
OM SYSTEM OM-5のおすすめレンズ7選 レンズキットの選び方と用途別の組み合わせ








小型軽量でありながら、ボディ内5軸手ブレ補正や防塵防滴に対応するOM SYSTEM OM-5は、旅行や日常スナップ、アウトドアまで幅広く使いやすいミラーレスカメラです。一方でキットは12-45mm F4 PROと14-150mm IIのどちらを選ぶべきか、最初の単焦点は何mmが使いやすいのか、望遠やマクロは必要なのかで迷う人も多いでしょう。この記事では、OM-5におすすめのレンズを7本紹介し、キットレンズの選び分けからスナップ向け単焦点、マクロ、超広角、超望遠まで、使いどころと注意点を分かりやすく解説します。
この記事のサマリー

レンズキットは2種類。画質と寄れる標準ズームの「12-45mm F4 PRO」と一本完結で便利な「14-150mm II」

OM-5は防塵・防滴保護等級IP53に対応。ただし、システム全体の防滴性能は装着するレンズによって変わるため要注意

最初の単焦点は、日常スナップで出番が多い34mm相当の17mm F1.8 IIがおすすめ

マクロは手軽さの30mm Macro、望遠は入門の75-300mm IIで“マイクロフォーサーズらしさ”を体感できる

用途別のおすすめレンズを解説。自分に適した1本と次に足すべき1本を探す
OM SYSTEM OM-5の特徴とレンズキットの種類

OM SYSTEMのOM-5はミドルクラスでもボディ内5軸手ブレ補正やIP53相当の防塵防滴など、レンズ側の負担を減らしてくれる要素が多いカメラです。まずは、ボディの特徴を先に押さえてからレンズを選びましょう。そうすることにより必要以上に重いレンズを選んだり、逆に機能を活かしきれないレンズ構成になったりする失敗を減らせます。
まず大きいのが手ブレ補正です。OM-5はボディ内手ブレ補正を搭載し、対応レンズではシンクロ手ブレ補正も使えます。つまり、レンズ側に補正がない小型単焦点でも、夜のスナップや屋内で粘れる場面が増えます。
次に防塵防滴です。OM-5はIP53相当の防塵防滴をうたっています。ただしボディが強くてもレンズが非防滴だとシステムとしての耐候性は落ちるので、雨や飛沫が想定されるならレンズも防滴を優先したいところです。
もう一つ押さえたいのが、ライブNDやハイレゾショット、深度合成などのコンピュテーショナルフォト機能です。OM-5は小型ボディながら、三脚やフィルター、専用機材に頼らず表現を広げやすい機能を備えています。たとえばライブNDを使うなら広角〜標準ズーム、深度合成を使うならマクロレンズや寄れる標準ズームとの相性が良くなります。レンズ選びでも「どの撮影機能を使いたいか」を考えると選びやすくなるでしょう。
なお、OM-5の詳しい情報をさらに知りたい人には、以下の記事もおすすめです。競合機との比較も行っているので、チェックしてみてください。
OM-5のレンズキットは2種類
OM-5には、ボディ単体のほかに「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」を組み合わせたレンズキットと、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」を組み合わせたレンズキットが用意されています。12-45mm F4.0 PROキットは、24〜90mm相当の標準域を高画質にカバーでき、近接撮影にも強いのが魅力です。旅先の風景、街歩き、料理や小物の撮影までバランスよく使いたい人に向いています。
一方、14-150mm IIキットは28〜300mm相当を一本でカバーできるため、旅行や家族行事でレンズ交換を減らしたい人に便利です。
画質や寄れる性能を重視するなら12-45mm F4.0 PRO、望遠まで一本で済ませる使いやすさを重視するなら14-150mm IIを基準に選ぶと、失敗しにくいでしょう。
OM-5用レンズの選び方ポイント:換算画角・防塵防滴・最短撮影距離
OM-5のレンズ選びに迷った場合は、35mm判換算の画角、防塵防滴の揃え方、そして最短撮影距離(どれだけ寄れるか)の3点を考え方の軸にするのがおすすめです。自分の撮影スタイルを思い浮かべながら、考えてみてください。
選び方1. 35mm判換算の画角で「撮りたいもの」を先に決める
OM-5が採用するマイクロフォーサーズは、フルサイズ機に比べて写る範囲が狭くなります。そのため、レンズの焦点距離は35mm判換算で約2倍として考えるのが基本です。たとえば12mmはフルサイズの24mm相当、25mmは50mm相当の画角になります。
旅行で景色や街並みを広く入れたいなら、12〜14mm始まり、つまり24〜28mm相当から使えるレンズが便利です。人物や小物を自然に切り取りたいなら、25〜45mm、つまり50〜90mm相当の画角が使いやすいでしょう。
34mm相当の17mmは、料理を大きく写す物撮りというより、テーブル全体や店内の雰囲気を一緒に残すスナップ向きです。皿や小物を自然な形で大きく写したい場合は、標準ズームの望遠側や30mm Macroも候補にするとよいでしょう。
選び方2. 防塵防滴を「ボディとレンズのセット」で考える
OM-5はIP53相当の防塵防滴性能を備えたボディですが、システム全体の耐候性は装着するレンズにも左右されます。ボディだけが防滴でも、レンズが非防滴だとシステム全体としては雨に弱くなるためです。山、渓流、海辺、雨の日の旅行などで使うことが多いなら、防滴対応のズームやPROレンズを選ぶと安心です。特に標準ズームを防滴対応にしておくと、急に天候が崩れた場面でも使いやすくなります。
一方で、街歩きや室内撮影が中心なら、軽い単焦点レンズを優先する選び方もあります。OM-5はボディ内手ブレ補正が強いため、小型の明るい単焦点と組み合わせると、軽快に持ち歩きながら暗めの室内でも撮りやすくなります。屋外の悪天候を重視するか、普段の持ち出しやすさを重視するかで選ぶとよいでしょう。
選び方3. 料理・花・小物を撮るなら「どれだけ寄れるか」も確認する
OM-5用レンズを選ぶときは、焦点距離や明るさだけでなく、最短撮影距離も確認しておきましょう。基本的には最短撮影距離が短いレンズほど、被写体に近づいて大きく写しやすくなります。
たとえば旅先の料理、道端の花、アクセサリーやクラフト作品などは、レンズがあまり寄れないと被写体が小さく写りがちです。反対に、寄れる標準ズームやマクロレンズを使うと、背景を整理しながら主役を大きく写しやすくなります。
最初から専用マクロを買う必要はありませんが、物撮りや花をよく撮る人は「標準ズームがどこまで寄れるか」を見ておくと安心です。後から30mm Macroのような軽量マクロを足すと、料理、小物、花などの撮影がさらに楽しくなります。
OM-5用おすすめレンズの比較 早見表
OM-5向けのレンズは種類が多く、最初の一本を選ぶ段階では違いが分かりにくいかもしれません。そのため、まずは早見表で全体の特徴を確認するのがおすすめです。自分が撮りたい被写体に近いものから見ていくと、候補を絞り込みやすくなります。
製品名 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO | 24〜90mm相当+防滴+寄れる。画質と携帯性のバランスが良い“標準ズームの本命” |
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II | 28〜300mm相当を一本でカバー。旅行・家族行事でレンズ交換を減らしたい人向け |
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II | 18〜36mm相当の超広角ズームを軽量に持ち歩ける。建築・風景の“もう一段広い”に効く |
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II | 34mm相当の万能単焦点。スナップ、旅、室内で出番が多く、最初の単焦点に向く |
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO | 50mm相当の大口径PRO。ボケと立体感を重視した“作品寄り”の標準単焦点 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro | 60mm相当の軽量マクロ。小物・花・料理で「寄って大きく」を手軽に実現 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II | 150〜600mm相当の超望遠入門。野鳥・飛行機・運動会で“届く距離”を伸ばす |
レンズごとに得意な撮影ジャンルは異なりますが、最初からすべて揃える必要はありません。OM-5は小型軽量なシステムなので、まずは標準ズームで撮影スタイルを固め、その後に「もっと広く撮りたい」「大きくボカしたい」「花や野鳥を撮りたい」と感じたタイミングで専用レンズを追加していくと失敗が少ないでしょう。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO:軽さと寄れる性能で“標準域が強くなる”

OM-5のレンズの中でもおすすめとして名前があがりやすいのがキットとしても採用されている、12-45mm F4 PROです。35mm判換算で24〜90mm相当をカバーし、風景から人物、テーブルフォトまで守備範囲が広いのが魅力です。防塵防滴に対応するPRO系なので、OM-5の耐候性を活かしやすい一本でもあります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO |
発売日 | 2020年3月27日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 12-45mm F4.0 |
35mm判換算 | 24-90mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.12m(Wide)/ 0.23m(Tele)、最大撮影倍率0.25倍(35mm判換算0.5倍相当) |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 254g |
みんなのカメラ 商品ページ |
24〜90mm相当+ハーフマクロ級の寄りで、旅と日常の「困った」を減らす
12-45mm F4 PROは近接に強く、旅行先で料理を大きく写したり、道端の花を背景込みで撮ったりするときに便利な1本です。広角側で寄れば遠近感が強まり、被写体を主役にしつつ周囲の空気感も入れられます。
画角も扱いやすく、24mm相当で街並みや室内を広く、90mm相当で人物の上半身や小物の切り取りがしやすいレンジです。OM-5の強力な手ブレ補正があるので、夕方のスナップでもシャッター速度を落として粘れる場面が増え、結果としてISOを上げすぎずに済むことがあります。
注意点は「ボケ量の期待値」。人物専用なら単焦点の追加が早い
通しF4は、風景やスナップではピント面が安定しやすい一方で、背景を大きく溶かす表現は得意ではありません。たとえばカフェで人物を撮ると、背景の情報量が残りやすく、被写体を際立たせたい人は物足りない場合があります。そういうときは、後述の17mm F1.8 IIや25mm F1.2 PROのような単焦点を一本足すと、表現の方向性がはっきり変わります。
もう一点は望遠側の限界です。90mm相当はポートレートの入門には十分ですが、運動会でトラックの向こう側を大きく写す、野鳥を大きく写すといった用途には足りません。標準域を高品質に固めるレンズだと割り切り、必要になったら望遠ズームを追加するのがおすすめです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II:レンズ交換を減らす旅ズーム

利便性を重視したい人にとって、キットにもなっている14-150mm IIは有力な選択肢です。35mm判換算28〜300mm相当を一本でカバーできるため、風景から少し離れた被写体まで対応しやすいのが魅力です。観光、家族行事、アウトドアなど、撮影中にレンズを替えにくい場面では特に使いやすいでしょう。防塵防滴に対応している点も、OM-5と組み合わせるうえで安心材料になります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II |
発売日 | 2022年11月25日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 14-150mm F4.0-5.6 |
35mm判換算 | 28-300mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.5m、最大撮影倍率0.22倍(35mm判換算0.44倍相当) |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 285g |
みんなのカメラ 商品ページ |
28〜300mm相当の守備範囲で、旅行・行事の“撮り逃し”を減らす
旅行では、風景を広角で撮った直後に、遠くの被写体(山の稜線、寺社の装飾、ステージ上の人物)を望遠で狙いたくなることがあります。そんなときレンズ交換が必要だと、交換中にシャッターチャンスが過ぎることも珍しくありません。その点14-150mm IIであればズーム操作だけで画角を切り替えられるため、結果的に写真の枚数も増えやすいでしょう。
運動会や動物園でも同様で、広角で会場の雰囲気を残しつつ、望遠で表情を抜く流れが一本で作れます。大口径望遠ほど背景はボケませんが、マイクロフォーサーズは望遠側で被写体に寄るほど背景が整理しやすいので、「家族の記録写真」用途では十分満足できる人が多いでしょう。
注意点は広角端と暗さ。風景ガチ勢・夜の望遠は補助レンズが欲しくなる
広角端が28mm相当スタートなので、狭い室内や広がり重視の風景では12mm(24mm相当)始まりの標準ズームに分があります。たとえば山の稜線を広く入れる、建築を歪みを抑えつつ広く撮るといった用途では、もう一歩広角が欲しくなることがあります。
また望遠端は開放F値が暗めになり、夕方の300mm相当ではシャッター速度を稼ぎにくい場面も出ます。OM-5の手ブレ補正で手ブレは抑えやすい一方、動く被写体は被写体ブレが残りやすいので、動体中心なら明るい望遠ズームや撮影時間帯の工夫も視野に入れておくと安心です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II:小さく持てる超広角

標準ズームの次に欲しくなりやすいのが超広角です。9-18mm IIは35mm判換算18〜36mm相当で、風景のスケール感や建築の空間の広さを強調しやすいレンズです。沈胴式のコンパクトさが売りなので、OM-5の携帯性を崩しにくいのもポイントになります。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II |
発売日 | 2024年2月23日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 9-18mm F4.0-5.6 |
35mm判換算 | 18-36mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.25m、最大撮影倍率0.05倍(Wide)/ 0.10倍(Tele)(35mm判換算0.11倍相当 / 0.20倍相当) |
フィルター径 | 52mm |
重量 | 154g |
みんなのカメラ 商品ページ |
超広角は「広く写す」だけでなく、近づいて主役を作るのが面白い
超広角の醍醐味は、ただ広い範囲を入れることではありません。被写体に近づくほど遠近感が強調され、手前の花や岩を大きく、背景の山や空を広く入れるような“主役が明確な風景”を作りやすくなります。標準ズームだと平板になりがちな景色も、手前の要素を積極的に入れて立体感を出せるのが魅力です。
また、街中では路地や室内で後ろに下がれない場面で役に立ちます。旅行先の小さな店内、寺社の天井画、建築の柱列など、距離が取れない被写体ほど超広角の恩恵が大きいでしょう。OM-5のライブNDや長秒系の表現を使う場合も、広い画角で水の流れや雲の動きを取り込みやすく、作品づくりの幅が広がります。
注意点は歪みと周辺の扱い。人物中心なら距離感に気をつけたい
超広角は構図次第で歪みが目立ちやすく、特に画面端に人物を置くと体が引き伸ばされたように写ることがあります。スナップで人を入れるなら、人物はなるべく中央寄りに置き、端に寄せる場合は余白を残して後からトリミングできるように撮ると失敗が減ります。
もう一点は暗所です。F4-5.6クラスなので、星空や暗い室内で“明るさだけ”を求めると単焦点に軍配が上がります。ただOM-5は手ブレ補正が強いので、静物中心なら意外と粘れる場面もあります。暗所の動体が多い人は、超広角単焦点を別途検討するのがよいでしょう。
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II:OM-5の単焦点で迷っている人におすすめ

17mm F1.8 II(35mm判換算34mm相当)は、OM-5の単焦点の最初の1本にもおすすめのレンズです。ちょうど広すぎず狭すぎない画角で、日常スナップ、旅行、室内、テーブルフォトまで守備範囲が広く、ズームに慣れた人でも移行しやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II |
発売日 | 2025年3月1日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 17mm F1.8 |
35mm判換算 | 34mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.25m、最大撮影倍率0.08倍(35mm判換算0.16倍相当) |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 112g |
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34mm相当は「状況を入れつつ主役も立てる」スナップの黄金バランス
50mm相当(25mm)より少し広い34mm相当は、被写体の周囲の情報を残しやすく、旅先で“その場の空気”を写し込みたいときに向きます。たとえば市場の屋台、宿の部屋、友人との食事など、背景も含めて思い出にしたい場面では、標準より少し広さがあるのが助かるでしょう。
また、F1.8の明るさは、室内でシャッター速度を稼ぎたいときにも助けになります。さらにOM-5のボディ内手ブレ補正があるので、静かなシーンではシャッター速度を落としてISOを抑えやすいでしょう。ズームの“便利さ”を残しつつ、単焦点らしい立体感や分離感を体験しやすいポジションだと言えます。
注意点は防滴運用と画角の好み。アウトドア派は標準ズームと使い分けたい
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIは、IPX1相当の防滴性能と防塵機構を備えた小型単焦点です。OM-5と組み合わせても軽快に持ち出しやすい1本ですが、防滴性能は防水を意味するものではありません。雨量が多い場面では無理をせず、レインカバーの併用や撮影後のケアも意識しましょう。
また34mm相当は万能ですが、好みは分かれます。もっと広く撮りたい人は30mm相当付近、逆に人物中心なら50mm相当のほうがしっくり来る場合もあります。迷うときは、キットズームで24〜35mm相当をよく使っているか、50mm相当をよく使っているかを見返すと、選び間違いを減らせます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO:ボケと立体感を“作品寄り”に引き上げる標準単焦点

OM-5で「ボケを活かしたい」「雰囲気のある写真に寄せたい」と感じる人にとっては、25mm F1.2 PROは表現力を分かりやすく変えてくれる一本です。35mm判換算50mm相当は人物にもスナップにも使いやすく、F1.2の明るさで背景を大きく整理できます。防塵防滴のPROレンズという点も、OM-5と組み合わせやすい理由です。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO |
発売日 | 2016年11月18日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 25mm F1.2 |
35mm判換算 | 50mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.3m、最大撮影倍率0.11倍(35mm判換算0.22倍相当) |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 410g |
みんなのカメラ 商品ページ |
50mm相当×F1.2は、人物や静物を主役として見せやすい
25mm F1.2 PROは、35mm判換算で50mm相当の標準単焦点です。人の見た目に近い自然な画角で撮りやすく、人物、テーブルフォト、室内の小物などを落ち着いた雰囲気で写せます。
F1.2まで明るいレンズなので、背景をぼかして主役を目立たせやすいのも魅力です。たとえば室内で人物を撮ると、背景の家具や壁の情報をやわらかく整理でき、被写体に視線を集めやすくなります。料理やグラスを撮るときも、手前を主役にして奥をふんわりぼかす表現がしやすいでしょう。
さらにOM-5のボディ内手ブレ補正と組み合わせると、室内や夜の街など光が少ない場面でも撮りやすくなります。動く人物ではシャッター速度の確保が必要ですが、静物やスナップではISO感度を上げすぎずに撮れる場面が増えます。
注意点はサイズと価格。軽さ重視なら小型単焦点も候補になる
25mm F1.2 PROは描写力に期待できる一方で、OM-5に組み合わせるレンズとしては大きさと価格が気になるポイントです。OM-5は小型軽量なボディなので、レンズが大きくなると携帯性の良さはやや薄れます。日常スナップや旅行で軽快に持ち歩きたい人は、より小型の単焦点レンズと比較して選ぶとよいでしょう。
また、F1.2の開放付近ではピントの合う範囲が浅くなります。背景を大きくぼかせる反面、人物の目や小物の一部にしっかりピントを合わせたい場面では、丁寧なピント合わせが必要です。ボケを活かした表現を楽しみたい人には魅力的ですが、軽さや扱いやすさを優先するなら、少し絞って使う前提で考えると失敗が少なくなります。
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro:軽量マクロで“寄る楽しさ”を味わえる

OM-5で小物や花、料理をしっかり撮りたい人には、30mm F3.5 Macroが候補になります。35mm判換算60mm相当の画角で、日常の被写体を大きく写しやすく、標準ズームでは寄り切れない場面を補いやすいレンズです。比較的コンパクトなマクロレンズなので、標準ズームと一緒に持ち歩き、必要な場面だけ付け替える使い方もしやすいでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro |
発売日 | 2016年11月18日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 30mm F3.5 |
35mm判換算 | 60mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.095m、最大撮影倍率1.25倍(35mm判換算2.5倍相当) |
フィルター径 | 46mm |
重量 | 128g |
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小物・花・料理で、“背景整理”と“ディテール描写”を両立しやすい
マクロレンズの良さは、被写体を大きく写せるだけではありません。寄ることで背景が写る範囲が狭まり、日常の雑多な要素を整理しやすくなります。たとえば机の上の文房具、旅先の土産、アクセサリーなどを撮るときには、ズームよりマクロのほうが写真が締まりやすいと感じる人も多いでしょう。
さらにOM-5にはフォーカスブラケットや深度合成など、マクロと相性の良い機能が用意されています。ただし被写体の揺れや光の変化で仕上がりが変わるので、まずは静物から試してみると良いでしょう。
昆虫や警戒心の強い被写体を撮影するときは距離が課題
注意点は、昆虫など動く被写体では使いにくい場面があることです。30mm F3.5 Macroは花や小物、料理には使いやすい一方で、昆虫を大きく写そうとするとカメラをかなり近づける必要があります。そのため、近づく前に逃げられてしまうこともあります。そのため、逃げやすい被写体相手にはもう少し離れて撮れるマクロレンズのほうが向く場合があります。
また、マクロ撮影ではピント合わせが少し難しくなります。被写体に近づくほどピントの合う範囲が狭くなり、少し体が動くだけでもピント位置がズレやすくなるためです。OM-5の手ブレ補正は助けになりますが、最初はカメラをしっかり構え、同じ構図で何枚か撮っておくと失敗を減らせます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II:600mm相当を持ち歩ける、OM-5で始める超望遠

OM-5で遠くの被写体を撮りたい人には、75-300mm IIが候補になります。35mm判換算で150〜600mm相当までカバーできるため、野鳥、飛行機、運動会、スポーツ観戦などで被写体を大きく写しやすいレンズです。フルサイズ用の超望遠レンズに比べると持ち歩きやすく、OM-5の軽快さを活かしながら望遠撮影ができるでしょう。
項目 | 値 |
|---|---|
製品名 | M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II |
発売日 | 2013年3月1日 |
対応センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
焦点距離・開放F値 | 75-300mm F4.8-6.7 |
35mm判換算 | 150-600mm相当 |
手ブレ補正 | なし(OM-5のボディ内手ブレ補正を使用) |
最短撮影距離・最大倍率 | 0.9m(75mm時)/ 1.5m(75mm以外)、最大撮影倍率0.18倍(35mm判換算0.36倍相当) |
フィルター径 | 58mm |
重量 | 423g |
みんなのカメラ 商品ページ |
野鳥・飛行機・運動会など、遠くの被写体を大きく写しやすい
75-300mm IIの魅力は、標準ズームでは小さく写りがちな遠くの被写体を、大きく引き寄せて撮れることです。35mm判換算600mm相当まで使えるため、公園の野鳥、飛行機、運動会の子ども、スポーツ観戦などで活躍します。肉眼では見えていても写真では小さくなってしまう被写体を、主役として写しやすくなるのが大きなメリットです。
OM-5のボディ内手ブレ補正は、望遠撮影でも構図を安定させる助けになります。ただし、動いている被写体を撮る場合は、手ブレだけでなく被写体ブレにも注意が必要です。野鳥や運動会を撮るなら、できるだけ明るい時間帯に撮影し、シャッター速度を速めに設定すると失敗を減らせます。
注意点は暗さと防滴運用。まずは晴れた日に使う
注意点は、暗い場所や悪天候では使いにくい場面があることです。望遠側では開放F値が暗くなるため、曇りの日や夕方はISO感度が上がりやすくなります。また、防塵防滴仕様ではないため、雨や水しぶきが多い環境で使うなら注意が必要です。まずは晴れた日の野鳥、飛行機、運動会などで、超望遠の楽しさを体験する一本として考えるとよいでしょう。
比較・選び方ガイド:用途別に見るOM-5のおすすめレンズ
OM-5のレンズ選びは、万能ズームで広く押さえるか、単焦点や専用レンズで“撮りたい被写体”に寄せるかで納得感が変わります。ここでは、用途別に最初のおすすめのレンズと、次に選ぶ1本を紹介します。自分の撮影スタイルやニーズに合わせて選んでみてください。
主な用途 | 最初に選ぶと失敗しにくいレンズ | メリット | 注意点 | 次に選ぶ1本 |
|---|---|---|---|---|
旅行・観光を一本で完結したい | 14-150mm F4.0-5.6 II | 28〜300mm相当でレンズ交換を減らせる | 広角やボケ表現では物足りない場面がある | 広角重視なら9-18mm II、夜やボケ重視なら17mm F1.8 II |
風景・スナップを画質重視で始めたい | 12-45mm F4.0 PRO | 24〜90mm相当で使いやすく、防滴と寄れる性能も強い | 遠くの被写体を大きく写すには望遠が足りない | 人物のボケなら25mm F1.2 PRO、遠景なら75-300mm II |
日常スナップを軽快に撮りたい | 17mm F1.8 II | 34mm相当で出番が多く、室内でも使いやすい | 望遠は撮れず、耐候性もズームほど重視しにくい | 望遠が必要なら14-150mm II、耐候性重視なら防滴ズーム |
花・料理・小物を大きく写したい | 30mm F3.5 Macro | 近くの被写体を大きく写しやすい | 昆虫など逃げやすい被写体にはやや不向き | 昆虫中心なら長めのマクロ、まずは標準ズーム併用でもよい |
野鳥・飛行機・運動会で遠くを狙いたい | 75-300mm F4.8-6.7 II | 150〜600mm相当で遠くの被写体を大きく写せる | 暗所や悪天候では使いにくい場面がある | 防滴重視なら上位望遠、旅行兼用なら14-150mm II |
レンズキットをどっちにするか迷った場合は、旅行・家族行事の比率が高いなら14-150mm II、写真の基礎をしっかり作りたいなら12-45mm F4 PROと考えると良いでしょう。前者は望遠まで一本で済む代わりに広角とボケ表現で割り切りが出やすく、後者は標準域の画質と寄りで満足しやすい代わりに望遠は後から追加になりがちです。
OM-5におすすめのレンズ比較まとめ
OM SYSTEM OM-5のレンズ選びは、まず自分が一番撮りたいシーンから考えるのが近道です。旅行や家族行事を一本で済ませたいなら14-150mm II、風景やスナップを画質重視で始めたいなら12-45mm F4 PROが候補になります。日常スナップには17mm F1.8 II、花や小物には30mm F3.5 Macro、野鳥や運動会には75-300mm IIのように、用途ごとに得意なレンズを選ぶと失敗が少なくなります。OM-5は手ブレ補正や防塵防滴といったボディ性能も魅力ですが、レンズによって撮れる写真の幅が大きく変わります。まずは自分が一番撮りたい被写体に合った一本を選び、必要に応じてレンズを追加していくのがおすすめです。
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