
Pergearが大口径MF「50mm F1.2」発売、MFTマウントも用意
Pergearからクラシックデザインの大口径単焦点レンズ「50mm F1.2」が登場しました。価格はなんと99ドル(約15,400円)という挑戦的な設定で、マニュアルフォーカスながらF1.2の強烈なボケ味と金属外装の高い質感を両立した一本です。
この記事のサマリー

F1.2の大口径とレトロデザインを備えたPergear 50mmが、99ドル(約15,400円)という破格で登場

マニュアル特化の操作性やデクリック絞りなど、写真・動画どちらでも楽しめる特徴
Pergear 50mm F1.2 APS-C Large Aperture MF Lensの発売開始
Pergearが50mm F1.2 APS-C Large Aperture MF Lensを正式発表し、実際に予約受付も開始しています。カラーはブラックとシルバーの2色展開です。
商品名 | Pergear 50mm F1.2 APS-C Large Aperture MF Lens |
|---|---|
対応マウント | X/E/Z/RF and M4/3 |
販売価格 | $99(約15,400円) |
発売日 | 2025年12月2日 |
予約開始日 | 2025年12月2日 |
予約・販売URL |
製品コンセプト:レトロ外観×F1.2ד手で撮る”楽しさ

Pergearは本レンズを「APS-C向けのミラーレス撮影者/映像制作者向け」と位置づけ、金属外装のしっかりした作りと、直感的に操作できる“ハンズオン”なコントロールを売りにしています。また、デザイン面ではクラシックなレンズの雰囲気を意識し、1980年代の設計思想(1981 AIS 50mm F1.2に着想)に触れている点も特徴です。
動画にも効く:デクリック絞り&夜に読める“蓄光スケール”
この価格帯で面白いのが、動画向けの配慮がちゃんと入っているところ。絞りリングはクリックのないデクリック仕様で、撮影中に露出を変えても段差が出にくい設計だとされています。ジンバル運用やシネマ風の撮り方に刺さります さらに距離指標などのスケールは暗所で光る(蓄光・蛍光)仕様。夜景や天体、薄暗い現場でのMF運用を意識した“地味にありがたい装備”です。
主な仕様
項目 | 内容 |
|---|---|
焦点距離 | 50mm(APS-C換算約75mm相当) |
開放F値 | F1.2 |
レンズ構成 | 5群7枚 |
絞り羽根 | 11枚(円形) |
最短撮影距離 | 0.7m |
フォーカス | マニュアル |
特徴 | デクリック絞りリング/蓄光(発光)距離スケール |
対応マウント | E/X/Z/RF/M4/3 |
質量 | 360g |
カラー | ブラック/シルバー |
MFTユーザーはここ注意:画角は“中望遠寄り”になる
43rumorsでは「MFTレンズ」として紹介されていますが、Pergear公式の説明では「APS-C向け」レンズとして展開しつつ、マウント選択肢の一つにM4/3が入る形です。ここで大事なのは画角。マイクロフォーサーズ機に50mmを付けると、フルサイズ換算で約100mm相当の画角になります(いわゆる中望遠)。
室内スナップだと少し長めですが、ポートレートや被写体を引き寄せる撮り方、背景を大きく整理したい時にはむしろ得意なレンジです。F1.2の大口径と合わせて、“ボケで主役を浮かせたい”人には分かりやすい武器になります。
まとめ:AFなしでも“安くて明るい中望遠”が欲しい人に刺さる
本レンズは、AFや電子制御を求める人向けというより、「MFでいいから、とにかく明るい単焦点を安く」「レトロ操作感とF1.2の雰囲気を楽しみたい」という層にド真ん中の製品です。
特にMFTで使うなら“100mm相当の大口径MF”として、ポートレート・物撮り・夜のMF撮影あたりが主戦場。価格のインパクトも強いので、気になる人はマウントとカラー(黒/銀)を間違えないようにチェックしておくのが良さそうです。
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