
【2025年版】RICOH GR IIIx(GR3X)のレビュー比較まとめ GRシリーズ比較
ポケットにすっと入る小さなボディで、本格的なAPS-Cセンサーと単焦点レンズを積んだGR IIIx(GR3X)。スマホからステップアップしたい人や、X100Vなどと迷っている人にとって「本当に自分に合うのか?」は大きな悩みどころですよね。この記事では、GR3Xの実機レビューの評価内容も踏まえて、GR3Xの長所・短所・価格・競合比較までを事実ベースで紹介します。
この記事のサマリー

ポケットサイズでAPS-Cセンサーと40mm F2.8レンズを搭載したスナップ向きコンパクト「GR IIIx」の特徴を整理

共通して語られる「画質・AF・携帯性・バッテリー」の評価を実写ベースの情報から整理

GR III / GR IV / X100V / スマホとの比較から、GR IIIxの立ち位置と向いているユーザー像を具体的に解説

購入予算の目安・おすすめ設定・活かしやすいシーンまで、実際に使うことを想定したヒントを整理
GR IIIx(GR3X)のレビュー要点:どんな人におすすめで、誰には向かない?

GR IIIxは、約2424万画素のAPS-Cセンサーと40mm相当F2.8レンズを、ポケットに入るボディにまとめた単焦点コンパクトです。有効画素数やAF方式、3軸センサーシフト式手ブレ補正などはGR IIIとほぼ共通で、画角だけが違う兄弟機という位置づけになります。万能機というより「日常や旅先でのスナップ撮影」を主な用途として設計されている点が特徴です。
おすすめできるのは「いつもポケットにカメラを入れておきたい人」
GR IIIxが活きるのは、日常スナップや旅先での「常に持ち歩く」使い方です。ボディは約109.4×61.9×35.2mmで、質量はバッテリーとカード込み約262g。通常のジーンズだとややきついものの、コートやバッグであれば十分ポケットインできるサイズ感です。
PetaPixelの実機レビューでも、このコンパクトさとAPS-Cセンサー+手ブレ補正の組み合わせが評価され、「ポケットに収まるサイズながら、スマホや大型カメラからの大きなステップアップになる選択肢」とまとめられています。いわゆる「持ち出すのが面倒で家に置きっぱなし」になりにくいサイズと言えるでしょう。
40mm相当という画角は、スナップとポートレートの中間のような性質があります。街角のワンシーンを切り取るのにも、友人を少し寄って撮るのにも対応しやすく、Digital Camera Worldは「28mm版のGR IIIが環境描写寄りなのに対し、GR IIIxは人物寄りのスナップに適している」とコメントしています。
また、起動時間はおよそ0.8秒とされており、スナップフォーカス機能と組み合わせることで「気づいた瞬間にシャッターを切る」スタイルに適したレスポンスが得られます。
不向きなのは「1台ですべてを撮りたい人」
一方で、GR IIIxは1台ですべてをこなすオールラウンダーとしては割り切った仕様です。焦点距離は40mm相当で固定されており、光学ズームはありません。運動会で遠くの子どもをアップで撮る、野鳥や飛行機を大きく写すといった用途には向きません。広めの室内や建築を撮る際にも、28mmに慣れていると「もう少し広く写したい」と感じる場面が出てきます。
また、防塵防滴ではなくファインダーも非搭載です。晴天の屋外では背面モニターが見えづらくなる場面があり、常にファインダーを覗いて撮りたい人には不向きです。Digital Camera WorldもGR IIIシリーズについて、携帯性の代償として「防塵防滴やファインダーを犠牲にした設計である」といった趣旨の指摘をしています。
動画についてはフルHD(1080)最大60pまでで、4K非対応、外部マイク端子もありません。広いダイナミックレンジやLog撮影を活かす本格的な動画撮影、Vlog主体の運用を考える場合は、ミラーレス機やX100シリーズの方が適しています。「写真が主で、動画は簡易記録で十分」という割り切りができるかどうかがポイントになります。
GR IIIx(GR3X)レビュー全体から見える総合評価
GR IIIx(GR3X)の実機レビューの評価傾向は比較的はっきりしています。画質・携帯性・スナップ性能については、PetaPixelやDigital Camera Worldを含む多数のレビューが高評価で、「ポケットサイズでAPS-Cセンサーを積んだスナップ機として非常に完成度が高い」とまとめられます。
一方で、CIPA基準約200枚・実使用で100〜150枚前後とされるバッテリーライフの短さは、多くのレビューが共通して指摘する弱点です。PetaPixelはレビューの中で「画質と機動力は優秀だが、バッテリー持ちは明確に短い」と述べており、実際のユーザーからも予備バッテリー必須という声が多く見られます。
総じて、GR IIIxは「スナップ主体・写真メイン・極力小型」という条件を満たしたい人には相性が良く、逆に「運動会やスポーツ、望遠撮影まで1台でこなしたい」人には別システムを推奨した方が安全と言えます。
最新リコー GR IVのレビュー・比較の詳細はこちらの記事で
要素別レビュー比較表
要素 | 評価サマリ |
|---|---|
携帯性とデザイン | APS-Cとは思えないポケットサイズ+目立たない“ステルス系”デザインで、常時持ち歩き向き |
画質とレンズ描写 | 24MPローパスレス+40mm F2.8がシャープで立体感のある描写を実現し、ポートレート寄りスナップに強い |
AF・レスポンス | 明るい場面のAFと起動はキビキビ優秀だが、暗所・動体はスナップフォーカス併用前提で考えたい |
手ブレ補正とローライト性能 | 3軸IBISと高感度で夜スナップも手持ちでこなせるが、スマホのナイトモードほどの“無敵感”はない |
操作性とカスタマイズ | ボタンは少ないがU1〜U3とADJレバーで“自分専用スナップ機”に仕立てやすく、右手だけで完結しやすい |
バッテリー・信頼性 | マグネシウムボディで剛性感は高い一方、CIPA約200枚とバッテリー持ちは明確な弱点で予備必須 |
動画性能 | フルHD60pと内蔵マイクのみで、“記録用ならOK・本格Vlogや配信のメイン機には力不足” な立ち位置 |
基本情報のおさらい:発売状況と主要スペック
詳細な評価の前に、GR IIIxの発売時期とバリエーション、主要スペックを整理しておきます。28mm版のGR IIIや新しいGR IVとの関係を押さえておくと、「なぜあえてGR IIIxを選ぶのか」が判断しやすくなります。
発売時期とバリエーションモデル
GR IIIxは2021年に発売されたAPS-Cコンパクトで、28mm版のGR IIIに対して40mm相当のレンズを新設計して搭載したバリエーションモデルです。ボディデザインやメニュー構成はGR IIIとほぼ共通で、主な違いは画角とレンズ構成にあります。
ボディカラーは標準のブラックに加え、メタリックグレー塗装とネイビーブルーのリングキャップが特徴の「GR IIIx Urban Edition」などの特別仕様も展開されました。こうした限定・特別モデルは基本性能こそ同じですが、所有欲やモチベーション面を重視するユーザーに支持されています。
さらに、2024年には「GR IIIx HDF」というバリエーションが追加されています。HDFはHighlight Diffusion Filterの略で、ハイライト部分にソフトなにじみを加える物理フィルターを内蔵したモデルです。このHDFモデルでは通常版に搭載されていた2段分のNDフィルターが省かれており、日中のスローシャッターよりも「柔らかい描写」を優先した仕様と言えます。
25年11月時点の現行ラインナップでは、28mm相当の最新モデルがGR IV、40mm相当は引き続きGR IIIxが担当する構成です。GR III本体は2025年に生産終了が予定されている一方で、GR IIIxは継続モデルとして案内されています。
主要スペックのハイライト
Ricoh GR IIIx は APS-Cセンサー × 40mm単焦点 × 3軸手ブレ補正 をポケットサイズのボディに収めたスナップ特化モデルです。24MPローパスレスセンサーによりシャープさを重視した描写が得られ、最短0.12mまで寄れるマクロ性能も備えています。
項目 | 内容 |
|---|---|
センサー | APS-C(23.5×15.6mm)CMOS・ローパスレス・約24.24MP |
レンズ | GR LENS 26.1mm F2.8(35mm判換算40mm)/7群5枚(非球面2) |
最短撮影距離 | 通常:0.2m〜∞ / マクロ:0.12〜0.24m |
手ブレ補正 | 3軸センサーシフト式(約4段分) |
ISO感度 | ISO100〜102400(AUTO可・上限/下限指定対応) |
AF方式 | ハイブリッドAF(像面位相差+コントラスト)、顔・瞳AF搭載 |
Snap Focus | 距離固定で即撮影(1m/1.5m/2m/2.5m/5m/∞) |
NDフィルター | 2段分(AUTO/ON/OFF)※HDFモデルは非搭載 |
動画記録 | フルHD(1920×1080)最大60p、4K非対応 |
記録形式 | JPEG、RAW(14bit DNG) |
記録メディア | 内蔵メモリ約2GB+SD/SDHC/SDXC(UHS-I) |
撮影可能枚数 | 約200枚(CIPA基準) |
サイズ | 約109.4×61.9×35.2mm |
質量 | 約262g(バッテリー/SD込み) |
電源 | DB-110(USB-C充電対応) |
動画はフルHD60pまでで4Kは非対応ですが、JPEG+DNG(RAW)に対応し、内蔵メモリー2GBを搭載しているため、SDカードを忘れても最低限の撮影が可能です。AFは像面位相差+コントラストのハイブリッド方式で、顔・瞳AFにも対応。GRシリーズ伝統の “Snap Focus(距離固定で瞬時に合焦)” を搭載し、ストリートでの速写性はトップクラスです。
唯一の弱点はCIPA基準で約200枚と短めのバッテリー。ただしUSB-C充電に対応しているため、モバイルバッテリー併用で運用しやすい構造です。
GR III / GR IVとの位置づけと現行価格帯
GR IIIxの兄弟機であるGR IIIは28mm相当の広角レンズを搭載し、より広い画角で環境を含めたスナップに向きます。一方のGR IIIxは40mmという標準寄りの画角で、人物を少し大きく写したり、街のディテールを切り取るのに適したモデルです。センサーやAF方式、手ブレ補正などの基本性能はほぼ共通です。
2025年11月時点でGR IIIxはメーカーからの通常予約受付はしておらず、各種予約サイトや価格比較サイトを見るとGR IIIxの新品はおおむね17万〜20万円前後、HDF版やUrban Editionなどのバリエーションはそれより高めの価格で販売されているケースが多く見られます。GR IVは新しい28mmモデルとして、GR IIIxより高い価格帯(20万円台前半〜中盤)で販売されている例が確認できます。中古のGR IIIxは状態にもよりますが12万〜17万円台程度で流通しており、28mm最新機よりは価格面で手を出しやすいポジションです。
新しいGR IVと比べた場合は、「新センサーや5軸手ブレ補正、内蔵メモリー増量など最新機能を取るか」、「40mm画角と価格を取るか」という選び方になります。GR IVは約26MPセンサー、5軸IBIS、約53GB内蔵メモリー、microSD対応といった進化がある一方で、GR IIIxも24MPセンサーと3軸IBISを備えており、日常スナップ用途では十分な性能といえます。
携帯性とデザインのレビュー:ポケットに入る「ステルスカメラ」
%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%92%E3%82%99%E3%83%A5%E3%83%BC%E6%AF%94%E8%BC%83%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81.jpeg?w=320)
GR IIIxの大きな特徴が、APS-Cセンサー機としては非常に小さなボディと控えめなデザインです。マットな質感のブラックボディに最小限のロゴのみという外観は、ストリートスナップで目立ちにくく、撮られる側の警戒心を抑えるうえでも有利です。
ポケットに入るサイズと質感のバランス
ボディサイズは約109.4×61.9×35.2mm、バッテリーとSDカード込みの質量は約262gです。コンパクトデジカメよりはやや厚みがありますが、APS-Cセンサー搭載機としてはきわめて小型で、ジャケットポケットに入れて歩けるレベルです。
筐体素材はマグネシウム合金で、見た目はシンプルながら手に取ると一定の密度感があります。プラスチック製コンデジの軽さとは異なり、適度な重量があることでシャッターを切る際の安定感にもつながっています。Digital Camera Worldも「ポケットサイズのボディにAPS-Cセンサーと豊富なコントロールを収めた、他にあまり例のないカメラ」と評しています。
ロゴや装飾は抑えめで、前面に小さく“GR”の刻印がある程度です。ストリートで目立たず撮影したい人や、カメラ然とした見た目を避けたいシーンでは、この控えめなデザインが実用面のメリットになります。
グリップとボタン配置の使い勝手
正面右側には小ぶりながら立体的なグリップがあり、中指と薬指でしっかり引っかけることができます。背面の親指部分にもラバーが張られており、片手で構える場面でもホールド感は悪くありません。
ダイヤル類は右手側に集約されており、前ダイヤルと後ダイヤルで絞り・露出補正などを一眼カメラのように操作できます。背面の「ADJレバー」にはISOやNDフィルターのオン/オフ、スナップ距離などを割り当てることができ、押す→方向キーでクイックに設定へアクセスできます。PetaPixelも「ボタンの数は多くないが配置が整理されており、撮影中に迷いにくい」と評価しています。
モードダイヤルはP/A/S/Mとカスタムモード(U1〜U3)が中心で、いわゆる「完全おまかせオート」はありません。ただしPモードのプログラムシフトとオートISOを組み合わせれば、実質的には全自動に近い感覚で撮影できます。余計なシーンモードが省かれている分、スナップ中に意図しないモードに切り替わっていたというトラブルを防ぎやすい構成です。
競合とのサイズ比較で見えるGR IIIxの立ち位置
富士フイルムX100VやX100VIと比べると、GR IIIxの小ささは一目瞭然です。X100シリーズはハイブリッドビューファインダーやF2レンズを備えたAPS-Cコンパクトで、その分ボディも大きく重量も増します。X100VIとの比較では、The Vergeが実機レビューで「スタイルのX100VIか、ステルスのGR IIIxか」という言い方をしており、同じAPS-Cコンパクトでも“見せて持つカメラ”と“忍ばせて持つカメラ”というキャラクターの差がはっきり棲み分けされています。
スマホと比較すると、厚みではGR IIIxが大きいものの、縦横サイズはそこまで大きく離れてはいません。ただし見た目の「カメラ感」は当然ながらGR IIIxの方が強く、完全に周囲へ溶け込みたい場面ではスマホの方が有利です。それでもAPS-Cセンサー+単焦点レンズをこのサイズで持ち歩ける意味は大きく、多くのGR IIIxレビューが「持ち出すハードルの低さ」を評価しています。
兄弟機のGR IIIとの比較では、レンズ先端部の長さがわずかに異なる程度で、携帯性の体感はほぼ同じです。そのため、携帯性だけで見れば「どちらもコンパクトカメラとしてはトップクラス」と考えて差し支えありません。選択の主な基準は、28mmか40mmかという画角の好みになります。
画質とレンズ描写のレビュー:40mm F2.8単焦点の実力
.jpg?w=320)
GR IIIxのレビューで最も評価の高いポイントのひとつが画質です。APS-Cサイズのローパスレスセンサーと新設計の40mm F2.8単焦点レンズの組み合わせにより、コンパクトカメラとしてはかなり高い描写性能を備えています。ここでは解像感や色の傾向、ボケの出方など、実際の写真に直結する要素を整理します。
シャープでヌケの良い描写と色再現
GR IIIxのレンズは開放F2.8から中心部が非常にシャープで、絞ることで周辺部まで高い解像を維持します。Digital Camera Worldのラボテストでも、24MPセンサーの性能を十分に引き出すレンズとして評価されており、周辺減光も実用上問題になりにくい水準とされています。
色再現はGRシリーズらしい少し渋め・コントラスト強めの傾向で、派手すぎず落ち着いたトーンが特徴です。標準のカスタムイメージに加え、「ポジフィルム調」「クロスプロセス」などの設定を組み合わせることで、JPEG撮って出しでも仕上がりのイメージに近づけやすくなっています。PetaPixelも「JPEGの色とトーンが良好で、RAW現像に頼らずとも満足できるカットが得られる」と評価しています。
特にモノクロモードや「ハイコントラスト白黒」は、世界中のストリートフォトグラファーに愛用されており、コントラストの強い光と影を印象的に描写できます。国内外のユーザー作例でも、GR IIIxをモノクロ専用機のように使う例が少なくありません。
ボケとポートレートでの使いやすさ
F2.8という開放値だけを見ると「そこまでボケないのでは?」と感じるかもしれませんが、APS-Cセンサーと40mm相当の組み合わせにより、背景をしっかり分離したポートレートやテーブルフォトも可能です。特に最短撮影距離付近での撮影では、被写体が自然に浮かび上がるようなボケを得られます。
28mmのGR IIIに比べると被写体を大きく写しやすく、背景との距離も確保しやすいため、同じ条件でもGR IIIxの方がボケ量を稼ぎやすくなります。Digital Camera Worldも、「GR IIIxはポートレートを含む人物撮影にも適した数少ないコンパクトの一つ」と評価しています。
もちろん、フルサイズ機+大口径レンズのような極端なボケとは異なりますが、街の雰囲気や背景情報を少し残しつつ主役を際立たせたいスナップ用途では、この程度のボケ量が扱いやすいと感じるユーザーが多いようです。
AF・レスポンスのレビュー:スナップでの速写性
ストリートスナップでは、AF性能そのものよりも「撮りたいと思った瞬間にどれだけ迷わずシャッターを切れるか」が重要です。GR IIIxは最新ミラーレスほどの動体追従AFは備えていませんが、スナップ用途に絞れば必要十分なレスポンスを持っています。
ハイブリッドAFの実力と弱点
像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたハイブリッド方式により、日中のスナップシーンではストレスの少ない合焦速度が得られます。タッチAFやタッチシャッターにも対応しており、背面モニターをタップして撮るスタイルにも対応できます。顔・瞳AFも搭載されており、ポートレート撮影で目にピントを合わせる用途では有効に機能します。
一方で、暗所やコントラストの低い被写体ではAFが迷う場面があることはレビューでもコメントされています。PetaPixelも、夜のストリートなどではAFが前後に往復しやすいと述べており、そのような場面ではスナップフォーカスを併用する運用が推奨されます。
動きの速い被写体の追従や、高速連写と組み合わせたスポーツ撮影には向きません。走り回る子どもやスポーツ写真を主体に撮る場合は、別途ミラーレス機などを用意した方が現実的です。
スナップフォーカスと高速起動の組み合わせ
GRシリーズ独自の強みが「スナップフォーカス」です。あらかじめ1mや1.5m、2.5mなどピント位置を設定しておき、シャッターを一気押ししたときにその距離で撮影する仕組みです。F8前後まで絞れば、被写界深度内に入った被写体はほぼピントを外さず撮影できます。
このスナップフォーカスと約0.8秒前後の起動速度を組み合わせることで、AFを待つ時間をほとんど意識せずに撮影できます。PetaPixelは「スナップフォーカスはGRシリーズを特徴づける機能であり、慣れてしまうと他のカメラに戻りにくい」と評しています。
よく使う距離(1.5m / 2.5m / 無限遠など)を自分の撮り方に合わせて決めておき、ボタン一つで切り替えられるようにカスタマイズしておくと、瞬間的なシャッターチャンスにも対応しやすくなります。
AF重視の人が知っておきたいこと
AF性能そのものを最新ミラーレスと比較すると、被写体認識のバリエーションや連写中の追従性などでGR IIIxは劣ります。The Vergeの比較記事でも、X100VIなどのミラーレス寄りの機種と比べた場合の動画・AF面の制約が触れられています。
ただし、スナップフォーカス前提の撮り方を取り入れると、「AFが追いつかない」と感じる場面自体が減っていきます。止まっている被写体や歩行者レベルの動きであれば、自分の立ち位置とスナップ距離を意識的に合わせることで、AFに依存せずにシャッターチャンスを押さえられます。
AFを完全自動に任せたい人よりも、「カメラとともに自分のリズムも作っていきたい」というスタイルの方が、GR IIIxとは相性が良いと言えます。
手ブレ補正とローライト性能のレビュー:夜スナップにどこまで強い?

夜の街や室内でどれだけ撮れるかは、スナップカメラ選びの重要なポイントです。GR IIIxは3軸センサーシフト式のボディ内手ブレ補正(IBIS)と、ISO 100〜102400の高感度設定を備えており、サイズを考えると暗所性能も健闘しています。
ボディ内手ブレ補正の効き具合
公式に約4段分の補正効果が公称されていますが、実際の使用感としては約3段分程度を想定しておくと安全です。40mm相当であれば、通常は1/40秒以上を目安にしたいところを、GR IIIxでは1/10秒前後まで手持ちで粘れるケースが増えます。
夜の街灯や室内のスナップでは、この補正力がかなり心強く、PetaPixelのレビューでも1/5秒の手持ち夜景が実用的なシャープさで撮れたサンプルが紹介されています。ただし、人物が動くシーンでは被写体ブレは防げないため、その場合はシャッター速度優先で1/60秒以上を確保する設定が無難です。
28mm版のGR IIIと比べると、より望遠寄りでブレが目立ちやすい40mmを採用していることもあり、手ブレ補正の恩恵はGR IIIxの方が大きいと言えます。Digital Camera Worldのレビューでは、「このサイズのカメラとしては暗所性能が驚くほど高く、APS-Cセンサーとボディ内手ブレ補正のおかげで、手持ちの夜のストリートやライブ撮影にも安心して使える」とコメントされています。いわゆる多枚数合成の“ナイトモード”ではなく、1枚撮りでここまで粘れることは、夜スナップ専用機として見たときの大きな強みと言って良いでしょう。
高感度ISOの使えるライン
ISO感度の許容範囲は用途や好みによって変わりますが、多くのレビューやユーザーの声ではISO3200までは常用、ISO6400も用途によっては実用の範囲とされています。ディテールは少し崩れますが、色の破綻は比較的抑えられているという評価が一般的です。
RAW撮影前提であれば、夜スナップではISO800〜3200を基本レンジとし、どうしてもシャッター速度を稼ぎたい場面で6400まで上げる運用が現実的です。JPEG撮って出し派の場合は、ノイズリダクションを標準より少し弱めに設定することで、粒状感を残しつつディテールを確保しやすくなります。
スマホのナイトモードのように多枚数合成でノイズを大きく抑えるタイプではないため、多少のノイズを「質感」として受け入れつつ、空気感を残した描写を楽しむ方向性が向いています。
夜スナップを楽しむための設定とコツ
夜スナップでGR IIIxを使う場合は、いくつか設定をプリセットしておくと効率的です。例えば絞り優先モードでF2.8固定、ISOオート上限3200〜6400、シャッター速度下限1/30秒程度に設定し、露出補正をややマイナス寄り(−0.3〜−0.7EV)にしておくと、ハイライトの飛びを抑えつつ雰囲気のある暗部を残しやすくなります。
AFが迷いやすい場面ではスナップフォーカスを併用し、1.5〜2.5m程度のスナップ距離とF4〜5.6を組み合わせることで、歩行者などの動きにも対応しやすくなります。モノクロに切り替え、ハイコントラスト白黒やカスタムイメージを調整して使うユーザーも多く見られます。
設定は一度決めたらしばらく変えず、「撮る → 振り返る」を繰り返して自分好みのバランスを探るのがおすすめです。
操作性とカスタマイズのレビュー:GRらしいシンプル志向
.jpg?w=320)
GR IIIxの操作体系は、「ボタン数は多くないが、必要な機能にはすぐ届く」設計になっています。メニュー構成も比較的シンプルで、一度カスタマイズを済ませてしまえば、撮影中にメニューを深く潜る場面はそれほど多くありません。
メニュー構成とタッチ操作の使い分け
メインメニューは撮影設定・カスタマイズ・セットアップなど論理的に分かれており、慣れると迷いにくい構成です。頻繁に触る項目はADJレバーやFnボタンに割り当ててしまうことで、撮影中にメニュー画面を開く回数を減らせます。
背面モニターはタッチ操作に対応しており、AFポイントの移動やタッチシャッターが可能です。常時タッチ操作を使う必要はありませんが、「ここにピントを置きたい」という場面で素早く対応できます。誤タッチが気になる場合は、設定でタッチを無効化することもできます。
メニュー中のテキストやアイコンも比較的シンプルで、「GRシリーズから初めて本格カメラに触れる」というユーザーでも、少し触っていればどの設定がどの項目にあるか掴みやすい構成になっています。
カスタムボタンとユーザーモードの活用術
GR IIIxを自分向きの道具に仕立てるうえで重要なのが、カスタムボタンとユーザーモードです。ADJレバーにはNDフィルターのオン/オフ、ISO、測光モード、スナップ距離などを割り当てられます。Fnボタンには「AFモード切り替え」や「顔検出ON/OFF」など、撮影中によく切り替える機能を設定しておくと便利です。
モードダイヤルのU1〜U3には、設定一式をプリセットとして保存できます。例えば「U1:日中スナップ用」「U2:夜スナップ用」「U3:ポートレート用」といった形で登録しておけば、ダイヤル一つで撮影スタイルを切り替えできます。多くのGR IIIxユーザーがこの機能を活用し、撮影のたびに細かい設定をいじらなくて済むようにしています。
一度自分好みのプリセットを作ってしまえば、撮影中は露出補正とスナップ距離の調整程度で済むようになり、設定よりも構図やタイミングに集中しやすくなります。
初心者目線で見たときの扱いやすさ
モードダイヤルに「完全おまかせモード」がないため、スペック表だけを見ると初心者には難しそうに見えるかもしれません。しかし、実際にはPモードにオートISO・オートWBを組み合わせれば、ほぼ全自動で撮影できます。
写真に慣れてきたら、背景をぼかしたい場面だけ絞り優先モードに切り替える、といったステップアップも簡単です。設定項目が必要最小限に絞られていることで、「どの設定が写真にどう影響するか」を理解しやすいカメラと言えるでしょう。
スマホから初めて本格カメラにステップアップする人にとっても、学びながら使える一台になっています。
バッテリー・信頼性のレビュー:弱点と付き合い方
.jpg?w=320)
GR IIIxで多くのレビューが共通して挙げる弱点が、バッテリーライフです。実際のレビューでもこの弱点ははっきり指摘されていて、PetaPixelは実写テストで「1回の充電で115〜150枚程度にとどまり、バッテリーライフはこのカメラの“残念ポイント”」と評しています。
Amateur Photographerも「USB-C給電を前提にした運用が現実的」と書いており、予備バッテリーとモバイルバッテリーをセットで持つ前提で考えるのが現実解と言えます。
バッテリー持ちの実感値と運用のコツ
使用バッテリーはDB-110で、公称撮影可能枚数はCIPA基準で約200枚とされています。実際のユーザーの声では、液晶の明るさやWi-Fi使用状況にもよりますが、100〜150枚程度で残量警告が出るケースも多く報告されています。
PetaPixelは「カメラとして非常に魅力的だが、バッテリーライフは短い」としたうえで、電源をこまめにオフにする運用やUSB-C経由でのモバイルバッテリー充電を併用することで、旅行でも実用上は問題なかったと述べています。
実運用では、撮影しない移動時間には電源を切る、Wi-FiやBluetoothは必要な時だけオンにする、液晶輝度をオートもしくはやや低めに設定するといった基本的な工夫が有効です。日中の撮影が長時間にわたる場合は、純正の予備バッテリーを1〜2個用意しておくと安心です。
ボディの耐久性とホコリ問題
マグネシウム合金ボディにより、全体的な剛性感や耐久性は高く、多少ラフな扱いでも軋みや歪みが出にくい構造です。長年GRシリーズを使っているユーザーからも、落下などのトラブルがあっても動作に問題が出なかったという声が一定数見られます。
一方で、防塵防滴構造ではなく、レンズが繰り出すタイプのコンパクトであることから、センサーへのホコリ混入はいわゆる「GRの持病」として過去世代から話題になってきました。GR III/GR IIIx世代でもユーザーフォーラム等でホコリ混入報告が見られ、構造上リスクを完全にゼロにはできません。
砂埃の多い環境や強風下で頻繁に電源オン・オフを繰り返す使い方は避け、必要に応じて簡易レインカバーやシリコンカバーを併用すると安心感が高まります。センサー上のゴミが目立つ場合は、自力での分解清掃はリスクが高いため、メーカーサービスに依頼するのが無難です。
動画性能のレビュー:フルHDで割り切るならアリ
GR IIIxの動画機能はスペック上かなりシンプルで、フルHD(1920×1080)最大60pまで、4K動画や外部マイク入力には対応しません。Digital Camera WorldもHD動画のみである点を短所として挙げており、動画機としては割り切りが必要な仕様です。
フルHD動画の画質と使いどころ
フルHD 60pで撮影した映像は解像感・色ともに家庭用・記録用としては十分な品質で、家族イベントや旅行の記録、メモ的な動画撮影には問題ありません。手ブレ補正も静止画ほどではないものの、歩きながらの軽いパン程度であればある程度補正してくれます。
AF追従については、被写体が大きく前後に動くシーンではピントの移動が追いつかないこともあり、動画撮影中に積極的にAFでピント送りを行う用途には向きません。その場合はMFで事前にピント位置を決めるか、短いカットをつないで編集する運用の方が安全です。
音声は内蔵マイクのみで、風切り音や環境音もそのまま拾うため、音質を重視するVlogやインタビュー用途には不向きです。
Vlog用途で考えたときの限界
Vlog用途で見ると、GR IIIxにはいくつか明確な制約があります。背面液晶は固定式で、前向きにはならないため、自撮りフレーミングが難しいです。動画時の顔認識AFも最新Vlog向けミラーレスほど信頼性は高くありません。
加えて外部マイク端子がないため、音声品質を向上させる余地は限られます。YouTubeなどで4K視聴環境が普及している現状では、フルHDのみという点もマイナス要素になります。
「写真撮影の合間に状況を記録するための動画も少し撮る」程度であれば問題ありませんが、動画を主目的にする前提でGR IIIxを選ぶのは現実的ではありません。
動画重視なら検討しておきたい代替候補
動画性能を重視する場合、同じAPS-Cセンサーであればソニーα6400や富士フイルムX-S20、Canon EOS R50といったミラーレス機の方が適しています。これらは4K動画や外部マイク端子、バリアングル液晶など、動画用途に有利な装備を備えています。
単焦点スナップと動画を一台で両立したい場合は、X100V/X100VIも候補になります。X100Vは4K30pに対応し、ハイブリッドビューファインダーを活かした写真・動画撮影が可能です(X100VIはボディ内手ブレ補正も追加)。ただしボディサイズや価格はGR IIIxより高く、携帯性やコストとのトレードオフになります。
動画をしっかりやりたいのであれば、GR IIIxを「静止画専用のサブ機」と位置づけ、動画はスマホやミラーレスに任せる構成を検討するのが現実的です。
GR IIIx(GR3X)の作例
各媒体の実機レビュー内で実際に撮影されたGR IIIxの作例も紹介されています。

.jpg?w=320)
Digital Camera Worldでは実機レビューで同じ位置からのGR IIIとGR IIIxの比較もおこなっています。


競合比較①:GR III / GR IVとの違い
GR IIIxを検討する人がまず迷いやすいのが、28mm版のGR IIIや最新のGR IVとの違いです。同じGRシリーズでも、画角や世代の違いによって適した用途が変わってきます。
機種 | 立ち位置 |
|---|---|
GR IIIx(本機) | 40mm標準寄りの画角で、人物寄りスナップとポケット携帯性を両立する“中核モデル” |
GR III | 28mm広角で街並みや環境描写向き、GRらしさの基本形となるスナップ用ベースモデル |
GR IV | 同じ28mmでも最新センサーと5軸IBIS・大容量内蔵メモリを備えた高機能フラッグシップ |
GR III(28mm)と迷っている人への目安
GR IIIは35mm換算28mm相当のレンズを搭載し、風景やスナップで周囲の環境を広く写す撮影に向きます。街並みや建築、テーブルフォトを「少し広めに」撮りたい場合には、28mmの方が使いやすい場面が多くなります。
一方、GR IIIxの40mmは人物と背景のバランスが取りやすく、日常のポートレート寄りスナップに適しています。Digital Camera Worldは、GR IIIシリーズについて「ポケットサイズのAPS-Cコンパクトとして他に類がなく、28mm版/40mm版を撮りたい画角に応じて選べる」と紹介しています。
迷った時の目安としては、「旅や記念写真が多く、風景も広く撮りたい」ならGR III、「人や日常の細かなディテールを切り取りたい」ならGR IIIxを軸に考えると整理しやすくなります。
最新GR IVとの関係性
GR IVは28mmモデルの最新機で、新しい約26MPセンサー、5軸手ブレ補正、7枚構成の新設計28mm相当F2.8レンズ、最大約53GBの内蔵メモリーなどが主な進化点です。カードスロットは従来のSDからmicroSDに変更されています。
一方で、防塵防滴構造ではないことやファインダー非搭載といった基本コンセプトはGR III/GR IIIxと共通です。動画はフルHDまでで、4Kには対応しません。スペック上はGR IVが世代的に優位ですが、画素数や手ブレ補正の強化がそのまま撮影スタイルの決定的な差につながるかどうかは、使い方次第と言えます。
28mm画角で最新機能を求めるならGR IV、40mm画角と価格バランスを重視するならGR IIIxという整理が現実的です。
2台持ち・買い替えの判断ポイント
すでにGR IIIを所有しているユーザーがGR IIIxを追加するかどうかは、撮る被写体次第です。28mmと40mmでは「見える世界」がかなり変わるため、画角を変えることで撮りたいものが明確になるケースもあります。
買い替えか2台持ちかで迷う場合は、自分の写真を振り返り、広く撮った写真が多いのか、人物やディテールを切り取った写真が多いのかを確認すると判断しやすくなります。人を撮る機会が多い場合は、40mmのGR IIIxを軸に据える選択をするユーザーも多く見られます。
28mm版の最新機能が必要な場合はGR IVへのステップアップ、40mm画角を維持したい場合はGR IIIxの継続利用とGR IVをサブ的に併用するといった構成も考えられます。
競合比較②:X100Vやスマホと比べたときの立ち位置
GR IIIxと比較されることが多いのが、富士フイルムX100シリーズ(特にX100V / X100VI)と、近年のハイエンドスマホです。同じAPS-C単焦点コンパクトと、常に手元にあるスマホという両極の選択肢と比べることで、GR IIIxの位置づけが見えやすくなります。
X100シリーズとの違い:スタイルかステルスか
富士フイルムX100Vは35mm相当のF2レンズとハイブリッドビューファインダーを備えたカメラで、クラシカルな外観とダイヤル操作が魅力です。X100VIではボディ内手ブレ補正も加わり、静止画・動画ともにさらに汎用性が高まっています。
一方、GR IIIxはフラットで控えめなデザインと、ファインダーを持たない割り切った構成です。The Vergeの比較記事が示すように、「スタイルとして身につけるカメラ」のX100シリーズと、「ポケットに忍ばせるステルスカメラ」のGR IIIxという棲み分けが現実的です。
価格面ではX100V/X100VIの方が高く、中古市場でもプレミア価格で取引されるケースが少なくありません。ファインダー撮影やフィルムシミュレーション、クラシカルなデザインを重視するならX100シリーズ、携帯性とステルス性を最優先するならGR IIIxという選び方になります。
スマホカメラとの画質・機動力比較
最新スマホのカメラはAI処理やマルチレンズにより非常に高性能で、昼間のスナップであれば「これで十分」というシーンも増えています。それでもGR IIIxと撮り比べてみると、センサーサイズやレンズ設計の違いから、ディテールの出方やボケ、暗所での粘りなどに差が見られます。
特に40mm相当の画角とF2.8の組み合わせによる自然なボケや立体感は、スマホのポートレートモードでは再現しづらい部分です。一方、常に手元にあり、すぐにSNS投稿まで完結できるという意味では、機動力やワークフローの効率はスマホに軍配が上がります。
GR IIIxはあくまで「スマホに加えて持ち出す、画質と撮影体験を重視したカメラ」というポジションで捉えるのが現実的です。
コンパクトデジカメ市場の中でのポジション
高級コンパクト市場では、かつてソニーRX1やRX100シリーズ、キヤノンGシリーズなど多くのライバルが存在しましたが、近年は新モデルの更新が止まったラインも多く、APS-Cセンサー搭載の単焦点コンパクトとして現行で手に入りやすいのはGRシリーズとX100シリーズが中心になりつつあります。
そのなかでGR IIIxは、40mm相当の画角とポケットサイズの組み合わせにより、他にほぼ直接の代替がないモデルとなっています。28mm版GR III/GR IVとも、35mm相当のX100シリーズとも異なる画角で、唯一性の高い立ち位置です。
言い換えれば、「40mm相当の画角をポケットサイズのAPS-Cコンパクトで使いたい」と考えるなら、現状ではGR IIIxが最有力候補と言えます。
GR IIIx(GR3X)のレビューまとめ
GR IIIxは、ポケットサイズのボディにAPS-Cセンサーと40mm F2.8単焦点レンズ、3軸手ブレ補正を収めたスナップ特化型のコンパクトカメラです。ズームやファインダー、4K動画といった要素をあえて削ぎ落とす代わりに、「いつでも持ち歩けて、気になった瞬間を高画質で切り取る」という一点に集中した設計になっています。
GR IIIxの実機レビューも踏まえると、スナップ主体・写真メイン・小型重視の人にとって非常に有力な選択肢である一方、望遠や動画を重視する用途には別システムが必要という評価が主流です。自分の生活の中で「ポケットから取り出してすぐ撮る」感覚がしっくりくるかどうかを確かめてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram / TikTok / YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!






