
【リーク】Canon 200-500mm F5.6の発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
「Canon 200-500mm F5.6」の情報が特許公開で確認されました。Canon 200-500mm F5.6について現段階での確定情報と予想を分けながら、発売日や予約の見通し、価格帯、スペックの予想、競合比較までをまとめました。

この記事のサマリー

特許情報により「200-500mm・F5.6相当・全長約345〜350mm」の実施例が確認できる。

海外リーク情報では“内ズーム”として解説、公報だけでは断定不可で予想段階。

既存はRF100-500・RF200-800、競合はNikon 180-600・Sony 200-600が比較対象。

価格は上位Lズーム帯の予想で、40万円以上相当。
まず押さえるべき“事実”:公開特許が示した要点

キヤノンの特許出願情報(公開番号:P2025150145)に、焦点距離206–485mm、F値5.77、像高21.64、全長345mmなどの実施例が掲載されています。公開日は2025年10月9日です。
数値で見える“輪郭”
この特許情報では「小型軽量で、全ズーム範囲にわたって高い光学性能を有する」ことを課題として掲げています。なお、ズーミング時の収差変動や“片側開口”の抑制に触れる解説は、類似の関連出願でも確認されています。
今回公開された下記の実施例1の数値は、製品表記に置き換えると「200–500mm F5.6」相当の構成と読めます。
項目 | 値 |
---|---|
焦点距離 | 206.00–485.00 |
F値 | 5.77 |
半画角 | 6.00–2.55 |
像高 | 21.64 |
全長 | 345.00 |
バックフォーカス | 48.83 |
Canon Rumorsは、同趣旨の実施例について全長約350mmや“internal zoom(内ズーム)”の設計を示すものとして解説しています。ただし、特許情報=製品確定ではない点は強調しておきます。
“事実”と“予想”の線引き
現時点の“事実”は、特許公報に示された光学系とその数値群のみです。名称・質量・価格・発売時期は未公表で、ここから先は予想になります。本記事では確定情報と予想を切り分けながら解説していきます。
特許は必ずしも量産設計を示すものではありません。とはいえ、像高や光学長などの数値から狙いどころ(F5.6固定級・全長345〜350mm級)は具体的に把握できます。
想定スペックの大枠:F5.6固定と内ズームの可能性
実施例の全長345mm(別実施例では350mm)が示す“短さ”と、500mm端でもF5.6級を維持する設計は大きな特徴です。内ズームかどうかは公報だけでは断定できませんが、リークサイトでは“internal zoom可能性”の話題が挙がっています。
F5.6固定の“効き目”
RF100-500mm(望遠端F7.1)と比較した場合、F5.6固定は約2/3段ぶんシャッター速度を稼ぎやすく、ISO感度の上げ幅を抑えられる余地があります。開口径が極端に大きくならないため、重量や価格の妥当性に落とし込みやすい点もメリットです。
内ズームの戦術的メリット
内ズームであれば重心移動が小さく、パンや振り向きで狙点を外しにくい利点があります。防塵防滴のシール設計や耐候性を確保しやすく、過酷なフィールドでの信頼感につながります。
また、テレコン併用時の物理的干渉を避けやすい設計を取りやすい場合が多く、運用の拡張性にも期待が持てます。
サイズ・重量の現実解:345〜350mm級の光学長と周辺比較
実施例の全長は約345mm(別実施例で約350mm)。競合の類似レンジでは下記のようになります。
レンズ名 | 焦点距離 | 開放F値 | 全長 | 重量 | フィルター径 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
Canon 200-500mm F5.6(今回の特許実施例) | 206–485mm(想定200–500mm) | F5.77(表記F5.6相当) | 約345mm | ―(未公表・予想2.3〜2.6kg) | ―(予想95mm前後) | 特開2025-150145に基づく実施例値 |
NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR | 180–600mm | F5.6–6.3 | 315.5mm | 約1955g(脚座なし)/約2140g(脚座込み) | 95mm | 内ズーム構造/VR 5.5段/Zマウント |
Sony FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS | 200–600mm | F5.6–6.3 | 318mm | 約2115g | 95mm | 内ズーム構造/OSS搭載/1.4×・2×テレコン対応 |
200-500 F5.6の実機重量は未公表で、2kg台中盤が類似競合比較からの見立てです。取り回しは内ズームの有無で体感が変わります。
持ち運び・構えのリアリティ
2kg級の200–600系は、移動負担と画質のバランスが取りやすい重量帯です。200–500 F5.6も三脚座併用での肩掛け運搬や一脚運用が王道となるでしょう。
フィルター径と周辺機材
Sony 200-600とNikon 180-600はいずれも95mm径。200-500 F5.6も同等級の可能性が高いです。
RFラインでの位置づけ(100-500/200-800との住み分け)
RF100-500は軽量で広角端100mmの使い勝手が魅力、RF200-800は圧倒的なリーチが武器です。200-500 F5.6は明るさと描写安定(そして内ズームが採用されるなら剛性・防塵防滴面)で差別化される可能性があります。現行2本の“間”ではなく、「質の軸」で棲み分けされる予想です。
RF100-500との関係
RF100-500は望遠端F7.1で軽快、RFエクステンダーは300–500mm域のみで使用可能という仕様です。200-500 F5.6は(テレコン親和性が高い場合)動体中心の“勝負どころ”を取りにいく立ち位置が期待されます。
広角端100mmの利便は大きい一方、競技場や湿地では200mm始まりの割り切りが構図決定を速める場面もあります。撮影地に応じてシステムを組み替える運用で両者は併存しやすいでしょう。
RF200-800との関係
RF200-800は全長314.1mm・約2050g、光学IS5.5段相当、Nano USM駆動と公式に示されています。200-500 F5.6は明るさで別軸に立ち、悪条件でのSS確保やAF安定を優先するユーザーに響く可能性があります。
同じ200mm始まりでも思想は別物。軽快に距離を稼ぐか、明るさで“止める”か。ボディ側の高感度耐性やIBISと合わせ、シーンに応じた最適解を選び分けましょう。
競合比較①:Nikon Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
Z 180-600は内ズームで短いストローク、全長315.5mm、重量1955g(脚座なし)/2140g(脚座込み)、VRは最大5.5段。販売価格は277,200円(税込)。レンジは広い一方、望遠端はF6.3。対して200-500はF5.6固定が強みという構図になります。
レンジvs明るさ
600mmまで伸びるZは被写体のサイズ感を出しやすく、フィールドの自由度が高い反面、F6.3でSS確保に一工夫が必要な場面があります。200-500は500mm止まりでもF5.6でSSを稼ぎやすく、動体の“止まり方”で差が出る可能性があります。
重量面はいずれも手持ち可能域で、内ズーム同士ゆえ重心移動が小さく振りやすさは共通。手ブレ補正は歩留まり底上げの意味合いが強く、最終的にはAF追従と露出設定の詰めで差がつきます。
価格と“価値”の折り合い
Z 180-600は価格改定後も依然コストパフォーマンスが高い評価です。200-500 F5.6(L級相当と仮定)は上位帯の価格が予想され、描写・AF・剛性・ISの総合力で納得感を示せるかが焦点です。再販価値まで含めて比較しましょう。
Z側はテレコン運用の柔軟性も武器。200-500もテレコン親和性の高い設計が取りやすいと見られ、拡張性勝負では差が詰まる可能性があります。
競合比較②:Sony FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
Sony 200-600は全長318mm・約2115g・95mm径・内ズーム。販売価格は332,200円(税込)。AF・描写・耐候の総合力が高く、200-500 F5.6は明るさと(L級相当を仮定した)チューニングで“止めの強さ”に差を作れるかがポイントになります。
広いレンジvs固定Fの安定
200-600の600mmは遠距離の野鳥や航空機で強み。200-500は被写体のキレとAFの掴み直しの少なさで勝負し、等倍でのシャープ感・SS確保の余裕を活かす方向が現実的です。
テレコン運用では、Sonyは1.4×/2×対応を公称。200-500については未発表ですが、1.4×で700mm/F8、2×で1000mm/F11という理論値が目安になります。
価格予想:根拠とレンジをロジカルに
競合価格は、Z 180-600が277,200円(税込)、Sony 200-600は332,200円(税込)。200-500 F5.6(L級相当と仮定)は上位Lズーム帯が自然で、国内40〜60万円台が予想レンジとなります。
“納得価格”の条件
明るさ・(内ズームなら)剛性・AF/ISの総合力で、既存100-500や200-800との差額に“体感差”を作れるか。悪条件での歩留まり、テレコン常用、整備性と再販価値。これらの優位を積み上げられれば、上位レンジでも支持は得られます。
一方で廉価帯200-600系の強さは堅固。ボディや雲台・メディア更新を含めたトータルコストで判断していく必要があります。
ボディ組み合わせの考え方(EOS R1/R3/R5 II)
高機能AF世代のR1/R3は動体トラッキングに優位。R5 II級でも十分戦えますが、テレコン常用や厳しい光条件では上位機の演算余力が効きます。協調ISと固定Fの相性も良く、総合力の底上げが見込めます。
AF設定と露出プリセット
動物・車両認識はプリセット登録で切替を迅速化。露出はM+Auto ISO+上限設定が安定で、SSは“止めたい最低値”から逆算。連写バッファ容量の事前確認も有効です。
背面ボタンにAF-ONと一時的なAFモード切替を割り当てると、急なシーン変化に追従しやすくなります。構図決定の思考に集中でき、歩留まりの分散が縮まります。
記録設定・ワークフロー
RAW+C-RAW併用やHEIF検証は、連写枚数と保存時間のバランス最適化に有効。大容量CFexpress Type Bは発熱対策も考慮し、連写の持続を途切れさせない構成を。予備バッテリーは必携です。
現像はプリセットで露出とWBを先にバッチ適用。ノイズ処理は毛並みやディテールを潰さない粒度で抑え、最終シャープは控えめが安全です。
購入判断の指針:どのケースに刺さる?
「500mmでF5.6固定」「(採用されるなら)内ズーム」「頑丈な作り」に価値を置く人は本命候補です。汎用性と軽さ重視なら100-500、リーチ最優先なら200-800や他社200-600系が堅実。撮影フィールド・光量・歩留まり要求で最適解は変わります。
向いているケース
野鳥・モータースポーツ・航空機など“決定的瞬間”を止めたい用途。F5.6固定の露出安定とAFの掴み、(内ズームなら)重心安定で歩留まりを稼ぎたい人に噛み合います。テレコンで射程を延ばす拡張も検討対象です。
装備重量に耐性があり、上位帯へ投資する意思のあるユーザー。機材を“攻め”に振って撮影領域を広げたい目的に適します。再販価値の観点でも上位グレードは一定の安心感があります。
他の選択肢が合うケース
長時間手持ちや旅行スナップなど軽さ最優先の用途。広角端100mmの利便を重視するなら100-500が快適です。低照度での動画主体なら、F値よりボディ側の高感度最適化が効く場面もあります。
予算を抑えつつリーチを取りたい場合は200-800や他社200-600系が有力。AF世代やIBISの差を理解し、現場に合わせた“勝ち筋”を選びましょう。
まとめ
公開特許が示す「200-500mm・F5.6相当・全長345〜350mm級」の実施例は、現実的で魅力あるバランスに映ります。RF100-500や200-800、他社200-600系との棲み分けも明確で、F5.6固定(+内ズームが採用されれば)の相乗効果は歩留まり向上に寄与し得ます。
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