120mm F2.8 MACRO 2X ライカL用

被写体をぐっと引き寄せる近接撮影が得意。ピント面は針のようにシャープで、微細な毛並みや質感を精密に描く。アウトフォーカスは柔らかく、前後の距離感を整理しやすい。周辺までの均質性も良好で、逆光でもコントラストの粘りが効く。撮影距離にゆとりが生まれ、小さな被写体にも影を落としにくい。操作リングは繊細で、微小な移動も狙い通り。光源をフレームに入れてもフレアの出方は穏やかで、透明感のあるトーンが作りやすい。三脚と併用すればスタッキング前提の撮影でも安定し、テクスチャ表現に強い。作品制作を落ち着いて追い込めるマクロ。