Milvus 2.8/15 ZF.2

風景では広がりを誇張しすぎず、精緻なディテールで地形の起伏や雲の階調を伸びやかに描き、遠近のリズムが心地よい一枚に仕上がる。ピント面はシャープに締まり、ボケは控えめで邪魔にならず、前景配置の構図でも主役が迷わない。周辺まで均質で直線のたわみが目立ちにくく、建築の端部まで清潔な輪郭が得られる。逆光下でもハイライトが暴れにくく、フレアの出方をコントロールしやすいので、太陽を入れたカットも設計しやすい。MFリングは長めの可動で微調整が効き、三脚ワークでも意図した平面にきっちり合わせ込めるから安心感が高い