中国メーカーがキヤノンRFマウントの正式ライセンス取得間近?AFレンズ登場の可能性

中国メーカーがキヤノンRFマウントの正式ライセンス取得間近?AFレンズ登場の可能性

中国SNSのWeibo上で独立摄影师联合会から「中国国内のある光学ブランドが、キヤノンRFマウントの正式な商用ライセンスを間もなく取得する」というリーク情報が出ています。長い交渉を経て手続きはほぼ完了しており、正式承認が近いという内容です。もし事実なら、RFマウント対応の“正規ルートのAFレンズ”が新たに増える可能性があり、EOS Rユーザーにとっては要注目の話題です。

Author
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

チェックアイコン

中国国内の“ある”光学ブランドが、RFマウントの正式承認を得る段階に近づいている

チェックアイコン

RFマウントのオートフォーカスレンズが出る可能性がある

チェックアイコン

ただし、それがRF(フルサイズ)向けなのか、RF‑S(APS‑C)向けなのかは不明

チェックアイコン

以前から複数の中国メーカーがキヤノンとライセンス交渉している、という話もあった

チェックアイコン

すでにシグマ/タムロンのように“ライセンスのもとでRFレンズを出す例”がある、という文脈

チェックアイコン

【12/19追記】VILTROXがRFマウント展開に直接コメント表明

【12/19追記】VILTROXがRFマウント展開にコメント:アナモフィックは承認済み、その他RFレンズはまだ

Via: Photo Rumors

中国メーカーがキヤノンRFマウントの“正式ライセンス取得間近”とされる件について、18日段階のリーク情報では中国メーカーとして特定ブランド名は明かされていない状況でしたが進展がありました。

Photo RumorsがVILTROXに直接確認したところ、VILTROXは「キヤノンRFマウント向けの1.33×アナモフィックレンズは承認を得て公式に発売」と回答したと報じられています。一方で「それ以外のRFマウントレンズのライセンスはまだ正式承認されていないが、引き続き取り組んでいる」ともしており、RF向け展開は“段階的”に進む可能性が出てきました。

従来のリーク文脈では「中国メーカーのAFレンズがRFで増えるかも」という期待が先行しがちでしたが、今回の情報を踏まえると、少なくとも“写真用のRF AFレンズがすぐ全面解禁”という話ではなさそうです。ただしVILTROXは「未承認だが、引き続き取り組んでいる」としているため、交渉や手続きが進んでいる可能性は残ります。

そもそも「正式ライセンス」だと何が嬉しい?

Via Weibo(独立摄影师联合会)

RFマウントは、長らくサードパーティAFレンズの参入が限定的でした。だからこそ、公式ライセンスが前提の製品は「AFの挙動」「通信の互換性」「ボディ内補正(収差補正など)の対応」といった部分で安心材料になりやすいです。実際、シグマはRFマウントレンズについて「キヤノンのライセンスのもとで開発・製造・販売」と明記しており、AF‑Cやボディ側補正への対応にも触れています。タムロンもRFマウントレンズをライセンス契約のもとで開発と説明しています。

つまり今回のリークは、荒唐無稽というより「あり得る筋」の話ではあります。

ただし“RFフルサイズ”か“RF‑S(APS‑C)”かは超重要

リーク投稿でも未確定とされていますが、ここが購入判断に直結します。というのも、RF‑S(APS‑C)向けレンズをフルサイズEOS Rに付けると、カメラ側が自動で1.6倍クロップに切り替わるのが基本だからです。フルサイズで広く撮りたい人にとっては、画角も画素も実質的に制限されます。
逆に、R50/R10/R7などAPS‑CのEOS Rユーザーには、RF‑Sレンズが増えること自体が朗報になりやすい。どのユーザー層に刺さるニュースかが変わります。

“どのメーカー?”について:一部ではVVILTROX(唯卓仕)説も

今回のWeiboからの投稿では特定ブランド名を伏せられていますが、別の中国発のリーク情報では以前よりVILTROX(唯卓仕)がRFマウントの認可を得る可能性が報じられています。もしVILTROXが本命なら、同社の既存APS‑C AFレンズ(例:9mm F2.8、23mm F1.4 など)がRFへ展開される…という読みも成り立ちより確度が高くなる状態になります。ただし現時点では、公式発表がない以上「可能性の話」にとどめるのが安全です。

まとめ:いま買う人へのアドバイス(結論)

このリークだけで「待つべき」「買うべき」を断定はできません。ただ、EOS Rをこれから始める人は次のスタンスが現実的です。

  • APS‑Cボディ中心なら:RF‑S系の選択肢が増える可能性に期待しつつ、現状の純正・中古も並行検討
  • フルサイズボディ中心なら:サードパーティがRFフルサイズ対応まで広がるかがカギ(過度な期待は禁物)

続報が出たら、仕様と対応範囲が“買い”かどうかを一緒に精査しましょう。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X /Threads /Instagram /TikTok /YouTube )で毎日発信中。

あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨

みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら

中国メーカーがキヤノンRFマウントの正式ライセンス取得間近?AFレンズ登場の可能性に関連する投稿

投稿はありません