Godoxが新「XR/XRS」発売:純正スピードライトをXシステム化するTTL受信機

Godoxが新「XR/XRS」発売:純正スピードライトをXシステム化するTTL受信機

押し入れに眠る純正スピードライトありませんか。ボディを乗り換えた、現場で複数メーカー混在になった、サブ機材として残してある。そんな“資産”を、Godoxの2.4GHz「Xシステム」に組み込むための新兵器が XR / XRS TTLワイヤレスレシーバー です。単なる受信機の更新に見えて、実は「現場の導線」を変えるタイプの新製品。ポイントを噛み砕いて紹介します。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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Godox XR/XRSで純正スピードライトがXシステム入り。USB‑C&カラー画面も現場向き。

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手持ちフラッシュを捨てずに無線化。XR/XRSは“混在現場のストレス”を減らす小物。

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約84,000回/充電・100m通信。XR/XRSは受信機更新で運用が一段ラクになる。

XR / XRSとは何か。「純正スピードライト」を無線ライティングに組み込む受信機

Via: Photo Rumors

XR / XRSは、ざっくり言うとホットシュー型のワイヤレス“受信機”。対応するスピードライトを上に載せ、Godoxの送信機(X3Proなど)側から発光をコントロールします。B&Hの説明でも、旧X1R系からのアップデートとして“よりモダンな設計”を強調しています。

ここがミソなのは、「Godox製ストロボを買い足す」ではなく「手元のスピードライトを再戦力化する」方向に振ってきたこと。複数台運用・マルチカメラ・現場混在が当たり前のいま、地味に刺さります。

撮影現場で効く進化は“USB-C充電+カラー画面”。地味だけど強い

XR / XRSの仕様でまず嬉しいのが、内蔵リチウムバッテリー&USB Type‑C。取扱説明書の技術データでは、3.87V/1270mAh、満充電で約84,000回のトリガー目安、充電時間は約2時間6分、待機時間は約41時間とされています。

表示系も、0.96インチのTFTカラー画面で設定確認がしやすい仕様。電池残量表示にも対応します。旧モデルのX1Rは、一般的に単三AA×2本+micro‑USBという“時代の作法”でした。XR / XRSはここを一気に現代化。撮影前チェックが速く、運用ミスも減ります。

シャッター操作まで無線化。“ストロボ受信機”を超えた使い道

XR / XRSは、ストロボを光らせるだけの箱ではありません。B&Hの製品説明では、Godox Xシステムの送信機(X3Pro / X3 / XPro II / XPro / X2T)と連携し、さらにX3Pro / X3 / XPro II等と組み合わせるとワイヤレスのカメラシャッター制御も可能、と明記されています。

またGodox公式のX3Proページでも、XR/XRSを追加することで

  • ワイヤレスシャッター制御
  • Canon / Nikon / SonyフラッシュをTTLでワイヤレス発光
  • シンクポート経由でスタジオストロボも起動

といった“橋渡し役”になる、と説明しています。つまりXR / XRSは、「光を飛ばす」だけでなく、撮影のトリガーそのもの(シャッター)にも関わってくる。物撮り・長秒・タイムラプス系の人ほど、効きます。

対応フラッシュと注意点。TTL/HSSは“全員参加型”

取説の技術データには、対応フラッシュ例として

メーカー

主な対応フラッシュ例

Canon

600EX-RT / 600EX II-RT / 580EX II / 430EX 系 など

Nikon

SB-900 / SB-910 / SB-5000 / SB-800 など(※フラッシュ側は TTLモード設定 が必要)

Sony

HVL-F60M / HVL-F43M / HVL-F60RM2 など(※フラッシュ側は TTLモード設定 が必要)

そして運用上の注意として、HSS(ハイスピードシンクロ)は送信機・受信機・カメラ・フラッシュの“経路上すべて”が対応している必要があるという趣旨の記載があります。ここは誤解が出やすいので強調しておきます。「XRを付ければ何でもTTL/HSSになる」ではなく、元フラッシュの対応と設定が前提。購入前に、自分の手持ち機材が“鎖のどこで詰まるか”を確認するのが安全です。

主要スペック早見(XR / XRS)

項目

内容

無線

2.4GHz / 最大約100m

チャンネル

32(1〜32)

ID

OFF / 1〜99

グループ

A〜E

画面

0.96インチTFTカラー

電源

内蔵Li(3.87V/1270mAh)・USB‑C充電

目安トリガー回数

約84,000回(満充電時)

サイズ/質量

約53.6×42.4×41.7mm / 約65g

販売状況:“安い小物”ほど導入効果が大きい

B&H では、次の価格で販売開始されています。

製品名

価格(米ドル)

日本円換算

XR(Canon / Nikon)

$39.90

約6,260円(税込)

XRS(Sony)

$42.90

約6,730円(税込)

面白いのは、ここまで“導入障壁が低い”のに、得られるメリットが「機材の延命」だけじゃないこと。現場の混在を整理し、手持ち資産をGodox運用に寄せられる。この方向性は、フラッシュ市場の勢力図にもじわっと効いてきそうです。

まとめ:XR / XRSが刺さる人・刺さらない人

刺さる人(優先度高)

  • 純正スピードライトが複数本あり、捨てたくない/サブで使いたい
  • Godox Xシステム中心に組んでいて、現場の“混在ストレス”を減らしたい
  • 長秒・物撮り・定点撮影で、シャッター制御の導線もまとめたい

刺さらない人(無理に買わなくてOK)

  • すでにフラッシュ全台がGodox X内蔵で、受信機を足す必要がない
  • TTL/HSSを期待しているが、手持ちフラッシュが非対応/挙動にシビアな現場運用

小さな箱ですが、やっていることは「資産運用」と「現場導線」の刷新。XR / XRSは、フラッシュ運用に悩む人ほど効く“地味に革命的な周辺機器”です。


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