
PENTAX K-1/K-1 Mark IIに新ファームVer.2.51 Astrotracer Type2の星追尾精度を改善


PENTAX K-1/K-1 Mark IIに最新ファームウェア Ver.2.51 が登場。Astrotracer「Type 2」での星追尾精度が向上し、天体撮影の安定性が一段アップしました。全体の動作安定化も含まれる実用的な更新で、K-1系ユーザーはチェック必須の内容です。
この記事のサマリー

K-1/K-1 Mark IIにVer.2.51が配信され、Astrotracer「Type 2」での星追尾精度が向上した。

全体の動作安定性も改善され、天体撮影ユーザーを中心に実用メリットのあるアップデートとなっている。

ただしダウングレード不可のため、更新はバッテリー満充電・余裕あるタイミングで行うことが推奨される。
K-1/K-1 Mark IIにVer.2.51が配信開始

リコーイメージングは、フルサイズ一眼レフ PENTAX K-1とPENTAX K-1 Mark II向けに、最新ファームウェア Ver.2.51を公開しました。今回のアップデートの大きな変更点は2つです。
変更点の核心:Astrotracer「Type 2」時の星追尾精度を改善
今回のアップデートで最も重要なのは、天体撮影で人気のAstrotracerに関する改善です。公式の更新内容によると、メニュー項目Cの「Bulb(B)Mode Options」で “2 Type 2”を選んだ状態のAstrotracer撮影において、星追尾(スター・トラッキング)の精度が向上するとされています。星景や星雲など、露光が長くなりがちな撮影でAstrotracerを使っている人にとって、実用上のメリットが期待できるアップデートと言えます。
もう一つの変更点:一般動作の安定性向上
加えて両機種とも「一般的な性能の安定性改善」が含まれます。大規模な新機能追加ではありませんが、古参機ほど“地味に効く”タイプの更新です。日常的にK-1系を使っているユーザーは、体感できるかどうかは別として、更新しておいて損は少ない内容です。
更新前に必ず確認したい注意点:ダウングレード不可/電源管理は厳守
今回のVer.2.51は、適用するとVer.2.50以前に戻せないことが明記されています。トラブル時の“戻し”が効かないタイプなので、仕事で運用している場合は、更新タイミングを慎重に選ぶのが安全です。
また公式手順でも、更新中にバッテリーが切れて電源が落ちるとカメラが動作不能になる可能性があるため、満充電の純正バッテリー(D-LI90)使用が強く推奨されています。アップデート作業は、撮影直前ではなく余裕のある時間に行いましょう。
ファームウェア更新手順の要点(初心者向け超まとめ)
手順は従来どおりSDカード経由です。更新ファイル(BIN)をSDカードのルートに入れ、MENUボタンを押しながら電源ONして更新画面を起動し、Startを選ぶ流れになります。更新後はSDカードにファームファイルが残るため、撮影に使うならカメラ側でフォーマットして削除するよう案内されています。
- PENTAX K-1 用ファームウェア更新URL:https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/support/download/digital/k1.html RICOH IMAGING
- PENTAX K-1 Mark II 用ファームウェア更新URL:https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/support/download/digital/k-1-2.htm
まとめ:天体撮影派は特に要チェック、ただし更新は落ち着いて
Ver.2.51は「Astrotracer Type 2の星追尾精度改善」という、狙いが明確なアップデートです。該当設定で天体・星景を撮る人ほどメリットが大きい可能性があります。一方で、ダウングレード不可・電源管理必須といった注意点もあるため、更新は落ち着いた環境で確実に実施しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X /Threads /Instagram /TikTok /YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!



.jpg?fm=webp&q=75&w=640)



