
【保存版】カメラレンズのカビ対策|原因・見分け方・レンズのカビ取り
レンズを光にかざした瞬間、クモの巣みたいな筋が見えてヒヤッとしたら、まず疑うのがカメラレンズのカビです。放置すると写りが眠くなるだけでなく、コーティングが荒れたり、内部で広がって修理が大がかりになることもあります。とはいえ落ち着いて手順を踏めば被害は減らせます。この記事ではレンズのカビ 取りを自分で試せる範囲と、業者に任せる判断軸、レンズのカビ取り料金の目安までまとめていきます。
この記事のサマリー

カメラレンズのカビは「湿度・温度・指紋やホコリ」が揃うと発生しやすく、まずは原因を潰すのが近道です

カビ・くもり・汚れはライトで透かして見分け、内部に網目が見えるなら基本は業者案件です

放置するとコントラスト低下やフレア増加など写りに出て、進行すれば跡が残って資産価値も落ちます。

自分でできるレンズのカビ取りは“表面の軽症まで”で、手順と撤退ラインを守るのが安全です。

修理料金の目安と見積もりの見方を押さえつつ、防湿管理と撮影後ルーティンで再発を止めましょう。
カメラレンズのカビはなぜ発生する?3つの条件を押さえる

レンズのカビは、突然どこからか湧くわけではありません。空気中の胞子が付着し、条件がそろうと一気に増えます。ポイントは「湿度・温度・栄養源」。この3つを潰せば、カビはレンズで増殖できません。
湿度と温度:梅雨・押し入れ・バッグが危ない
湿度が高い場所は、カビにとって最高のリゾートです。目安として湿度60%前後を超える状態が続くと、発生リスクがぐっと上がります。
温度も重要で、20〜30℃あたりは増えやすい帯。つまり「人が快適」な部屋は、カビも快適になりがちです。要注意は押し入れ、北側の棚、そして撮影後にそのまま閉じたカメラバッグ。湿気を閉じ込めると、レンズは小さな温室になります。
栄養源は指紋とホコリ:触ったら拭くが正解
レンズそのものはガラスですが、表面の指紋や皮脂、付着したホコリがカビの栄養素になります。前玉を触った覚えがあるなら、そこが起点になりやすいです。撮影中にレンズ交換をすると、マウント側にも微細なチリが入り込みます。内部に入った汚れは除去が難しく、湿気と合体すると厄介です。
カメラレンズのカビの原因サマリ
カビが発生しやすい環境の3つをまとめるとこのようになります。
カビが発生しやすい環境 | 解説 | レンズに起きること | 予防ポイント |
|---|---|---|---|
湿度(60%以上) | 梅雨・押し入れ・バッグ内など湿気がこもると急激に増えやすい | 内部湿度が上がりカビが繁殖しやすくなる | 防湿庫・ドライボックスで湿度40〜50%を維持 |
温度(20〜30℃) | 人が快適な温度帯はカビも増えやすい | 温度差で結露が発生し、カビの発生条件が揃いやすい | 結露時は乾燥させてから収納、押し入れ保管は避ける |
栄養源(汚れ) | 指紋・皮脂・ホコリがカビの“餌”になる | 汚れを起点に前玉・後玉へ広がる可能性がある | 撮影後のブロアー→クロス拭き→乾燥保管を習慣化 |
対策はシンプルで、撮影後にブロアー→軽い拭き取り→乾燥保管。面倒に見えても、ここが一番コスパが高い予防になります。
それ、本当にカビ?クモリ・汚れ・傷との見分け方

「白いモヤ=カビ」と決めつけると、対処を間違えます。汚れやクモリ、微細な傷でも似た見え方をするからです。見分けのコツは、光の当て方と、模様の“形”。判断がつくと、無駄なクリーニングも減ります。
ライトで透かす:どこに何があるかを立体で捉える
スマホライトや小型LEDを使い、レンズの斜め後ろから光を通します。表面の汚れは、角度を変えると一緒に動くように見えます。
一方で内部のカビは、位置が固定され、糸状や網目状に見えやすいです。ピントリングを回しても模様が“ついてくる”感じがなければ内部の可能性が上がります。確認は前玉だけでなく後玉も。後玉のカビは写りへの影響が出やすいケースもあるので、サボると後悔しがちです。
カビ・クモリ・傷:形状の違いをざっくり覚える
カビは線が伸びて枝分かれし、クモの巣や木の根のように広がることが多いです。点が集合して放射状になるタイプもあります。
クモリは面で白くなり、輪郭がぼんやり。油膜や水滴跡は、虹色っぽい反射で気づくことがあります。傷は線がピカッと光り、角度で強く反射します。ここを見誤ると、拭き過ぎで傷を増やす“悲しいループ”に入ります。
写真にどれくらい影響する?症状別の写りとリスク

カビがあるのに普通に撮れてしまうことが、判断を遅らせる落とし穴です。ところが写りは、条件次第で一気に崩れます。特に逆光や夜景の点光源は、レンズ内の異物を容赦なくあぶり出します。
逆光で差が出る:コントラスト低下とフレア増加
軽度のカビでも、逆光でコントラストが落ちて“眠い”絵になることがあります。黒が締まらず、全体が薄いベールに包まれたように見えがちです。
点光源が入ると、フレアやゴーストが増えやすくなります。夕陽や街灯を入れる構図が多い人ほど、影響を感じやすいでしょう。
試し方は簡単で、同じ構図で順光と逆光を撮り比べること。違いがはっきり出たら、対処の優先度は上げてOKです。
放置の怖さ:カビが“跡”になって残ることがある
カビは増えるだけでなく、レンズコーティングへ影響する場合があります。すると拭いても消えない“カビ跡”が残り、写りの劣化が固定化しやすくなります。
内部に広がると、除去には分解清掃が必要になり、費用も時間も跳ねます。放置は「今は撮れる」代わりに、将来の支払いを先送りする行為です。
中古で売る予定があるならなおさら。カビは査定の理由として強く効き、資産価値を一瞬で削ります。
レンズカビ取りを自分でやっていい範囲・やめるべきライン
レンズのカビ取りを自分でやるかどうかは、気合ではなく条件で決めるのが安全です。ポイントは「場所」と「量」です。表面に軽度なら挑戦余地あり。内部や広範囲なら、プロに任せたほうが結果的に安く済むこともあります。
表面だけなら挑戦可、内部は原則プロ
前玉・後玉の表面に、点状のカビや薄い汚れが見える程度ならレンズのカビ取りを自分で試せることがあります。ブロアーと専用クリーナーで落ちる範囲です。
一方、ライトで透かして内部に網目が見える、ズームの奥に白いモヤがいる、そんな状態は分解が前提になりがちです。ここから先は工具と技術の世界です。特に手ブレ補正入りズームや防塵防滴の機種は構造が複雑。自力分解の難易度が上がるので、無理はしないほうが賢いです。
作業前に決めたい“撤退条件”が命綱
自分でやると決めたら、先に「ここまでで止める」を決めましょう。拭いても模様が消えない、拭き跡がムラになる、異音が出る。こうなったら撤退です。無理に続けると、コーティングにスレが入ったり、繊維くずが残って別のトラブルを呼びます。レンズはガラス細工、根性論は相性が悪いです。
悩んだら写真に影響が出る前に相談が正解。早い段階ほど、修理の選択肢が増えます。
レンズのカビ取り:表面カビを安全に落とす実践手順

表面の軽度カビなら、正しい順番と力加減で改善することがあります。コツは「擦らない」「液を直接かけない」「乾燥までやり切る」です。やること自体はシンプルですが、手順を飛ばすと一気に失敗率が上がります。
手順ステップ | やることの要点 | 注意点 | 目的(得られる効果) |
|---|---|---|---|
ブロアーで除去 | 表面のホコリ・チリを吹き飛ばす | この工程を飛ばすと拭く動作が“研磨”になり傷の原因に | ガラス面を安全に拭ける状態にするため |
専用液+クロス拭き | クロスに少量だけ液を含ませ、中心→外に向かって円を描く | レンズへ直接液を垂らさない/力を入れすぎない | 表面の軽度カビ・汚れを除去しやすくする |
揮発・換気 | 拭き取り後すぐキャップを閉めず、数分間乾燥させる | 湿気を閉じ込めると再発の温床になる | 水分を残さず、再発リスクを下げる |
防湿保管 | 防湿庫 or 密閉ケース+乾燥剤に入れ、湿度40〜50%で管理 | 湿度が高い環境へ戻すと効果がリセットされる | カビが増殖できない環境を安定的に維持するため |
ブロアー→専用液→円を描く拭き取りが基本
最初にブロアーでホコリを飛ばし、ガラス面に砂粒を残さないようにします。ここを省くと、拭く動作が研磨になり、細かな傷の原因になります。
次に、レンズ専用クリーナーをクロスに少量だけ含ませます。レンズ面に直接垂らすと、隙間に流れ込んで内部へ回るリスクがあるので避けましょう。
拭くときは中心から外へ円を描くように。力は“曇りガラスをなでる”くらいで十分です。強く押すほど綺麗になるわけではありません。
乾燥と保管までがセット:ここで再発を止める
拭き取り後は、レンズキャップをすぐ閉めずに数分置き、揮発と換気を優先します。湿気を閉じ込めると、せっかくの清掃が無駄になりかねません。
その後は、防湿庫か密閉ケース+乾燥剤へ。目安は湿度40〜50%あたりを狙うと扱いやすく、カビも出にくくなります。
もし同居レンズが多いなら、問題のレンズは一時的に隔離するのも有効です。胞子は目に見えないので、慎重すぎるくらいで丁度いいです。
やりがちなNG:カビ取りでレンズを壊す典型パターン

カビは焦ると負けます。強い薬剤や雑な分解で、カビより深刻なダメージを作るケースが後を絶ちません。「家にあるもので何とか」は、レンズ相手だと危険な近道になることがあります。
家庭用カビ取り剤・研磨・強アルコールは避ける
塩素系のカビ取り剤は強力ですが、レンズコーティングや樹脂パーツに悪影響を与える可能性があります。洗い流せない構造の機材で使うのはリスキーです。
歯磨き粉や研磨剤で磨く方法も見かけますが、光学面は“磨けば勝ち”の世界ではありません。微細なキズが増えると、逆光耐性が落ちやすくなります。アルコールも濃度が高いほど安全とは限りません。素材やコーティングの相性があるので、専用品を選ぶほうが事故りにくいです。
分解清掃の落とし穴:ゴミ混入とピント狂い
内部カビを取ろうとして分解すると、最初にぶつかる壁が“ゴミ”です。家庭環境では微細なチリが入りやすく、一度入ると写りに影響することがあります。
次に怖いのが組み戻し。レンズ群の位置がわずかにズレるだけで、解像感やピント位置が変わります。直ったつもりで、別の不調を作りがちです。メーカー保証や修理受付の条件にも影響する場合があります。内部に手を出すのは、最後の手段に残すのが安全です。
業者に頼むべきサイン:内部カビ・広がり・カビ跡
自分でやれるのは“表面の軽症”まで、が基本線です。内部に入り込んだ時点で、道具と環境の壁が立ちはだかります。判断を急がないために、依頼すべきサインを先に覚えておきましょう。
内部に網目が見えたら、分解清掃が前提
ライトで透かして、レンズ内に線状・網目状の模様が見えたら、ほぼ内部案件です。前玉を拭いても消えないなら、表面ではありません。ズームを動かすと模様が別の位置に見える場合もあります。ズーム内の空間は吸い込みが起きやすく、湿気とホコリを抱えやすい構造です。
ここで無理をすると、カビ取りどころか“塵増しレンズ”が誕生します。潔くプロに任せたほうが、結果が安定します。
カビ跡は残ることもある:期待値を整える
カビを取れば新品同様は、いつも成立するわけではありません。カビがコーティングへ影響していると、除去後も薄い跡が残ることがあります。ただし跡が残っても、写りへの影響が小さくなるケースはあります。修理のゴールを「見た目ゼロ」ではなく「実写で困らない」に置くと判断が楽です。
修理相談時は、逆光での困りごとや撮影ジャンルを伝えると話が早いです。必要十分な作業に落とし込みやすくなります。
レンズのカビ取り料金:相場と内訳を“見積もり目線”で読む
レンズのカビ取り料金は、カビの量だけで決まりません。レンズの構造、分解難度、交換部品の有無で大きく変わります。とくに近年の高性能ズームは複雑化しており、工賃が高くなりやすい傾向があります。
料金が跳ねるポイント:ズーム・手ブレ補正・防塵防滴
ズームレンズは可動部が多く、分解と組み戻しに時間がかかります。そこに手ブレ補正ユニットや電子接点が絡むと、作業の難度が上がります。
防塵防滴は頼もしい反面、シーリングが多く解体が面倒になりがちです。結果として「同じカビでも単焦点より高い」見積もりになりやすいです。
さらに古いレンズは部品供給の問題も出ます。清掃で済むか、部品交換が必要かで金額差が大きくなります。
費用の目安:清掃〜オーバーホールを表で整理
目安として、表面の軽いクリーニングは数千円〜、内部の分解清掃は1〜3万円前後、総合整備はそれ以上になることがあります。送料や見積もり手数料も要確認です。見積もりは「カビ取りだけ」か「ついで整備込み」かで変わります。必要以上の作業を望まないなら、希望範囲を先に伝えましょう。
作業の目安 | よくある作業 | 料金感(目安) |
|---|---|---|
表面クリーニング | 前玉・後玉の清掃、軽い点検 | 数千円〜1万円前後 |
分解清掃(カビ取り) | 分解→除去→清掃→組み戻し | 1〜3万円前後 |
オーバーホール相当 | 清掃+調整+必要部品交換 | 3万円〜(内容次第) |
失敗しない修理依頼:相談の仕方とチェック項目

業者に出すのが初めてだと、何を聞いていいか分からず不安になります。そこで「見積もりで詰めるポイント」を先に用意しておくと安心です。会話がスムーズになるほど、余計な作業も減り、納得感のある着地になりやすいです。
見積もりで聞きたい:上限・納期・再発リスクの扱い
まず大事なのは上限金額です。「この金額を超えるなら連絡がほしい」と伝えるだけで、想定外の請求を防げます。レンズは“気づいたら高級品”になりがちです。次に納期。旅行やイベントがあるなら、いつまでに必要かを明確に。急ぎ対応の可否は業者によって差があります。
再発については、作業保証の有無や期間を確認しましょう。カビは環境依存なので、保管改善もセットで進めると効果が出やすいです。
発送前の梱包と、戻ってきた後のチェック
発送は、レンズをプチプチで包み、隙間を埋めて動かないようにします。前後キャップが無い場合は、簡易キャップを用意してガラス面を守りましょう。受け取り後は、まず外観の傷と動作を確認します。AF、絞り、手ブレ補正、ズームの引っかかりを一通り触って、違和感がないか見ます。
最後に逆光のテスト撮影。白いモヤやフレアの増え方を目で確かめると、改善幅が分かりやすく納得しやすいです。
保管で勝つ:防湿庫・ドライボックス・乾燥剤の選び方
カメラレンズのカビは、除去より予防のほうが圧倒的にラクです。保管環境を整えるだけで、再発率はぐっと下がります。
最近は小型の電子防湿庫や、スマート温湿度計も手頃になり、個人でも管理しやすくなっています。
狙う湿度の目安と、湿度計の置き方
目安として、湿度は40〜50%付近を安定させると扱いやすいです。乾燥しすぎるとゴム部品が硬く感じることもあるので、極端に下げすぎないのが無難です。
湿度計はケースの中央付近に置くと、だいたいの体感と合いやすいです。乾燥剤の真横に置くと低く出ることがあるので、少し離します。
梅雨や長雨の時期は、数字が動きます。変化を“見える化”できるだけで、対策の精度が上がります。
タイプ別比較:どれを選ぶと後悔しにくい?
電子防湿庫は手間が少なく、機材が増えたときも管理が楽です。ドライボックスは初期費用を抑えられ、必要なら買い増しもしやすいです。
乾燥剤は安い一方、交換・再生をサボると一気に無力化します。性格的に忘れると思うなら、自動のほうが向いています。
方式 | 強み | つまずきポイント |
|---|---|---|
電子防湿庫 | 湿度が安定、手間が少ない | 置き場所と初期費用が必要 |
ドライボックス | 安い、増やしやすい | 開閉が多いと湿度が戻りやすい |
乾燥剤運用 | 導入が簡単、持ち運びにも効く | 交換・再生の管理が必須 |
撮影現場と帰宅後ルーティン:湿気を持ち帰らない運用術
カビのスタート地点は「保管」だけではありません。撮影現場で湿気を吸い、帰宅後に閉じ込めると、その日のうちに条件がそろいます。運用で防げるトラブルは、道具より習慣が効きます。
結露を作らない:温度差とバッグ内の湿気に注意
冷えた屋外から暖かい室内へ入ると、レンズに結露が出やすくなります。結露は“水分の塊”なので、カビ対策としては最悪級の燃料です。
室内に入ったら、すぐバッグを開けて換気し、機材を急に密閉しないのがコツです。乾燥剤をバッグにも入れておくと、戻りが早くなります。海辺や滝の近くは湿度が高く、塩や水滴も絡みます。撮影後の拭き取りをサボると、数週間後に泣きます。
撮影後10分メンテ:拭く・乾かす・隔離する
帰宅したら、まずブロアーでホコリを飛ばし、指紋があれば軽く拭きます。濡れているなら、乾いたクロスで水分を先に取ります。
次にキャップを外して数分置き、湿気を逃がしてから防湿庫へ。ここで“すぐ閉じる”をやると、湿気ごと封印してしまいます。カビが疑わしいレンズは一旦別ケースへ隔離し、他のレンズを巻き込まないようにします。疑っている間だけでも、被害は減らせます。
カメラレンズのカビまとめ
カメラやレンズのカビは、湿度・温度・指紋やホコリが重なると増えます。表面の軽症ならレンズのカビ取りを自分で試せますが、内部や広範囲は無理をせずプロへ。気になる人はレンズのカビ取り料金を目安に上限を決めて見積もりを取りましょう。
いちばん効くのは予防です。防湿庫やドライボックスで湿度を管理し、撮影後に拭く・乾かす習慣を作ってください。今すぐ、手元のレンズをライトで透かして点検してみましょう。
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