
7Artisans AF単焦点の新定番を発表 25/35/50mm F1.8 LITEが“軽さ勝負”を始めた
7ArtisansがAPS-C用のAF単焦点3兄弟をまとめて発表しました。25mm、35mm、50mmのF1.8。しかも1本125ドル級、重量は約180g台。この記事では先はスペックの整理だけで終わらせず、なぜ今この構成なのか、競合と比べてどこが刺さるのか、そして“買って後悔しない人”は誰なのかを掘り下げていきます。
この記事のサマリー

7ArtisansがAPS-C用AF単焦点「25/35/50mm F1.8 LITE」を正式発表。約180g台、58mmフィルター共通、1本125ドル級で“3本揃える”ハードルを下げた。

軽量・廉価・AFを軸に、付加機能を潔く省いた7Artisans LITE三兄弟。換算37.5/52.5/75mm相当で、街・旅・人物を一本ずつ選べる構成が刺さる。
7ArtisansがAF 25/35/50mm F1.8 APS-C Lensを正式発表

今回の発表を一言で言うなら、「APS-Cユーザー向けに、軽量・廉価・AFの三点セットを、同一思想で束ねた」ラインナップです。2月9日に正式発表をし、各ストアで予約受付が開始されています。
商品名 | 7Artisans AF 25/35/50mm F1.8 APS-C Lens |
|---|---|
対応マウント | Sony E/Fuji X |
メーカー販売価格 | $125(約19,400円) |
発売日 | 未定 |
予約開始日 | 2026年2月9日 |
予約・販売URL |
狙いでは明確で、LITEシリーズはシンプルで手に取りやすい入門プライムとして、ソニーE/富士XのAPS-C機に向けて設計されました。
LITE三兄弟 スペック早見
3本は外形がほぼ統一され、フィルター径も58mmで共通。ジンバルやフィルター運用の現場で効きます。AFはSTM駆動で、静止画だけでなく動画も意識した作り。代わりに、手ブレ補正や防塵防滴といった“上位の付加価値”は省き、USB-Cでのファーム更新は用意する、という割り切りが見えます。
レンズ名 | 35mm判換算焦点距離 | 最短撮影距離 | 重量 | 光学系 | 絞り羽根 |
|---|---|---|---|---|---|
AF 25mm F1.8 LITE | 約37.5mm相当 | 0.25m | 183g | 8枚5群 | 9枚 |
AF 35mm F1.8 LITE | 約52.5mm相当 | 0.35m | 181g | 7枚6群 | 9枚 |
AF 50mm F1.8 LITE | 約75mm相当 | 0.55m | 178g | 6枚5群 | ー |
なぜ25/35/50なのか。実は“キットレンズの置き換え”だ
この焦点距離の並びは、ただの定番セットではない。APS-Cで換算すると、およそ37.5mm(広めの標準)/52.5mm(ど真ん中の標準)/75mm(軽いポートレート)になる。つまり「旅行の一本」「街歩きの一本」「人物の一本」を、分かりやすい役割分担で揃えられる。
しかも3本ともサイズとフィルター径が揃う。レンズ交換が前提の現場で、運用コストが下がる思想が入っている。これは単なる“安いレンズ”ではなく、“安くて揃えやすいシステム”を狙った設計だ。
競合比較。安いAF単焦点は、もうレッドオーシャン
この価格帯は、実は先行の勢いが強い。
- 直球のライバル:TTArtisan AF 35mm F1.8 II
B&Hで125ドル級。LITEと同価格帯に“既にいる”のが怖い。 - もう少し画質とF値で殴る:SIGMA 30mm F1.4 DC DN(富士X)
国内相場は約4〜5万円台。F1.4とブランド安心感で差別化するタイプ。 - 純正の安心と手ブレ補正:ソニー E 35mm F1.8 OSS
B&Hでは約548ドル。価格差は大きいが、手ブレ補正や純正連携を重視するなら候補に残る。
LITEが勝負しているのは、“画質最強”でも“機能全部盛り”でもなく、軽さと価格と運用のラクさだ。Imaging Resourceが述べる通り、付加機能を削り、必要最低限の操作系に絞ってコストを落としている。ここを理解せずに買うと、期待とのズレが起きる。
買うべき人/見送るべき人
買うべき人
- はじめてAF単焦点を買うAPS-Cユーザーで、まずは“3本セットを組める世界”に入りたい人
- 旅行・街スナップ中心で、軽いレンズを一本だけバッグに放り込みたい人(約180g台は正義)
- フィルターやジンバルの運用をシンプルにしたい人(58mm統一・同寸法)
見送るべき人
- 手ブレ補正や防塵防滴が必須の人(LITEはそこを削っている)
- レンズスペックの確定情報を待ちたい人(特に50mmの光学構成など、情報源で差がある)
まとめ。これは“単焦点の入口”を広げる一手
7ArtisansはこれまでもAFレンズを出してきましたが、たとえばフルサイズ向けAF 35mm F1.8は300ドル前後の価格帯で、入門の“最初の一本”としてはやや高かったです。そこに対してLITEは、価格も重量も思い切って下げ、APS-Cユーザーの裾野に狙いを定めました。「AF単焦点3本をまとめて揃えられる価格帯」が現実になったのはかなり大きいです。
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