SG-Imageが“中判F1.2”を投入へ:GFX/XCD対応「75mm F1.2」登場、標準域のボケ表現が一段変わる

SG-Imageが“中判F1.2”を投入へ:GFX/XCD対応「75mm F1.2」登場、標準域のボケ表現が一段変わる

Sigmaの「中判でF1.2」。これが意味するところは案外大きいです。複数の海外情報からSG-ImageがFujifilm GFXとHasselblad XCDに対応する75mm F1.2の中判MFレンズを発表したという報道が出ました。スペックはまだ断片的ながら、重量642g・最短0.6m・絞り羽根12枚など、日常で振り回せる“高速中判”の見込みが大きいです。今回は判明点を整理しつつ、GFX/XCDそれぞれのシステム事情、そして「75mm F1.2」がどんな撮影体験につながるのかを掘り下げていきます。

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みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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SG-Imageが中判75mm F1.2を発表。GFX/XCD対応で642gの軽さが話題。

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0.79換算で約59mm相当。標準域“F0.95級”のボケ表現が現実味。

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価格・発売日は未公表。純正やTTArtisan/Mitakonとの立ち位置が注目点。

まずは事実整理 SG-Image「75mm F1.2(中判)」ってどんなレンズ?

Via: Mirrorless Rumors

Photo Rumorsが伝える範囲で明確なのは、中判向けの75mm F1.2、しかもGFXとXCDの2マウント展開という点です。公表スペックとしては、7群6枚/最短0.6m/絞り羽根12枚/フィルター径72mm。サイズはマウント別で差があり、GFX版が77×74.6mm、XCD版が77×83.2mm。重量はどちらも642gとされています。

さらに、Mirrorless Rumorsに掲載された資料画像にはレンズ構成図とMTF図も確認でき、少なくとも“設計の裏付け”を伴った製品として動いていることがうかがえます。

主要スペック早見(現時点)

項目

内容

焦点距離

75mm

明るさ

F1.2

対応マウント

Fujifilm GFXマウント/Hasselblad XCDマウント

フォーカス

マニュアルフォーカス(MF)

レンズ構成

7群6枚

最短撮影距離

0.6m

絞り羽根

12枚

フィルター径

72mm

重量

642g(GFX/XCD共通)

外形

GFX:77×74.6mm/XCD:77×83.2mm

「75mm F1.2」が中判で効く理由─“標準域”がいきなり別物になる

GFXやHasselblad Xの主流センサーは、いわゆる44×33mmクラス。Fujifilm自身もGFXのクロップファクターを0.79として説明しています。この前提で考えると、75mmは35mm判換算で約59mm相当(75×0.79)。いわゆる「標準〜準標準」のど真ん中です。

ここで面白いのは“画角”よりも“ボケ量”。同じ換算の考え方を当てるなら、F1.2は見かけの被写界深度として“F0.95級”の領域に入ってきます。ポートレートで「標準域なのに背景が大きく溶ける」、テーブルフォトで「被写体だけ立ち上がる」。中判の“空気感”に、さらに極端な選択肢が増える可能性があります。

GFXとXCD、同じ44×33でもレンズ文化は違う

GFXはサードパーティMFレンズが比較的豊富で、超広角から超大口径まで“遊べる土壌”が育ってきた。一方のHasselblad Xは、純正レンズがレンズシャッター搭載など独自の価値を持つ反面、ユーザー層の性格もあって「純正中心」になりやすいです。

ただ、XCDにもサードパーティがゼロというわけではなく、たとえばLaowaはXCD用レンズを展開しています。さらにTTArtisanの90mm F1.25はGFX/XCDマウントを明記して販売されています。今回のSG-Image 75mm F1.2が本格流通すれば、XCD側でも「表現優先で選ぶMF大口径」の選択肢がもう一段増えます。

競合と比べると見えてくる“立ち位置”

ここからは、一番知りたい「結局どれと比べてどうなの?」の話。

(1)純正の“高速標準”は高性能だが重い・高い

Hasselbladの最速レンズとして知られるXCD 80mm f/1.9は、公式ストアの仕様で1045g、フィルター径77mm。AFやレンズシャッターなど別次元の完成度がある一方、サイズも価格も“覚悟が要る”タイプです。GFX側でもGF55mm F1.7は約780gと、標準域としてはしっかり重量級。

項目

Hasselblad XCD 80mm f/1.9

FUJIFILM GF55mm F1.7

SG-Image 75mm F1.2(GFX/XCD)

対応システム

Hasselblad X(XCD)

FUJIFILM GFX(GF)

FUJIFILM GFX / Hasselblad X(XCD)

焦点距離

80mm

55mm

75mm

開放F値

F1.9

F1.7

F1.2

AF / MF

AF

AF

MF

レンズシャッター

あり(XCD系の特徴)

なし(ボディ側シャッター)

なし(想定)

重量

1045g

約780g

642g

フィルター径

77mm

72mm

立ち位置(ひとこと)

価格もサイズも“覚悟”のハイエンド

標準域の本命AF大口径

“中判F1.2”を軽量で狙う個性派MF

(2)既存のサードパーティ大口径は、だいたい1kg級が多い

TTArtisan 90mm F1.25(GFX/XCD)は約1031〜1055gとされる。Mitakon 65mm f/1.4(GFX)は、レビューで2.3lb(約1kg超)級として語られています。 そこへ今回のSG-Imageが642gで本当に出てくるなら、「中判の大口径=筋トレ級な重さ」という固定観念を、少し崩してくるかもしれないです。このレンズ、誰が買う?おすすめ像を先に描いてみる

想定ユーザー

向いている理由・撮影ジャンル

GFXで“標準域の強ボケ”を狙う人

環境ポートレート、スナップ寄りの人物撮影で背景整理と立体感を出しやすい

XCDで純正とは別の表現軸が欲しい人

AF/レンズシャッターを割り切って、浅い被写界深度と描写キャラクターを重視

夜景・室内でISOを上げたくない人

F1.2の明るさがそのまま武器(※ピント合わせはシビア)

逆に、仕事で「歩留まり最優先」「AF必須」「色とコントラストの再現性は純正で揃える」という人は、純正の強み(システム一体の安定感)も改めて意識しておきたいです。

まとめ:中判の“日常レンズ”が、また面白くなる

撮る側の気持ちを少しだけ“丁寧”にさせる中判。レンズが大きいからだけじゃなく、ファインダーの像に密度があって、ピント面の薄さが露骨で、雑に撮ると雑に写るから。そこに、標準域でF1.2が来る。これは、上手い下手の話じゃなくて、撮影者の集中力を引き上げるタイプの道具です。価格と発売日が見えた瞬間に、空気は一気に動くはず。続報が出たら、また最速で追いかけたい。


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