大池

大池は、亜熱帯の濃い緑と赤土の斜面に囲まれた静かな水面が魅力のスポットで、南国らしい雲と光が一枚の中に収まります。広角で湖面と空を半分ずつ入れ、岸辺のガジュマルやリュウキュウマツを前景に置けば、沖縄の内陸の表情を素直に切り取れます。日中の強い日差しでは水面の反射を活かしたハイコントラストな画に、曇りや夕方は柔らかい階調を活かしたしっとりした画づくりに振り分けたいところ。水鳥や小舟が浮かぶ日には、シルエットを小さく添えるだけで、観光地とは少し違う“暮らし寄りの沖縄風景”として仕上がります。三脚とPLフィルターがあれば、水の透明感と雲の表情を丁寧に描き分けることができます。