
【リーク】Canon RF85mm F1.4 L VCMの発売日はいつ?価格予想・比較・予約まとめ
ここ数か月、フォーラムで話題沸騰のCanon RF85mm F1.4 L VCM。情報が断片的に飛び交い「いったい何が本当なの?」と戸惑う読者も多いでしょう。本記事では信頼できるリークを厳選し、発売タイミングや価格帯の見通し、ライバル機との実力差までを立体的に解説します。ポートレート専用レンズ選びに迷う方はもちろん、動画ワークフローのアップグレードを狙う映像クリエイターにも役立つ内容です。

この記事のサマリー

有力リークによれば、CanonはRF85 mm F1.4 L VCMを開発中だが、メーカー公式はまだ沈黙。

VCM単焦点(20/24/35/50 mm)と同じ外径・67 mmフィルターを踏襲する見通しで、ジンバル運用がしやすい。

質量・光学構成・価格は未公表だが、既存VCMの実績から「520–580 g、実売20〜28万円」程度と推定される。

実現すれば“重く高価なF1.2”と“ボケ量控えめなF2 Macro”の隙間を埋める、携行性と描写力のバランス型85 mmになる。

発表タイミングは「そう遠くない」との噂止まり。最新リークをウォッチし、各量販店の入荷アラートを仕込んで待とう。
VCMシリーズの何が良いのか?

VCM単焦点は「サイズ統一」「動画完全対応」「F1.4の黄金比」を掲げる新世代Lレンズ群です。20 / 24 / 35 / 50 mmと来て、最後のピースが85 mm。外径と重心を揃えたおかげで、ジンバルの再バランスは基本不要。“レンズ交換=セッティング地獄”だった動画現場が一気に平和になりました。
しかもVCM駆動は静かで滑らか。フォーカス送りを等速にしても「スッ…」と吸い付くように動くので、シネ系DPからも「これ、シネレンズいらないかも」の声。写真だけの人にも恩恵は大きく、動体の追従率がぐっと上がるんです。
RF85mm F1.4 L VCMとは?
VCMシリーズのラストピースと噂される本レンズは、開放F1.4の明るさとシリーズ共通のコンパクト設計を両立した中望遠単焦点です。RF85mm F1.2Lの半分程度の重量に抑えつつ、ポートレートで求められる立体感とシャープネスを確保すると報じられています。
シリーズ共通デザインのメリット
24 mmから50 mmまで既発売のVCM単焦点は外径・重心がほぼ揃っており、ジンバル運用時でも再バランス不要という利便性を示してきました。85 mmも同じ思想で設計されることで、焦点距離を跨ぐ撮影でも機材側のセッティングに気を取られず、演出に集中できます。
フード・キャップ・フィルターをすべて67 mmで共用できる点もコスト面で歓迎。撮影現場でアクセサリーを使い回せるため、荷物量を減らしつつロケ先での紛失リスクも抑えられます。
中望遠×F1.4の黄金バランス
F1.2より1/3段暗いとはいえ、ボケの大きさと被写界深度の扱いやすさは絶妙な落としどころです。背景を大きく溶かしつつもフォーカスリミットを広めに確保できるため、被写体が動くスナップポートレートでもピント歩留まりが向上します。
85 mm×F1.4は旧来のEF85mm F1.4L ISでも高い評価を受けた組み合わせ。RF版では最新コーティングと高屈折ガラスを追加し、逆光耐性と周辺解像の伸びも期待できそうです。
発売日と予約開始の最新予測
Canon Rumors は“遠くないうちに発表”と伝えています。発表は2025年9〜10月、出荷は年末商戦へ滑り込む11月下旬と予想します。過去のVCM単焦点群も発表から約45日で店頭に並んでいるため、今回も類似スケジュールが適用される可能性が高いでしょう。
- 発表予測:2025年9〜10月
- 量販店着荷:11月下旬〜12月頭
CP+とホリデーシーズンの狭間を狙う
キヤノンは通常、大型展示会CP+(2月)と秋の製品発表会でフラッグシップを披露してきました。RF85mm F1.4Lが秋口に姿を見せるとすれば、ホリデー需要を直撃できるタイミング。スタジオポートレートや成人式前撮りを視野に入れた消費者を一網打尽にできます。
予約開始日は発表当日の午後に解禁されるのが近年の定番。初回割り当てが少なく「お届け未定」札が即日表示されるケースも多いため、本命なら速報メールの登録を済ませておくと安心です。
供給量と納期の読み方
50 mm F1.4L発売時には半導体不足の影響で、初回出荷が予定数の6割に削減された経緯があります。現在は生産ラインが回復傾向とはいえ、VCMシリーズ用の特殊モーターは汎用パーツが少ないため需給逼迫のリスクは残ります。
海外リークによれば、最初の月に割り当てられる台数は全世界で7500本程度とされ、国内取り扱い量販店では1店舗あたり10〜15本にとどまる見通し。発売日に確実に手に入れたいなら、予約ボタン連打はもはや必須儀式と言えるでしょう。
価格帯と競合モデル比較
既存VCMの価格帯(20 mm=28.3万円、50 mm=23.6万円)から、20〜28万円域と予想されます。RF85mm F1.2L(実売約39万円)との差額は11〜19万円ほど、F2 Macro(同7万円)との差額は13〜21万円で、中間ニーズにピタリはまるポジションです。
モデル | 実売価格 | 質量 | 明るさ | コメント |
---|---|---|---|---|
RF85 F1.2L | 約39万円 | 1,195 g | ★★★★★ | 描写は神、でも鉄アレイ級 |
RF85 F1.4L VCM (予想) | 20〜28万円 | 519‑580 g | ★★★★☆ | 軽さ・値段・画質の三拍子 |
RF85 F2 Macro IS | 約7万円 | 500 g | ★★★☆☆ | 万能だけどボケ量控えめ |
SIGMA 85 F1.4 DG DN* | 約12万円 | 625 g | ★★★★☆ | E/L用のみ。RF版は未定 |
*2025年7月時点で純正RFマウントなし
「F1.2は夢、F2は現実、F1.4は最適解」、これが多くのユーザーの本音ではないでしょうか?
F1.2Lとのコストパフォーマンス差
価格だけでなく重量で比べるとF1.2Lは約1195 g、F1.4Lは既存VCM 519‑580 gを踏襲すると見込まれます。移動撮影や手持ち動画では、この差が疲労度を劇的に変えます。F1.2の1/2.5段分の明るさ差を重視しないのであれば、F1.4Lの方が総合的リターンはむしろ高いと感じるユーザーが多いでしょう。
ボケ量に関しても被写体から3 m、背景10 mで撮影した場合、F1.2とF1.4のボケ円直径の差は約12 %。大半のポートレートでは現像時の微調整で吸収できる範囲です。
サードパーティ勢との価格競争
SIGMA 85 mm F1.4 DG DNは実売12万円前後と破格ながら、現時点で公式RFマウント版は存在しません。今秋に発売されると噂のTokina Opera 85 mm F1.4 RFも魅力ですが、AF制御やメタデータ互換性はやはり純正に軍配が上がります。
買い替え前提で資産価値を考える場合、中古市場でのリセールバリューが高いのは純正L。F1.2Lが3年使用後でも70 %近い残価を維持している実績から、F1.4Lも安定した資産と見込めます。
RF85mm F1.2L / F2 Macroとの使い分け
F1.2Lは究極の描写を求めるハイエンド向け、F2 Macroは軽量・汎用を求めるエントリー向け。本レンズはその中間に位置し、ハイアマから業務用途まで幅広いユーザーを一手に引き受けます。
- F1.2L → 超ドリーミー、でも筋トレ必須
- F1.4L VCM → 撮影も移動も苦にならない万能主力
- F2 Macro → 旅行・物撮りの友、ボケ控えめ
3本を揃えると理想ですが、1本選ぶなら “全部そこそこ”より“1本で9割カバー” なF1.4Lが正解。
被写界深度とワーキングディスタンス
F1.2L開放での被写界深度は極薄で、左右どちらかの目がわずかに前後するとすぐにピントが外れます。F1.4はそのリスクを抑えつつ十分なボケ量を確保。
F2 Macroは最短0.35 mのクローズフォーカスが魅力ですが、開放F2では背景が少しざわつきやすい傾向。本レンズは0.75 mとやや長めながら、被写体と背景が離れやすい屋外ポートレートならより滑らかな後ボケを得られます。
携行性とシステムバランス
F1.2L+R3の組み合わせは総重量約2 kg。対してF1.4L+R6 Mark IIIは約1.25 kgと半分近い軽さ。肩掛けストラップでの長時間移動や山岳ロケでは体感差が想像以上です。
手ブレ補正に関してはF2 MacroがIS内蔵で最大5段、F1.4Lはボディ依存で約7段(電子IS時)と逆転することが予想されています。
EF85mm F1.4L ISから乗り換える価値
EF85mm F1.4L ISをアダプター経由で使い続けるか、本レンズに置き換えるかは永遠のテーマ。ここでは画質・操作性・保守性の観点から比較し、買い替え判断のヒントを示します。
- 色収差が半減 → ウェディングドレスのフリンジ処理がラク。
- AF精度が雲泥 → 瞳AF+デュアルピクセルで歩留まり爆上げ。
- 保守性と資産価値 → EFはパーツ供給期限が見えてきた。
解像力と色収差の進化
EF版は開放から高い中心解像力を誇るものの、周辺の軸上色収差がやや残ります。RF版はUDレンズ追加でこの弱点を解消。人物の肩周辺に現れがちなパープルフリンジが半減し、現像時の色収差削除をオフにしても安心して納品できるレベルです。
MTF比較チャートでは周辺40 %以降でRF版が10 %近いコントラスト向上を示し、カラーボード越しのモデル撮影でも色乗りがリッチ。クリエイティブライトを多用する撮影で差が顕在化します。
保守費用と将来性
EFレンズの保守パーツは2030年頃まで供給予定と発表されていますが、修理代は年々上昇傾向。RFレンズはパーツ供給が当面安泰なうえ、ファームウェア更新でAFアルゴリズムが向上する余地も残ります。
現場稼働率とリスクヘッジを考慮すると、メイン機材をRFに統一しておくメリットは大きく、長期的には乗り換えコストを吸収できると考えられます。
サードパーティ競合と市場インパクト
SIGMAやTamronがRFフルサイズ用Art/Diシリーズを準備しているとの報道もあり、市場の選択肢は急速に拡大しそうです。本レンズが純正ラインに追加されることで、市場はどのような反応を示すのでしょうか。
価格競争の緩衝材としての純正
サードパーティが低価格で攻勢を掛けても、純正Lが「最適化と保証」を盾に一定の価格プレミアムを維持します。結果として中古リセール相場が極端に崩れず、ユーザーが安心して機材投資できる健全な市場を保つ役割を果たします。
純正の堅牢性テストは落下・防滴・温度変化を含む独自基準が厳格で、長期プロジェクトや海外ロケなど極端な環境でも安心して持ち出せる点は代替しにくいアドバンテージです。
映像クリエイターへの波及効果
F1.4でフォーカスブリージングが小さい純正中望遠は稀有な存在。映画業界ではRFマウントのシネカメラ導入が進みつつあり、本レンズが入ることで単焦点セットのバランスが整います。これがきっかけでRFマウントが映像業界の標準座を奪取する可能性もあるでしょう。
加えて写真系YouTuberが量産体制の開封レビューを公開すれば、VCMシリーズは認知度を一気に拡大。35 mmや50 mmで既に成功したマーケティングがそのまま85 mmにも波及すると見られています。
購入前にチェックしたいポイント
最後に、予約ボタンを押す前に確認しておきたい実務的チェックリストを紹介します。焦点距離の被り、周辺機材の互換性、そして撮影ジャンルとの相性を洗い出しておきましょう。
- フィルター径 67 mm。ND・CPLの在庫を確認。
- ジンバルは 耐荷重2 kg以上、モーター軸の干渉チェック必須。
- ボディFWを最新化(AF/ブリージング補正対応)。
- 既存85 mmと焦点距離が被るなら売却orサブ用途を決めておく。
フィルター・フード・ジンバル適合
フィルター径67 mmのラインナップを事前に確認。NDやCPL、ブラックミストなど手持ちのフィルターがそのまま使えるなら投資額を抑えられます。ジンバルは耐荷重2 kgクラスなら余裕ですが、モーター軸のクリアランスによってはフード装着時に干渉する場合があります。
プロ機材レンタルショップで同サイズのRF50 mm F1.4Lをセットアップしてみると事前検証がスムーズです。重心位置が同じなので本レンズのシミュレーションに最適となります。
ボディとのAF協調ファームウェア
EOS R5/R3の次期ファームは新レンズ対応を含むと噂されており、AFアルゴリズムやブリージング補正が拡張される可能性があります。予約後はボディ側のファームアップが配信されているか定期的に確認し、発売日前日までに適用することでトラブルを回避できます。
また、旧世代機EOS RPではAI被写体検出の対応範囲が狭く、VCMの高速性を活かしきれない場合がある点も留意しましょう。
Canon RF85mm F1.4 L VCMはこんな人にドンピシャか
- F1.2Lに憧れるけど肩が悲鳴を上げた経験がある。
- EOS R6 Mark IIIで静止画も動画もワンオペしたい。
- ジンバル撮りが多く、レンズ交換のたびに再バランスで白目になる。
- 中古リセールも視野に入れて機材を組むタイプ。
まとめ
RF85mm F1.4 L VCMは、圧倒的描写を誇るF1.2、軽さと価格が魅力のF2 Macroのギャップを埋める“実戦主義”の一本です。軽量設計とVCM駆動で静止画・動画の双方に利く汎用性は、プロからハイアマまで幅広い現場を支えます。正式発表が迫る今、予約開始直後の争奪戦に備え、ボディファームアップやフィルター準備など前もって整えておきましょう。行動の早さが、年内の現場投入を叶える鍵です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
撮影テクから最新ギア情報まで、“次のステップ”を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント( X / Threads / Instagram / TikTok / YouTube )で毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨