多重露光の撮り方ガイド 二重露光との違いと合成方式・白飛び対策

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多重露光(多重露出・二重露光)は、2枚以上の写真を重ねて1枚に仕上げる表現です。偶然の面白さも出せますが、狙い通りに仕上げるにはベース(主役)、素材(重ねる要素)、合成方式、露出の順で考えるのが近道になります。特に失敗の原因になりやすいのが白飛びと輪郭の埋もれ。この記事では、呼び方の違いから加算、加算平均、比較明など合成方式の使い分け、メーカーごとの注意点など初心者でも再現しやすい形で整理しました。撮って出し派も編集派も必見です。

Author
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

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多重露光は2枚以上を重ねて1枚にする表現で、カメラ内合成・後編集・スマホのどれでも作れます。

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成功率を上げる鍵は設計でベースと素材を先に決め、どこに情報を残すかを考えるとブレません。

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明暗のルールが最重要で、加算系は明部が飽和しやすく、暗部に素材が入り込みやすい傾向があります。

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合成方式(加算/加算平均/比較明/比較暗)を選ぶと露出の迷いが減り、白飛び対策はヒストグラムとハイライト警告が有効です。

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レシピは「シルエット×夜景」「テクスチャ×日常」から始めると簡単で、ズレ・ゴースト・ノイズは原因を切り分ければ再現性が上がります。

目次

多重露光とは:2枚以上の写真を重ねて1枚に仕上げる撮影・表現

多重露光とは:2枚以上の写真を重ねて1枚に仕上げる撮影・表現

多重露光(多重露出)は、複数回の露光、または複数枚の写真を重ねて1枚の写真として完成させる撮影・表現です。撮影時にカメラ内で合成する方法もあれば、撮影後にPhotoshopやスマホアプリで合成する方法もあります。

多重露光は偶然の面白さも出せますが、狙い通りに仕上げるなら事前の設計が近道です。ベースと素材(重ねる要素)を決め、明暗の配置と合成方式を選ぶだけで、成功率と再現性は大きく変わります。

多重露光の基礎知識:呼び方と明暗のルールを先に押さえる

多重露光を安定して作るには、まず言葉の整理と重なり方のルールを押さえるのが近道です。呼び方がいくつもあり、機種によってメニュー表記も違うため、ここが曖昧だと検索や設定で迷いやすくなります。

さらに、合成の見え方は何を重ねるかだけでなく、明るい部分が残るのか、暗い部分に情報が入りやすいのかといった明暗の性質で決まります。最初にこの2点を理解しておくと、後半で紹介する露出設計や合成モードの選び方がスムーズにつながり、失敗の原因も自分で切り分けやすくなるでしょう。

二重露光・多重露出・重ね撮りなど呼び方の違いを整理する

二重露光は2回(2枚)を重ねる意味で使われることが多く、多重露光(多重露出)は2回以上を含む広い意味で使われます。機種によっては多重露出とされることもあります。

英語ではdouble exposure(ダブルエクスポージャー)と呼ばれます。呼び方が違っても、複数の画像情報が1枚に重なる点は共通です。
まずは2枚の合成から始めると、明暗の出方や重なり方が把握しやすくなります。

撮影時にカメラ内で合成する方法と、後でPhotoshopなどで合成する方法があります。カメラ内合成は撮影テンポが速く、後編集は合成範囲や強さを細かく調整できます。検索キーワードも幅があるため、機種名+「多重露出」「多重露光」「二重露光」「合成モード」などで探すと、取扱説明書の該当ページや設定手順、作例が見つけやすくなります。

明暗で決まる重なり方:白い場所は飽和しやすい

加算での多重露光は、露光結果をそのまま重ねるため光量が足し算になります。そのため、すでに明るく白に近い部分は合成後に飽和(白飛び)しやすく、細部が残りにくい傾向があります。

一方で暗い部分は、次のカットの情報が入り込みやすく、シルエットの中に模様を入れる表現に向きます。人物をシルエットにして、その中へ夜景や樹木の質感を重ねる方法は、この性質を利用した作り方です。

被写体が整理しにくいと感じたら、ベース側で明暗差を作り、素材側は色数やコントラストを抑えると重なりが読みやすくなります。
光跡など明るい要素だけを残したい場合は、比較明合成(明るい部分を優先して残す)を検討すると意図に近づけやすいです。

合成方式によって挙動が変わるため、加算、加算平均、比較明合成、比較暗合成のどれで撮るかを先に決めておくと、露出の迷いが減ります。

多重露光の魅力:なぜ重ねるだけで写真が作品らしくなるのか

多重露光の魅力:なぜ重ねるだけで写真が作品らしくなるのか

多重露光の面白さは、単なる合成ではなく、一枚の中に二つ以上の情報を同居させられるところにあります。写真は通常その瞬間の記録になりやすいのに対して、多重露光は「記録+解釈」に寄せられる表現です。

1枚で二つの主題を語れる

人物と風景、街の光と植物の質感など、普通なら別々に撮る要素を同じ画面に入れられます。この人が見ている景色、その場所の空気感といった、説明的ではないストーリーが作りやすいのが強みです。

失敗が味になりやすいジャンルでもある

わずかなズレやゴーストが、意図しない面白さとして成立することがあります。狙って作ると精度が上がりますが、撮影を重ねるほどこのズレは使える、これは捨てるの判断が早くなり、表現の幅が広がります。

撮って出し派も、編集派も伸ばしやすい

カメラ内合成ならテンポよく作れます。後編集ならレイヤーマスクなどで形を守りながら作れます。同じ多重露光でも、作り方の方向が選べるので、撮影スタイルに合わせて続けやすい表現です。

多重露光の種類:合成方式と制作フローを一覧で理解する

種類を先に整理すると、現場で迷いにくくなります。多重露光は大きく(A)合成方式の種類と(B)作り方(制作フロー)の種類に分けて考えるのが分かりやすいです。

(A)合成方式

方式

見え方の特徴

向くシーン/注意点

加算

光量が足し算で積み上がる

シルエット×夜景、質感重ね/露出管理必須(白飛び注意)

加算平均(自動ゲイン)

明るさを均して破綻しにくい

初心者の練習、旅スナップ/機種で呼称・挙動が違うことあり

比較明合成

明るい部分を残しやすい

光跡、花火、イルミ/暗部は増えにくいので素材選びが重要

比較暗合成

暗い部分を残しやすい

影・黒背景・シルエット/非搭載の機種もある

(B)制作フロー

作り方

強み

注意点

カメラ内合成

その場で完結、テンポが速い

RAW対応・元画像保存・途中プレビューは機種差

後編集(Photoshop等)

合成範囲や強さを細かく制御

素材の画角・露出・色合わせに手間が出やすい

スマホアプリ

手軽で投稿まで早い

圧縮や編集自由度はアプリ次第、画質差が出やすい

上記の一覧を頭に入れた上で、次からは狙い通りに作るための撮影のコツに入ります。ベース→素材→合成方式→露出の順で決めるのが、最も迷いにくい流れです。

多重露光の方法とコツ:カメラ内・編集・スマホ

制作フローの全体像は掴めたら、次はそれぞれの手順と、迷いにくい判断基準を整理します。最初にやっておきたいのが、簡単な絵コンテです。難しく考えず、ベース(主役)と素材を決めて、どこに情報を残したいかを想像しておきます。輪郭を読ませたいならベースを優先し、雰囲気を足したいなら素材を控えめにするなど、狙いが定まると、合成方式や露出の判断もブレにくくなります。

カメラ内多重露光:撮って出しで完結させる

旅先や散歩スナップでテンポよく作るなら、カメラ内合成が相性抜群です。撮影しながら重なり方を確認できる機種もあり、その場で完成形を持ち帰れます。一方で、合成方式や元画像保存、RAW対応などは機種差が大きいので、最初に一度だけテスト撮影してポイントを掴むのが良いでしょう。

撮影の流れは多重露光をONにして、枚数を決め、合成方式(加算/加算平均/比較明合成など)を選びます。次にベースを撮り、続けて素材を重ねます。途中プレビューがある場合は、輪郭が埋もれていないかを見ながら素材の選び直しができます。合成前画像を残せる設定なら、後からやり直せる余地も確保できます。

建物や風景を同じ位置で重ねたいなら、三脚が便利です。水平・垂直が揃い、合成後の違和感が減ります。テクスチャや玉ボケのように、模様として重ねる素材は少しズレても成立しやすいものもあります。手持ちでテンポよく撮り、偶然の面白さを拾うのも多重露光の醍醐味です。

被写体が動く場面では、ブレや分身が表現として活きることがあります。人の歩行や車のライトなど、時間の流れが入る被写体は重ねと相性が良いので、狙いに応じてシャッター速度を調整します。

後編集(Photoshop・Lightroom):輪郭を守って作り込む

カメラ内合成よりも狙った輪郭を残したい、素材の強さを細かく調整したいという場合は、後編集が向いています。多重露光(多重露出)を後から組み立てる発想に切り替えると、失敗カットも活かしやすくなります。特に人物シルエット系は、輪郭さえ守れれば完成度が一気に上がります。

素材はできればRAWで揃え、Lightroomで下ごしらえをします。露出とホワイトバランスの方向を合わせ、ハイライトを抑え、シャドウを持ち上げすぎない範囲で階調を整えると、合成後の別々の写真を無理に重ねた感が出にくくなります。レンズ補正や歪み補正も統一しておくと、線のズレが目立ちにくくなります。合成そのものはPhotoshopが得意です。

スマホ:二重露光アプリで手早く試す

スマホは二重露光(2枚合成)を試行回数で覚えるのに最適です。撮影素材をその場で集め、重ねて、すぐ見返せるので、明暗のルールや素材の相性を体で覚えやすくなります。カメラで撮ったRAWをスマホに送って仕上げる運用も現実的で、ワークフローとして強いです。

アプリ選びで見るべきは、単に重ねられるかではなく、重ね方(ブレンド)を変えられるか、範囲を調整できるかです。ブレンドの選択肢があると、光跡は明るい部分を残しやすく、シルエットは暗部に素材を入れやすいなど、狙いに合わせて再現性が上がります。範囲調整が難しい場合でも、不透明度を下げて主役の輪郭を優先すると完成度が落ちにくいです。

SNS向けなら比率を揃えてシリーズ化すると見え方が安定し、二重露光の作風として伝わりやすくなります。

露出設計が勝負:白飛び・黒つぶれを避ける具体策

露出設計が勝負:白飛び・黒つぶれを避ける具体策

多重露光では、合成後に白飛びが起きやすいため注意が必要です。枚数に合わせた露出調整と合成モードの選択、ヒストグラム確認を組み合わせると、合成後の明るさが安定しやすくなります。明部をどこに置くかを決めておくと、後処理の調整量も抑えられます。

枚数別の露出補正:-1EVは“加算”の目安

加算で2枚を重ねる場合は、1枚あたり-1EV(1段)程度を目安にすると合成後に明るくなり過ぎにくくなります。3枚なら-1.5EV前後が目安です。ただし、画面内の明るい領域が少ないシーンでは合成後も飽和しにくいことがあります。逆に雪景色や白い壁など明部が大きいシーンでは、控えめな補正だと白飛びしやすくなります。

撮影中は背面モニターの見た目だけで判断せず、ヒストグラムで右端が貼り付いていないか(ハイライトが飽和していないか)を確認します。必要であれば次のコマだけ少し暗くし、全体のバランスを整えます。

加算平均を選べる機種では、露光回数に応じて自動補正が入り、合成結果が極端に明るくなりにくい方式になります。ハイライト警告表示がある場合は、白飛び確認の補助として有効です。

合成モードの使い分け:加算・加算平均・比較明合成で狙いが変わる

加算は露光結果をそのまま重ねる方式で、明るさの積み上がり方が分かりやすい反面、露出管理が必要です。意図的に明暗差を作りたい場合に向いています。加算平均は露光回数に応じてカメラが出力を自動補正し、合成後が過度に明るくなるのを抑える方式です。まず重なり方の傾向を掴む目的にも使えます。

比較明合成は画素ごとに明るい部分を残すため、光跡や花火など明るい要素を追加したいシーンで有効です。比較暗合成がある機種では暗い部分を残すため、シルエットの重ね合わせなどで効果が出ることがあります。メーカーや機種によって呼称や挙動が異なるため、取扱説明書を確認した上で、短いテスト撮影で見え方を揃えると良いでしょう。

被写体の組み合わせレシピ:シルエット、街、自然で映える

被写体の組み合わせレシピ:シルエット、街、自然で映える

多重露光は、ベースと素材の組み合わせが仕上がりに大きく影響します。定番のシルエット、街の光、自然の模様など、相性のよい組み合わせをいくつか持っておくと制作が安定します。ここでは撮影場所を選ばず試しやすい例を整理します。

シルエット×風景:ポートレート多重露光の作り方

人物を主役にする場合は、輪郭がはっきり出る角度を選ぶと形が崩れにくくなります。背景は空や窓など明るい面を選び、露出は人物が暗く落ちるように調整するとシルエットが作りやすいです。素材側は森の枝ぶり、街の夜景、波紋など、線や粒の要素がある被写体が合いやすい傾向があります。色が強い素材は主役の輪郭を埋めることがあるため、色数を絞るとマッチしやすくなります。

合成後に主役が埋もれる場合は、素材を少し暗く撮るか、加算平均へ切り替えて明るさの積み上がり方を抑えます。輪郭が読める状態を優先すると、写真が読み取りやすくなります。焦点距離は標準〜中望遠が扱いやすく、顔や体の形が不自然に変形しにくいです。意図に合わせて画角を固定し、輪郭の作りやすさを優先しましょう。

テクスチャ×日常:壁・ガラス・木漏れ日で質感を足す

日常スナップに質感を追加したい場合は、テクスチャの写真を素材として用意すると合成が組み立てやすくなります。錆びた金属、ひび割れた壁、雨粒の付いた窓ガラスなどは素材にしやすい例です。強調し過ぎを避けるには、素材のコントラストを抑え、薄く乗せる方向で調整しましょう。素材はピントを外してぼかす、露出を抑えるなどで主張を弱めると、仕上がりが安定します。

色数が多い素材は彩度を抑え、ベースの主題が読める状態を優先します。ベースをシンプルに撮るほど、素材の効果が分かりやすくなります。

失敗パターン別の対処:ズレ・ゴースト・ノイズを抑える

失敗パターン別の対処:ズレ・ゴースト・ノイズを抑える

多重露光で起きやすい問題は、ズレ(位置の不一致)、ゴースト(被写体の二重化)、ノイズ(暗部のざらつき)です。原因を切り分けると対処が明確になります。撮影条件が厳しい場面ほど差が出やすいため、テスト撮影で挙動を確認してから本番に入ると安全です。

ズレとゴースト:消すか、活かすかを先に決める

風景や建物を重ねる場合のズレは、三脚でカメラを固定すると抑えやすくなります。手持ちの場合でも基準線を決めて合わせると、違和感が小さくなります。

ゴーストが気になる場合は、動く被写体をベースに置かない、またはシャッター速度を上げてブレを抑える方法があります。合成方式によってゴーストの見え方が変わるため、方式も含めて調整しましょう。

ズレを表現として使う場合は、意図的に移動量を揃えると再現しやすくなります。分身表現や光の反復など、狙いを固定すると統一感が出ます。シャッター速度の目安は焦点距離や手ブレ補正の有無で変わります。手持ちでは十分に速いシャッター速度を確保し、ブレを抑えることが基本です。

ノイズと階調:暗部のザラつきが目立つ場合の対処

多重露光では暗部が持ち上がりやすく、結果としてノイズが目立つことがあります。高ISOの素材同士を重ねるとノイズ感が強く出るため、可能であれば低ISOの素材を揃えると安定します。

撮影では三脚や手ブレ補正を活用してシャッター速度を確保し、ISOを抑える方向で調整します。夜景で比較明合成を使う場合は、ベースを暗めにして光の要素を追加する考え方が有効です。編集でのノイズ低減は、色ノイズを優先して抑え、輝度ノイズはディテールを残すバランスで調整します。

RAWはJPEGより保持している情報量が多いため、後処理で明暗を調整しても階調が途切れにくく、ノイズ低減のかけ方も選びやすくなります。

メーカー別の実践ポイント:同じ多重露光でも操作が違う

メーカー別の実践ポイント:同じ多重露光でも操作が違う

Canon/Nikon/Fujifilm:合成方式と途中プレビューの確認ポイント

多重露光は同じ名前の機能でも、メーカーや機種によって選べる合成方式、撮影中の見え方(半透過表示の有無)、合成前画像を残せるかが少しずつ違います。ここで迷いやすいポイントだけを、Canon/Nikon/Fujifilmの傾向としてコンパクトに整理しました。

メーカー

合成方式・プレビューの傾向

事前確認のポイント

Nikon

合成方式(加算/加算平均/比較明/比較暗)
や半透過表示、RAW保存設定が用意される機種
がある(※一部機種)

「多重露出」項目で合成方式・表示・保存の設定有無を確認

Canon

合成方式を選べる機種がある(※一部機種)。
加算時の露出目安が示される場合も

レンズ・設定による制限、露出目安の有無を取説で確認

Fujifilm

合成方式を選べる機種がある(※一部機種)。
操作手順・表記は機種差が大きい

該当機種のマニュアル/FAQで手順と設定名を確認

合成後の保存形式(JPEG/RAW)や、合成前画像の保存可否は機種差が大きいため、残せる前提で撮影しないよう事前にテスト撮影しておくのがおすすめです。

OM SYSTEM / PENTAX / SONY:似ている機能の混同を避ける

OM SYSTEM、PENTAX、SONYは、多重露光と名前が似た機能や過去の対応方法があり、同じ感覚で探すと迷いやすいメーカーです。ここでは、混同しやすいポイントと、撮影前に確認しておくべき要点だけを表で整理しました。手元の機種でカメラ内の多重露出が使えるか、別機能(ライブコンポジット等)と何が違うかを押さえておくと、現場で遠回りせずに済みます。

メーカー

混同しやすいポイント

何を確認すれば迷わないか

OM SYSTEM

ライブコンポジットは「明るく変化した部分だけ
を追加する」機能で、一般的な多重露光
(複数枚を重ねる)とは目的と挙動が異なる

カメラに「多重露出(多重露光)」機能が
あるか/ライブコンポジットと用途を分ける
(光跡向きか、画像重ね向きか)

PENTAX

一部機種で多重露出の合成方式
(平均/加算/比較明など)を選べ、ライブビューで
半透過表示しながら重ねられる場合がある

合成方式の種類、半透過表示(構図合わせ)
の有無、合成前画像の保存可否を取説で確認

SONY

過去にPlayMemories Camera Appsの
「多重露光」アプリで対応した機種があるが、
サービス終了により再インストールできない場合がある

現在の運用で本体機能として多重露出が
あるかを確認/無い場合は素材を揃えて
後編集(PC・スマホ)で合成

多重露光に使いやすいおすすめカメラ

多重露光は、機能の有無だけでなく、撮りながら重ね方を確認できるか、合成方法を選べるかで使いやすさが大きく変わります。プレビュー表示があり、加算・平均などの合成方法を選択できる機種は、狙った重なりを作りやすく、失敗も減らしやすい傾向があります。また、RAWで残せる機種であれば、カメラ内合成をベースにしつつ、後処理で微調整する余地も確保できます。ここでは多重露光を試しやすく、表現に使いやすい機種を中心に挙げます。

機種

使いやすいポイント

Nikon Zシリーズ(Z6/Z7/Z50など)

多重露光機能を搭載し、撮影中に重なりを確認しやすい。加算・平均など合成方法を選べ、意図した結果を作りやすい

Nikon 一眼レフ(D750/D850など)

伝統的に多重露光機能が充実。ファインダー撮影でも構図を詰めやすく、静止被写体との相性が良い

FUJIFILM Xシリーズ(X-T系/X-Pro系)

多重露光に対応する機種があり、シンプルな操作で重ね撮りができる。色やトーンの作り込みと相性が良い

FUJIFILM GFXシリーズ

階調の余裕が大きく、重ねた際のトーンの粘りが出やすい。作品制作向き

OM SYSTEM(OM-D E-M1系など)

多重露光機能を備える機種があり、軽量で試写しやすい。屋外での表現に向く

Panasonic LUMIX(GH/G9系の一部)

機種によって多重露光対応。動画・静止画を横断した表現を考える人に向く

多重露光のまとめ

多重露光は、2枚以上の写真を重ねて1枚に仕上げる表現で、合成方式と露出設計を押さえるだけで成功率が大きく上がります。まずはベースと素材を決め、明暗の配置を意識しながら、加算・加算平均・比較明など目的に合う方式を選びましょう。白飛びが不安ならヒストグラムとハイライト警告で確認し、素材は少し控えめに。最初の一枚は「シルエット+テクスチャ」から試すと、重なり方の感覚が一気に掴めます。


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