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TTartisan正式発売 35mm/50mm/85mmのT2.1シネレンズ3本(E/X/Z/RF/L対応)が登場
TTartisanが“Dual Bokeh Cine”を正式発売し、35mm/50mm/85mmのT2.1シネレンズ3本が同時に登場します。対応マウントも幅広くE/X/Z/RF/L版が用意されています。
この記事のサマリー

TTArtisanが35mm/50mm/85mmのT2.1「Dual Bokeh Cine」3本を正式発売し、Bubble/Softの2種類のボケ描写を切り替えられるシネレンズとして注目

フルサイズ対応・デクリック絞り・0.8Modギア・82mm径など動画撮影仕様を完備し、約380ドル(約59,500円)の価格で複数マウント(E/Z/RF/L/X)に展開
TTartisanが3本のシネレンズを正式展開
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TTartisan(TTArtisan)が、動画向けの操作系を備えた新シリーズ「Dual Bokeh Cine」を正式に展開しました。焦点距離は35mm/50mm/85mmの3本で、いずれもT2.1の明るさを持つフルサイズ対応シネレンズ。対応マウントは ソニーE/富士フイルムX/ニコンZ/キヤノンRF/ライカL とされ、主要ミラーレス環境を幅広くカバーします。
商品名 | TTArtisan 35mm/50mm/85mm Dual Bokeh Cine |
|---|---|
対応マウント | E/Z/RF/L/X |
販売価格 | $380(約59,500円) |
発売日 | 2025年12月9日 |
予約開始日 | 2025年12月9日 |
予約・販売URL |
TTartisan公式ストアおよびB&Hで1本あたり380ドル(約59,500円)で販売されています。
“Dual Bokeh”とは?バブルとソフト、2つの描写を切り替え
シリーズ最大の売りは、その名の通りボケ描写を2モードで切り替えられること。メーカーは「Bubble Bokeh(泡のような玉ボケ)」と「Soft Bokeh(フィルターをかけたような柔らかさ)」という、性格が異なる2つのルックを1本で使い分けられると説明しています。さらに、2モードは最短撮影距離やフォーカス回転量(フォーカススロー)にも違いがあるとしており、単なる“味付け”ではなく撮り方そのものに影響する設計になっているのがポイントです。
35/50/85mmの役割分担:一本ずつ“使いどころ”が明確
3本の焦点距離は、現場での使い分けがシンプルです。
35mm | 環境も入る広めの画角。インタビューの引き画やロケの状況説明に強い |
50mm | 標準域で万能。人物〜テーブルフォトまで“迷ったらこれ”の立ち位置 |
85mm | 中望遠で背景整理が得意。寄りの人物や情緒的なカットにハマる |
フルサイズ機ではこのままの画角感、富士フイルムX(APS-C)で使う場合は画角が狭くなり、体感としてはおおよそ 35→約53mm相当、50→約75mm相当、85→約128mm相当の運用になります(いわゆる1.5倍換算)。
主要仕様:T2.1〜T22デクリック/0.8Modギア/82mmフィルター
スペック面では、絞りはT2.1〜T22でデクリック(無段階)。露出を滑らかに変える「アイリス送り」を想定した仕様です。またフォーカス系は0.8Modギアで、フォローフォーカスの導入が前提の作り。
項目 | 35mm T2.1 Dual-Bokeh | 50mm T2.1 Dual-Bokeh | 85mm T2.1 Dual-Bokeh |
|---|---|---|---|
対応 | フルサイズ向け(※Xマウント版あり) | フルサイズ | フルサイズ |
対応マウント | E / Z / RF / L / X | E / Z / RF / L | E / Z / RF / L |
絞り(T値) | T2.1〜T22(デクリック) | T2.1〜T22(デクリック) | T2.1〜T22(デクリック) |
ボケモード | Bubble / Soft 切替 | Bubble / Soft 切替 | Bubble / Soft 切替 |
光学構成 | 10枚7群 | 7枚6群 | 8枚7群 |
画角 | 63° | 47° | 28.9° |
最短撮影距離(Soft) | 0.28m | 0.65m | 0.60m |
最短撮影距離(Bubble) | 0.55m | 0.45m | 0.67m |
絞り羽根 | 11枚 | 11枚 | 11枚 |
フィルター径 | 82mm | 82mm | 82mm |
ギアピッチ | 0.8 MOD | 0.8 MOD | 0.8 MOD |
材質 | 航空グレードアルミ | 航空グレードアルミ | 航空グレードアルミ |
フィルター径は82mmで統一されており、NDや拡散系フィルターの使い回しもしやすい設計です。光学構成は35mmが10枚7群、50mmが7枚6群、85mmが8枚7群。最短撮影距離はボケモードによって異なり、たとえば35mmはSoftで0.28m、Bubbleで0.55mと差がある点も特徴的です。
まとめ:低予算でも“ルック”を作り込みたい映像ユーザー向け
今回の3本はシネレンズとしての基本(デクリック絞り/ギア/統一フィルター径)を押さえつつ、“Dual Bokeh”という分かりやすい個性を載せてきたのが面白いところ。拡散フィルターやポスト処理で作る雰囲気とは違い、レンズそのもののキャラクターで画作りを変えたい人には刺さるシリーズになりそうです。
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