
【リーク】タムロン 28-70mm F2の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
タムロンの「28-70mm F2」らしき光学系が特許公開で浮上しました。この記事では、公開公報から読み取れる“事実”と“未確定事項”を分けながら、発売日・価格・予約の見通し、競合との比較までを一気にまとめました。
この記事のサマリー

特許公報に「28-70mm F2」相当の実施例が含まれることを確認、製品化は未確定。

発売・予約・価格は未公表。予想レンジは“20万〜30万円台”。根拠は同社A058の価格帯等。

比較軸は「重量・フィルター径・AF・価格」。RF28-70 F2は約1,430g・95mmを基準に。

競合はシグマの28-70mm F2特許報道。F2“標準ズーム”の実現性に追い風。
タムロン 28-70mm F2:特許で判明した「事実」だけ

まず押さえるべきは、いま出ているのは“製品発表”ではなく“特許公開”という点。公開日・出願情報・実施例などの事実から、28-70mm F2相当の設計が含まれていることが読み取れます。
公開公報の要点
公開特許公報(公開番号P2025163723、公開日2025年10月30日)にて、タムロンのズーム光学系が複数の実施例付きで記載されています。その中に「28-70mm F2」相当が含まれることを確認できます。ここに製品名や発売計画は書かれないのが通常です。
また、9月9日公開の関連公報(P2025131290)では、28-70mm F2のほかに、25-100mm F2.8相当、25-200mm F2.8-5.8相当、25-70mm F2.8相当といった“兄弟案”が実施例として並びます。特許文献ではレンジ違いを併記するのは一般的で、製品化候補の幅を示す材料になります。
「事実」と「予想」を線引きする
現時点で“タムロン 28-70mm F2が発売される”という事実は確定していません。特許は権利の抑えと技術開示であって、量産決定の公告ではないからです。したがって、仕様の断定や発売時期の断言は避けるのが妥当です。
一方で、28-70mm F2という設計案が“紙の上の空論”にとどまらない兆しもあります。フルサイズF2通しの標準域は既にキヤノンが量産し、市場が受け入れる前例があるため、技術・需要の両輪は成立しています。
発売日・予約・価格はいつ?編集部の現実的な予想
公開公報が2025年10月末というタイムラインを踏まえると、最短で来期のどこかで動きがあっても不思議ではありませんが、特許→製品化は半年〜数年幅があり、期待先行は禁物です。価格は同社の大口径ズームを基にレンジを置いて考えます。
発売時期と予約開始の目安
量産判断には設計確定・製造ライン・マウント別のライセンスなど複数の関門があります。公開直後に“予約開始日”が出ることは稀で、動きがあるならまず開発発表→詳細発表→予約→発売の順で段階を踏む可能性が高いでしょう。ここは“待ちの姿勢”が現実的です。
過去の大口径ズームでは開発発表から1〜3か月程度で予約受付に移行する例が多い印象ですが、マウント数が増えるほど日程は複雑化します。現段階では“2026年以降”を意識しておくのが無難です。
価格レンジの仮説と根拠
価格の基準点になるのは、同社の大口径ズーム「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」。販売価格はソニーE用が199,800円(税込)、ニコンZ用が225,000円(税込)です。これより光学的難易度が同等以上と見れば、20万〜30万円台に収まる可能性が高いと読むのが妥当です。
一方の“比較対象”であるキヤノンRF28-70mm F2 Lは高価格帯ですが、これは純正L・防塵防滴・巨大口径の複合要因によるもの。タムロンの価格設計はコストパフォーマンス重視の傾向が強く、純正より抑えてくる可能性が大きいと考えています。
スペック予想と設計の要点:F2通し標準ズームの勘所
公開公報に列挙された実施例から読み解けるのは、“小型化・収差補正・フォーカス群の軽量化”を狙ったアプローチです。F2通しの標準ズームでは、口径肥大・重量増・ブリージング対策が主要テーマ。設計思想の方向性は、既存の大口径標準ズームと地続きにあります。
光学設計で想定される優先課題
F2通しは前玉の有効径が大きくなり、点像再現性・周辺減光・軸上色収差の制御が難関です。特許が強調する“収差補正と群の軽量化”は、動画時代のAF駆動を見据えた必須要件。最前群の大径化と高屈折材のバランス、特殊硝材の配置の妙が肝になるはずです。
ズーム域全体での像面フラットネスと球面収差のトレード、絞り開放でのコマ収差抑制は夜景・星景の実用に直結します。さらに動画用途では、ブリージングとフォーカスシフト抑制が評価を左右。タムロンの現行上位はVXD搭載の高速・静粛AFが強みで、踏襲されれば動画ユーザーにも刺さるでしょう。
サイズ・重量とフィルター径の落としどころ
基準として、RF28-70 F2は約1,430g・フィルター径95mmという“巨艦”です。タムロン案で“可搬性重視”を謳うなら、重量1kg台前半・フィルター径82〜95mmあたりが現実的レンジでしょう。この規模感はグリップ一体のボディでバランスが取りやすいです。
ただし軽量化には画質や周辺光量で妥協点が生まれます。製品版でどの指標に線を引くかで個性が決まるはず。タムロンは“持ちやすさ×描写”の落としどころが巧みなメーカー。開発の舵取りが最終スペックを大きく左右すると見ています。
比較:Canon RF28-70mm F2 L USMと何が違う?
購入検討の基準軸として最も分かりやすいのがRF28-70 F2 L。これを“重さ・径・価格・AF・動画適性”の物差しにすると、タムロン28-70 F2の価値が浮かび上がります。RF側の数値は確定しているため、先に基準点を置いて思考できます。
重量・フィルター径・取り回し
RF28-70 F2は約1,430g、フィルター径95mm。手持ち運用には筋力かストラップワークが要ります。タムロンが“実戦機動力”を前に出すなら、重量・径の抑制は差別化の第一歩。逆に描写最優先なら“重厚”路線もあり得ます。使い方で最適解は変わります。
日常運用では、レンズフード径とフィルター費用が地味に効きます。95mm級の高品質ND・CPLは価格も重量もヘビー。もし82mmで収まるなら、アクセサリーの総コストが下がりやすく、旅やロケでの荷物も軽くできます。
AF・動画適性・価格の見込み
RF28-70 F2は描写・AFともに実績があります。一方、価格・サイズのハードルも高いのが現実です。タムロンはVXD系の静粛・俊敏を強みにしており、動画のブリージング抑制や逆光耐性が詰め切れていれば、コスト面で“広い層に刺さるF2ズーム”になり得ます。
価格戦略はタムロンの腕の見せ所。35-150mm F2-2.8の税込199,800〜225,000円を一つの基準として、上下へ振る形で“買いやすさ”を演出してくる可能性があります。
競合の動き:シグマ28-70mm F2特許と市場バランス
シグマも28-70mm F2相当の特許が報道されています。複数社が同レンジの設計案を持つという事実は、市場でF2標準ズームの成立性が高まっているシグナル。選択肢が増えればユーザーのベネフィットは大きくなります。
複数社の特許が意味すること
一社の“奇をてらった”挑戦ではなく、複数社が同じレンジを狙うとき、市場には明確な需要仮説があると読めます。F2標準ズームは単焦点セットの代替となり得るため、機材点数を減らしたいプロ・ハイアマに刺さります。供給が増えれば価格圧力も働きます。
もちろん、特許は製品化を約束しません。しかし、各社が同レンジの技術課題(収差・重量・駆動系)に解を積み上げている流れは確か。ユーザー側にとっては、完成度競争の恩恵を受けられる可能性が高まる局面です。タムロンの解答にも期待が集まります。
対応マウントの可能性:E/L/Z/RFの現実味
どのマウントで来るかは未確定です。ここでは“実績”と“ライセンス事情”から、現実味のある選択肢を検討します。なお、以下は公開情報と既存製品からの予想であり、メーカー発表ではありません。
E・L・Zの見込み
EとZ向けはタムロンの主戦場です。Zはタムロンがニコンとのライセンス契約のもと実製品を展開した実績があります。一方、Lマウント向けは2025年10月時点でタムロンの公式展開は確認できていません。28-70 F2の“受け皿”としてはEとZが現実的です。
量産の現実味は、ボディ側の世代更新・AFアルゴリズム・手ブレ補正連携にも左右されます。最新世代ボディが普及しているマウントほど“F2標準ズームの本領”が出しやすく、メーカーも優先投入しやすいと見ます。
RFの可能性とハードル
RFは純正の28-70 F2が既に存在します。仮にRF向けが出るなら、差別化は価格・重量・AF挙動・逆光耐性・動画適性の総合力で行う必要があります。ただし、RFはサードパーティの状況が流動的で、ここは未知数が多い領域です。
どんな人に刺さる?用途別メリットと注意点
F2標準ズームは“単焦点3〜4本セットの代替”という価値が最大の魅力です。撮影シーンでのレンズ交換を減らし、被写体との距離感やテンポを崩さずに絵作りできるのが強み。ただし重量とフィルター費用は現実的な負担になります。
ウェディング・イベント・ポートレート
暗所・逆光・混雑の三重苦でもF2の余裕は心強いです。28mmで引き、50mmで寄り、70mmで圧縮しながら、そのまま被写体を追えるのは強み。照明が読めない会場でもシャッタースピードを稼ぎやすく、単焦点の持ち替えロスを削れます。撮り逃し対策としての価値は非常に大きいです。
注意点は運動性能。AFの初動・追従・迷いの少なさは命です。動画もやるならブリージング・フォーカスシフト・駆動音が評価軸に加わります。ここが良ければ“万能一本”の座に近づきますが、重さに負けないホールディングやストラップワークも同時に磨きましょう。
夜景・スナップ・トラベル
都市夜景やイルミネーションでは、F2の被写界深度と光量が効きます。高感度ノイズを抑えつつ、ボケで背景整理もしやすい。旅先ではレンズ一本で広角から中望遠まで賄える安心感が、荷物の総量を減らします。強風の屋外や長時間の歩行でも交換ロスが減るのは実用的です。
一方で、長時間の手持ちでは疲労が溜まりやすいので、スリングや胸当て、簡易一脚の併用が効果的。フィルター径が大きい場合は、可変NDやCPLの投資額も織り込みましょう。重量・径・価格の三要素は運用コストに直結します。
まとめ
公開特許で「タムロン 28-70mm F2」相当の実施例が確認でき、F2標準ズームの現実味は一段高まりました。ただし今は“特許=製品”ではありません。発売日・予約・価格は未公表で予想の段階です。比較の軸は重量・径・AF・価格。RF28-70 F2 Lの実績を基準に、自分の撮影スタイルと運用コストで判断しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram / TikTok / YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!


.webp?fm=webp&q=75&w=640)
.jpeg?fm=webp&q=75&w=640)

