Light Lens Lab「75mm F2 SP-II」の追加情報 Cooke Speed Panchro IIの柔らかさをライカMへ

Light Lens Lab「75mm F2 SP-II」の追加情報 Cooke Speed Panchro IIの柔らかさをライカMへ

レンズは写りの道具であると同時に“物語の道具”でもあります。どんな描写を選ぶかで、写真の温度が変わるからです。Leica Rumorsが新たに報道したのは、Light Lens Lab(LLL)が準備中のライカMマウント用「75mm F2 SP-II」 の追加情報です。ベースは1940年代の名シネレンズ Cooke Speed Panchro Series II。柔らかな発光感と夢のようなトーンを、現代のフルサイズデジタル向けに最適化しつつ残すという、なかなか欲張りな狙いが語られています。しかも、情報は試作品ベースで今後変わる可能性がある、と最初に釘を刺している。 この記事では、現時点で分かっている事実を整理しつつ、「75mm F2」という焦点距離と明るさがMマウントの撮影体験をどう変えるか、そして純正75mm勢との“棲み分け”まで踏み込みます。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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LLL 75mm F2 SP-II追加情報。Cooke由来の“映画っぽい柔らかさ”をMへ。

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情報は試作ベースで変更あり。狙いはスペックより描写キャラ“Cooke Look”。

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SP-IIは21〜135mmまで拡充予定。シリーズで揃える流れが見えてきた。

確定情報はどこまで?「プロトタイプ情報」である点をまず押さえる

Via: Leica Rumors

Leica Rumorsが報道する追加情報内容ははっきりしています。一方で今回の情報はプロトタイプに基づくため、発売までに変更される可能性がある。ここを忘れると、後からスペックや外観が変わったときに混乱します。

つまり現段階では「正式スペック確定」ではなく、方向性の把握が主目的。逆に言えば、方向性が刺さる人にとっては“待つ理由”が生まれる段階でもあります。

追加情報要点:SP-IIの核は“Cooke Speed Panchro II由来の描写”。いわゆるCooke Lookを写真へ

このレンズの最大の売りは、Cooke Speed Panchro Series IIの描写思想にあります。柔らかなグロー(発光感)を伴う“Cooke Look”や、夢のような質感を保ったまま、現代のフルサイズデジタル向けに最適化すると説明されています。

この「古いルックを、現代のセンサーで破綻させずに使う」という発想は、いまのレンズ市場の大きな潮流です。Cooke自身も“Panchroの古典的な雰囲気”について、現代版でも「クリーンで現代的な写りとは違う、絵画的(painterly)でシネマティック」といった言い方で語っています。つまり、尖っているのは“スペック”ではなく“絵作りの思想”。ここが刺さる人にとって、SP-IIは単なるサードパーティではなく、作品づくりの選択肢になります。

なぜ75mm F2が面白い?Mマウントで“距離感がちょうどいい”中望遠

75mmは、50mmほど広くないけれど、90mmほど圧が強くない。人物なら顔だけにも、環境も入れた半身にも振れる。小さな部屋でも使いやすい。

その75mmでF2。背景を整理しつつ、線を細くし過ぎない。ここが“オールドシネ調”と相性がいい可能性は高いです。しかもLeicaRumorsは作例(サンプル写真)も掲載しており、狙っている空気感が分かる構成になっています。

純正75mmとどう棲み分ける?APO-SummicronとNoctiluxの間に入る“キャラ枠”

ここから先は、編集部の見立て(=推測)です。ライカ純正75mmには、方向性がはっきりした2本がいます。

APO-Summicron-M 75mm F2 ASPH

高性能・高品位の代表格

Noctilux-M 75mm F1.25 ASPH

極薄被写界深度で“別世界”を作るレンズ

LLL 75mm F2 SP-IIが狙うのは、スペック競争というより描写キャラクター。もしLeica Rumorsの言う“ヴィンテージ・ハリウッドの質感”がうまく出るなら、APOのような解像優先でも、Noctiluxのような超大口径でもない、「空気を纏わせる75mm」という位置づけで選ばれる可能性があります。

LLLは“シリーズで揃える”メーカーになってきた:SP-IIのロードマップが強い

LeicaRumorsは、LLLがSP-IIを 21/28/35/50/75/90 APO/135 SAPO へ広げる計画を紹介しています。この点はLLL公式の開発記事(2024年のプロトタイプ報告)とも整合しています。単発のネタではなく、描写の思想をシリーズで揃えに来ている。ここが今のLLLの強さです。

さらに、LLLはすでに50mm f/2 “Rigid-SPII” という“Speed Panchro II再現”系の製品を出しています。「50で当てて、75へ」この流れは、Mユーザーの買い方(一本に惚れる→焦点距離を増やす)とも噛み合います。

まとめ

Light Lens Lab「75mm F2 SP-II」は、スペックで殴るレンズではなく、描写で誘惑するレンズになりそうです。Cooke Speed Panchro II由来の空気感を、ライカMのフルサイズデジタルで破綻させずに持ち込む。この狙いが実現するなら、ポートレートやスナップの“温度”を変える一本になるかもしれません。ただし情報はプロトタイプベース。ここは冷静に。価格と最終仕様、そして作例が揃ったとき、ようやく「買う理由」が完成します。


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