Nikon ZRリーク総まとめ|発売日はいつ?価格&性能予想とライバル比較・予約戦略まで

ニコンとREDがタッグを組んで開発中と噂される動画特化型ミラーレス「Nikon ZR」。箱型ボディやR3D RAW対応といった刺激的なキーワードが飛び交い、ソニーFX3やキヤノンC70の牙城を揺さぶる存在になりそうです。本記事では現時点で判明しているスペック・価格・発売時期の噂に加え、競合機との比較、予約攻略法まで徹底的に整理しました。
この記事のサマリー
箱型ボディにREDのDNA──Zマウント初のシネマ専用機「Nikon ZR」が2025年Q3〜Q4に登場する見通し。
最大の武器はR3D RAW。8K60p/6K120p対応が噂され、FX3・C70の牙城を揺さぶる。
Z6III系4660万画素センサーを採用し、高速読み出しと高感度耐性でスチル性能も抜かりなし。
予想価格は59万〜69万円。キットレンズ同梱でもC70ボディと同レベルで、予約特典に高速CFexpressが付く可能性大。
体験イベント&アンバサダー作品が発売前から話題沸騰──早期予約が在庫確保の鍵だ。
そもそも「ZR」って何者?発売時期と狙い

via: Nikon Rumors
ニコンが2025年秋(Q3〜Q4)に世に放つと噂される箱型ムービーモンスター「ZR」は、ペンタ部もEVFも省いた「動画ボックス」スタイルを採用する見込みです。RED買収で得たシネマDNAをZマウント機へ落とし込み、ソニーFX3とキヤノンC70をまとめてロックオン。「FX3対抗で手が届く価格帯」を掲げるというのが業界筋の定説になっています。
最新のリーク情報で浮かび上がるボディ設計
- 三位一体デザイン:FX3のコンパクトさ、Z30の親しみやすさ、現行REDの無骨さ――全部混ぜました。
- 放熱フィンむき出し:メカメカしさがたまらない。夏場のライブ撮影でも熱停止を回避できそう。
- 外付けEVF&全面1/4ネジ:ケージ要らずで即リグ組み。リグ沼の住人には朗報だ。
- 5インチ級フルタッチLCD:大画面でピンチインAF。タップする指先が監督気分を盛り上げる。
- デュアルスロット:CFexpress B+SD。写真派の心も離さない二刀流。
最新リークでは「ソニーFX3+ニコンZ30+現行RED」という三つ巴デザインが示唆されています。冷却効率を重視したモノコック筐体は放熱フィンを外装に露出。外付けEVFを後付けできる多機能シューが右肩に設けられ、ケージなしでもリグを組める1/4ネジが全面に配置される可能性が高いです。
背面は5インチ級と見られる大型LCDが鎮座し、フルタッチUIでボタン類を最小限に。SDカードとCFexpress Type Bのデュアルスロットを採り、写真派のニコンファンも置き去りにしない構成が想定されています。
想定ユーザーとニコンの狙い
ターゲットは「一眼ムービーからワンランク上を目指すクリエイター」。FX3/FX6ユーザーが羨むRED由来のR3D RAWを廉価に扱える点が最大の武器になる見通しです。YouTuber・MV監督など個人制作の裾野が広がる中で、ニコンはZRを入り口にZシステムへの囲い込みを狙っています。
REDテクノロジー統合の衝撃

ZR最大の差別化要素は、RED買収で得た映像エンジンとR3D RAWワークフローをZマウント機で初めて体験できる点にあります。既にREDはZマウント採用のV‑RAPTOR [X]やKOMODO‑Xを発表済みで、アプリやツール面の連携準備が整いつつあります。
R3D RAWが内部収録できるかもしれない──この一文だけで映像屋は夜眠れない。16bitリニアの粘り、自在な圧縮率、20+ストップ級のダイナミックレンジ。しかもニコン謹製「NC Video Suite(仮)」がメタデータを丸呑みするという噂まで。ざっくり言えば、「ミラーレスの気軽さでREDの色を握れる」ってことです。
R3D RAWとカラーサイエンスの恩恵
16bitリニアで圧縮率を選べるR3Dは、グレーディング耐性でProResやBRAWを凌駕します。ZRが同フォーマットを内部収録できれば、ハイライト20+停を保持するRED Global Visionの恩恵を肩掛けサイズで享受できる計算です。
さらにニコンの「NC Video Suite(仮)」がR3Dメタデータ読込に対応するとの噂もあり、Z8/Z6IIIで培ったN-Log 3D LUT資産も流用可能。撮影からカラーリングまでシームレスな運用が期待できます。
動画機能はどこまで飛躍する?
業界関係者によると、8K60p N‑RAW・6K120p R3D記録に加え、4K240pクロップも実装検討中とのこと。これが実現すればFX3やC70を上回るフレームレートでシネマクオリティを持ち出せる計算です。ボディ内NDは見送られる代わりに電子NDアダプターが同時発表される可能性も取り沙汰されています。
Z6III譲りの新センサーで画質はどう変わる?

ZRには4660万画素裏面照射積層CMOS(Z6IIIと同系)を採用する説が有力です。高速読み出しでローリング歪みを大幅に抑えつつ、感度耐性もISO 32000常用を視野に入れる設計が噂されています。
- 4660万画素 積層CMOS:全画素読み出しスピード従来比3倍。8K60pでもローリング歪み最小。
- デュアルベースISO 800/5000:夜景Vlogでもザラつかず、肌はしっとり。
- 12bit内部RAWで14+ストップ:HDR納品も余裕。放送案件でディレクターに拍手されるやつ。
- スチルは電子30 fps、1.5×クロップなら120 fps。「動く瞬間」も「止める瞬間」も一台で完結。
ローリングシャッターと高感度耐性
Z6IIIセンサーは全画素読出0.5秒の従来比1/3高速化が持ち味。ZRでは読み出しレーンをさらに最適化し、8K/60p時も歪みを最小限に抑えるとされています。高感度ではデュアルベースISO 800/5000が設定され、夜景Vlogでもノイズを抑えながら自然な色階調を維持できる点が魅力です。
さらに12bit内部RAW時でも14ストップ超のダイナミックレンジをキープ。Log撮影後のHDR納品にも余裕が出るため、放送案件や配信プラットフォームでのマスター運用が現実的になります。
写真用途での実力
スチル連写は電子シャッター30 fps・1.5倍クロップ120 fpsが視野に入ります。EVFが外付けでも、ニコン伝統の色再現とAFアルゴリズムは健在。俳優の賀来賢人さんがニコン公式CMで見せた自然な肌トーンは、ZRでも健在と予想され、ムービー・スチルハイブリッド派にも魅力的です。
ライバル機との徹底比較

FX3・C70が独走してきた「コンパクトシネマ」市場にZRが参戦することで勢力図は塗り替わるでしょう。ここでは三機種+Zシリーズ上位機を横並びで考察します。
Nikon ZR(予想) | Sony FX3 | Canon C70 | Nikon Z 8 | Nikon Z 6III | |
---|---|---|---|---|---|
最大解像度 | 8K60p | 4K120p | 4K120p | 8K60p | 6K60p |
RAW形式 | R3D RAW / N‑RAW | なし(外部RAW) | CRM(内部RAW) | N‑RAW / ProRes RAW | N‑RAW / ProRes RAW |
IBIS | 5軸・7段前後? | 5軸・7段 | なし | 5軸・6段 | 5軸・8段 |
マウント | Z | E | RF | Z | Z |
価格(税別) | 59〜69万円 | 74万円前後 | 90万円前後 | 55万円前後 | 32万円前後 |
結論:スペックではFX3とC70を一気に追い越す可能性大。特に8K&R3D対応がトリガーになる。
Sony FX3と正面対決
FX3はS‑Cinetoneで「撮って出し」の美しさが人気ですが、ZRはR3D RAW+N‑Logの編集耐性で勝負する構図。8K60p対応とボディ内手ブレ補正が実装されれば、FX3の7段IBIS+4K120pを凌駕し、特にグリーンスクリーン合成やハイフレームスポーツ撮影で優位に立ちます。
Canon EOS C70との違い
C70はSuper35 DGOセンサーとRFマウントが強みですが、ZRはフルサイズ+Zマウントで浅い被写界深度を確保。さらにニコンの最新28‑135 PZとの組み合わせでパワーズーム運用が容易になり、ENG領域でもワンマンオペレーションが加速します。
Z8/Z6IIIとの棲み分け
静止画多用のハイブリッド派はZ8、動画特化+軽量を望む層はZ6IIIという現行ラインに、ZRは「動画専用箱型」の第三極を形成します。ニコンは同時にRAW対応アクセサリーやDaVinci Resolve LUTを提供することで、内部競合ではなく相互補完を図る戦略と見られます。
価格予想と予約戦略

複数リークを総合すると、ZRのボディ単体予想価格は59万〜69万円前後(税別)。円安局面でもFX3より5万円程度安く設定し、RED一眼入門機としてインパクトを狙う可能性が高いです。
- 予想ボディ価格:59万〜69万円(税別)。円安でもFX3より約5万円安い設定が濃厚。
- レンズキット(28‑135 PZ)込み:税込89万円付近。C70ボディ単体と同土俵に殴り込み。
- 予約開始タイミング:発表後1週間以内。発売はそこから約45日後が有力。
- 早期予約特典:60 GB/s対応CFexpress Bカード付属説アリ。確保するなら“初日クリック”一択だ。
想定価格帯と市場ポジション
ニコンはZ6III+動画用アクセを組み合わせた場合との差額を20万円以内に抑える施策を検討中と報じられています。これにより既存Zユーザーのスムーズな買い増しを促しつつ、FX3検討層を刈り取る戦術です。
キット化が噂される「ZR+28‑135 PZ」は税込89万円前後で、同価格帯のC70ボディ単体に真っ向勝負。保守的な価格設定を得意とするニコンにしては挑戦的ですが、動画市場拡大を最優先した布陣といえそうです。
予約開始日程と販路
発表から1週間以内に主要量販店・公式オンラインで予約開始、発売は発表から約45日後との内部資料が流出したという情報も。ニコンプラザでは体験イベントを同時開催し、REDスタッフによる編集ワークフロー講座がセットになる見込みです。量販店の早期予約特典として60 GB/s対応CFexpress Bカードが付属するとの噂もあり、発売後の品薄を避けるためにも早期予約がベターでしょう。
まとめ
ZRはREDテクノロジーを注入した初のZマウントシネマ機として、FX3・C70の牙城を崩すポテンシャルを秘めています。箱型デザイン、R3D RAW、Z6III譲りのセンサーという三枚看板で、個人クリエイターからプロの現場まで幅広い需要を取り込むでしょう。正式発表まではリーク情報の精査が必要ですが、動画中心で次の一手を探すなら、今から資金計画とアクセサリーの選定を始めておくのが得策です。
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