
【リーク】LK Samyang AF 60–180mm F2.8 FEの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
IBC 2025の会場で、LK Samyang(サムヤン)はソニーEマウント向けの大口径望遠ズーム「AF 60–180mm F2.8 FE」と、汎用レンジの「AF 28–135mm F2.8 FE」をガラスケース内でモックアップ展示をしました。現時点で技術仕様の公表はないものの、複数の一次・二次ソースは両レンズとも2026年の発売予定と伝えています。本記事では、確定情報と未確定情報を切り分けながら、発売時期の見通し、価格の比較軸、競合との比較をまとめてお伝えします。

この記事のサマリー

IBC 2025で「60–180mm F2.8」「28–135mm F2.8」を参考展示。発売は2026年見込み。

外伸びズーム/F2.8通しを示唆。AF・手ブレ補正など主要仕様は未公表。

価格は未発表。判断軸として既存のタムロン/シグマ/ソニーの競合機材を参照。

60mm始まり・180mm止まりの焦点域は取り回しと軽量化の両立が狙いどころ。
最新リークの全体像:何が「確定」で、何が「未確定」か

一次ソースのPhototrendは、フルサイズEマウント向け「AF 60–180mm F2.8 FE」「AF 28–135mm F2.8 FE」のモックアップ展示を確認し、両レンズは2026年発売予定、仕様は未公表、外伸びズームかつF2.8通しで「サイズは抑えめ」と伝えています。PhotoRumorsではSchneider Kreuznach × LK Samyangの更新版に両レンズを追記。
確定情報(一次情報で確認できる事実)
- 「AF 60–180mm F2.8 FE」「AF 28–135mm F2.8 FE」のモック展示をPhototrendが確認。外伸びズーム/F2.8通し/2026年発売予定という骨子が示されています。
- PhotoRumorsは同コラボの最新ロードマップに両レンズを追加掲載。
- 公式の告知としては、別件ながらAF 24–60mm F2.8 FEのIBC発表をLK Samyangが掲示しており、共同開発ズーム路線が継続中であることが読み取れます。
未確定・推測の線引き
AF駆動方式、光学手ブレ補正(OSS)の有無、パラフォーカル性、重量、最短撮影距離、価格は未公表です。現時点で明言できるのは焦点域と開放F値、そして外観から読み取れる外伸び構造にとどまります。これらの仕様は正式発表を待って評価する必要があります。
発売日はいつ?予約はいつから?現実的なタイムライン
Phototrendは両レンズの発売予定を2026年と記載。Digital Camera Worldは価格・発売日の公表はないものの、近年は「2025年末〜2026年初頭」のローンチが増えているトレンドを指摘しています。
2026年前半説の根拠とブレ幅
展示時期(IBCは9月)から量産・出荷準備までの工程を考えると、翌年前半〜中盤にかけての投入は現実的です。ただし四半期や月の確定情報は出ていません。予約判断は、最終仕様と初期レビュー(スチル/動画)の公表を待って行うのが確実です。
想定価格帯:いま言えること/言えないこと
価格は未発表です。判断の基準として、同クラスの競合機材を挙げます。タムロン 70–180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 は165,000円(税込)、シグマ 70–200mm F2.8 DG DN OS Sports は242,000円(税込)、ソニー FE 70–200mm F2.8 GM OSS II は385,000円(税込)。本レンズがどの価格帯に近くなるかは、OSSの有無やAF駆動系の設計次第で変動し得ます。
価格比較の使い方
OSS非搭載なら軽量・廉価寄り、搭載なら動画適性が増し中価格帯に寄るのが一般的な傾向です。ただしLK Samyangの価格戦略は未公表のため、正式発表後に競合と総額(ポイント・下取り・保証を含む)で比較しましょう。
焦点域60–180mmの意味:70–200ではなく“60始まり・180止まり”
60mmスタートは、人物や取材現場で一歩下がらずに画角を確保しやすい利点があります。テレ端180mmは200mmより短いものの、鏡筒・重量・バランスの最適化に寄与する設計判断となる可能性があります。70–200mmと比べたときの長短を運用設計に落とし込めるかがポイントです。
60mmがもたらす画角運用
半身〜全身の人物、ステージ全景、通路などで「もう半歩引きたい」局面に余裕が生まれます。24–60mmや35–150mmと組み合わせると、レンズ交換回数の削減が期待できます。
180mm止まりの見方
タムロン 70–180mm G2の855gという仕様は、180mm止まりが携行性に効く実例です。本レンズでも似た指向であればジンバル運用や長時間の手持ちでメリットが出やすいでしょう。もっとも、重量・全長・三脚座の有無などは未公表のため、最終仕様の確認は必要です。
サイズ・重量の見立て:快適さを左右する要因
数値上の重量だけでなく、前後バランス、伸長時の重心移動、ズームリングのトルクが実戦の快適性を左右します。予約前に店頭で「構え→追従→縦横持ち替え」の動作確認ができると判断材料が増えます。
運用別のチェック
ジンバルは縮長と先端側の重量が効きます。外伸びズームは重心移動が生じるため、クイックリリースやカウンターウェイトで補正できるか検討しましょう。三脚運用では三脚座の有無・形状がパンの安定性に関わります。
最短撮影距離の重要性
商品撮影や小物のディテールでは最短撮影距離が実用性を左右します。参考として、ソニー FE 70–200mm F2.8 GM OSS II は0.4m(W)/0.82m(T)です。本レンズの最短距離が公表されたら、倍率・ワーキングディスタンス・被写界深度を合わせて確認しましょう。
AFと手ブレ補正:評価の焦点
同クラスの基準はAFの追従性・安定性、そして手ブレ補正の実力です。タムロン G2(VC搭載)、シグマ Sports(OS搭載:公称7.5段※広角端)など、強力な比較対象が存在します。本レンズがOSSを搭載するか否かは、動画用途まで含めた評価に大きく影響します。
AFをどう評価するか
被写体検出の安定、逆光や低コントラストでの粘り、連写時のピント残存率、動画でのブリージングの見え方といった観点が重要です。ボディ別(α7C/α7R/α1・α9系)で挙動差がないかも確認しておくと安全です。
OSSの有無が与える影響
三脚・一脚中心なら非搭載でも運用可能なケースがありますが、歩き撮りやジンバル最小構成では搭載の恩恵が大きくなります。仕様公表後に、IBISとの併用時の歩留まりも含めて検証したいところです。
動画ユーザーの視点:パラフォーカル最適化・ブリージング・操作系
IBCは放送・映画機材の展示会であり、動画適性の注目度は高いと言えます。本レンズがパラフォーカルを実装するか、疑似パラフォーカルに最適化されるか、ブリージングの量、絞り操作(デクリックの有無)、ズームリングのトルクなどは、編集負荷や取り回しに関わるため、仕様開示と実写検証を待ちましょう。
運用面のメリット仮説
60mmスタートは標準寄りのショットに即応しやすく、180mm止まりは軽快なロングテイク運用に寄与する可能性があります。24–60mm F2.8との二本体制で、交換回数の削減が狙えます。
音・操作の管理
オンカメラ収音ではAF/ズーム/OSSの作動音が乗ることがあるため、外部マイクの取り回しを含めてテストしたいところです。リングの回転角・トルクはマニュアルフォーカス時の追い込み量に直結します。
28–135mm F2.8との二刀流:現場の組み立て方
「AF 28–135mm F2.8 FE」は、既存のソニー FE PZ 28–135mm F4 G OSSより1段明るいレンジ構成です。28–135で広い可搬範囲をカバーしつつ、60–180で人物アップや離れたシーンの抜きを強化する運用が可能となります。サイズ・重量・歪曲補正やブリージング量などは公表待ちです。
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組み合わせの現実解
既発表の24–60mm F2.8と合わせて「24–60/60–180」の2本でF2.8を連続させる組み方も有力です。ボディは写真・動画で役割分担し、フィルター径の統一やフード/キャップの運用を揃えると現場でのタイムロスが減らせます。
マウント展開:Lマウント先行の可能性とEマウント版の見通し
DCWは、IBC会場でLマウント向けの展示が確認でき、後にソニーFE版が続く旨を記しています。Eマウント側の判断材料として、Lマウントの初期レビューが先行した場合は参照価値があります。
L先行のメリット
L側でのレビュー蓄積が早ければ、AFの歩留まり、OSSの効き、ブリージング傾向などの情報を先に把握できます。ボディ差を割り引きつつも、設計の方向性は読み取りやすくなります。
E版の差別化ポイント
Eマウントの70–200/70–180帯は競合密度が高い領域です。60mmスタートの利便、重量バランス、そして価格の3点で差別化の余地があります。
競合比較:いま買える“基準機”を物差しに
基準はタムロン 70–180mm F2.8 G2(税込165,000円)、シグマ 70–200mm F2.8 Sports(税込242,000円)、ソニー 70–200mm F2.8 GM II(税込385,000円)です。本レンズの立ち位置は、OSSの有無、AF性能、重量・バランスの具体値が出てから評価できます。
軽さ×価格の基準(タムロン線)
質量855g・VC搭載のタムロンG2は機動力のベンチマークです。非OSSかつ軽量であれば、APS-Cクロップ運用と組み合わせて軽快万能の座を狙えます。一方、AFの歩留まりと周辺解像は実機検証で確認しましょう。
補正力×AFの基準(シグマ線)
シグマ SportsはデュアルHLA+OS2アルゴリズムを採用(広角端最大7.5段)しており、プロ用途の安心感が高い構成です。本レンズがOSS搭載で食い込むのか、非搭載で軽さ・価格・60mmスタートで差別化するのかで評価軸が変わります。
いま決める?待つ?タイプ別アプローチ
短期的に2.8望遠が必要であれば、入手性と実績のあるタムロンG2/シグマSports/ソニーGM IIが堅実です。60–180mmに関心がある場合は、OSSの有無やAFの傾向など主要仕様の公表と初期レビューを待ってから比較検討することが合理的です。
スチル中心のユーザー
歩留まりを最優先するなら、既存レンズの実績で判断すると確実です。60–180mmを狙う場合は、重量・重心・最短距離の公式数値の確認後に、望遠端180mmの運用補完(APS-Cクロップ/テレコンなど)を設計しておくとスムーズです。
動画中心のユーザー
OSSの有無、ブリージングの量、パラフォーカル最適化の有無が決定打になり得ます。28–135mm F2.8との併用を想定する場合、重量とジンバル運用の合否を事前に検証しましょう。
いま信じてよいこと/待つべきこと
Phototrend/PhotoRumors/DCWの情報は「IBCでの展示」「F2.8通し」「2026年発売予定」で一致しています。未確定は「AF駆動・OSSの有無・重量・最短距離・価格」。この線引きを維持し、続報を待ちましょう。
次の更新で見るべき項目
①AF駆動の種類と追従性、②OSSの実装と補正効果、③最短距離と最大撮影倍率、④重量・バランス、⑤希望小売価格と国内価格の差。この5点が出揃えば、用途に対する適合可否を即断できます。
まとめ
IBCで姿を見せたLK Samyang「AF 60–180mm F2.8 FE」は、60mm始まりの取り回しと180mm止まりの軽快さが注目点です。発売は2026年見込みで、AFとOSS、さらに最短距離や重量が評価の分かれ目になります。価格は未発表のため、予約前は競合の販売価格と仕様差を総合比較し、自身のケースにおける使いやすさを判断しましょう。24–60mm/28–135mmとの組み合わせ運用も視野に、正式発表後に情報をアップデートしていくのが安全です。
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