2/27発売 OM SYSTEM OM-3 ASTROの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

2/27発売 OM SYSTEM OM-3 ASTROの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

天体写真を始めた人が最初にぶつかる壁があります。星は写るのに、星雲が思ったほど赤く出ない。オリオンが白っぽい。馬頭星雲が地味。原因の一つは、一般的なカメラが赤い発光(Hα線)を通しにくい設計だからです。そこへOM SYSTEMが投入したのが、OM-3を天体向けに“別物”へ寄せたOM-3 ASTRO。IRカットフィルターをチューニングしてHα線を約100%通すと公式に言い切りました。刺さる人には深く刺さる一台です。

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筆者
みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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OM SYSTEMがOM-3 ASTROを発表。Hα透過率約100%に調整したIRカットで赤い星雲を鮮やかに。受注生産で2/27発売、ボディ内フィルターも展開。

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星雲が赤く出ない原因はHαとIRカット。OM-3 ASTROはフィルターを天体向けに最適化し、C1〜C3プリセットやカメラ内合成で“後処理の壁”を下げに来た。

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EOS RaやD810Aに続くメーカー純正の天体特化モデルがMFTにも。光害カット/ソフトのボディーマウントフィルターとコンピュテーショナル機能で、機動力ある天体撮影を狙う。

OM SYSTEM OM-3 ASTROが2/27に正式発売

OM SYSTEMが「OM-3 ASTRO」を正式発表しました。公式発表の骨格は明快です。OM-3 ASTROは、通常のOM-3をベースに、センサー前のIRカットフィルターを天体撮影向けに最適化した天体撮影専用モデル。発売は2026年2月27日、受注生産で予約販売受付は発表された2月10日から開始です。

商品名

OM SYSTEM OM-3 ASTRO

メーカー販売価格

327,800円(税込)

販売価格

295,020円(税込)~

発売日

2025年2月27日

予約開始日

2025年2月10日

予約・販売URL

公式オンラインストア

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カメラのキタムラ

みんなのカメラ商品URL

OM SYSTEM OM-3 ASTRO

さらに、カスタムモードC1〜C3に星空撮影用の設定を入れ、COLOR1を天体(赤い星雲)向け、COLOR2を星景向けとしてプリセットするなど、撮影現場で迷う時間を減らす思想も見えます。

なぜ星雲が赤く写りにくいのか。HαとIRカットの関係

星雲の赤は、Hα(おおむね656nm付近)に由来します。ところが一般的なカメラは、センサー前のフィルターで赤外寄りの光を抑える設計になっていて、Hαの写りが薄くなりがちです。NikonがD810Aの解説で、Hαが約656nmであることや、専用IRフィルターで感度を上げる狙いを説明しているのは象徴的です。

OM-3 ASTROはこの一点突破。Hα透過率を約100%にするようIRカットフィルターを調整した、と公式に明記しています。

効くのは星雲だけじゃない。副作用も含めて“専用機”

Hαが通れば、赤い星雲の情報が乗りやすい。その代わり、一般被写体では赤被りなどが出やすくなります。OM SYSTEM自身が「天体以外の一般被写体の撮影はおすすめできない」と注意書きを入れているのは、良い意味で誠実です。

買う前にここは腹を括るポイント。普段撮りも1台で済ませたい人より、「天体のために一台増やす」「天体の日はこれを持ち出す」人向けです。

OMの強みは“撮影後の楽さ”。手持ちハイレゾでスタッキングをカメラ内へ

天体写真の沼は、撮影より後処理で深くなります。ダーク、フラット、位置合わせ、合成、ノイズ…。OM-3 ASTROが面白いのは、メーカーが“スタッキング的な発想”をカメラ内に寄せている点です。

公式説明では、手持ちハイレゾショットを三脚や赤道儀で固定して使うことで、天体写真でよく行うスタッキング処理をボディ内でワンショットで行える、としています。高精細化に加えてノイズ低減効果も狙える、という筋書き。ここは、現場での成功率を上げる“撮影体験の設計”です。

ボディーマウントフィルターが地味に革命。広角・魚眼で効く

別売の関連製品として、ボディ内部に装着するフィルター2種を用意しています。

フィルター名

内容

BMF-LPC01(光害カット)

街灯などの人工光を抑え、色かぶりを減らす。地平線付近は光害の影響が出やすいため、昇る星座/沈む星座の撮影で効果が出やすい、という説明。

BMF-SE01(ソフト)

点光源をにじませて強調し、明るい星ほど大きく印象的に見せる狙い。

最大の利点は、レンズ前に付けなくていいこと。前玉が出っ張った広角や魚眼は前面フィルターが難しいので、ここにボディ内装着が刺さります。

競合と比べる。メーカー純正“天体特化”の系譜のどこに立つ?

天体向けの純正モデルは、過去にも存在します。たとえばキヤノンEOS Raは、センサー前フィルターを調整して656nm付近の光をより通し、Hαの赤を出しやすくする思想を語っています。ニコンもD810Aで、Hα(656nm)の感度を高める専用IRフィルターを採用し、通常撮影では色ズレが出やすい点まで含めて“専用機”として説明しています。

ペンタックスは別アプローチで、GPSなどを活用したASTROTRACERで星を追尾する機能を展開してきました。この流れの中でOM-3 ASTROがユニークなのは、Hα対応の光学調整に加え、星空AFやライブコンポジット、ハイレゾ系の合成など“コンピュテーショナル寄りの武器”をまとめて持ち込める点です。

まとめ

OM-3 ASTROは、星雲が赤く出にくいという天体撮影の根本的な悩みに、IRカットフィルターの最適化という正攻法で応えた“割り切りの強い専用機”です。Hαをしっかり通す代わりに日常撮影は捨て、その分、星空AFやライブコンポジット、ハイレゾ合成、ボディ内フィルターまで含めて、現場と後処理の負担を軽くする方向に振り切りました。EOS RaやD810Aに続く系譜の中でも、機動力と計算処理を武器にした点が特徴です。天体のために一台用意する覚悟がある人にとって、撮影成功率を現実的に引き上げてくれる選択肢と言えるでしょう。


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