羅臼の間歇泉

羅臼の間歇泉は、知床・羅臼岳登山口近くの沢に湧く野趣あふれる間欠泉で、おおよそ40分〜2時間ごとに10m前後の熱湯と蒸気を一気に噴き上げます。人工の囲いは最小限で、雪の残る斜面と針葉樹林、白い噴煙が一枚の画の中に収まり、冬季には雪原に立ち上る蒸気が特にフォトジェニック。噴出を待つ間は、周囲の沢や霜柱、樹氷など細部を撮り歩き、噴出が始まったらシャッタースピードを変えながら水飛沫の表情を変えて撮影したいところです。アクセスは冬季にスノーシューが必要な場合もあるので、装備とレンズの防滴対策を整え、時間に余裕を持って臨みたい撮影ポイントです。