
10/30発表 AstrHori 9mm F2.8 APS-Cレンズの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ
超広角の入り口を大きく開く「AstrHori 9mm F2.8 APS-Cレンズ」が登場しました。対応マウントが広く、歪曲を抑えた非魚眼の9mmという攻めた設計が注目点です。この記事では、予約開始日・発売日・価格・主要スペックに加え、ViltroxやLaowa、NiSiとの比較までをまとめます。

この記事のサマリー

予約は海外サイトで受付中、価格は$169(約26,000円)。国内発売は現時点で未定。

APS-C専用・非魚眼9mm、画角約111.4°、MF専用、62mmフィルター対応。

対応マウントはE/X/Z/RF/MFT。質量は約307g。

競合はViltrox 9mm F2.8 Air(AF・約175g※Zは約190g)やLaowa/NiSiの9mm F2.8。

建築・室内、風景・星景、動画Vlogでも“直線が保てる”超広角として有力。
AstrHori 9mm F2.8 APS-Cレンズが10月31日発売と正式発表

AstrHori 9mm F2.8 APS-Cレンズが正式発表され、海外ECサイトB&Hでは全マウントの商品が並び予約受付中です。価格は$169(約26,000円)。ステータスは「近日発売」の表記で、発売日(出荷開始日)は追って案内される見込みです。国内正規取り扱いは未告知です。
| 商品名 | AstrHori MF 9mm f2.8 Lens | 
|---|---|
| 対応マウント | Sony E / Fujifilm X / Nikon Z / Canon RF / MFT | 
| 販売価格 | $169(約26,000円) | 
| 発売日 | 未発表 | 
| 予約開始日 | 2025年10月31日 | 
| 予約・販売URL | 
主要スペックと設計のポイント
AstrHori 9mm F2.8はAPS-C専用の非魚眼超広角。スペックは下記のようにアナウンスされています。
| 項目 | スペック内容 | 
|---|---|
| 焦点距離 | 9mm(APS-C専用、35mm判換算 約13.5mm) | 
| 画角 | 約111.4°(対角) | 
| 開放〜最小絞り | F2.8〜F16 | 
| 絞り羽根 | 7枚 | 
| レンズ構成 | 8群11枚(非球面1枚・ED2枚) | 
| フィルター径 | 62mm(ねじ込み対応・花形フード一体型) | 
| サイズ・重量 | 約φ70mm × 全長未公表、重量 約307g(Eマウント版) | 
歪曲を抑えつつ約111.4°の画角を確保し、62mmのねじ込みフィルターに対応します。
光学構成と絞りの狙い
8群11枚の構成に非球面・EDを組み合わせ、広角で気になりやすい歪曲と色収差の抑制を狙っています。開放F2.8は室内や夜景の守備範囲を広げます。
7枚羽根は点光源の光条が14本になる特性で、夜景カットに映える描写が期待できます。F8付近の風景解像や建築の直線性も注目点です。
開放での周辺光量やコマ収差は作例での検証が必要です。価格帯を踏まえつつ、被写体・条件ごとの最適絞りを見つけましょう。
画角・焦点距離換算・最短撮影距離
画角は約111.4°、35mm判換算では13.5mm相当です。非魚眼のまま超広角を扱えるため、直線の多い建築でも処理がしやすくなります。
最短撮影距離は0.2m。被写体に寄って前景を大きく配置すると、奥行きの誇張が気持ちよく決まります。背景整理にも寄りは有効です。
強いパースを活かすか、水平垂直をきっちり出すか。構図の選択で同じ場所でも印象を大きく変えられるのが、この9mmの醍醐味です。
対応マウントとビルド、操作性
対応はソニーE、富士フイルムX、ニコンZ、キヤノンRF、マイクロフォーサーズ。Eマウント版で約307g、金属鏡筒の剛性感と62mmフィルター対応が扱いやすさを底上げします。
マウント展開と重量バランス
各社APS-C機で同一コンセプトを使い回せるのはサードパーティの強みです。E/X/Z/RF/MFTの広い展開は、乗り換えや複数システム併用にも向きます。
約307gのE版は軽すぎず重すぎず、三脚やジンバルでも扱いやすい重量域。前玉の張り出しが控えめで、取り回しは良好です。
レンズ個体での重量差や重心は多少の幅がありえます。ボディ側のグリップ形状との相性は、店頭でのホールド確認が確実です。
操作系・MF・フィルター対応
本レンズはMF専用。ピーキングや拡大を常用し、適度に絞る運用が安定します。無限遠の山合わせは、ライブビューでの微調整が近道です。
花形フードは一体型で、62mmねじ込みフィルターに対応。可変NDやC-PLをそのまま使えるのは超広角では貴重です。
絞りリングのクリック有無は販売ページの記載に従い確認してください。動画運用では段差のない操作感が好まれる一方、設定の再現性も重要です。
動画・Vlogでの広さと安定感
非魚眼の9mmはワイドショットでも直線が暴れにくく、室内のルームツアーやトラベルVlogでの見やすさに直結します。MF専用でも、運用次第で歩留まりは十分上げられます。
手持ち・歩き撮りのコツ
フレーム端に人物や柱を貼り付けると引き伸ばされます。主役は中央寄せ、端は空間や小物で緩衝します。手ブレはワイドほど目立ちにくいですが、パンやティルトはゆっくり。水平維持を最優先に組み立てます。
MF運用の実践
被写体まで1m前後ならF5.6にして置きピンが効きます。ピーキングは弱め設定で、合焦の山を見極めます。自撮りは腕の長さを基準に、リング位置の“目印”を作ると再現性が上がります。テープ一枚で運用は楽になります。
露出はSS1/50前後・ISOは必要最小限。光源色の混在はWB整合で抑え、肌と空間の色ズレを避けます。
競合比較:VILTROX AF 9mm F2.8 Airと何が違う?
VILTROX 9mm F2.8 AirはAF搭載・約175g(Zマウントは約190g)・58mmフィルター・最短0.13m。AstrHoriはMF・金属鏡筒・62mm対応で、価格はVILTROX $199(税込約30,700円)/AstrHori$169(税込約26,000円)です。用途に応じた選択がしやすい組み合わせです。
AFと軽さのアドバンテージ
AFは動画とスナップで時短の武器。175gの軽さはジンバル負荷を下げ、旅行Vlogの機動力を押し上げます。最短0.13mは“寄れる広角”として映像表現を拡張。接写気味のワイド、手元と景色の同時収録に有効です。AstrHoriはMF前提で、静的シーンの微調整に適します。装着感や剛性感は金属鏡筒ならではです。
価格と描写のキャラクター
販売価格はVILTROXが$199(税込約30,700円)、AstrHoriが$169(税込約26,000円)。差額の$30でAFと軽量性を取るか、低価格と直線性重視を選ぶかが分岐点です。周辺減光やフレア耐性は条件依存。用途で比較軸を決めると選定がスムーズになります。
動画・機動力はViltrox、建築・三脚運用はAstrHoriが相性良好という整理が実務的です。
競合比較:Laowa 9mm F2.8 Zero-D/NiSi 9mm F2.8
Laowa 9mm F2.8 Zero-Dの販売価格は80,190円(税込)。NiSi 9mm F2.8は14群12枚・10枚羽根・67mm径で、55,000円(税込)です。いずれもMF専用で、建築・風景・星景向けの低歪設計を打ち出しています。
Laowa 9mm Zero-Dの立ち位置
Zero-Dの名の通り歪曲を抑えた設計で、建築やドローン用途の支持が厚い一本です。F4〜F8付近の均質性に定評があります。解像・携帯性のバランスが良く、長期運用での評価が固いのが特徴です。作例やアクセサリー資産も豊富です。
価格はAstrHoriより高価。コスト優先ならAstrHori、既存作例や配信情報の豊富さを重視するならLaowaが候補です。
NiSi 9mm F2.8の個性
10枚羽根のサンスターや67mm径対応など、風景・建築を強く意識した仕様です。MF専用で金属鏡筒を採用。光学は14群12枚と贅沢で、周辺の解像維持やフレア耐性に配慮。
重量は360g前後の個体が見られ、AstrHoriよりやや重め。価格と描写の好みで選び分けると良いでしょう。
まとめ
AstrHori 9mm F2.8 APS-Cレンズは、$169(約26,000円)という価格で非魚眼9mmの実用域へ一気にアクセスできる一本です。予約は海外で進行中、国内は続報待ち。対応マウントの広さ、62mmフィルター対応、MF前提の追い込みやすさは、建築・室内・風景・星景・Vlogまで幅広く有効です。AFと軽さを求めるならVILTROX、低価格と直線性重視ならAstrHori、既存資産の厚さならLaowa/NiSi。
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