具志川城跡(糸満市喜屋武)

岬の風を受ける城跡で、荒々しい崖線と石垣の輪郭がドラマを作ります。日中は海の青が鮮烈、夕方は逆光で石垣が黒く締まり、空のグラデーションが映える時間帯。広角で崖と空を大きく入れてスケールを出し、望遠で石積みの質感や草の揺れだけを切り取ると作品性が上がります。波の流れはNDで長秒にして柔らかく、風が強い日は1/500秒以上で草や手ブレ対策を。海霧や薄曇りの日は色が落ち着き、石の階調が出やすい狙い目。岬先端は足場が荒いので、動線を確認して撮りましょう。崖下の白波を少し入れると、画面にリズムが生まれます。