
安いミラーレス一眼おすすめ8選:初心者が後悔しない選び方と中古・型落ちの狙い目








安いミラーレス一眼は一見コスパがよさそうに見えて、「ピントが合わない」「手ぶれが増える」「レンズ代が想像以上」といった落とし穴もあります。この記事では、センサーサイズ、AFと手ぶれ、動画と操作性といった初心者でも失敗しにくい選び方のポイントをはじめ、新品で選びやすいモデルから中古や型落ちでお得になりやすいモデルまで、価格と実用性のバランスが良い8機種を厳選して紹介します。
この記事のサマリー

安いミラーレス一眼は「本体価格」だけでなく、レンズ代も含めて判断すると失敗が減る

初心者はAF(瞳AF・追従)と手ぶれ対策を見る。同じ価格帯でも撮れる歩留まりが変わる

中古・型落ちは「状態の見極め」と「保証の有無」が重要

動画メインならEVFの有無より、マイク端子・熱・手ぶれ・追従AFを重視する

8機種の役割を用途別に紹介。自分にあった一台を選べるようにする
安いミラーレス一眼を選ぶポイント:初心者は「3つの軸」で決める

安いミラーレス一眼を選ぶときは、スペック表の数字をメインに見るのではなく、「センサーサイズとレンズ費用」、「AFと手ぶれ対策」、「動画・ファインダー・操作性」に注目するのがおすすめです。たとえば同じ10万円前後の機種でも、動体に強いものと静止物向きのものでは、子どもやペット撮影の成功率が大きく変わります。さらにボディが安くても、レンズを追加したときに総額が跳ね上がるケースもあるため、最初の1本(キットレンズ)まで含めて考える方が安心です。
選び方1. センサーサイズは「画質」より先に“レンズ代と携帯性”で考える
センサーサイズは画質差として語られがちですが、特に初心者はレンズ代と携帯性に注目するのがおすすめです。APS-Cは本体もレンズも選択肢が広く、旅行で標準ズーム1本運用をしやすいのが利点です。具体例として、家族旅行で荷物を減らしたいならAPS-Cの小型ズームが現実的ですし、学園祭や室内イベントで少しでも背景をぼかしたいなら、フルサイズや明るい単焦点の方向が効きます。マイクロフォーサーズは軽さが強みで、登山や街歩きで気軽に持ち運びたい人に向きます。
選び方2. AF(瞳AF・追従)と手ぶれ対策は“撮れる確率”を底上げする
初心者の失敗で多いのは、実は画質不足より「ピントと手ぶれ」です。顔・瞳を追い続けるAFが強い機種は、子どもの運動会、ペットの動き回る室内などで歩留まりが上がります。もう1つは手ぶれで、夜景や薄暗い室内、動画の歩き撮りで差が出やすい部分です。ボディ内手ぶれ補正(IBIS)があると補正なしの単焦点でも粘れますが、非搭載機なら手ぶれ補正付きレンズ(OIS)を優先したいところです。たとえば夕方のカフェで料理を撮る、駅前のイルミネーションを手持ちで撮るといった場面では、同じ露出でも“ブレてない1枚”の確率が変わります。
選び方3. 動画・EVF・操作性は「続けられるか」を左右する
安いミラーレス一眼でも4K動画は当たり前になりましたが、撮りやすさは別物です。Vlogや家族の動画を撮るなら、バリアングル液晶、マイク端子、熱で止まりにくい設計、歩き撮りで破綻しにくい手ぶれ対策が効きます。一方で写真中心なら、EVF(ファインダー)の有無が快適さに直結し、日中の屋外で背面液晶が見にくい状況でも構図が安定します。例として、日差しの強い公園で子どもを追う、雪山で露出を詰めたいといった場面ではEVFのありがたみが出ます。逆に自撮り中心ならEVFは優先度が下がります。
ミラーレス一眼を安く買う方法は安い時期を見極めることと中古を狙うこと
ミラーレス一眼を安く買う方法は大きく分けて、新品の値動きや型落ちを待つか、中古を狙うかの2択です。ただし値段だけに固執すると、欲しいレンズや状態の良い個体を逃してしまうこともあります。初心者は、総額(ボディ+レンズ+予備バッテリーなど)を先に決めたうえで、型落ちや中古でも困らない機能と、妥協してはいけないポイントを押さえると良いでしょう。特にフルサイズはボディ価格が下がって見えてもレンズで差がつくため、運用費までしっかり考える必要があります。
安い時期の考え方:新製品の3か月後と、後継機発表の直後が狙い目
新品の値下がりは発売直後ではなく数か月後から段階的に進むことが多く、「発売から約3か月」がひとつの目安です。また、もう一段動きやすいのが後継機の噂・発表・発売のタイミングです。この場合は旧モデルが型落ち扱いになり在庫調整が入りやすくなります。特に最新AFにこだわらない写真中心の人であれば型落ちで十分なこともあります。ただし、旅行やイベントの日程が決まっている場合は、値動きを待ちすぎない判断も大切です。
安い中古を狙うなら:チェック項目は「外観」より“動作と付属品”
中古は最安を追うほどリスクも上がるため、キズの有無より動作の確実性も見ておくことが重要です。具体的には、ダイヤルやボタンの反応、端子のガタ、バッテリーの劣化などを重視したいところです。また、センサーのゴミ写りに関しては、青空や白壁を絞って撮影し確認しましょう。加えて、充電器・純正バッテリー・ストラップなどの付属品の欠品の確認も重要です。また、EVF搭載機はファインダーの表示ムラや接眼部の傷みが快適性に直結します。中古品を長く使いたいなら、保証の有無も含めて判断すると良いでしょう。
レンズキットは初心者を救う:標準ズームの完成度で選ぶのも手
初心者が最初に詰まりやすいのは、撮りたいものが見えてきた段階で「どのレンズを買えばいいか分からない」状態です。その意味で、レンズキットは単品購入より総額を抑えやすいだけでなく初心者の迷いを減らしてくれます。たとえば旅行なら広角側が使いやすい標準ズーム、子どもやペットならAFと手ぶれ補正が安定するキットが便利です。逆に、夜景や室内が多いなら、キットで始めつつ次の1本を明るい単焦点にするなど、拡張前提で考えると無駄が減ります。
おすすめの安いミラーレス一眼比較表
ここでは、おすすめの安いミラーレス一眼の8機種をおすすめポイントとともに紹介します。
製品名 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
最安クラスで始めやすいAPS-C、まず写真を覚える1台 | |
超軽量で日常携帯向き、旅行のサブにも強い | |
EVFなしでも動画が撮りやすい設計、Vlog入門の定番候補 | |
AFと連写のバランスが良く、家族・ペットで成功率が上がる | |
静止画も動画もそつがない万能型、中古相場も狙いやすい | |
強力な手ぶれ補正と耐候性、アウトドアで頼れる | |
フルサイズ入門の型落ち名機、ボケと高感度を安く体験 | |
軽いフルサイズで動画・手持ちに強い、持ち出す頻度が上がる |
それぞれの特徴を知ったうえで、安いミラーレス一眼を選んでいきましょう。
Canon EOS R100:とにかく安いミラーレス一眼で写真を始めたい人へ

最初の1台を「できるだけ安いミラーレス一眼」で探すなら、Canon EOS R100は外せません。APS-Cで約2,410万画素クラス、ボディは軽量で、スマホからのステップアップとして“カメラの基本”を身につけやすい一台といえます。予算を抑えたぶん、SDカードや予備バッテリー、簡単な三脚などの周辺機材も揃えやすく、撮影回数を増やして上達するタイプの人ほど相性が良いでしょう。一方で、安さの代償として「手ぶれ補正はレンズ頼み」「上位機ほどの操作の余裕はない」といったデメリットもあります。使いどころを見誤らなければ、価格以上に満足しやすいカメラといえるでしょう。
製品名 | Canon EOS R100 |
|---|---|
発売日 | 2023年6月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2,410万画素 |
ISO感度 | ISO 100-12,800(拡張 25,600) |
シャッタースピード | 1/4,000〜30秒 |
本体重量 | 約356g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
スマホより“失敗が減る”状況を作ると伸びる
EOS R100が効くのは、背景を少し整理して撮れる場面です。たとえば日中の公園で子どもを撮るなら、シャッタースピードを上げてブレを避けやすく、スマホより表情の瞬間を残しやすくなります。もう1つの例は料理や小物で、テーブル上の光が整っていれば、ボケを作って主役を浮かせる写真らしさが出しやすいでしょう。逆に暗い室内で手持ちのまま撮ると、シャッタースピードが落ちて手ぶれしやすくなります。まずは明るい場所で撮影回数を稼ぎ、露出やAFの感覚を掴む使い方が向きます。
注意点は手ぶれと操作の余白、レンズ選びで補える
ボディ内手ぶれ補正がないため、夜景や室内ではブレ対策が必須になります。対策としては、手ぶれ補正付きのキットレンズを優先する、シャッタースピードを「焦点距離ぶんの1以上」を意識する、壁や机に肘を預けて身体側の安定を作るなどがおすすめです。また、後から動画に力を入れたくなった場合に、上位機ほどの余裕がない点も考える必要があります。とはいえ、RFマウントで始められる意味は大きく、将来ボディを買い替えてもレンズ資産を活かせます。まずは安く始めて撮りたい被写体が固まったらレンズや上位ボディへ進む、という流れが作りやすい機種です。
Panasonic LUMIX G100D:軽いは正義、毎日持てる安いミラーレス一眼

持ち歩き重視で安いミラーレス一眼を探すなら、Panasonic LUMIX G100Dがおすすめです。マイクロフォーサーズの利点である小型・軽量を突き詰めた1台で、カメラが大きくて持ち出さなくなる懸念も減らせます。レンズキットでも手が届きやすい価格帯で、旅行や街歩きの相棒としても使いやすいでしょう。一方センサーが小さいぶん、暗所の余裕や大きなボケはフルサイズほど期待できません。だからこそ、得意分野を理解して使うことが大切です。
製品名 | Panasonic LUMIX G100D |
|---|---|
発売日 | 2024年2月 |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
有効画素数 | 約2,030万画素 |
ISO感度 | ISO 200-25,600(拡張 100) |
シャッタースピード | 1/16,000〜60秒(電子)/ 1/4,000〜60秒(メカ) |
本体重量 | 約346g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
旅行と日常のスナップで「取り回し」が効く
G100Dが刺さるのは、荷物を増やしたくない人です。たとえば1日中歩く観光地でも、負担なく撮影したいものをスムーズに撮れます。また、荷物が多い子どもとの外出でも、コンパクトなボディは扱いやすいでしょう。さらにマイクロフォーサーズは望遠側が活かしやすいので、動物園や運動会で“もう少し寄りたい”と感じたときに、比較的軽量な望遠レンズを選びやすいのもメリットです。
ボケ・暗所は過信しない、撮り方で補うのがコツ
注意点は、背景を大きく溶かす表現や高感度での粘りが、APS-Cやフルサイズに比べると物足りない点です。対策としては、背景を遠ざける(被写体と背景の距離を取る)、広角側でも被写体に寄る、光の向きを意識して撮るなどが良いでしょう。また、本来の軽さを活かしたレンズ選びも重要です。まずは標準ズーム1本で得意な画角を掴むと良いでしょう。軽さが魅力のカメラなので、カメラバッグまで含めて重量を考えるのがおすすめです。安いミラーレス一眼の中でも、持ち出し頻度を上げたい人に向いた一台と言えます。
Nikon Z 30:Vlogを安く始めるなら、割り切りが上手い1台

動画を主目的に安いミラーレス一眼を選ぶなら、Nikon Z 30がおすすめです。EVFを省いたぶん小型軽量で、バリアングル液晶による自撮り対応、長時間記録を意識した設計など、写真機というより動画撮影機として優秀です。もちろん写真撮影にも強く、撮り始めまでの速さも魅力。設定に迷う時間を減らしやすい一台です。一方で、ファインダー撮影が必須の人やトリミング前提の高画素が欲しい人にはやや不向きです。用途がハマれば価格以上に満足しやすい典型的な機種といえるでしょう。
製品名 | Nikon Z 30 |
|---|---|
発売日 | 2022年8月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2,088万画素 |
ISO感度 | ISO 100-51,200(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/4,000〜30秒 |
本体重量 | 約405g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
自撮り・室内撮影で効く、動画寄りの使い勝手
たとえば部屋でレビュー動画を撮る場合、REC中が分かりやすい表示やバリアングルの構図確認が効いてきます。また旅先で声を入れながら撮るVlogでは、機材を増やすほど動きづらくなりますが、Z 30はこれだけで成立するのが強み。AFも動画向けに追従を意識しやすく、スマホ動画からの移行でも違和感が出にくいでしょう。静止画でも、日中のスナップやポートレート程度なら十分戦えます。まず動画、たまに写真という使い方に相性が良いカメラです。
EVFなしの弱点は屋外で出る、対策もセットで考える
注意点は、日差しの強い場所で背面液晶が見づらくなることです。屋外イベントでの構図確認が難しくなるので、日よけ(フード)を使ったり、液晶の明るさ設定を意識して撮影位置を少し変えるなど運用でカバーしましょう。また手持ちの歩き撮りで揺れが目立つ場面では、電子手ぶれ補正の効き方や画角変化を意識するのがおすすめです。
写真の操作快適性より、動画を撮る導線を短くしたのがZ 30です。そのため、写真もしっかり撮影したい人は、EVF付きの別機種と比較することをおすすめします。
Canon EOS R50:安いのにAFが強い、家族・ペット撮影の成功率が上がる

初心者にとってピントを合わせやすいのは重要。その観点で強いのがCanon EOS R50です。APS-Cで約2,420万画素、軽量ボディに被写体検出AFの考え方が入り、さらに電子シャッターで最高約15コマ/秒の連写も狙えます。安いミラーレス一眼の枠でも、撮影チャンスに強い要素が揃っているため、子どもやペットのように“待ってくれない被写体”で差が出やすいでしょう。ボディ内手ぶれ補正がないなど弱点もありますが、カメラ任せでも結果を出しやすく、初めての一台としておすすめです。
製品名 | Canon EOS R50 |
|---|---|
発売日 | 2023年3月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | ISO 100-32,000(拡張 51,200) |
シャッタースピード | 1/4,000〜30秒(メカ)/ 1/8,000〜30秒(電子) |
本体重量 | 約375g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
人物・動物で頼れるAF、写真の歩留まりが変わる
R50の美味しさは、難しい設定をしなくても顔や瞳を追いやすいところです。たとえば室内で走り回る子どもを撮るときには、ピントが背景へ抜ける失敗を減らせます。また、ペットを撮影する際は目線が一瞬こちらに向いたタイミングを拾えると、良い写真が撮れるでしょう。連写も使えるので、表情の当たりを後から選びやすいのも初心者向きです。写真中心でも動画中心でも失敗が少ないことはモチベーションに直結します。撮影回数が増えるほど、R50の強みが効いてきます。
手ぶれ補正なしは割り切り、夜と望遠は工夫が要る
注意点は、暗所でシャッタースピードが落ちるとブレやすい点です。対策としては、手ぶれ補正付きのキットレンズを使う、ISOを上げることを怖がりすぎない、壁や柱を使ってカメラを安定させる、といった工夫が有効でしょう。もう1つは望遠側で、焦点距離が伸びるほどブレが増えるため、脇を締める、息を止めるなどの撮影姿勢を意識することが重要です。R50は安いのにAFで良い写真が撮影できるタイプです。特に初心者がつまずきやすいピント問題をを解決したい人には、おすすめです。
Sony α6400:中古も狙いやすい万能機、写真も動画も“ちょうどいい”

予算を抑えつつ、静止画も動画もそつなくこなせる安いミラーレス一眼を探すなら、Sony α6400は候補に入れたい一台です。APS-Cで約2,420万画素、AFの追従や瞳AFが強く、日常のスナップからポートレート、簡単な動画まで守備範囲が広いのが魅力です。現行の新製品だけでなく中古・型落ちとしても流通量が多く、状態と価格のバランスを取りやすいのも魅力といえるでしょう。ボディ内手ぶれ補正がない点は割り切りですが、レンズ側の補正や撮り方で補いやすいため、総合点の高い選択肢です。
製品名 | Sony α6400 |
|---|---|
発売日 | 2019年2月 |
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | ISO 100-32,000(拡張 102,400) |
シャッタースピード | 1/4,000〜30秒 |
本体重量 | 約403g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
1台で幅広く撮る人に向く、AFと運用のしやすさ
α6400は何を撮るかまだ決まっていないという初心者にも適したカメラです。具体例として、休日は街スナップ、平日は室内の家族、たまにイベントで動画も撮る、といった欲張りな使い方でも破綻しにくいでしょう。また背景を整理したポートレートでは瞳AFが効くことでピント位置の迷いが減り、構図や光に集中しやすくなります。レンズの選択肢が豊富なマウントでもあるので、撮りたいものが固まってきた後の拡張もしやすいのが魅力です。
注意点は手ぶれとメニュー、最初に“自分用設定”を作る
注意点の1つは手ぶれで、夜景や室内ではシャッタースピード管理が重要になります。手ぶれ補正付きズームを使う、ISOオートの上限を決める、連写で当たりを増やすなどの工夫が必要です。もう1つは操作面で、初期状態のままだと設定が散らかって見える場合があるため、よく使う項目をショートカットに入れたり、ボタンカスタムを整えると快適になります。
OM SYSTEM OM-5:手ぶれと天候に強い、アウトドアで失敗を減らす

登山やキャンプ、海辺など、撮影条件が厳しい場所で使える安いミラーレス一眼を探すなら、OM SYSTEM OM-5がおすすめです。小型ボディに5軸手ぶれ補正を積み、防じん・防滴(保護等級IP53)や耐低温(-10℃)といった耐候性を備えており、撮影を続けやすいのが強みです。マイクロフォーサーズの軽さも相まって、荷物の制限があるアウトドアほど持っていける一眼になります。ボケ量ではフルサイズに譲るものの、ブレないことや頑丈性を重視したい人には、価格以上の価値が感じられるでしょう。
製品名 | OM SYSTEM OM-5 |
|---|---|
発売日 | 2022年10月 |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ |
有効画素数 | 約2,037万画素 |
ISO感度 | ISO 200-25,600(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8,000〜60秒 |
本体重量 | 約366g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
夜明け前や森の中で効く、強力な手ぶれ補正
OM-5の実用性は、シャッタースピードを落とさざるを得ない場面で見えてきます。具体例として、朝焼け前の薄暗い山道で手持ち撮影をする、森の木漏れ日の中でISOを上げすぎたくない、といった状況でブレを抑えやすいのは大きなメリットです。また動画では手持ちでも映像が暴れにくく、歩きながらの記録でも見返せる素材になりやすいといえます。特にアウトドアシーンではOM-5のように手ぶれ補正が強いカメラは重宝します。安いミラーレス一眼でもアウトドアを本気で撮るなら、手ブレ補正と耐候性の価値は大きいでしょう。
ボケ量より“撮れる環境の広さ”、レンズ選びも軽さ優先で
注意点は、背景を大きくぼかす表現がフルサイズほど簡単ではないことです。対策としては、望遠側を使って背景を圧縮する、被写体に近づく、背景を遠ざけるなどが有効です。もう1つの注意点は、耐候性を活かすならレンズ側も防滴対応を意識したくなる点です。ただしレンズを増やしすぎると軽さのメリットが薄れます。最初は標準ズーム+軽い単焦点のように、少ない本数で運用を固めると満足度が上がります。
Canon EOS RP:型落ちでフルサイズを安く始める定番ルート

フルサイズを安く始めたい人にとって、Canon EOS RPはおすすめです。フルサイズならではのボケ量や高感度の余裕を比較的手頃な価格帯で体験でき、ポートレートや室内撮影でいわゆる一眼らしい写真が撮れます。新品でも中古でも見つけやすいうえに型落ちで価格が落ち着いたぶん、フルサイズ入門としてのハードルが下がっています。ただし、ボディ価格だけ見て選ぶと、フルサイズ用レンズで総額が膨らみやすいのも事実です。RPはレンズ計画込みで選ぶと、予算通りの買い物ができるでしょう。
製品名 | Canon EOS RP |
|---|---|
発売日 | 2019年3月 |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 約2,620万画素 |
ISO感度 | ISO 100-40,000(拡張 102,400) |
シャッタースピード | 1/4,000〜30秒 |
本体重量 | 約485g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
ボケと高感度が効く、室内・夜・ポートレートで伸びる
RPの魅力は、条件が悪くても使いやすいところです。たとえば夕方の室内で子どもを撮るときには、APS-CよりISOに余裕が出て、シャッタースピードを稼ぎやすくなります。また人物撮影で、背景がゴチャつく場所でもボケで整理しやすく、被写体が浮きやすいでしょう。スマホの全部映るような写真から一段変えたい初心者にとっては、フルサイズの特性も学べびやすいでしょう。
注意点は手ぶれ補正なしとAF世代、レンズと撮り方で補う
RPはボディ内手ぶれ補正がないため、暗所ではブレ対策が重要です。手ぶれ補正付きレンズを選ぶ、シャッタースピード優先で撮る、連写で当たりを増やすなど、工夫でカバーできます。もう1つの注意点はAFが最新世代ほど賢いわけではない点で、動体の追従は最新機に比べると工夫が必要です。たとえば子どものスポーツなら、連写を使ったり、被写体がこちらへ向かう場面を狙う撮影の工夫で成功率を上げましょう。とはいえ、型落ちの弱点を理解していれば、フルサイズ入門としてコストパフォーマンスは高いといえます。レンズまで含めて予算を考えると、満足度が高まります。
Panasonic LUMIX S9:軽いフルサイズで“撮る頻度”を上げたい人向け

フルサイズを試したいけれど重さが不安、という人におすすめなのがPanasonic LUMIX S9です。約24MPクラスのフルサイズでありながら比較的軽量なボディを実現し、手持ち撮影を支える手ぶれ対策も備えます。フルサイズの画質を日常へ持ち込む発想のカメラなので、旅や街歩きでも気軽に持てるタイプです。一方で、レンズマウントの選択肢や、撮影スタイルによっては別機種の方が優れている場合もあります。どこで強みが活きるかを理解して選ぶのがポイントです。
製品名 | Panasonic LUMIX S9 |
|---|---|
発売日 | 2024年6月 |
センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
ISO感度 | ISO 100-51,200(拡張あり) |
シャッタースピード | 1/8,000〜60秒 |
本体重量 | 約403g(バッテリー・メモリーカード含む) |
みんなのカメラ 商品ページ |
手持ちで完結しやすい、旅・スナップ・日常動画の相性
S9が効くのは、三脚や大きな機材を持ち込みにくい場面です。たとえば旅行先の夕景や室内の記録を手持ちで撮るとき、フルサイズの余裕と手ぶれ対策が組み合わさると、失敗が減ります。さらに街歩きの短い動画でも気軽にカメラを構えられるので、スナップや日常動画をメインに考えている人には相性が良いでしょう。軽くて日常的に使えるフルサイズを探している方には特におすすめの安い一台です。
注意点はレンズ選びと操作の癖、最初の1本で満足度が決まる
注意点は、レンズの選び方で総重量も総額も大きく変わる点です。軽量路線を活かすなら、標準ズームや小型単焦点を中心に組むのが良いでしょう。ボディの重さだけでなく軽さを維持できるレンズ構成かを先に決めると失敗しにくくなります。もう1つの懸念事項は操作感です。ファインダー重視の人は撮影スタイルが変わるため、背面中心の使い方に慣れられるかが大切です。また、写真中心なら、露出補正やAF設定を自分の手癖に合わせて整えるだけで、撮影のテンポが上がります。
【比較】用途別に見るおすすめの安いミラーレス一眼
続いては、用途別におすすめの安いミラーレス一眼を紹介します。紹介した8機種は、それぞれ適した用途が異なります。迷ったときは「何を一番撮るか」と「失敗したくないポイント」を先に決めると、候補が自然に絞れます。たとえば子どもやペットならAF優先、旅行なら軽さ優先、アウトドアなら手ぶれと天候耐性優先といった考え方が有効です。
主な用途 | おすすめ機種 | おすすめポイント |
|---|---|---|
とにかく安く始めたい | Canon EOS R100 | 導入コストが低く、撮影回数を増やして上達する流れを作りやすい |
旅行・日常の持ち歩き | Panasonic LUMIX G100D | 軽量で携帯性が高く、持ち出す頻度が上がりやすい |
Vlog・自撮り・室内動画 | Nikon Z 30 | 動画向けの導線が短く、EVFなしでも使い勝手がまとまりやすい |
家族・ペット撮影 | Canon EOS R50 | 被写体検出AFと連写で“決定的瞬間の取り逃し”を減らしやすい |
写真も動画も撮影したい | Sony α6400 | 万能型で守備範囲が広く、中古流通が多いので条件の良い個体を探しやすい |
登山・キャンプ・悪天候の撮影 | OM SYSTEM OM-5 | 強力な手ぶれ補正と耐候性で、撮影条件が厳しいほど差が出る |
フルサイズを安く体験 | Canon EOS RP | ボケと高感度を分かりやすく得られ、価格が落ち着いた入門ルートになりやすい |
軽いフルサイズを日常へ持ち込みたい | Panasonic LUMIX S9 | 手持ち運用に寄せやすく、重さの理由で使わなくなるリスクを減らしやすい |
初心者に多いのがボディが安いから得と考えて、レンズなどで逆に高額になってしまうパターンです。フルサイズ入門(EOS RPやLUMIX S9)は特に、標準ズーム1本でも総額が上がりやすいので、まずどんな画角が必要かを決めてから選ぶと良いでしょう。また、初心者が中古を狙う場合は、機種だけではなく状態も良く吟味することが大切です。相場より少し高くても動作が安定したものを選ぶ方が結局は撮影回数が増えて上達しやすく、買い直しも減らせます。
安いミラーレス一眼のおすすめまとめ
ミラーレス一眼は、単に価格が安い機種を選ぶより、センサーサイズとレンズ費用、AFと手ぶれ対策、動画と操作性の3軸を見極めるのが重要です。新品で最安を狙うならEOS R100、軽さ重視ならLUMIX G100D、家族やペット撮影が多いならEOS R50、万能型で中古も視野ならα6400、アウトドアならOM-5、フルサイズ入門ならEOS RPやLUMIX S9が分かりやすい候補になります。まずは自分の主用途を1つ決め、次に「ブレとピントの不安」を潰す方向で1台を選ぶのがおすすめです。
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