
DxOが3製品を同時アップデート:Photoshop連携強化、AIマスク進化、Nikに“紙の手触り”。
DxOがPureRAW 5.5 / PhotoLab 9.2 / Nik Collection 8.2を11/4に同時リリースしました。どれも派手な魔法というより、日々の作業を地味に・確実に速くする実践特化の改良。
この記事のサマリー

DxOがPureRAW・PhotoLab・Nik Collectionを同時アップデート。Photoshop連携やAIマスク精度、質感表現が大幅に進化。

PureRAW 5.5はスマートフィルター対応で非破壊編集を実現、PhotoLab 9.2はAIマスクとライブラリ強化、Nik 8.2は約30種の紙テクスチャでアナログ感を再現。

3製品すべてが“作業効率と表現幅”を同時に底上げ。クラシックな画づくりから最新ワークフローまで、DxOが編集現場の次の標準を提示。
PureRAW 5.5:Photoshopのスマートフィルター対応で“やり直し”が怖くない

最大の変化はPhotoshopのスマートフィルター連携。PureRAWでのノイズ除去や光学補正、ディテール復元を非破壊で適用・再編集できます。これまでは「設定を変えたい=最初からやり直し」になりがちでしたが、スマートオブジェクト×スマートフィルターの流れに乗ることで、途中で気が変わっても一手戻って調整が可能に。
ベースとなるDeepPRIME 3とDeepPRIME XD3(X-Trans対応)が高感度の色・ディテールを粘り強く救い、Fujifilm勢にも恩恵が広がります。要は「ACR一択」だった初期現像の席に、PureRAWが本気で座ってきた格好です。
PhotoLab 9.2:AIマスクが賢く、管理もラクに。ライブラリ&履歴も強化
AIマスクはマッティング精度と感度閾値が改善され、髪・毛並み・樹葉のエッジがよりクリーンに。さらに、マスク/サブマスクの並び替えと複製時の自動連番で複雑な編集の見通しが良くなりました。PhotoLibraryには「未編集」「編集済み」「ローカル補正あり」の3種フィルターが追加され、目的のショットへ瞬時にアクセス。
Windowsの履歴パネルはセッションを跨いで編集履歴を保持するため、数日越しの案件でも「あの段階」に戻れます。現場の“あるある”を潰すアップデートで、積み上がる時短効果は侮れません。
Nik Collection 8.2:Analog Efexに“紙”の新表現、約30種のテクスチャ
Analog Efexに紙テクスチャが加わり、約30種類のオーバーレイで微細なマットから荒い水彩風まで表情づけ。強度・ブレンド・トーン統合も細かく追い込めます。
Photoshopとの親和性はもちろん、DxO PhotoLab / Lightroom Classic / Affinity Photoでもスムーズ。デジタルの緻密さにアナログの情緒をひと振り――“紙焼きの記憶”を狙って再現できます。
どんな人にメリットが大きい?
- Photoshop中心で、非破壊ワークフローを徹底したい人(PureRAW 5.5)
- 選択・合成が多いポートレート/商品/野生動物のレタッチャー(PhotoLab 9.2のAIマスク)
- 作品性重視で“質感”を加えたい風景・スナップ好き(Nik 8.2の紙テクスチャ)
まとめ
今回の3連発は、見た目の派手さより実際の回転数を確実に上げる内容。PhotoshopとDxOの間の段差は低くなり、マスク管理は迷子になりにくく、仕上げの“紙感”はワンタッチで呼び出せます。編集はもっと自由に、もっとラクに。
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