
【リーク】シグマ 300mm F2.8 OSの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
公開された特許情報の事実をもとに、シグマ「300mm F2.8 OS」に関する情報をまとめていきます。事実ベースで精査し、発売時期の見立て、価格レンジの手がかり、想定スペック、競合比較までをまとめて紹介します。
この記事のサマリー

現時点で製品は未発表だが、公開特許「P2025162727」に300mm F2.8相当の実施例が記載されていることは事実。

製品化される場合の発売時期は200mm F2の実績からの予想で2026年後半〜2027年頃が現実線。

価格はSigma 200mm F2が税込55万円、Sony 300mm F2.8は純正下の税込50〜70万円台を予想。

想定スペックはOS2・HLA・FLD/SLDなどSports系の流れを踏襲する見立てで、ベンチマークはFE 300mm F2.8 GM。

マウントはE/Lが本命、Zはアダプター運用の実例あり。
最新リークの要点:300mm F2.8 OSは「特許の実施例」で輪郭が見える

現時点で「シグマ 300mm F2.8 OS」は未発表ですが、2025年10月28日公開の特許に300mm F2.8級の実施例が含まれていることが確認できました。今回公開された特許公報は「公開番号:P2025162727(結像光学系)」で、200mm F2相当とともに300mm F2.8相当の設計数値が記載されています。
どこまでが“事実”か:公開番号と実施例の存在
公開番号はP2025162727。実施例3には「焦点距離290.30/開放2.90/全長286.83/バックフォーカス29.5555」の数値が示され、F2.8クラスの300mm光学系が具体化されています。
公報本文には、防振群(Gos)を光軸と垂直成分を含む方向に移動させる記述があり、手ブレ補正を前提とした設計思想が読み取れます。
何が“未確定”か:製品名・外観・重量は未確定
特許は製品化を保証しません。名称・外装・重量・駆動系は未定で、設計検討のみで終わる可能性もあります。ここから先の発売時期・価格・最終仕様はすべて予想として扱います。
もっとも、同社は既にミラーレス用「200mm F2 DG OS|Sports」を製品化済みであり、300mm F2.8実施例の現実味は高いと見られます。
発売日予想(いつ?):200mm F2の事実と競合状況から逆算
発売時期の手がかりは、兄弟格「200mm F2 DG OS|Sports」の予約・発売スケジュールと、同カテゴリーの既存製品の投入時期です。これらの既成事実から、300mm F2.8の現実的なレンジを読み解きます。
逆算の基準:200mm F2の予約・発売スケジュール
200mm F2は2025年8月21日10時に予約開始、9月4日に発売されています。特許の出願日は2024年4月16日で、研究着手から市場導入まで年単位のリードが必要なことがうかがえます。
上記の実績を300mm F2.8に当てはめると、最短でも2026年後半、現実的には2027年頃の発表・出荷開始が目安と考えるのが妥当でしょう。
外部圧力:ソニーFE 300mm F2.8 GM OSSの存在
ソニーは「FE 300mm F2.8 GM OSS」を2024年2月2日に国内発売。約1,470g(雲台座除く)と軽量で、1.4×/2×テレコンにも公式対応しています。市場の基準値が既に存在するため、投入タイミングの最適化はシグマにとっても重要です。
価格予想:純正より下、しかし“ハイエンド価格帯”は維持
価格は最終判断の核です。200mm F2の実売と純正300mm F2.8の価格水準を事実として押さえ、300mm F2.8 OSのレンジを見込みます。
事実の土台:200mm F2=国内55万円(税込)
200mm F2 DG OSの販売価格は550,000円(税込)。この“土台”から大きく外れない価格戦略が想定されます。
300mm F2.8は前玉径や組立精度の面で200mmよりコスト増が避けにくく、200mm F2に対して上振れする可能性が高い点は織り込みが必要です。
レンジの目安:50〜70万円帯の可能性
純正のソニーFE 300mm F2.8 GMの販売価格は966,900円(税込)。これを踏まえると、シグマは50〜70万円台に収めることでプロ〜ハイアマ層までを射程に入れる展開が考えられます。
スペック予想:OS・HLA・光学構成で“Sports”らしさを踏襲
スペックの想定は、既製品200mm F2の事実と公開特許の設計思想から逆算できます。OS(手ブレ補正)、HLA(高応答リニアモーター)、特殊低分散材(FLD/SLD)といったSports系の柱を踏襲すると見るのが自然です。
OS2×HLA×FLD/SLD:200mm F2の実績が示す
200mm F2の主要スペックは下記の通り。
項目 | 内容 |
|---|---|
レンズ構成 | 14群19枚(FLD2枚・SLD2枚) |
手ブレ補正 | OS2採用(CIPA 6.5段分) |
AF駆動 | HLA(High-response Linear Actuator)による高速・静粛AF |
特徴 | Sportsラインの設計思想を踏襲し、高速動体撮影に最適化 |
備考 | FLD=蛍石同等の特殊低分散ガラス、SLD=特殊低分散ガラス |
操作系はAFLボタンやOSモード、絞りリングなどSportsの系譜です。300mmでも同系統の設計が考えられます。
一方、300mmでは像面湾曲や倍率色収差の管理がよりシビアになります。特許が掲げる「軽量化×軸上色収差補正」の思想は、300mmにおけるレンズ群構成のトレードオフにも整合します。
長さ・重量:全長“30cm弱級”(実施例)、重量は“2kg級”を想定
実施例3の全長は286.83mm。最終製品の重量は未記載ですが、前玉径・鏡筒強度・OS搭載を考慮すると約2kg級の可能性は十分にあります。
マウント対応と互換性:E・Lが本命、Zは“アダプター”での実績あり
200mm F2はE/Lのミラーレス専用設計。Eはソニーとのライセンス、LはL-Mount Allianceの正式対応です。300mm F2.8 OSも同様の対応が最有力と見られます。
E・Lの公式サポート:通信仕様と機能連携
製品ページに「ソニー株式会社とのライセンス契約の下でEマウント仕様に基づき開発」との明記があり、LマウントはUD-11(L専用)に対応。フォーカスリングのリニア/ノンリニア切替はLマウントかつ対応カメラのメニューで制御可能です。
この“ネイティブ担保”は長玉の実運用に直結します。E/Lユーザーは導入障壁が相対的に低いといえます。
Zユーザーの現実解:Megadap Pro+の動作実績
Nikon Z機では、Megadap ETZ21 Pro+(E→Z)経由の運用実例が複数報告されています。200mm F2をZ機で試した検証記事も公開されており、AF・OSとも実用域との所感が記載されています。
想定用途:スポーツ/野鳥/ポートレートで“抜き”と“止め”を両立
300mm F2.8の強みは、背景を大きく溶かしつつ高速シャッターで被写体を止められる点にあります。200mm F2の作例傾向や純正300mmの描写から、導入後の現場イメージを具体化しておくとギャップが減ります。
スポーツ・野鳥:AF追従×OS×取り回し
球技では背景の観客を整理して被写体を前に出しやすく、野鳥ではブッシュ抜きでボケの層を作るのに適しています。SSは1/1600〜1/2000秒を基点に、ISOと露出を詰めるのが現実的です。
ポートレート:ロケ現場での“背景整理”に効く焦点距離
200mm F2で見られる“前に出る立体感”は、300mmでさらに背景整理が進みます。距離が取れるロケーションなら、人物撮影でも効果を発揮します。
競合比較:ソニーFE 300mm F2.8 GM OSSが叩き出した基準値
軽さとテレコン対応を兼ね備えるのがFE 300mm F2.8 GM。約1,470g(雲台座除く)、1.4×/2×の純正テレコン対応が指標です。シグマ版の勝ち筋は価格・入手性・拡張性に置くのが現実的です。
重量・バランス:1470gという“現実”へのアプローチ
手持ちやパンで負担が少ない質量・重心設計は強い武器です。シグマは価格優位を維持しつつ、重量面でどこまで迫れるかが焦点になります。
テレコン対応・拡張性:現状はソニーが優位
ソニーは1.4x/2.0xの純正テレコンに公式対応。AF精度や描写も良好との評価が多く、シグマ版のテレコン対応可否は“買いの決め手”となり得ます。
操作系と撮影ワークフロー:現場で迷わない準備
Sports系は物理スイッチが豊富です。200mm F2の操作系に慣れておくと、300mmでも移行がスムーズ。AFLの割当やOSモード運用はルール化するとミスが減ります。
おすすめ初期設定:AFL/リミッター/絞りリング
AFLは縦横どちらのグリップでも届く位置に配置される設計。追従AF中の一時固定や“待ち”に活用します。リミッターは不要距離域を切る設定が歩留まりに有効。絞りリングはクリックOFFで動画・パン対応がしやすくなります。
OSはモード1常用、流し撮り時のみモード2へ。インテリジェントOSは縦揺れや斜め移動でも効果を維持する設計です。
購入判断のフレーム:誰が“サンニッパOS”を選ぶべきか
価格も重量もヘビー級。それでも“必要な人には唯一無二”がサンニッパです。案件の勝率や納期に直結する現場なら投資価値は高く、趣味運用でも“イベント専用レンズ”として割り切る手はあります。
プロ・ハイアマ:収益と納期で判断
屋内スポーツや野生動物など、F2.8とAF・OSの完成度が成果に直結する領域では優先度が高い選択肢です。
趣味層:体力・保管・移動の現実解
遠征頻度が低い場合は軽量ズームや高倍率ズームの方が満足度が高いケースもあります。持ち出せるかどうかを事前に可視化しておくと後悔が減ります。
まとめ
300mm F2.8 OSは公開特許の実施例で光学的な“芯”が示され、発売は早くて2026年後半〜2027年という現実線、価格は純正を下回る税込50〜70万円台の可能性が見えてきます。購入判断は仕様(重量・AF/OS・テレコン可否)と販売条件の二本柱を最優先に。
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