
【リーク】キヤノン初のハンドヘルドジンバル一体型カメラの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
DJI Osmo Pocket 3 が大ヒットしている最中、キヤノンが “ズームレンズ搭載ジンバルカメラ” の特許を相次いで出願し、業界は色めき立っています。特許公開番号 2024‑112386には重量バランスを最適化したユニット構造が描かれており、「PowerShot V シリーズ」上位機ないし全く新しいカテゴリー誕生の予兆と見る向きも多い状況です。本記事ではリーク情報と既存製品を突き合わせ、想定スペックから価格、発売タイミングまでを深掘りしました。DJI Osmo Pocket 3をはじめとする競合機との実用比較も交えつつ、今からできる準備や代替選択肢まで網羅します。

この記事のサマリー

キヤノンが2024‑112386号特許で公開した「ズーム内蔵3軸ジンバル一体カメラ」が、PowerShot V/Gシリーズ上位機として浮上

レンズをズームさせても重心が動かない新メカが盛り込まれ、理論上は250–300g級まで小型軽量化が可能。

センサーは1型(あるいはAPS‑C)と見られ、4K/120 p撮影やデュアルピクセルAF実装が噂段階で挙がるが、いずれも公式発表はまだない。

179g・1型センサー搭載のDJI Osmo Pocket 3が現行ベンチマークで、キヤノン機はズームを武器にどこまで迫るかが注目点。

発表時期は「’25年末〜’26年初頭」と業界筋が読む一方、発売可否・価格は未確定。真打ち登場までに周辺アクセサリーを汎用規格で揃えておくと無駄がない。
最新リーク情報総まとめ、キヤノンが狙う次世代ジンバルカメラの全貌

2024年8月公開の特許文献では、3軸ジンバルとズームレンズを一体化した可搬型カメラの構造が詳細に記されています。最大の特徴は「ズームしても重心がほぼ動かない」レンズユニットのレール配置で、可動ウェイトを省きながらジンバル制御を安定化させる発想です。特許図面には小型モニターと録音用ステレオマイクの配置も描かれており、Vlog向け設計を強く示唆しています。
- 重量:リーク筋の「300g切り」は理論上可能。ただし防滴シーリングを積めば増量は避けられない。
- レンズ:24–70 mm相当 F2.0–2.8と噂。ズーム全域でF値変動が少なければ商品レビューや料理撮影で武器になる。
特許が示すキーメカニズム
レンズ鏡筒の前群と後群を対称的にスライドさせることで、焦点移動に伴う質量シフトを相殺するアイデアが採用されています。機械的バランサーを不要にしつつ、ジンバルモーターのトルクを抑えられるため、本体質量を 250–300g 台まで軽量化できる計算です。
さらにヒンジ固定部はマグネシウム合金とエンプラを組み合わせ、振動吸収と耐衝撃性を高める設計。超小型デバイスながら屋外使用にも耐えるタフさを兼備すると推測されます。
ズームレンズ搭載の意義
広角単焦点が主流だったポケットジンバルに対し、24–70 mm相当F2.0–2.8の電動ズームを載せることで、取材や商品レビューなど被写体距離が変化する撮影を一本でカバーできる点が肝。背景を整理したクローズアップや遠景の引き寄せが可能になれば、スマホ+ジンバルとの差別化要因は大きくなるでしょう。
同時にズーム機構は防塵防滴を阻害しがちですが、特許では伸縮部を全周シールで覆う構造が採用されており、屋外Vlogの安心感にも配慮が伺えます。
期待スペックを深読み、センサーサイズ・動画性能・AFの行方

具体的な仕様は未公表ながら、流通関係者からは「1型裏面照射CMOS」「24 MP」「4K120p」「C‑Log 3 対応」といったキーワードが漏れ聞こえています。PowerShot V10が1型センサーを採用した経緯を考えると、筐体サイズを抑えつつスマホ超えの描写を確保する着地点として妥当です。
- センサー候補:1型が本命。APS‑C説もあるが、ジンバル負荷と放熱を考えると現実味は薄い。
- 動画機能:4K/120 p・10bitを望む声多数。だが現時点で裏づけ資料はゼロ。
センサーサイズは 1 型か APS‑C か
ソニー IMX989系を想定する声もありますが、ジンバル負荷と放熱を考えると1型が現実的。とはいえ “APS‑C 試作機” の目撃情報もあり、CanonがEOS R50V用センサーを共用する可能性も否定できません。APS‑Cなら被写界深度が浅くなり、シネマライクな絵作りが一段階上質になります。
一方でレンズ径・モーター容量が膨らみ、携帯性は後退するため、量産モデルでは1型で落ち着く公算が高いと筆者は見ています。
動画規格とカラーサイエンス
PowerShot V1の噂スペックに合わせて4K120p 10bit 4:2:2 / C‑Log 3が有力。キヤノン独自のBT.709ガンマを踏襲しつつ、クリエーター向けにBT.2020プロファイルも搭載される見込みです。14 stop相当のワイドダイナミックレンジが確保できれば、NDフィルターを噛ませた日中屋外でも白飛びを抑えた粘りのあるカラグレが可能になります。
AFはデュアルピクセル CMOS AF II世代が載ると想定。人物・動物・乗り物に加え、物撮り用の「製品検出」モードが追加されるとのリークもあり、レビュー撮影での置きピン手間が激減しそうです。
ラインナップと価格レンジを読む、Vシリーズ・Rシリーズとの棲み分け

製品名は「PowerShot V1 Zoom」説と「PowerShot G1 Pocket」説が層を二分。いずれも小型固定レンズ路線を踏襲し、価格は8〜10万円前後での投入が期待されています。なおEOS R系譜とはマウント互換がないため、市場的にはOsmo Pocket 3・Insta360 FlowProと競合する “サブカメラ” ポジションに落ち着くでしょう。
既存Vシリーズとの住み分け
V10は59,950円で普及帯を担い、V1が大型センサー+高フレームレートでミドルクラスを押さえる構成。そこにズーム機が加われば、静止画用途も意識した「全部入りスイート」が完成します。
ユーザーは用途別に選択肢を広げられ、キヤノン側は周辺アクセサリーを横断展開して効率的に収益を上げられる計算です。
周辺アクセサリーとバンドル戦略
特許図面には 1/4‑20 UNC 三脚穴、ホットシュー互換コールドシューベースが確認でき、外部マイク・LEDライトを直付け可能。ライブ配信需要を見据えた1TB内蔵SSDモデルや、ワイヤレス Video Assistに対応するCreator Kitも同時発表が噂されています。
バッテリーパックはLP‑E17派生型と推察され、PowerShot Vシリーズ共通化によるランニングコスト低減が期待できます。
DJI Osmo Pocket 3と徹底比較、強み・弱みを検証
Osmo Pocket 3は1型センサー・4K120p・2インチ回転式スクリーンを採用し、Vlog者の定番機となりました。キヤノン機はここに「F2.0–2.8 電動ズーム」「デュアルピクセルAF」「C‑Log 3」という差別化要素を持ち込み、商品レビュー・旅行撮影で優位を築こうとしています。
項目 | DJI Osmo Pocket 3 | “仮称”Canon PowerShot V1 Zoom |
---|---|---|
センサー | 1‑inch CMOS | 1‑inch CMOS(推定) |
レンズ | 20 mm F2.0固定 | 24–70 mm F2.0–2.8電動ズーム(推定) |
重量 | 179g | 250–300g級(推測) |
AF追従 | ActiveTrack 6.0 | デュアルピクセルAF II(推測) |
価格帯 | 7万〜11万円 | 8万〜10万円(予想) |
ズーム自由度という“札”でCanonが切り込む一方、携帯性とアプリ成熟度ではDJIが先行。選択の軸はあなたの撮影スタイル次第だ。
機能比較で浮かび上がる強弱
・画角自由度:ズーム搭載により構図バリエーションはキヤノンが圧勝。
・AF性能:デュアルピクセルの追従精度が人物トラッキングで有利。
・サイズ感:Osmo Pocket 3は179gと超軽量。キヤノンは260g付近と見込まれ、長時間手持ちでは僅差だが疲労度に影響。
手ブレ補正では DJI のアクティブトラック+ジンバル制御が熟成しており、キヤノンはレンズバランス新機構でどこまで肉薄できるかが注目点です。
用途別ベンチマーク
旅行Vlogでは荷物重量を抑えたいユーザーが多く、軽さを武器にDJIが依然優勢。一方、製品レビュー・料理撮影ではズーム+色再現に強いキヤノンが映像の質感で頭一つ抜ける構図。ライブ配信では両機ともUSB‑C映像出力・UVC対応が予想され、スマホアプリ連携の成熟度が勝負を分けそうです。
アクセサリーとワークフロー、一人撮影を加速させる周辺機器予想
キヤノンはXF605以降、USB‑C給電・内部録音マルチトラック化など周辺機器との親和性を磨いてきました。新ジンバルカメラでもその哲学は踏襲される見込みで、Creators Wireless Kit(2.4 GHz デジタルマイク+受信モジュール)や、Power Delivery対応ハンドグリップバッテリーなどの名称が登録商標から判明しています。
外部マイク&ワイヤレス接続
3.5 mm TRSとUSB‑Cデジタル入力を両用可能にし、ワイヤレスマイク WX‑B1(予価2 万円前後)を同梱したCreator Bundleが主力パッケージになる見通し。ハンドストラップにマイクレシーバーを収納する独特の機構もリーク写真で確認されました。
Bluetooth LE Audioによる48 kHz 24bit送信が実現すれば、スマホ経由ライブ配信でも音ズレ問題を大幅に緩和できるはずです。
クラウド&モバイルアプリ
新アプリ「Camera Connect」は撮影中の映像を720pでリアルタイム共有し、編集チームがLUTと字幕をリモート適用できるコラボ機能を実装予定。撮影者はプレビューラグ150 ms程度でタイムラインを確認でき、現場判断の時短に寄与します。
さらにLightCut連携の自動ハイライト生成も準備中。ボイスコメントで編集指示を入れるワークフローがテスト段階にあると開発者インタビューで語られています。
Vlogger視点での実用性、片手撮影・AF追従・バッテリーのリアル
ハウツー系YouTuber が口を揃えるのは「構えて3秒でRECできるか」という即応性。キヤノン機は電源スライダーを上げた瞬間にジンバルが初期化し、1.2秒で撮影スタンバイする設計と伝えられます。起動速度はOsmo Pocket 3とほぼ同等で、ストリートスナップでも決定的瞬間を逃しにくいでしょう。
片手操作と撮影テンポ
右手親指に届く位置にジョイスティック+レンズズームレバーを配置。モード切替はジョグダイヤル長押し後にタッチ操作で行い、ポートレート/ランドスケープ自動回転にも対応します。背面2.2インチOLEDは屋外輝度750nitを確保し、晴天下でも表示を視認しやすい仕様です。
録画ボタン二度押しで “リラックスタイムラプス” モードに切り替わるショートカットが便利。カフェのドリップ風景や雲の流れをワンタッチで演出でき、編集負荷の軽減にもつながります。
発売時期・購入タイミングをどう見極めるか
複数の流通筋は「2025年11月発表→年末商戦に数量限定発売」「2026年2月CP+で一般展示」の二段構えを予想。プロトタイプがCP+2025の関係者ルームに持ち込まれたとの証言もあり、量産が最終ステージに入っている可能性が高いです。
製品サイクルと競合動向
DJIは2026年前半に“Osmo Pocket 4”を投入すると噂され、Canon機は“初物効果”を確実に享受できる時間枠が6 か月程度と読めます。この短いゴールデンタイムで市場シェアを握るため、アクセサリー同梱セットを割安に設定するキャンペーンが期待されます。
購入希望者は発表直後の予約開始48 時間以内に動くことで初期ロット確保率を上げられる見込みです。
予約時チェックリスト
1)バッテリーパック同梱有無 2)ワイヤレスマイクキットの値引き幅 3)延長保証(CarePAK)割引キャンペーン 4)ファーム v1.0.1 以降へのアップデート対応の案内――以上を確認してからポチるのが安全策。発売直後は FW 不具合が常なので、店頭受け取り前にOTA 更新を済ませてもらうとトラブルを回避できます。
今すぐできる準備と代替選択肢、“待つ”か“買う”かの判断軸
発売を待つ間にできる最大の投資は「周辺機材の汎用化」です。USB‑C PD充電器・MOMENT NDフィルター・UHS‑I V30 128 GB microSDなど汎用アクセサリーを揃えておけば、本命機が来ても財布のダメージを抑えられます。
予算設計と周辺機材
本体10万円+周辺機材4万円を上限に積み立てつつ、今すぐ撮影が必要なユーザーはOsmo Pocket 3を「つなぎ」として導入する選択肢も現実的。中古市場は発売半年で25 %ほど値落ちする傾向があり、買い替えコストを抑えられるでしょう。
一方、撮影ジャンルが定まらない初心者はiPhone 15 Pro+ ジンバルでも学習コストを賄えます。キヤノン機の発売後に比較検討すれば、アップグレードの必要性を客観視できるはずです。
判断軸の整理
・ズーム必須 → キヤノン機待ち推奨
・超軽量優先 → Osmo Pocket 3即戦力
・ライブ配信強化 → 発売後のアプリ成熟度を見極めてから決断
いずれにせよ機材よりコンテンツの質が伸び代を決める時代です。今持つカメラで撮影・編集スキルを磨きつつ、新機種の正式発表を待ちましょう。
まとめ
キヤノンが特許出願で示した「ズームレンズ一体型ジンバルカメラ」は、1型センサー・4K120p・デュアルピクセルAFを武器にOsmo Pocket 3を真っ向から射程に捉えます。発表は2025年末が有力と見られ、初期ロットは争奪戦必至。周辺アクセサリーを先に揃えつつ、必要に応じて現行機で腕を磨いておけば、発売日に即戦力として投入できます。準備万端で次世代ポケットジンバルシーンの幕開けを迎えましょう。
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