
【リーク】Canon 200mm F1.8 ISの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ


キヤノンの特許公開(特開2025-179579)に焦点距離約200mm・開放F1.8クラスの望遠光学系を想定した実施例が掲載され、注目が集まっています。ただし、特許=発売確定ではありません。本文で確定できるのは公開情報に記載された番号・日付・実施例の数値までで、発売日や価格は予想の域を出ません。この記事は現時点で今分かっている・予想を切り分けCanon 200mm F1.8 ISの現在地をまとめます。
この記事のサマリー

特許公開「特開2025-179579」に、約200mm域・開放F1.8クラスの実施例が掲載されている

実施例3は焦点距離195.66mm・F1.85・全長233.03・バックフォーカス37.99など具体値が示されている

デュアルフォーカスや手ブレ補正群、テレコン使用の余地に言及しているが、特許だけで製品仕様は確定しない

サードパーティでも200mm F2クラスの新製品があり、価格帯はSigma $3,299(513,830円)、Laowa $1,799(280,000円)〜$1,999(311,300円)が目安

発売日・予約・価格は未確定。検討するなら「本体予算」と「運用コスト」を先に整理する
リークの一次情報を整理:200mm F1.8 ISはどこまで確定?

ネット上で「Canon 200mm F1.8 IS」と呼ばれている話題の出発点は、特許公開「特開2025-179579(P2025-179579A)」に掲載された実施例です。公開日が2025年12月10日、出願日が2024年5月28日です。まずはここを起点に、日付と番号を揃えて認識するのが安全です。
特許は「発売予告」ではなく「研究の公開記録」
特許公開は、企業が検討した技術や設計の一部を公開資料として示す仕組みで、実際に新たな製品に繋がっていく前段階の情報です。一方で、特許は製品化の約束ではありません。海外メディアでも「特許は研究の一端であり、来月や来年に出るとは限らない」という趣旨の注意が繰り返し示されています。したがって、現時点で「200mm F1.8 IS」という製品スペックを断定するのは避けるべきです。
ここで役立つのは、設計の方向性を読み取るための数値です。焦点距離や全長、バックフォーカスといった公開数値は、少なくとも「そのような設計例が公開資料に載っている」ことを示す材料になります。
リークを追うときのチェック項目:日付・番号・実施例
注目すべきは「実施例」の数値です。数字を手元に置いておくと、後から出てくる噂が「同じ設計の話なのか」を照合しやすくなります。たとえば約200mm・F1.8クラスは実施例3(F1.85、焦点距離195.66mm)として示され、約200mm・F2クラスは実施例1(F2.06、焦点距離195.94mm)として示されています。ここまでは公開情報として確認できます。
特許の実施例で読む:200mm F1.8 ISのスペックの核
公開情報として整理されている実施例は、話題の輪郭を掴む手掛かりになります。実施例3はF1.85、焦点距離195.66mm、全長233.03、バックフォーカス37.99とされています。また実施例1はF2.06、焦点距離195.94mm、全長217.02、バックフォーカス38.12として掲載されています。
実施例 | 開放F値 | 焦点距離 (mm) | 全長 (mm) | バックフォーカス (mm) |
|---|---|---|---|---|
実施例3 | 1.85 | 195.66 | 233.03 | 37.99 |
実施例1 | 2.06 | 195.94 | 217.02 | 38.12 |
同じ約200mm域でも複数の設計例が示されている点がポイントです。
F1.85とF2.06、わずかな差が効く場面
F1.85とF2.06の差は、露出で見ると約0.3段(約1/3段)です。数値だけを見ると小さく感じますが、望遠域では被写界深度が浅くなりやすく、背景のボケ方や被写体分離の出方に違いが出る可能性があります。
一方で、室内スポーツや舞台のように歩留まりを重視する現場では、開放から少し絞る余地や、AFの安定性を見込んでF2.0〜2.8を使う判断も一般的です。したがって「明るい=常に開放」という前提で評価しないことが重要です。
ここで言えるのは、公開資料上にF1.85の設計例とF2.06の設計例が並んでいる、という事実までです。どの設計が製品化に近いかは、現時点では断定できません。
バックフォーカス37.99mmが示す“余地”とテレコン換算
実施例3のバックフォーカスは37.99mm、実施例1は38.12mmとして掲載されています。数値だけでテレコン対応を断定できませんが、テレコン使用の余地も十分にあります。テレコンの換算は「焦点距離×倍率」「開放F値×倍率」で計算します。実施例3(195.66mm / F1.85)を単純計算すると、1.4×で約274mm / F2.6、2×で約391mm / F3.7が目安です。
ただし、テレコン装着時の画質やAFの挙動は、レンズ側の設計余力とボディ側の制御に左右されます。公開資料だけで「実用レベルのテレコン運用が可能」とは言い切れないため、ここは製品化・レビュー待ちの領域です。
IS(手ブレ補正)が重要な理由:200mm F1.8 ISの使いどころ
手ブレ補正の有無や方式は、特許の存在だけでは製品仕様として確定しません。ただし海外メディアは実施例の図から手ブレ補正群が含まれる旨に触れています。
もし仮に「200mm・F1.8クラス」と「手ブレ補正」が両立する製品が出た場合、暗所での手持ち撮影における選択肢が増えるのは事実です。ここでは、200mmという焦点距離で手ブレ補正が評価されやすい理由を整理します。
低速シャッターで稼ぐ:屋内・夕景・舞台の実利
一般に200mmで人物を撮る際、被写体ブレを抑えるためのシャッター速度は速めが基本です。ただし被写体の動きが少ない状況では、手ブレだけを抑えられればISOを過度に上げずに撮れる場面があります。
式場のスナップや室内ポートレートなど、質感を残したい撮影では、手ブレ補正の有無が結果に直結することがあります。大口径だけでなく、撮影条件によっては補正機構が歩留まりを左右します。参考として、EF200mm f/2L IS USMはメーカー仕様で手ブレ補正効果「5-stops」とされています。過去の同クラスがこうした仕様を持つことは、評価の際の比較材料になります。
ボディ内補正との相性:期待と注意のバランス
近年のミラーレスはボディ側にも手ブレ補正を搭載するモデルが増えています。レンズ側補正と協調できれば、低速シャッター耐性が伸びる可能性があります。
ただし協調動作の効き方は、レンズ・ボディの組み合わせや制御に依存します。補正段数の表記だけで判断せず、実写結果(低速シャッター時の歩留まり、流し撮り時の挙動)を確認して評価するのが現実的です。動体撮影では被写体ブレ対策が主役になるため、手ブレ補正は「構図を安定させる補助」と捉えるほうが誤解がありません。
サイズ・重量・フィルター径:200mm F1.8 ISは持ち歩ける?
200mm・F1.8クラスで現実的に気になるのはサイズと重量です。公開資料だけでは外形寸法や質量は確定しないため、同クラスの実在レンズの数値を参照して考えるのが合理的です。参考としてCanon Camera MuseumではEF200mm f/1.8L USMが3,000g、EF200mm f/2L IS USMが2,520gとされています。どちらも携行性は高いとは言いにくく、運用(支持具や収納)まで含めた判断が必要になるクラスです。
最新200mm F2の実例:2kg未満の製品も存在する
サードパーティでは、Sigma 200mm f/2 DG OS Sportsが主要販売店の掲載で重量1800g、全長203mm、前面フィルター105mm、価格$3,299とされています。マウントはSony E/Lの表記が確認できます。
またLaowa 200mm f/2 AF FFは、報道・公式案内でEF版$1,799、Sony E/Nikon Zが$1,999、重量は約1588g(前面105mm/リア43mm)とされています。キヤノンRFユーザーが使う場合は、EF版をマウントアダプター経由で運用する形になります。
つまり、200mm F2クラスでも「必ず3kg級」とは限りません。ただし、200mm F1.8クラスはさらに口径が大きくなるため、軽量化できるかどうかは製品化されない限り判断できません。
105mmフィルターの運用:出費と携行性に直結
大口径望遠ではフィルター径が運用コストに影響します。Sigma 200mm f/2 DG OS Sportsは前面105mm、Laowa 200mm f/2 AF FFも前面105mm(リア43mm)という案内が確認できます。
一方、EF200mm f/2L IS USMはDrop-in 52 series(リアドロップイン)として仕様が示されています。仮に将来の製品がドロップイン方式を採用するなら、前面大型フィルター運用とは別の考え方になります。
ただし、どちらの方式になるかは現時点では不明です。ここは「製品化されたら確認する項目」として整理し、先走って断定しないことが重要です。
発売日はいつ?200mm F1.8 ISの発売日予想を現実的に考える
200mm F1.8 ISの発売日がいつかは気になるところですが、現時点でキヤノンから正式発表はありません。ここでは、公開情報から逸脱せず、予想であることを明確にしたうえで考え方を整理します。
出願日→公開日→製品化は直線ではない
特許は出願から公開まで時間差があり、公開されたからといって即製品化するとは限りません。発売時期を推定する場合でも、特許は「研究している可能性を示す材料」に寄りやすく、「いつ出すか」という意思決定を示す材料にはなりにくい点に注意が必要です。
当メディアの発売日レンジ予想:断定せず「幅」で捉える
ここからは予想です。特許公開が2025年末であるため、仮に製品化があるとしても「公開直後に発売」とは限りません。年単位の幅でしか推定しにくいのが実情です。
現時点では「2026年以降になる可能性」や「そもそも未発売の可能性」を含め、幅を持たせて判断するのが現実的です。公式発表が出た段階で、予約開始日や発売日を改めて更新するのが安全です。
価格予想:200mm F1.8 ISはいくらになる?根拠の作り方
価格は未発表ですが、参考になる材料はあります。純正200mm大口径の過去価格、そして近年のサードパーティ200mm F2クラスの販売価格です。ここでは「断定」ではなく、根拠の置き方を整理します。
純正200mmの公式情報:456,000円と850,000円(当時)
Canon Camera Museumでは、EF200mm f/1.8L USMとEF200mm f/2L IS USMの情報が次のように公開されています。
レンズ名 | Marketed(発売時期) | Original Price(当時価格) | Weight(重量) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
EF200mm f/1.8L USM | November 1988 | 456,000円 | 3,000g | — |
EF200mm f/2L IS USM | April 2008 | 850,000円 | 2,520g | Drop-in 52 series |
大口径望遠は過去の例でも高価格帯で推移してきたことが分かります。ただし、ここから先の「いくらになるか」は推定です。現行の価格体系に当てはめた断定は避け、公式発表後に比較する前提で整理しておくのが安全です。
サードパーティの現行価格:513,830円と280,000~311,300円
Sigma 200mm f/2 DG OS SportsとLaowa 200mm f/2 AF FFが参考になります。
レンズ名 | 価格 | 重量 | フィルター径 | 光学系 | 手ブレ補正 | 対応マウント |
|---|---|---|---|---|---|---|
Sigma 200mm f/2 DG OS Sports | $3,299(513,830円) | 1,800g | 前面105mm | 19枚14群 | 最大6.5段 | Sony E / L |
LAOWA 200mm f/2 AF FF | EF版 $1,799(280,000円) | 1,588g | 前面105mm / リア43mm | ― | ― | EF / Sony E / Nikon Z |
純正がもしF1.8クラスで投入する場合、単純な価格比較ではなく、AF制御やサポート、運用上のメリットを含めて判断する必要があります。現時点では「どの価格帯でもあり得る」と幅を残し、公式発表を待つのが妥当です。
比較:200mm F1.8 ISと競合レンズ、どれを選ぶべき?
ここから先は仮定の比較です。もし「200mm F1.8クラス+手ブレ補正」の製品が出た場合、200mm F2クラスや70-200mm F2.8ズームとどう住み分けるかが論点になります。選び方は「最高かどうか」より「自分の撮影で利益(成功率や工数削減)が出るか」で整理すると判断がぶれにくくなります。
200mm F1.8 ISが強いところ:暗所と被写体分離(仮定)
F1.8クラスは被写体分離の効果が大きく、背景が整理しにくい環境で有利になり得ます。さらに手ブレ補正が搭載されるなら、動きの少ない被写体に対して低速シャッターの選択肢が増える可能性があります。ただし、現時点では製品化されるか、補正方式や性能がどうなるかは確定していません。評価は公式発表と実写レビューが出てから行うべきです。
SIGMA/Laowaを選ぶ理由:価格・重量・マウントの現実
価格や重量を重視する場合、Laowa 200mm f/2 AF FFは$1,799〜$1,999、重量約1588gという案内があり、導入障壁が相対的に低いのが特徴です。キヤノンRFユーザーはEF版をアダプター運用する形になります。一方、Sigma 200mm f/2 DG OS Sportsは主要販売店の掲載で$3,299、手ブレ補正6.5段、光学系19枚14群などの仕様が示されています。ただしマウントはSony E/Lの表記が確認でき、システム互換を含めて検討が必要です。
70-200mm F2.8ズームは、画角の柔軟性と運用のしやすさが強みです。単焦点に投資する前に、ズームで不足点を把握してから選ぶ方法もあります。
まとめ
「Canon 200mm F1.8 IS」と呼ばれている話題は、特許公開「特開2025-179579」に掲載された実施例(例:195.66mm/F1.85など)を起点にしています。一方で特許は研究の公開であり、発売確定や仕様確定を意味しません。現時点で確実に言えるのは、公開番号・日付・実施例の数値までです。価格や発売日は断定できませんが、サードパーティではSigma 200mm f/2 DG OS Sportsや、Laowa 200mm f/2 AF FFのように、200mm F2クラスの選択肢が登場しています。比較材料として把握しておくと、公式発表が出たときに判断しやすくなります。
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