の記録方法には大きな違いがあり、Sony α1はHDMIからRAWデータを出力する方式です。対してNikon Z9は、N-RAWとProRes RAW HQをメモリーカードへ直接記録できます。動画でRAWを使用する場合は、カメラ単体で記録したいのか、外部レコーダーを組み合わせるのかまで含めて比較すると分かりやすいでしょう。
内部記録フォーマットを比較
Sony α1はXAVC系の8K・4K動画、Nikon Z9はN-RAWやProRes RAW HQまで内部記録に対応する点が違いです。以下の表では、最大解像度やフレームレートに加え、RAWの記録方法と主な内部記録形式を比較します。
項目 | Sony α1 | Nikon Z9 |
|---|---|---|
8K | 7680×4320 30p、4:2:2 10bit | 8K UHD 30p、N-RAWは8.3K/60p |
4K高フレームレート | 4K/120p(約10%クロップ)、4:2:2 10bit | 4K UHD/120p、N-RAWは4.1K/120p |
RAW内部記録 | 非対応 | N-RAW 12bit / ProRes RAW HQ 12bit |
ProRes 422 HQ内部記録 | 非対応 | 10bitで対応 |
RAW動画の扱い | HDMIからRAWデータ出力 | N-RAW / ProRes RAW HQを内部記録 |
主な内部記録形式 | XAVC HS / XAVC S / XAVC S-I | N-RAW / ProRes RAW HQ / ProRes 422 HQ / H.265 / H.264 |
Sony α1は8K/30pと4K/120pを4:2:2 10bitで内部記録
Sony α1はXAVC HS 8Kで7680×4320の30pを4:2:2 10bitで内部記録できます。4KではXAVC HSとXAVC Sの120pでも4:2:2 10bitを選択できますが、4K/120p時は画角が約10%クロップされる仕様です。
ただし、RAW動画はメモリーカードへ直接保存できません。RAWを使用するときはHDMI出力と対応する外部レコーダーを組み合わせるため、カメラ本体だけでなく周辺機器も含めた撮影構成を考える必要があります。
Nikon Z9は8.3K/60p N-RAWとProRes RAW HQを内部記録
Nikon Z9では、12bit N-RAWの8.3K/60pと4.1K/120pをカメラ内部に記録可能です。外部レコーダーなしでRAW動画を収録できるため、Sony α1とは必要な機材構成が異なります。
ただし、ProRes RAW HQでは選べる解像度とフレームレートがN-RAWとは異なります。FXフォーマットの4.1Kでは60pまで、DXフォーマットの5.4Kでは30pまでとなり、8.3K/60pには対応していません。そのため、「8.3K/60p N-RAW」と「ProRes RAW HQ」は分けて考えてください。
動画撮影時間はSony α1とNikon Z9で指標が異なる
Sony α1の仕様に記載されている約145分(ファインダー使用時)/約150分(液晶モニター使用時)は、バッテリーによる連続動画撮影時間の目安です。そのため、1回の動画ファイルを150分まで記録できるという意味ではありません。
これに対して、Nikon Z9の125分は「1回の動画撮影」に設定された最長記録時間です。ただし、カードの書き込み速度やカメラ内部の温度などによっては、125分に達する前に撮影が終了する場合があります。
したがって、約150分と125分を並べて連続撮影性能の優劣を判断することはできません。長時間撮影を想定する場合は、Sony α1ではバッテリー駆動時間、Nikon Z9では1回あたりの記録上限に加え、使用する記録形式やメモリーカード、温度条件も確認してください。
ボディ・EVF・モニターの比較|約603gの質量差と表示方式の違い


Sony α1はバッテリーとメモリーカードを含めて約737g、Nikon Z9は約1340gで、両機には約603gの差があります。本体のみではα1が約652g、Z9が約1160gです。さらに、縦位置グリップの構成やEVF、背面モニターの可動方式も異なるため、持ち運び方と撮影姿勢の両面から比較すると選びやすくなるでしょう。
旅行や登山、徒歩で撮影地点を移動するスポーツ・野鳥撮影では、ボディだけでなくレンズを含めた総重量も確認したいところです。たとえば大型望遠レンズに予備バッテリーや複数のカードを組み合わせる場合は、カメラバッグを含む機材一式の重さまで考えてください。
Sony α1は必要なときだけ縦位置グリップを追加できる
Sony α1は、別売りの縦位置グリップVG-C4EMを装着できます。縦位置撮影を多用するときだけ追加できるため、撮影内容に合わせてボディ構成を変更可能です。VG-C4EMは縦位置でも横位置に近いホールド性と操作性を確保できるよう設計されています。
対してNikon Z9は、縦位置グリップを本体に組み込んだ構造です。縦位置用のシャッターボタンや操作部を備えているため、スポーツや人物撮影などで縦横を頻繁に切り替える場合にも対応できます。ただし、グリップ部分だけを取り外してボディを小型化することはできません。
Sony α1は高解像度EVF、Nikon Z9は縦横チルトモニターを搭載
Sony α1のEVFは約944万ドット、倍率約0.90倍です。また、ファインダーのフレームレートは60fps、120fps、240fpsから選択でき、被写体の動きに合わせて表示設定を変更できます。
Nikon Z9は約369万ドット、倍率約0.8倍のEVFを採用しています。加えて、背面には約210万ドットの3.2型モニターを備え、横位置だけでなく縦位置でもチルトできる構造です。
そのため、ファインダーの解像度を重視する場合はSony α1、縦位置を含むローアングルやハイアングルで背面モニターを使う機会が多い場合はNikon Z9の仕様を確認するとよいでしょう。
メディアと電源の比較|CFexpressの規格とバッテリーが異なる


Sony α1とNikon Z9では、メモリーカードとバッテリーの規格に互換性がありません。乗り換えを考えている場合は、カメラ本体だけでなく、カードリーダーや予備バッテリーなど周辺機材を流用できるかも確認しておく必要があります。
項目 | Sony α1 | Nikon Z9 |
|---|---|---|
CFexpress | Type A | Type B |
その他の対応カード | SD / SDHC / SDXC(UHS-I/II対応) | XQD |
スロット数 | 2 | 2 |
スロット構成 | CFexpress Type A / SD対応×2 | CFexpress Type B / XQD対応×2 |
使用バッテリー | NP-FZ100 | EN-EL18d |
Sony α1はSD、Nikon Z9はXQDも利用できる
Sony α1は、2つのスロットがどちらもCFexpress Type AとSD(UHS-I/II)に対応しています。そのため、すでにSD UHS-IIカードを所有している場合は手持ちのカードを利用可能です。ただし、記録方式によって必要な書き込み性能は変わるため、高ビットレート動画や高速連写では対応するカードを確認してください。
対してNikon Z9は、CFexpress Type BまたはXQDカードを2スロットで使用できます。また、順次記録やバックアップ記録、RAW+JPEGの分割記録などにも対応。N-RAWをはじめとするRAW動画では推奨メモリーカードも案内されているため、動画撮影を中心に使う場合はカードの容量だけでなく書き込み性能も確認しておきたいところです。
Sony α1はNP-FZ100、Nikon Z9はEN-EL18dを採用
Sony α1はNP-FZ100を使用し、CIPA規格準拠の静止画撮影可能枚数はファインダー使用時約430枚、液晶モニター使用時約530枚です。USB Type-C端子からの充電やUSB給電にも対応しています。
Nikon Z9の使用バッテリーはEN-EL18dです。1コマ撮影時は、ファインダーのみで約700〜740枚、モニターのみで約740〜770枚が目安となり、パワーセーブ設定によって数値が変わります。一部の旧型EN-EL18シリーズも使用できますが、EN-EL18dより撮影可能コマ数は少なくなるため、予備バッテリーを流用する場合は型番を確認してください。
なお、撮影可能枚数は撮影方法や設定、気温などによって変化します。そのため、公称値は1回の充電で撮影できる枚数を比較する目安として見てください。
価格と総コストの比較|本体価格に加えて縦位置グリップも確認
2026年8月15日時点の公式通販価格は、Sony α1が880,000円(税込)、Nikon Z9が772,200円(税込)です。差額は107,800円ですが、Sony α1で縦位置グリップを追加する場合は周辺機材の費用も変わります。
Sony α1用のVG-C4EMは45,100円(税込)で、本体との合計は925,100円(税込)です。VG-C4EMはNP-FZ100を2個まで装着できるため、2個運用するなら追加バッテリーの費用も予算に含めてください。
対してNikon Z9は縦位置用の操作部を本体に備えているため、同様の用途で別売りグリップを追加する必要はありません。縦位置グリップまで含めた構成で比べると、Sony α1との差額は本体のみの場合より大きくなります。
また、Sony α1 IIは990,000円(税込)で、初代α1との差は110,000円です。新品購入では、初代α1とα1 IIの機能差も含めて検討してください。
用途別の選び方|何を優先するかで候補を絞る


Sony α1とNikon Z9は、撮影ジャンルだけで決めるより、必要な連写形式、被写体検出、RAW動画の記録方法、携帯性などから候補を絞るほうが分かりやすいでしょう。AFは使用レンズや設定、被写体の動きでも結果が変わるため、ジャンル名だけで優劣を決めないことが大切です。
メイン用途・条件 | 候補 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
RAWで最高約30コマ/秒を使いたい | Sony α1 | 圧縮RAW使用時。非圧縮RAW・ロスレス圧縮RAWでは最高約20コマ/秒 |
JPEGで15〜120コマ/秒を使い分けたい | Nikon Z9 | C15/C30/C60/C120に対応。撮像範囲や画像サイズはモードによって異なる |
車・バイク・鉄道・飛行機の被写体検出を使いたい | Nikon Z9 | 乗り物を含む9種類の被写体検出に対応 |
徒歩で長時間持ち運ぶことが多い | Sony α1 | ボディ質量は約737gで、Nikon Z9との差は約603g |
縦位置撮影を頻繁に行う | Nikon Z9 | 縦位置用の操作部を備えたグリップ一体型ボディ |
RAW動画をカメラ内部に記録したい | Nikon Z9 | 8.3K/60pはN-RAWで対応。ProRes RAW HQも内部記録可能 |
SD UHS-IIカードを活用したい | Sony α1 | 2つのスロットがどちらもSD UHS-I/IIに対応 |
Sony α1とNikon Z9の乗り換えで確認したいこと
Sony α1からNikon Z9へ乗り換える場合、最も大きく変わるのはEマウントからZマウントへ移行する点です。純正マウントのままではレンズを共用できないため、必要な焦点距離をZマウントでそろえる費用まで含めて見積もってください。さらに、メモリーカードやバッテリーの規格も変わるので、カードリーダーや充電環境も見直す必要があります。
Nikon Z9からSony α1へ移行する場合は、ZマウントからEマウントへレンズ環境が変わります。加えて、縦位置操作部は本体一体型ではなくなるため、必要ならVG-C4EMを追加してください。RAW動画もN-RAW/ProRes RAW HQの内部記録からHDMI出力を使う構成へ変わるので、動画用途では外部レコーダーを含む機材一式を確認しておくとよいでしょう。
Sony α1とNikon Z9の比較まとめ
Sony α1とNikon Z9は、どちらも高画素・高速連写・8K動画に対応するフルサイズのハイエンドミラーレスですが、連写方式や動画記録、ボディ構成には違いがあります。Sony α1は約5010万画素、圧縮RAWで最高約30コマ/秒、約944万ドットのEVFを約737gのボディに搭載しており、RAW連写や高解像度EVF、持ち運びやすさを重視する人に向いています。対してNikon Z9は4571万画素、RAW対応の高速連続撮影で最高約20コマ/秒に対応し、JPEGではC15/C30/C60/C120を選択可能です。さらに、8.3K/60p N-RAWやProRes RAW HQを内部記録でき、縦位置グリップも本体に組み込まれています。そのため、静止画ではRAW形式と連写モード、動画では必要なコーデックと記録方式を確認することが大切です。加えて、約603gの質量差やメディア規格、本体価格まで比較すると、自分の撮影方法に合う機種を判断しやすくなるでしょう。
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