メモリー価格の高止まりは続くか Angelbird創業者の見通しとカメラ用カードへの影響

メモリー価格の高止まりは続くか Angelbird創業者の見通しとカメラ用カードへの影響

カメラの撮影体験はボディやレンズだけでなく、記録メディアの価格と入手性にも左右されます。Angelbird関係者のコメントとして、世界的なメモリー不足は短期で解消しにくく、メモリー価格は今後数年間高い水準が続く可能性がある、という見通しが報じられました。

みんカメ編集部
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この記事のサマリー

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Angelbirdの創業者兼責任者の見解として、メモリー不足はすぐに終わらず価格は高止まりしうる、と報じられています

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ただしこれは市場コメントで、特定ブランドの値上げ発表や、カード規格ごとの値上げ幅が確定した話ではありません

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影響はカメラ用メモリーカードも含む「メモリー市場全体」の文脈で語られており、買い替え・増設の計画に波及しやすい論点です

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高止まり局面では、容量選び・記録設定・バックアップ運用の見直しが効きやすくなります

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数年間という表現は将来予測の領域で、具体的にいつまで続くか、どの規格がどれだけ上がるかは未確定です

報じられた見通し:メモリー不足は短期解消しにくい

メモリー価格の高止まりは続くか Angelbird創業者の見通しとカメラ用カードへの影響

Via: CineD

CineDはIBC 2026で、Angelbirdの創業者兼CEO、Roman Rabitsch氏にメモリー市場の見通しを取材しました。同氏は、メモリー価格が今後1〜2年は現水準で推移するとの見方を示しています。

また、2027年末ごろに小幅な下落があるとしても、2〜3%程度、多くても5%程度と予測しています。ただし、これは同氏個人の見解であり、将来の価格を保証するものではありません。SDやCFexpressなど、規格別・製品別の価格改定を告知したものでもありません。

そのため、読者側の受け止めとしては「直近で急に安くなる前提で計画しにくいかもしれない」という注意喚起として効く一方、「明日から一律値上げ」や「このカードが買えなくなる」といった断定に飛躍させない姿勢が大切でしょう。

カメラ用メモリーカードにどう波及する?影響が出やすいポイント

メモリー価格の高止まりは、カメラユーザーにとって「カードを追加で買う」「容量を増やす」「高速規格へ移行する」といったタイミングに直撃しやすい話題です。特に動画比率が高い人ほど、カードは消耗品というより“インフラ”に近く、価格変動の影響が累積しがちです。

また、同じ容量でも規格や速度クラスが違えば価格差が出ます。SDでもUHS-IとUHS-IIでは設計が異なり、CFexpressはさらに高速・高負荷運用を前提にするため、必要性能を見誤ると出費が膨らみやすい点には注意したいところです。

静止画中心でも「枚数」と「バックアップ」で効いてくる

静止画中心の場合、1回の撮影でカードを埋めることは少ないかもしれません。ただ、RAWの連写を多用したり、旅行やイベントで数日分をまとめて撮るスタイルだと、カードの“枚数”が必要になります。予備を増やしたい局面で価格が高いと、運用の余裕(予備・交換・分散)が削られやすいのが現実です。

同時記録に対応するデュアルスロット機では、2枚のカードに同じ撮影データを保存できます。この場合、使用する記録容量の合計は、1枚だけに記録する場合の約2倍になります。容量を見積もる際は、バックアップ記録用のカードも含めて考えましょう。

動画中心は「必要速度」と「容量」がコストを押し上げる

動画では、撮影モードによって必要なカード性能が異なります。高ビットレート(1秒あたりのデータ量が多い)の4K/8Kや、All-I(各フレームを独立して圧縮する方式)などでは、特に書き込み性能の確認が重要です。

パッケージの最大読み出し速度だけで判断せず、カメラメーカーが撮影モードごとに指定する速度クラスや、対応カードの条件を確認しましょう。必要な書き込み性能を満たさない場合、正常に記録できないことがあります。

「高止まり」局面での現実的な工夫:買い方ではなく運用を見直す

価格が読みにくい時期は、値下がりを待つよりも“いまの撮影を止めない”ための運用設計が効きます。ここでは、特定製品の購入を促す話ではなく、手元の機材でできる範囲の工夫を中心にまとめます。

ポイントは、カードの必要量を「容量(GB)」「必要速度」「枚数(冗長性)」の3つに分解して考えることです。全部を最大化するとコストが跳ねるので、どこに優先順位を置くかを明確にすると判断がブレにくくなります。

容量の増減は「ワークフロー」で決まる:撮影→退避→保管

必要なカード容量は、撮影量と、撮影データを別の保存先へコピーできる頻度によって変わります。数日間コピーできない場合は、その期間の撮影量を収められる容量と予備カードを用意しましょう。ただし、大容量カード1枚にまとめることが、データ保護につながるわけではありません。

カードをフォーマットする前に、PCと外付けSSDなど、別々の保存先に少なくとも2つのコピーを残し、必要なファイルがそろって正常に開けることを確認しましょう。撮影後のコピーと確認の手順を整えることで、バックアップを維持しながらカードを再利用しやすくなります。

記録設定の見直し:圧縮方式と画質への影響を確認する

静止画では、対応機種でロスレス圧縮RAWを選ぶと、元のRAWデータを復元できる形で圧縮し、非圧縮RAWと同等の画質を保ちながら容量を抑えられます。RAWとJPEG/HEIFを同時保存する必要があるかを見直すことも、容量の節約につながります。

一方、非可逆圧縮や記録画素数、動画のビットレートなどを変更すると、画質や編集時の調整余地に影響する場合があります。容量が小さくなる設定を一律に選ぶのではなく、変更による違いを確認して使い分けましょう。

今回の価格見通しは業界関係者の予測であり、個別のメモリーカードの値上げ時期や改定価格を示すものではありません。

メモリー価格は今後数年間高止まりが続く見通しのまとめ

Angelbird関係者のコメントとして、世界的なメモリー不足は短期で解消しにくく、価格は今後数年間高止まりする可能性があると報じられました。これは特定製品の値上げ発表ではなく、市場全体の見通しに関する話です。具体的な値上がり幅や、どの規格・容量がどの程度影響を受けるかは未確定なので、断定ではなく注意喚起として受け止めつつ、容量・記録設定・バックアップ運用の見直しで影響を減らしていきましょう。


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