【リーク】ニコンがVILTROXを提訴中?中国発の情報が示すZマウントの分岐点

【リーク】ニコンがVILTROXを提訴中?中国発の情報が示すZマウントの分岐点

中国系の噂系サイトを起点に「ニコンがVILTROXを訴えたって本当?」という話題が一気に広がりました。各マウントに手頃で面白いレンズを増やしてきたVILTROX。近年は“安いだけ”を脱ぎ捨て、LABやPROのようにガチンコ勝負のラインも揃え、存在感を増しています。だからこそ今回の話、もし事実なら影響は小さくありません。けれど、ここで大事なのは何が事実で、何が推測で、ユーザーは何をしておけば損を減らせるかを切り分けること。みんなのカメラ編集部は、噂の中身を整理し、過去の前例や市場の流れまで含めて“立体的に”読み解きます。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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ニコンがVILTROXを提訴?噂の中身と“今できる対策”を整理して解説。

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争点は特許“仮保護期間の使用料”。Zマウントの現実を読み解く。

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中華AFレンズ躍進の裏で何が起きている?市場動向と前例から考察。

今回の「提訴」説、どこまでが確認情報?

Via: Nikon Rumors

発端はNikon Rumorsが伝えた「中国SNS上の噂」です。記事内には、上海の知財裁判所での期日や事件番号、事件類型などが箇条書きで掲載され、審理予定日は2026年3月2日とされています。

ただし現時点で、ニコン/VILTROXの公式声明や、誰でも確認できる一次資料(裁判所の公式発表ページや判決文など)を、こちらが確実に突き合わせられる状況にはありません。結論から言うと、「提訴があった“らしい”」以上を断言するのは早い。でも、噂が立つだけの土壌があるのも事実です。

争点のキーワード「仮保護期間の使用料」って何?

今回もっとも厄介で、同時に“リアリティ”が出る言葉がこれです。中国の特許法には、発明特許の出願が公開されてから登録されるまでの間、その技術を実施する側に対して、権利者(出願人)が「適当な費用」の支払いを求められる趣旨の制度がある、と解説されています。

ここがポイントで、よくある「差し止め一直線!」のタイプと違い、制度の建て付けとしては “まずは使用料(ロイヤリティ)”の話に寄りやすい。もちろん、最終的にどう転ぶかは別ですが、噂に出ている事件類型が本当なら「市場から消すための戦争」よりも、条件整理・契約・和解の線も十分に考えられます。

そもそもZマウントは“オープン”なのか?ライセンスの現実

「ニコンはオープン、キヤノンはクローズ」みたいな雑な二択で語られがちですが、実態はもっと複雑です。ニコンは少なくとも一部メーカーとはライセンス契約のもとでZマウント製品が開発・販売されていることが明記されています。たとえばSIGMAは、ニコンZ用レンズについて「ニコンとのライセンス契約下で開発・製造・販売」と明示。 Voigtländer(コシナ)もZマウント製品についてライセンス契約に言及しています。

さらにタムロンも、Nikon Z向けの製品展開を継続的に発表しています。一方で、VILTROXのような新興勢は「解析ベースで互換を実現してきた」と見られるケースもあり、ここが“線引きのグレー”になりやすい。今回の噂は、そのグレーにいよいよ境界線が引かれる可能性を示めしています。

一番知りたいこと:手持ちのVILTROXが明日から使えない?

まず落ち着いて言うと、現時点で「すぐ使えなくなる」と断言できる材料はありません。ただし、ユーザーが“現実的に”警戒すべき論点は2つあります。

論点A:ファームウェア更新と互換性リスク

ニコン自身が、ファーム更新時にZ純正以外のレンズや純正以外のアダプターを装着しないよう注意書きを出しています。守らないと「カメラの不具合につながる可能性」と明記されています。 この注意がある以上、提訴の噂が真偽どちらに転んでも、“更新時はサードパーティを外す”は、いま一番コスパのいい自衛策です。

論点B:販売継続・流通の変化

仮に法的な整理が進むと、最悪は「特定製品の販売停止」や「新製品の投入が鈍る」方向に働きます。とはいえ、VILTROXは勢いのあるメーカーで、Zマウント向けにも“LAB”級を投入している。実際、AF 35mm F1.2 LAB Zは2025年末に発表され、価格は約999ドル級(158,000円)で打ち出されています。

市場が求めているのは「安かろう悪かろう」ではなく、高性能を手の届く価格でという流れ。ここをメーカーが無視しにくいのも事実です。

前例としての「Canon RF」と何が違うのか

サードパーティAFレンズを巡る話題で、必ず引き合いに出されるのがCanon RFです。VILTROX側の担当者が「キヤノンにRF製品の販売停止を求められた」とするやり取りが報じられ、キヤノンは当時「コメントしない」とされた、と伝えられています。

この前例があるので、「次はニコンも同じ道?」と連想が働くのは自然。ただし、今回噂されているのが“仮保護期間の使用料”という類型だとすると、論点は「全部禁止」より先に、使用料・ライセンス・契約の設計に寄る可能性があります。

市場は今、「レンズの主役交代」しかけている

2025年前後のレンズ市場は、中華勢が量でも質でも存在感を増した年でした。VILTROXはAir/Pro/Labなどレンジを拡大し、価格と性能の“刺さる点”を作ってきたという分析も出ています。

さらにVILTROXは、Lマウントアライアンスに正式参加しています。これは“勝手に互換”ではなく、枠組みの中に入って製品を作る道を選んだ、という意味でも象徴的です。 つまりViltroxは「なんでも非公式で突っ走るメーカー」ではなく、状況に応じて“正面玄関”も選ぶ会社になってきた。ここは見落としたくない点です。

結論まとめ

いまユーザーがやるべき3つのこと

  1. ファーム更新時はサードパーティレンズを外す(ニコン公式の注意に従う)
  2. 仕事用途の人は「代替レンズ」を確保(万一の互換崩れに備える)
  3. 3月2日(とされる期日)までは“買い急がない・売り急がない”

噂は噂。狼狽売りはだいたい損です。必要なのは、事実の確定を待ちつつ、日常の撮影が止まらない手当てをすること。

ニコンのZが強いのは、ボディだけじゃありません。レンズの選択肢が増えてきたこと自体が、ユーザーの幸福でした。この噂が「締め付けの始まり」になるのか、それとも「整理と共存の始まり」になるのか。勝負は、たぶんここからです。


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