10/24発売 Nikon ZRの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

10/24発売 Nikon ZRの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

ニコンとREDがタッグを組んで開発中と噂される動画特化型ミラーレス「Nikon ZR」。箱型ボディやR3D RAW対応といった刺激的なキーワードが飛び交い、ソニーFX3やキヤノンC70の牙城を揺さぶる存在になりそうです。本記事では現時点で判明しているスペック・価格・発売時期の噂に加え、競合機との比較、予約攻略法まで徹底的に整理しました。

Author
筆者
みんカメ編集部
みんなのカメラ編集部によるカメラに関する最新情報・レビューなどを毎日配信しています!ためになるプロのテクニックもご紹介。

この記事のサマリー

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箱型ボディにREDのDNA、Zマウント初のシネマ専用機「Nikon ZR」が2025年Q3〜Q4に登場する見通し。

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最大の武器はR3D RAW。8K60p/6K120p対応が噂され、FX3・C70の牙城を揺さぶる。

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Z6III系4660万画素センサーを採用し、高速読み出しと高感度耐性でスチル性能も抜かりなし。

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予想価格は59万〜69万円。キットレンズ同梱でもC70ボディと同レベルで、予約特典に高速CFexpressが付く可能性大。

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体験イベント&アンバサダー作品が発売前から話題沸騰──早期予約が在庫確保の鍵だ。

Nikon ZR 最新情報

10/24発売 Nikon ZRの予約開始日・発売日・価格・比較最新情報まとめ

【9/10追記】Nikon ZRが10月24日発売と正式発表

ニコンが、ニコンとREDのシナジーによって生まれた「Z CINEMA」シリーズより、フルサイズセンサー搭載カメラ「ニコン ZR」を正式発表しました。10月24日発売、日本での予約販売受付は、9月18日10時より開始です。

商品名

ニコンデジタルカメラ「ZR」

価格

オープンプライス

ニコンダイレクト販売価格

299,200円 (税込)

発売日

2025年10月24日

予約開始日

2025年9月18日10時

予約・販売URL

ボディ

ニコンダイレクト

ヨドバシカメラ

ビックカメラ

マップカメラ

カメラのキタムラ

フジヤカメラ

レンズキット

ニコンダイレクト

ヨドバシカメラ

ビックカメラ

マップカメラ

カメラのキタムラ

フジヤカメラ

※予約・販売URLは随時更新していきます

プレスリリース: ニコンとREDのシナジーによって生まれた「Z CINEMA」シリーズより、フルサイズセンサー搭載カメラ「ニコン ZR」を発売

株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、映画制作やハイエンドのプロダクション、クリエイター市場に向けて高品質なソリューションを提供することを目的として、ニコンとグループ会社のRED Digital Cinema, Inc.(以下、「RED」)の技術を融合したシネマ向けの製品シリーズ「Z CINEMA」から、シリーズ最小、フルサイズセンサー搭載カメラ「ニコン ZR」を発売します。

フルサイズセンサーを搭載した「ZR」は、REDのRAW動画収録コーデック「R3D」をベースとして、ニコンのカメラ専用に新開発した動画記録ファイル形式「R3D NE※1」を搭載。RED機のカラーサイエンスと露出基準を採用し、RED機と同等のカラーマッチを実現します。また、ISO800/6400※2の2つのベースISO感度に対応しており、暗い場所での撮影にも強く、15+stopsの広いダイナミックレンジ※3で、様々なシーンで最高の映像品質を実現します。最大6K 59.94pの撮影にも対応し、内部収録が可能です。
さらに、音にもこだわり、内蔵マイクと外部マイクでの32bit float収録に世界で初めて※4対応。内蔵マイクではNokia社製OZO Audio※5の採用により、5種類の指向性モードの選択ができ、高音質な音声収録を実現しています。優れた視認性を確保する4.0インチ大型モニターを採用しながら、「Z CINEMA」カメラシリーズ最軽量の約540g※6を達成しており、ミニマルなシステムでも高品質な映像制作を可能にします。また、「ニコン Z マウント」の特長であるフルサイズ機最短※716mmのショートフランジバックにより、幅広いレンズ資産を活用できます。※8
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、シネマ領域においても映像文化の発展に貢献します。ニコンとREDによって生み出される新たなシナジーに、今後もどうぞご期待ください。

  • ※1R3D形式で映像を記録するために、ニコンのカメラ用に開発された専用コーデックです。拡張子は「.R3D」です。
  • ※2「R3D NE」時。
  • ※3自社内部測定値。
  • ※4レンズ交換式カメラにおける内蔵マイク、カメラに搭載された3.5mmミニジャックの音声収録において。
  • ※5OZOはNokia Technologies Oyの商標です。
  • ※6ボディー単体の質量。バッテリー、メモリーカード込み時、約630g。
  • ※72025年9月10日現在、発売済みのフルサイズレンズ交換式デジタルカメラにおいて。ニコン調べ。
  • ※8他社製レンズ対応アダプターを使用した場合、非対応となる機能がある可能性があります。

発売概要

商品名

ニコンデジタルカメラ「ZR」

価格

オープンプライス

発売時期

2025年10月24日

日本での予約販売受付は、9月18日10時より開始します。

主な特長

1. REDのカラーサイエンスに基づく「R3D NE」及び「シネマティック動画」モードを初搭載

「R3D NE」はフルサイズセンサーを搭載し、6K 59.94p、4K 119.88p※1の12bit RAWでの内部収録に対応しています。ISO800とISO6400の2種類のベースISO感度を採用し、シーンに合わせた最適な設定を可能にします。さらに15+stopsの広いダイナミックレンジを活かして、ハイライトからシャドウまでバランスの取れた高画質を実現します。また、ガンマLog3G10及びガマットREDWideGamutRGBに対応しているので、REDのカラーサイエンスに合わせた露出基準と色を再現します。REDのシネマカメラとの併用時も、同等のカラーマッチを実現します。また、気軽にREDのシネマルックな映像を楽しみたいユーザーのために、ユーザー設定プリセット「シネマティック動画」モードを搭載しました。さらに、「Nikon Imaging Cloud」には、RED監修による9種類のシネマティックな「イメージングレシピ※2」も用意しており、様々な映像表現の可能性を拡げます。

  • ※1撮像範囲がDXフォーマット(APS-Cサイズ)にクロップされます。
  • ※2事前に、「イメージングレシピ」を「Nikon Imaging Cloud」からカメラにダウンロードする必要があります。
2. 世界初、内蔵マイク、外部マイク入力における32bit float収録に対応。内蔵マイクではOZO Audioを採用し多様な現場に応える高音質収録を実現

外部マイク入力だけでなく、内蔵マイクでも32bit float収録に対応し、小さな音から大きな音まで、現場での音量調整をしなくても歪みのないクリアーな音声を記録。インタビューからライブコンサートまで幅広い音源に対応可能です。内蔵マイクでは、Nokia社製OZO Audio技術を採用し、3つの高性能なマイクを搭載することで、最先端の音声収録を実現しました。前方(鋭)、前方、後方、全方位、バイノーラル※1の5種類の指向性モード※2から選択でき、インタビューやVlog撮影はもちろん、外部マイクを使用しなくても臨場感あふれるASMRまで、幅広い収録スタイルに対応します。

  • ※1ヘッドホンなどでの視聴時に撮影現場の臨場感をよりリアルに再現するステレオモード。
  • ※2H.265及びH.264 59.94p以下で対応。
3. 外部モニターなしでも優れた視認性を確保する4.0インチ大型画像モニター

デジタルシネマ向けの色空間DCI-P3を100%カバーし鮮やかで正確な色を再現、さらに正確なピントを確認しやすく、明るい環境下でも見やすい307万ドットの高解像度と1000cd/m2の高輝度に対応。アスペクト比は、主要な撮影情報を撮影画面の外に配置し確認しやすいよう16:10を採用しました。外部モニターを装着せず、コンパクトなシステムでの運用も可能です。

4. ディープラーニングを活用したAI技術による高いAF性能

ニコンのフラッグシップカメラ「ニコン Z9」に搭載している画像処理エンジン「EXPEED 7」の圧倒的な処理能力と、ディープラーニングを活用したAI技術によって、被写体をより的確に検出・追従し、シーンに合わせた最適な画像処理を可能にしました。これによって、より簡単に、そして高精度に「撮りたい瞬間」を捉えることができ、映像制作の可能性を大きく拡げています。また、人物や動物、乗り物など9種類の被写体をカメラが自動で高精度に検出。フレーム長辺に対して約3%のサイズの小さな顔も捉えるため、遠くの人物も正確にピントを合わせることが可能です。さらに、イメージセンサーシフト方式の5軸手ブレ補正により、手持ち撮影でも手ブレを抑えた動画撮影が可能です。

5. 高効率な放熱設計で、ファンレスながら長時間撮影が可能

外装全体で効率的に放熱できる設計を採用。USB給電時には連続撮影時間が125分※と長回しにも対応でき、長時間撮影をする必要がある結婚式やコンサート、取材などでも安心して撮影することができます。

  • ※R3D NE 6K/59.94p、自動電源OFF温度「高」、温度25°C、モバイルバッテリーなどの外部電源が必要です。
6. LUTモニタリングとクラウド転送で効率的なワークフローを実現

カラーグレーディング後のイメージが確認しやすい4.0インチ画像モニター上でのLUTモニタリングに対応。17ポイント、33ポイント、65ポイント※の3種類のLUTデータの読み込みが可能です。また、「NX MobileAir」を使ったFrame.ioの「Camera to Cloud」に対応。動画データは直接クラウドに自動で転送されるので、撮影後のワークフローを短縮できます。

  • ※フレームレート23.976p、25p、29.97p、50p、59.94p撮影時に対応。
7. システム拡張性に優れたデジタルアクセサリーシューを搭載

ニコン初※、デジタルアクセサリーシューを搭載。アクセサリーと双方向での通信ができ、タリーランプやマイクのLED制御など新しいアクセサリーの使用が可能になります。他にも、カメラからアクセサリーへの電源供給が可能となり、バッテリーやケーブルが不要となります。また、新設計のシューカバーを装着することで、高い防塵・防滴性能を発揮します。今後他のアクセサリーメーカーとの協業により、映像制作者のニーズに応える様々なアクセサリーを提供します。

  • ※2025年9月10日現在、発売済みのフルサイズレンズ交換式デジタルカメラにおいて。
8. その他の特長
  • フルサイズ機最短16mmのショートフランジバックにより、使用できるレンズの自由度が高く、既存のレンズ資産を活かすことが可能※1
  • 動画撮影時のシャッターアングル(シャッター開角度)を5.6°~360°の範囲で設定可能
  • 輝度情報表示(ヒストグラム/ウェーブフォームモニターのサイズ・透明度・表示位置、ゼブラ表示の色)が変更可能
  • HDMI-CEC経由※2で入力されたタリー※3制御信号を受信し、複数カメラ使用時に各カメラのステータスを表示
  • 撮影領域を拡げる優れた防塵・防滴性能と堅牢性
  • 静止画撮影において、「ニコン Z6III」と同等の高度な機能に加えて、星景撮影用のプリセットなど新機能も搭載
  • ※1他社製レンズ対応アダプターを使用した場合、非対応となる機能がある可能性があります。
  • ※2最大接続数は6台までとなります。
  • ※3Cerevo社のタリーランプに対応。

主な仕様

型式

レンズ交換式デジタルカメラ

レンズマウント

ニコン Z マウント

有効画素数

2450万画素

撮影素子

35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー(フルサイズ/FXフォーマット)

記録媒体

CFexpressカード(Type B)、XQDカード、microSDメモリーカード、microSDHCメモリーカード、及びmicroSDXCメモリーカード(microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応)

ISO感度(推奨露光指数)
動画撮影時

  • 撮影モードM:ISO 100~51200、ISO 51200に対し約0.3、0.7、1段、2段(ISO 204800相当)の増感が設定可能 感度自動制御が可能、制御上限感度が設定可能(R3Dモードを除く)
    • ※動画記録ファイル形式R3D NE 12-bit(R3D)設定時は、ベースISO感度として低感度(ISO 800)または高感度(ISO 6400)を選択可能
    • ※階調モードHLG設定時は、ISO 400~51200
    • ※階調モードN-Log設定時は、ISO 800~51200 ISO800に対し約0.3、0.7、1段、1.3段、1.7段、2段の減感が可能
  • 撮影モードP、S、A:感度自動制御(ISO 100~Hi 2.0)、制御上限感度が設定可能
  • オート:感度自動制御(ISO 100~51200)

ダイナミックレンジ

15+stops(Log3G10)

映像圧縮方式

R3D NE(12bit)、N-RAW(12bit)、Apple ProRes RAW HQ、Apple ProRes 422 HQ、H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit)

画像モニター

バリアングル式/4.0型LCDモニター(タッチパネル)、アスペクト比16:10、約307万ドット、表示最大輝度1000cd/m2

寸法(幅x高さx奥行き)

約134×80.5×49mm

質量(重さ)

約630g(バッテリー及びメモリーカード2枚を含む、ボディーキャップ、デジタルアクセサリーシューカバーを除く)、約540g(本体のみ)

仕様中のデータは特に記載のある場合を除き、CIPA(カメラ映像機器工業会)規格またはガイドラインに準拠しています。

REDから「V-RAPTOR XE」を発売

REDは、日本時間2025年9月10日、デジタルシネマカメラ「V-RAPTOR XE」を発売※しました。シネマ向けの製品シリーズ「Z CINEMA」に加わる「V-RAPTOR XE」は、革新的な性能を多数搭載した「V-RAPTOR [X]」からシネマティックな映像制作に必要不可欠な機能を厳選したモデルです。妥協なき映像品質を求める個人クリエイターを主な対象とし、ラージフォーマットセンサーならではの迫力ある映像表現を、より手の届きやすい価格帯で実現します。「V-RAPTOR [X]」シリーズと同様に、REDがシネマ業界をリードしている8Kラージフォーマット(VV)グローバルシャッターセンサーを搭載。世界中の映像制作者に信頼されるシネマティックな画質、広いダイナミックレンジ、優れた低照度性能を実現します。ニコンとREDはシネマ向け製品シリーズ「Z CINEMA」の幅広いラインナップで、映像制作における様々なニーズに応えていきます。

  • ※「V-RAPTOR XE」はREDおよびRED正規代理店にて発売します。発売時期・地域、製品の詳細については、REDの公式ウェブサイトをご覧ください。

RED公式ウェブサイト(英語)

ショットガンマイクロホン「ME-D10」の主な特長

「ME-D10」は、「ZR」の新開発のデジタルアクセサリーシューで使用できる32bit float対応のショットガンマイクロホンです。バッテリーやケーブルを不要とし、ショックマウントの採用や小型デザインにより取り回しの良さを実現。収録方法として「PURE」モードと「FOCUS」モードを搭載し、マイク上のスイッチで切り替えが可能です。「PURE」モードは広いダイナミックレンジを持ち、原音に忠実な音響設計により空気感を含めた生の音を自然かつ正確に収録が可能です。「FOCUS」モードは屋外などの騒がしい環境でも狙った声を的確に捉え、商品紹介やライブ配信におけるクリアーな音声収録を実現します。

「Z CINEMA」公式Instagramアカウント開設

今後Instagramを通じて、新製品やイベントなど、映像制作者に向けての情報を発信します。是非フォローいただき、最新情報をお楽しみください。

【9/9追記】Nikon ZRの初のリーク画像が公開

Nikon Rumorsが、Nikon ZRの初のリーク画像を複数枚公開しました。明日9月10日に正式発表されると噂されているNikon ZR、楽しみに続報を待ちましょう!

(via: Nikon Rumors)

【9/7追記】Nikon ZRのスペックについて新情報が公開

Nikon RumorsでNikon ZRのスペックについて新しい噂が公開されました。「映像特化」の方向性がはっきり見えますね。特に「RED技術の採用」の詳細がかなりそそられます。9月10日に発表予定とのことで詳細が楽しみです。

  • レンガ型の映像向けデザイン。ペンタプリズムやEVFを持たず、現行のREDモデルのデザイン、Sony FX3、Nikon Z30を組み合わせたような形状
  • 多くの機能や技術がREDから取り入れられる予定
  • Z6 IIIと同じセンサー(2,400万画素)
  • 非常に大型の液晶スクリーン
  • 6K(イントラフレーム圧縮)対応
  • 手ブレ補正搭載
  • SDカードスロット1基とmicroSDカードスロット1基
  • 発表予定日:2025年9月10日

【8/25追記】9月10日前後にNikon ZRの発表か?

Nikon Rumorsによると、9月10日前後にREDの技術が組み込まれる動画特化型ミラーレスカメラのNikon ZRが発表される可能性があると報じています。新モデルのNikon ZRはNikon Z6 IIIをベースにする予定で、完全に新しい動画志向のデザインになるとのこと。EVF(電子ビューファインダー)は搭載せず、外観はレンガ型で非常に大きな液晶モニターを備え、ペンタプリズムもEVFもない設計。現行のREDモデル、ソニーFX3、そしてニコンZ30を組み合わせたようなデザイン・外観になるとのことです。

また、新しいシルバーカラーのNikon Zfも期待されていますが、こちらはZRの後の今年後半に発表されると考えているとのこと。

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そもそも「ZR」って何者?発売時期と狙い

via: Nikon Rumors

ニコンが2025年秋(Q3〜Q4)に世に放つと噂される箱型ムービーモンスター「ZR」は、ペンタ部もEVFも省いた「動画ボックス」スタイルを採用する見込みです。RED買収で得たシネマDNAをZマウント機へ落とし込み、ソニーFX3とキヤノンC70をまとめてロックオン。「FX3対抗で手が届く価格帯」を掲げるというのが業界筋の定説になっています。

最新のリーク情報で浮かび上がるボディ設計

  • 三位一体デザイン:FX3のコンパクトさ、Z30の親しみやすさ、現行REDの無骨さ――全部混ぜました。
  • 放熱フィンむき出し:メカメカしさがたまらない。夏場のライブ撮影でも熱停止を回避できそう。
  • 外付けEVF&全面1/4ネジ:ケージ要らずで即リグ組み。リグ沼の住人には朗報だ。
  • 5インチ級フルタッチLCD:大画面でピンチインAF。タップする指先が監督気分を盛り上げる。
  • デュアルスロット:CFexpress B+SD。写真派の心も離さない二刀流。

最新リークでは「ソニーFX3+ニコンZ30+現行RED」という三つ巴デザインが示唆されています。冷却効率を重視したモノコック筐体は放熱フィンを外装に露出。外付けEVFを後付けできる多機能シューが右肩に設けられ、ケージなしでもリグを組める1/4ネジが全面に配置される可能性が高いです。

背面は5インチ級と見られる大型LCDが鎮座し、フルタッチUIでボタン類を最小限に。SDカードとCFexpress Type Bのデュアルスロットを採り、写真派のニコンファンも置き去りにしない構成が想定されています。

想定ユーザーとニコンの狙い

ターゲットは「一眼ムービーからワンランク上を目指すクリエイター」。FX3/FX6ユーザーが羨むRED由来のR3D RAWを廉価に扱える点が最大の武器になる見通しです。YouTuber・MV監督など個人制作の裾野が広がる中で、ニコンはZRを入り口にZシステムへの囲い込みを狙っています。

REDテクノロジー統合の衝撃

REDテクノロジー

ZR最大の差別化要素は、RED買収で得た映像エンジンとR3D RAWワークフローをZマウント機で初めて体験できる点にあります。既にREDはZマウント採用のV‑RAPTOR [X]やKOMODO‑Xを発表済みで、アプリやツール面の連携準備が整いつつあります。

R3D RAWが内部収録できるかもしれない──この一文だけで映像屋は夜眠れない。16bitリニアの粘り、自在な圧縮率、20+ストップ級のダイナミックレンジ。しかもニコン謹製「NC Video Suite(仮)」がメタデータを丸呑みするという噂まで。ざっくり言えば、「ミラーレスの気軽さでREDの色を握れる」ってことです。

R3D RAWとカラーサイエンスの恩恵

16bitリニアで圧縮率を選べるR3Dは、グレーディング耐性でProResやBRAWを凌駕します。ZRが同フォーマットを内部収録できれば、ハイライト20+停を保持するRED Global Visionの恩恵を肩掛けサイズで享受できる計算です。

さらにニコンの「NC Video Suite(仮)」がR3Dメタデータ読込に対応するとの噂もあり、Z8/Z6IIIで培ったN-Log 3D LUT資産も流用可能。撮影からカラーリングまでシームレスな運用が期待できます。

動画機能はどこまで飛躍する?

業界関係者によると、8K60p N‑RAW・6K120p R3D記録に加え、4K240pクロップも実装検討中とのこと。これが実現すればFX3やC70を上回るフレームレートでシネマクオリティを持ち出せる計算です。ボディ内NDは見送られる代わりに電子NDアダプターが同時発表される可能性も取り沙汰されています。

Z6III譲りの新センサーで画質はどう変わる?

Z6IIIセンサー

ZRには4660万画素裏面照射積層CMOS(Z6IIIと同系)を採用する説が有力です。高速読み出しでローリング歪みを大幅に抑えつつ、感度耐性もISO 32000常用を視野に入れる設計が噂されています。

  • 4660万画素 積層CMOS:全画素読み出しスピード従来比3倍。8K60pでもローリング歪み最小。
  • デュアルベースISO 800/5000:夜景Vlogでもザラつかず、肌はしっとり。
  • 12bit内部RAWで14+ストップ:HDR納品も余裕。放送案件でディレクターに拍手されるやつ。
  • スチルは電子30 fps、1.5×クロップなら120 fps。「動く瞬間」も「止める瞬間」も一台で完結。

ローリングシャッターと高感度耐性

Z6IIIセンサーは全画素読出0.5秒の従来比1/3高速化が持ち味。ZRでは読み出しレーンをさらに最適化し、8K/60p時も歪みを最小限に抑えるとされています。高感度ではデュアルベースISO 800/5000が設定され、夜景Vlogでもノイズを抑えながら自然な色階調を維持できる点が魅力です。

さらに12bit内部RAW時でも14ストップ超のダイナミックレンジをキープ。Log撮影後のHDR納品にも余裕が出るため、放送案件や配信プラットフォームでのマスター運用が現実的になります。

写真用途での実力

スチル連写は電子シャッター30 fps・1.5倍クロップ120 fpsが視野に入ります。EVFが外付けでも、ニコン伝統の色再現とAFアルゴリズムは健在。俳優の賀来賢人さんがニコン公式CMで見せた自然な肌トーンは、ZRでも健在と予想され、ムービー・スチルハイブリッド派にも魅力的です。

ライバル機との徹底比較

競合比較

FX3・C70が独走してきた「コンパクトシネマ」市場にZRが参戦することで勢力図は塗り替わるでしょう。ここでは三機種+Zシリーズ上位機を横並びで考察します。

Nikon ZR (予想)

Sony FX3

Canon C70

Nikon Z8

Nikon Z6III

最大解像度

8K60p

4K120p

4K120p

8K60p

6K60p

RAW形式

R3D RAW / N‑RAW

なし (外部RAW)

CRM (内部RAW)

N‑RAW / ProRes RAW

N‑RAW / ProRes RAW

IBIS

5軸・7段前後?

5軸・7段

なし

5軸・6段

5軸・8段

マウント

Z

E

RF

Z

Z

価格(税別)

59〜69万円

74万円前後

90万円前後

55万円前後

32万円前後

結論:スペックではFX3とC70を一気に追い越す可能性大。特に8K&R3D対応がトリガーになる。

Sony FX3と正面対決

FX3はS‑Cinetoneで「撮って出し」の美しさが人気ですが、ZRはR3D RAW+N‑Logの編集耐性で勝負する構図。8K60p対応とボディ内手ブレ補正が実装されれば、FX3の7段IBIS+4K120pを凌駕し、特にグリーンスクリーン合成やハイフレームスポーツ撮影で優位に立ちます。

Canon EOS C70との違い

C70はSuper35 DGOセンサーとRFマウントが強みですが、ZRはフルサイズ+Zマウントで浅い被写界深度を確保。さらにニコンの最新28‑135 PZとの組み合わせでパワーズーム運用が容易になり、ENG領域でもワンマンオペレーションが加速します。

Z8/Z6IIIとの棲み分け

静止画多用のハイブリッド派はZ8、動画特化+軽量を望む層はZ6IIIという現行ラインに、ZRは「動画専用箱型」の第三極を形成します。ニコンは同時にRAW対応アクセサリーやDaVinci Resolve LUTを提供することで、内部競合ではなく相互補完を図る戦略と見られます。

価格予想と予約戦略

価格予想

複数リークを総合すると、ZRのボディ単体予想価格は59万〜69万円前後(税別)。円安局面でもFX3より5万円程度安く設定し、RED一眼入門機としてインパクトを狙う可能性が高いです。

  • 予想ボディ価格:59万〜69万円(税別)。円安でもFX3より約5万円安い設定が濃厚。
  • レンズキット(28‑135 PZ)込み:税込89万円付近。C70ボディ単体と同土俵に殴り込み。
  • 予約開始タイミング:発表後1週間以内。発売はそこから約45日後が有力。
  • 早期予約特典:60 GB/s対応CFexpress Bカード付属説アリ。確保するなら“初日クリック”一択だ。

想定価格帯と市場ポジション

ニコンはZ6III+動画用アクセを組み合わせた場合との差額を20万円以内に抑える施策を検討中と報じられています。これにより既存Zユーザーのスムーズな買い増しを促しつつ、FX3検討層を刈り取る戦術です。

キット化が噂される「ZR+28‑135 PZ」は税込89万円前後で、同価格帯のC70ボディ単体に真っ向勝負。保守的な価格設定を得意とするニコンにしては挑戦的ですが、動画市場拡大を最優先した布陣といえそうです。

予約開始日程と販路

発表から1週間以内に主要量販店・公式オンラインで予約開始、発売は発表から約45日後との内部資料が流出したという情報も。ニコンプラザでは体験イベントを同時開催し、REDスタッフによる編集ワークフロー講座がセットになる見込みです。量販店の早期予約特典として60 GB/s対応CFexpress Bカードが付属するとの噂もあり、発売後の品薄を避けるためにも早期予約がベターでしょう。

まとめ

ZRはREDテクノロジーを注入した初のZマウントシネマ機として、FX3・C70の牙城を崩すポテンシャルを秘めています。箱型デザイン、R3D RAW、Z6III譲りのセンサーという三枚看板で、個人クリエイターからプロの現場まで幅広い需要を取り込むでしょう。正式発表まではリーク情報の精査が必要ですが、動画中心で次の一手を探すなら、今から資金計画とアクセサリーの選定を始めておくのが得策です。

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