
【リーク】シグマ 24mm F1.2の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
シグマの特許情報で24mm F1.2相当の実施例が登場しました。広角でありながらF1.2という超大口径の実現は期待が高まります。この記事ではシグマ 24mm F1.2について、公開資料から確認できる事実と予想を分けながら、競合比較、価格・発売時期、スペック予想までをまとめました。
この記事のサマリー

シグマ「24mm F1.2」は日本の特許出願から存在が期待される超大口径広角レンズで、焦点距離24.7mm・F値1.24という数値が確認できる。

実際の製品名や仕様は未定だが、現時点の特許とシグマのF1.2シリーズの展開状況から、Lマウント・Eマウント向けのArtレンズとして星景や動画撮影も意識した設計になる可能性があると考えられる。

発売時期についてシグマから公式な情報は出ておらず、本記事では特許公開時期と既存F1.2レンズの開発サイクルから、2026年以降に登場する可能性がある程度の予想にとどまる段階。

価格帯は未定だが、2025年11月時点で35mm F1.2 DG II Artが税込247,500円、50mm F1.2 DG DN Artが税込242,000円で販売されており、24mm F1.2も20万円台中盤以降のハイエンド価格帯になる見込み。

購入候補になるのは星景・夜景・動画撮影を本気で楽しみたいユーザーで、標準的な旅行用レンズを探している人は既存の24mm F1.4なども含めて比較検討するのがおすすめ。
シグマ24mm F1.2リークの全体像を整理する

シグマ「24mm F1.2」と読みとれる情報は、国内の公開特許から見えてきたものです。公開番号P2025-167449の実施例に「焦点距離24.70 / F値1.24 / 画角84.14°」というデータが記載されており、フルサイズ対応の24mm F1.2クラスと解釈できます。ここでは、特許ソースに基づいてどこまで確度の高い情報なのか、そしてどの部分があくまで予想なのかを整理しておきましょう。
特許出願から読み取れる「24mm F1.2」らしき仕様
特許文書の実施例5には、次のような数値が掲載されています。
項目 | 数値 |
|---|---|
焦点距離 | 24.70mm |
F値 | 1.24 |
像高 | 21.63mm |
バックフォーカス | 約18.48mm |
像高21.63mmという数値はフルサイズセンサーの半径に相当する値であり、35mm判フルサイズ用レンズとして設計されていることがわかります。F値1.24はF1.2として販売されることが多い範囲の数値なので、「24mm F1.2 DG DN | Art」といった製品につながる可能性が高いと見るのが自然でしょう。
また、レンズ全長は133mm台と記載されており、24mm・F1.2クラスとしてはかなりコンパクトにまとめた設計です。シグマの35mm F1.2 DG IIや50mm F1.2 DG DNが従来より軽量化されてきた流れを考えると、24mmでも「できるだけ日常的に持ち出せるサイズ」を狙っていると考えられます。巨大で三脚専用というより、ボディに付けっぱなしで星景からスナップまで使える広角大口径レンズ、という立ち位置が見えてきます。
もちろん特許段階なので、そのままの数値が製品に採用されるとは限りません。実際の発売時には、製造性やコスト、重量とのバランスを取るためにレンズ構成が調整されることが多いです。ただ、焦点距離とF値、像高といった根幹部分は大きく変わりにくく、「24mm前後・F1.2・フルサイズ対応」という大枠はかなり信頼度が高いと見てよいでしょう。
特許と実際の製品化の距離感を押さえておく
特許情報が出たからといって、必ずしも製品になるとは限りません。メーカーは複数案の光学系を出願し、そのうち市場性や量産性の高いものだけを商品化するのが一般的です。過去にもシグマや他社で、特許は出ていたが最終的に製品としては登場しなかった例はいくつもあります。そのため、「24mm F1.2の特許がある=すぐに発売」ではないという点は頭に入れておきたいところです。
とはいえ、今回の特許は既に発売済みの35mm F1.2 DG IIや50mm F1.2 DG DNに近い思想で設計されていると見られており、シグマの現行ラインナップと非常に相性の良い焦点距離です。F1.2シリーズを広角側に広げていく流れはごく自然なので、「製品化の可能性は高いがタイミングは未定」というくらいの温度感で捉えておくと現実的ではないでしょうか。過度な期待で空振りすると疲れてしまいやすいので、冷静さも保ちながら情報を追うのがちょうど良い距離感です。
特許数値から想定されるスペックをチェックする
特許に記載された数値を並べるだけではイメージしづらいので、撮影現場での使い勝手に落とし込んで考えてみましょう。焦点距離やF値、バックフォーカスといった数字から、ボディ側でのバランスやフィルター径、描写傾向のヒントが見えてきます。ここではスペックの要点と、実際に手にしたときどんなレンズになりそうかを掘り下げていきます。
焦点距離・F値・画角から見えるレンズのキャラクター
焦点距離24.7mm・画角84度という数値は、いわゆる「風景にもスナップにも使いやすい広角」の代表的なポジションです。超広角ほど誇張が強くなく、街並みや室内の撮影でも構図が破綻しにくいのが24mm前後の魅力と言えます。ここにF1.2という明るさが加わることで、背景を大胆にぼかした環境ポートレートや、星空のような暗いシーンでの撮影に強いレンズになることが想像できます。
F1.2とF1.4の明るさの差は理論上およそ0.4〜0.5段です。数値だけ見ると小さく見えますが、暗所でシャッター速度やISO感度を約半段分稼げるのは実戦では無視できません。例えばISO6400・1/15秒が必要だったシーンで、F1.2なら1/20秒程度までシャッターを速くしたり、ISOを5000前後まで下げたりできるイメージです。わずかな差でもブレやノイズのリスクを抑える方向に働きます。
一方で開放付近は被写界深度が極端に浅くなります。広角だからピントは楽だろうと思っていると、ちょっとした前後のズレで顔だけボケる、といった事態も起こり得ます。AF精度やボディ側の瞳認識に頼りつつも、被写体との距離と絞り値の組み合わせには普段以上に気を配る必要がありそうです。
フローティングフォーカスとブリージング対策の意味
特許文書では、フォーカスレンズを二つのユニットに分けたフローティング方式が採用されていると読み取れます。ざっくり言うと、ピント合わせの際に複数のレンズ群を別々に動かすことで、近距離から無限遠まで収差変動を抑え、画質を安定させる考え方です。特に大口径広角レンズでは、近接時に球面収差や像面湾曲が増え、周辺のシャープさが大きく落ちることがありますが、フローティング構成はその弱点を補う狙いがあります。
さらに特許の課題として「フォーカシング時のブリージングを抑制する」と明記されている点も重要です。ブリージングとは、ピント位置を変えたときに画角が微妙に変わってしまう現象で、静止画よりも動画で問題になりがちです。ピント送りをした瞬間に画面がズームイン・ズームアウトしたように感じられ、視聴者が違和感を覚えてしまいます。ブリージングを抑えた光学設計は、動画撮影にとってかなりありがたい要素と言えるでしょう。
最近のシグマは、35mm F1.2 DG IIや50mm F1.2 DG DNで動画用途を強く意識した設計を打ち出しています。24mm F1.2でも同様の方針が踏襲されると考えると、「静止画専用の尖ったレンズ」ではなく、動画クリエイターにも向けたハイブリッドな一本になる可能性が高そうです。ジンバル運用時のバランス変化やAFの追従性など、実機が出たときにチェックしたいポイントがいくつか見えてきます。
対応マウントと撮影ジャンルの相性を考える
特許自体はマウントを明示していませんが、シグマの現行F1.2シリーズはLマウントとソニーEマウント向けに展開されています。24mm F1.2が製品化されるとすれば、この2マウントに向けたDG DN | Artとして登場する可能性が高いでしょう。ここでは、LマウントとEマウントそれぞれのボディと組み合わせた時のイメージや、具体的な撮影シーンとの相性をイメージしてみます。
Lマウント・Eマウントでのボディバランスと運用イメージ
Lマウント側では、SIGMA fp/fp LやパナソニックLUMIX Sシリーズとの組み合わせが想定できます。特に手ブレ補正付きのS5IIやS1系と組み合わせれば、F1.2の明るさを活かした低ISO撮影がしやすくなるでしょう。コンパクトなfp Lに装着すると前玉側の存在感は増しますが、動画用リグと組み合わせればシネマライクな運用もしやすいセットになります。
Eマウントでは、α7 IVやα7C IIといったフルサイズ機がメインの相棒になりそうです。既にソニー純正の24mm F1.4 GMが存在するため、「純正F1.4かシグマF1.2か」という選択肢が生まれます。ボディ内手ブレ補正と組み合わせれば、暗い室内や夜の街でも手ブレを抑えた撮影がしやすく、Vlog的な動画撮影にも十分対応できるでしょう。
重量については正式発表を待つ必要がありますが、同社35mm F1.2 DG IIや50mm F1.2 DG DNが700g台に収まっていることから、24mmも同程度かやや重い程度になると予想されます。軽さ最優先なら既存の24mm F1.4やコンパクトな広角ズームの方が有利ですが、「多少重くても写りと明るさ優先」という発想で選ぶレンズになるはずです。
星景・夜景・動画など撮影ジャンルごとの期待値
星景撮影では、24mm前後は天の川をバランス良く収めやすい焦点距離です。F1.2の明るさは露光時間を短縮したり、ISOを一段弱下げたりする余裕につながります。コマ収差の抑え込みがどこまで優秀かにもよりますが、シグマの現行Artレンズは星の写りに定評があるため、星景ユーザーからの注目度はかなり高いでしょう。山岳夜景や都市のスカイライン撮影など、暗所に強いレンズを一本欲しい人にとって有力候補になり得ます。
動画撮影では、手持ちでの歩き撮りやジンバル撮影で24mmは非常に扱いやすい画角です。F1.2の浅い被写界深度は、背景を大きくぼかして被写体の存在感を引き立てる映像表現に向いています。特許上でブリージング抑制が明記されている点を踏まえると、フォーカス送り時の画角変動も比較的少なく、フォーカスワーク前提の映像にも活用しやすいはずです。
スチルでの日常スナップという観点では、常にF1.2で撮る必要はありませんが、「ここぞ」というシーンで明るさとボケを解禁できる余裕が生まれます。例えばカフェのテーブルフォトで背景をとろけさせたり、逆光気味のポートレートで印象的なフレアとボケを両立させたりと、24mmらしい広がりを残しつつ主役をくっきり浮かび上がらせる撮り方が楽しめるでしょう。
発売日と予約開始のタイミングを予想する
次に気になるのが「いつ出るのか」という点です。特許公開日は2025年11月7日です。シグマの最近のレンズサイクルや、他社の特許〜製品化までの流れを踏まえると、どの程度の期間を見込んでおくと現実的なのでしょうか。あくまで予測ではありますが、カメラファンが予定を立てやすい範囲で整理してみます。
F1.2シリーズのリリース間隔から見える目安
シグマは既に35mm F1.2 DG DNと50mm F1.2 DG DNをリリースしており、いずれもミラーレス専用のArtラインとして高い評価を得ています。35mm F1.2の第二世代も発表され、F1.2シリーズが継続的に拡充されていることがわかります。これらの動きを見ると、広角側に新たなF1.2を投入する流れは自然な延長線上にあると言えるでしょう。
特許公開から実際の製品が登場するまでの期間はまちまちですが、1〜2年程度で製品化されるケースもあれば、特許だけで終わってしまう例もあります。今回の特許が2025年11月公開であることを踏まえると、早期のパターンで2026年中、余裕を見て2027年ごろまでに登場する可能性がある、という程度のイメージにとどめておくのが無難です。
予想価格とコストパフォーマンスを読み解く
大口径レンズを検討するうえで避けて通れないのが価格の話です。24mm F1.2はスペックから見てもハイエンド向けの位置付けが予想され、決して安価なレンズにはなりません。既に発売済みの35mm・50mm F1.2 DG DNや、24mm F1.4 DG DNとのバランスを踏まえながら、おおよその価格帯とコストパフォーマンスをイメージしてみましょう。
既存F1.2レンズや24mm F1.4との価格イメージ
シグマ50mm F1.2 DG DN | Artは、国内直販価格が242,000円(税込)、35mm F1.2 DG II | Artは247,500円(税込)となっており、いずれも20万円台中盤のハイエンドクラスに位置づけられます。こうした既存モデルの価格水準を考えると、24mm F1.2が登場した場合も同等か、それ以上の価格帯になると予想するのが自然です。
一方で、シグマ24mm F1.4 DG DN | Artは、11万円前後で販売されています。純正ソニー24mm F1.4 GMよりは依然として手頃な価格です。仮に24mm F1.2が20万円台中盤で登場するとすると、F1.4版の約2倍前後の投資になる計算です。この差を「約0.5段分の明るさ」と「より高いボケ量や描写性能の可能性」に支払う価値があるかどうかが判断ポイントになってきます。
純正ソニー24mm F1.4 GMなどと比較した場合も、シグマは価格をやや抑えた設定にしてくる傾向があります。とはいえF1.2というスペック自体がプレミアムなので、「安いからシグマ」というより「純正より少し抑えめだけど、決して安価ではないハイエンドレンズ」といった立ち位置になるでしょう。
投資に見合うかを判断するユーザー像
24mm F1.2に投資して元を取れるのは、どんな撮影スタイルの人でしょうか。真っ先に浮かぶのは、星景や夜景を中心に活動しているフォトグラファーです。年間を通して星空を追いかけている人にとって、露光時間やISOに余裕を持てるレンズは現場での成功率を大きく左右します。作品テーマが「夜の世界」に寄っているほど、投資に対するリターンは大きくなるはずです。
逆に、日中の風景や旅行スナップが中心で、暗所撮影はそこまで多くない人にとっては、24mm F1.4やF2クラスのレンズで十分満足できる場面も多いはずです。ボディや他レンズとのバランスも含めて、「自分が年に何回このレンズを本気で使うか」をイメージしてから判断すると、後悔の少ない選択につながります。
競合レンズと比べて見えるポジション
24mmという焦点距離自体は珍しくありませんが、F1.2まで明るいAFレンズとなると、現状ほぼ競合不在に近いポジションです。ただし、実際に購入を検討する段階では、ソニーやシグマの24mm F1.4、キヤノンやニコンの大口径広角レンズと比較することになるでしょう。それぞれの特徴をざっくり押さえて、シグマ24mm F1.2がどこに位置づけられそうか整理してみます。
ソニー24mm F1.4 GMやシグマ24mm F1.4との違い
ソニーFE 24mm F1.4 GMは、軽量コンパクトで画質のバランスに優れた広角単焦点として高く評価されています。重量約445gと、フルサイズ用24mmとしては非常に軽く、長時間の手持ち撮影や旅行スナップにも向いた一本です。開放からコマ収差が良く抑えられており、星景撮影でも定番レンズの一つになっています。
一方、シグマ24mm F1.4 DG DN | Artは、ソニーGMよりやや重いものの、価格が抑えられているのが魅力です。星景を意識したリアフィルターホルダー搭載や、周辺画質を重視した設計など、実用本位の仕様が特徴です。これら2本と比較すると、24mm F1.2は明るさで理論上およそ0.5段弱リードする代わりに、サイズ・重量と価格で不利になると予想されます。
つまり、24mm F1.2は「軽快な旅カメラ用レンズ」ではなく、「明るさと描写を最優先したスペシャリティレンズ」として位置づけられるでしょう。既に24mm F1.4を持っているユーザーが買い替えるべきかどうかは、自分の撮影の中でF1.2のメリットをどれだけ活かせるか次第です。常に開放付近を多用する撮り方であれば差を体感しやすい一方、風景で絞って使うことが多いならF1.4のままでも不満は少ないかもしれません。
キヤノン・ニコンの大口径広角との住み分け
キヤノンやニコンも、RF/Zマウント向けに大口径広角レンズの特許を複数出願しており、24mm F1.2や28mm F1.2といった焦点距離の光学系が資料上で確認されています。ただし現時点で両社からフルサイズAF 24mm F1.2が製品として発売されているわけではなく、実販売ベースで24mm周辺の最明るいクラスはF1.4前後までです。シグマ24mm F1.2が実現すれば、サードパーティながら「フルサイズAF 24mm F1.2」という非常に希少なポジションを担う可能性があります。
Lマウントはパナソニック・シグマ・ライカの連合マウントであり、現状フルサイズAF 24mm F1.2クラスのレンズは存在しません。そのため、シグマ24mm F1.2が実現すれば、Lマウントではきわめて貴重な選択肢になります。Eマウントではソニー純正24mm F1.4 GMとの比較が中心になりますが、「純正には無いF1.2」という差別化はわかりやすい強みです。今後、他社が24mm F1.2クラスを投入してくれば直接的な比較対象が増えますが、現状の特許情報ベースではシグマが一歩先行していると言えます。
いずれにせよ、ユーザー側としては自分のマウントで使える選択肢を冷静に並べ、便利ズーム・F1.4単焦点・F1.2単焦点それぞれの役割を整理すると判断しやすくなります。シグマ24mm F1.2は、その中で「最も尖った表現側」に位置する一本として、他のレンズと使い分けるイメージを持っておくと良さそうです。
シグマ24mm F1.2が向く人・様子見した方が良い人
ここまでスペックや価格、競合との比較を見てきましたが、最終的には「自分にとって本当に必要か」が重要です。24mm F1.2は魅力的なスペックである一方、サイズ・価格ともにヘビー級になるのはほぼ確実です。どんな人にとってベストな選択になりそうか、逆にどんなケースでは既存レンズで十分かを整理してみましょう。
すぐにでも候補に入れて良さそうな撮影スタイル
まず、星景・夜景・都市の夜スナップをメインに撮る人は、24mm F1.2の恩恵を最も受けやすい層です。暗所でのシャッター速度やISOの余裕は、歩留まりの高さに直結します。特に、星を細かく点として写したい場合、露光時間を短く抑えつつ明るさを確保できるレンズは強力な武器です。すでに24mm F1.4を使っているユーザーでも、「あと一歩の明るさ」に価値を見いだせるなら買い替えを検討する意味があります。
映像制作の現場でも、24mm F1.2は目を引く存在になります。シネマライクな浅い被写界深度を広角で実現できるため、ブライダルムービーやMV、広告映像などで差別化しやすくなります。単焦点主体の撮影スタイルで、レンズワークを積極的に行う人なら、24mm F1.2・35mm F1.2・50mm F1.2という「F1.2三本柱」を揃える構成も現実的な選択肢になるでしょう。
また、作品作りにおいて「他人と違う画」を追求したいハイアマチュアやプロにとっても、24mm F1.2は魅力的です。広角でありながら背景を大きく溶かせるため、環境ポートレートやストリートスナップで独自性の高い写真を狙えます。撮影の軸足がしっかりしている人ほど、このレンズのポテンシャルを最大限引き出せるでしょう。
既存レンズで十分なケースと様子見の判断基準
逆に、日中の風景や旅行スナップが中心で、夜間撮影はそこまで多くない人は、24mm F1.2にこだわる必要はあまり高くありません。F4通しの標準ズームや24mm F1.4クラスでも、日常的な撮影には困らないケースが大半でしょう。機材を軽くまとめたい人にとっては、F1.2レンズはややオーバースペック気味になりがちです。
また、まだカメラを始めたばかりで、露出や構図の基礎を勉強している段階では、まず汎用性の高いズームレンズやF1.8前後の単焦点を使い込む方が上達への近道になります。超大口径レンズはピントもシビアで取り回しも重く、初心者にはハードルが高い側面もあります。基礎が固まってから「表現の幅を広げる二本目・三本目」として狙う方が、満足度は高くなりやすいでしょう。
さらに、「本当に製品が出てから評価や作例を見てから決めたい」という慎重派の選択も十分アリです。特に星景用途では、コマ収差や周辺像の状態を実写で確認しないと判断しにくい面があります。発売後のレビューや作例をしっかりチェックし、自分の撮影スタイルにフィットしていると確信が持てたタイミングで購入する、という落ち着いたスタンスもおすすめです。
シグマ 24mm F1.2のまとめ
シグマ「24mm F1.2」は、特許出願から存在が期待される超大口径広角であり、焦点距離24.7mm・F値1.24という数値からフルサイズ用の24mm F1.2 Art候補として注目されています。F1.2ならではの明るさとボケ、ブリージング抑制を狙ったフローティングフォーカス構成は、実現すれば星景や夜景、動画撮影で大きなメリットになり得ます。一方で、サイズ・価格ともにヘビー級のレンズになることが想定されるため、日常スナップ中心のユーザーには既存の24mm F1.4やズームという選択肢も依然として有力です。気になる方は、今のうちから自分の撮影ジャンルと機材バランスを整理しつつ、正式発表と実機レビューをチェックできるよう情報収集の体制を整えておくと良いでしょう。
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