
キヤノンPowerShot G9レビュー比較まとめ 35-210mmズームとRAW対応が魅力の高級コンパクト








キヤノンのPowerShot G9は、1/1.7型CCDと35-210mm相当の6倍ズームを搭載し、RAW撮影やホットシューにも対応した高級コンパクトカメラです。低感度では細部をしっかり描写しやすく、ISOダイヤルなどの物理操作も充実しているため、風景や旅先のスナップを自分で設定しながら撮りたい人に向いています。一方で、高感度画質や連写性能、動画性能は現在のカメラと比べると見劣りします。この記事では、複数メディアの実機レビューや公式情報をもとに、PowerShot G9の画質や操作性、向いている撮影シーン、現在中古で選ぶメリット、競合機との違いまで詳しく解説します。
この記事のサマリー

RAW撮影に対応しており、低感度では細部を描写しやすい。撮影後に明るさや色味を調整して仕上げたい人に向く。

高感度画質や連写性能、動画性能は現在のカメラと比べると控えめ。暗所や動体、動画撮影を重視する用途には不向き。

35-210mm相当の光学6倍ズームを搭載。街中のスナップから人物、遠くの建物や風景まで1台で幅広く撮影できる。

ISOダイヤルなどの物理操作に加え、外部ストロボを装着できるホットシューも搭載。設定を自分で調整しながら撮りたい人に向く。

PowerShot G9とPanasonic LUMIX G9は別の製品。PowerShot G9はレンズ一体型のコンパクトカメラ、LUMIX G9はレンズ交換式ミラーレスカメラ。
PowerShot G9のレビュー要点

PowerShot G9は、低感度での静止画撮影を重視する人に向いた高級コンパクトカメラです。RAW撮影に対応し、35-210mm相当のズーム全域で良好なシャープネスが得られると評価されているほか、ISOダイヤルなどの物理操作も充実しています。
一方で、高感度ではノイズや細部の低下が目立ちやすく、連写性能やAF性能も現在のカメラほど高くありません。そのため、暗所や動体撮影よりも、日中の風景やスナップを自分で設定しながら撮る用途に向いています。
おすすめな人
PowerShot G9は、旅先の街並みや建築、日中の風景を、自分で露出を調整しながらじっくり撮りたい人に向いています。広角端は35mm相当なので、街角のスナップや人物撮影で構図をまとめやすく、望遠端は210mm相当まで伸びるため、遠くの看板や建物の一部を切り取ったり、背景を引き寄せたように見せる望遠撮影にも対応できます。
また、RAW撮影に対応しているため、撮影後に明るさや色味、シャープネスなどを調整して仕上げたい人にも適しています。DPReviewでは、RAWおよびRAW+JPEGの同時記録について、実用的な速度で撮影できる点が評価されています。撮影後の調整幅を確保しつつ、JPEGも同時に残したい人にとって使いやすい仕様です。
不向きな人
PowerShot G9は、暗い室内での手持ち撮影を重視する人には向いていません。1/1.7型CCDは低感度では細部を描写しやすい一方、ISO800〜1600ではノイズが増え、細かな質感も失われやすくなります。そのため、暗所撮影を重視する場合は、高感度画質に優れたより新しいカメラを選ぶ方が適しています。
また、スポーツや走り回る子どもなど、動きの速い被写体を撮る用途にも不向きです。連写速度は約1.5コマ/秒で、AFも現在のカメラほど高速ではないため、連写しながら決定的な瞬間を狙う撮り方には適していません。
動画は最大1024×768・15fpsに対応しますが、動きを滑らかに記録する用途には不足します。短い記録映像を残すことはできますが、動画撮影を重視する場合は別のカメラを選ぶ方がよいでしょう。
要素別レビュー早見表
要素 | 評価まとめ |
|---|---|
低感度画質 | 低感度では細部を描写しやすく、階調も比較的なめらか。RAWで撮影すれば、明るさや色味、シャープネスを調整しながら仕上げられる。 |
高感度画質 | ISO感度を上げるとノイズ低減による細部の低下が目立ち始め、特にISO800〜1600ではノイズや画質低下が大きくなる。 |
レンズ(ズーム域) | 35-210mm相当の光学6倍ズームを搭載。24mmや28mm相当ほど広角ではない一方、210mm相当まで使えるため、旅行先で遠くの被写体を撮りたい場合に便利。 |
手ブレ補正 | レンズシフト式の光学手ブレ補正を搭載。望遠側やシャッター速度が遅くなる場面で、手ブレを抑えるのに役立つ。 |
AF | 顔検出AFに加え、顔に合わせたAE(自動露出)やFE(フラッシュ調光)にも対応。日中の人物撮影には使いやすいが、暗所やコントラストの低い被写体では合焦に時間がかかることがある。 |
連写 | 連写速度は約1.5コマ/秒。表情の変化を数枚続けて撮る用途には使えるが、スポーツなど高速で動く被写体を連写で追う用途には向かない。 |
操作性 | ISOダイヤルなどの物理操作が充実しており、撮影中に設定を変更しやすい。露出や感度を自分で調整しながら撮りたい人に向く。 |
動画 | 最大1024×768・15fpsに対応。短い記録映像には使えるが、動きを滑らかに記録したい場合や動画制作を重視する用途には不向き。 |
携帯性 | 本体は約320gで、薄型コンパクトより厚みがある。35-210mm相当のズームをレンズ交換なしで持ち歩ける点が利点。 |
PowerShot G9の基本情報
PowerShot G9は、2007年に発売されたキヤノンの高級コンパクトカメラです。1/1.7型CCDや35-210mm相当の6倍ズーム、RAW撮影、ホットシューを備え、ISOダイヤルなどの物理操作も充実しています。なお、すでに生産は終了しており、キヤノン公式オンラインショップでの新品販売はありません。そのため、現在入手する場合は中古品が中心です。
主なスペック要点
項目 | 値 |
|---|---|
センサー | 1/1.7型CCD(有効約12.1メガピクセル) |
ISO | 80–1600(通常感度。シーンモードにISO3200あり。Auto ISO Shift対応) |
AF | TTL AF、顔優先AF、9点AiAF、中央1点AFなどに対応 |
連写 | 通常連写:約1.5コマ/秒、AF連写:約0.7コマ/秒、LV連写:約0.8コマ/秒 |
動画 | 最大1024×768(15fps)、640×480(30/15fps)ほか |
手ブレ補正 | 光学式(レンズシフト)IS |
EVF | なし(実像式光学ズームファインダー搭載) |
モニター | 3.0型 約23万ドット(固定式) |
メディア | SD、SDHC、MMC、MMCplus、HC MMCplus |
レンズ(換算) | 35–210mm相当、F2.8–4.8(光学6倍ズーム) |
外形寸法 | 106.4×71.9×42.5mm(突起部を除く) |
後年の「G9 X」シリーズ、LUMIX G9との違いに注意
PowerShot G9と、後年に登場したPowerShot G9 X / G9 X Mark IIは別のシリーズです。G9 Xシリーズは1.0型CMOSセンサーを搭載した薄型の高級コンパクトで、フルHD動画にも対応しています。PowerShot G9が35-210mm相当の6倍ズームを搭載するのに対し、G9 Xは28-84mm相当のズームを採用しています。G9 XはG9より広い範囲を写しやすい一方、望遠側は短く、薄型で持ち運びやすい設計です。
また、LUMIX G9はパナソニックのレンズ交換式ミラーレスカメラです。製品名を確認するときは、「PowerShot G9」「PowerShot G9 X」「LUMIX G9」を区別しておくと、仕様や中古価格などの情報を取り違えにくくなります。
PowerShot G9のデザインと操作性のレビュー

PowerShot G9は、ISO感度や露出などの設定を物理ダイヤルから変更しやすく、撮影中に細かな調整を行いやすい設計です。メニューを何度も開かずに主要な設定へアクセスできるため、オート撮影だけでなく、自分で露出や感度を調整しながら撮りたい人に向いています。
また、コンパクトカメラでありながらホットシューや光学ファインダーも備えており、外部ストロボを使った撮影や、液晶画面を見にくい場面での構図確認にも対応できます。携帯性だけでなく、撮影時の操作性を重視して作られている点がPowerShot G9の特徴です。
ダイヤル中心の操作系:ISO感度をすばやく変更できる
PowerShot G9は、ISO感度を専用ダイヤルから直接変更できるのが特徴です。明るい屋外から暗めの室内へ移動したときや、日なたと日陰が混在する場所でも、メニューを開かずに感度を変更できます。そのため、撮影状況に合わせて設定をすばやく調整したい人に向いています。
また、ホットシュー(カメラアクセサリーを取り付けるための接続部)を搭載しているため、対応するキヤノン製スピードライトなどの外部ストロボも使用できます。日中に人物の顔へ補助光を加えたり、室内で天井に光を反射させるバウンス撮影を行ったりと、内蔵フラッシュだけでは難しい光の調整にも対応できます。
前モデルに近い外観ながら、3.0型液晶を搭載
PhotographyBlogでは、PowerShot G9の外観が前モデルのG7に近いことに触れつつ、背面に3.0型の固定式液晶モニターを搭載している点が紹介されています。液晶は固定式のため、ローアングルや自撮りでは可動式モニターほど使いやすくありませんが、撮影画像や設定内容を確認しやすい大きさです。
また、PowerShot G9は光学ファインダーも搭載しています。強い日差しで液晶画面が見にくい場面でも、光学ファインダーを使って構図を確認できます。ただし、ファインダーの視野率は約80%のため、実際に記録される範囲を正確に確認する場合は液晶モニターの方が適しています。
PowerShot G9の画質レビュー

via:CameraLabs(作例)
PowerShot G9は、有効約12.1メガピクセルの1/1.7型CCDを搭載しています。低感度では細部を描写しやすく、RAWで撮影すれば、明るさや色味、シャープネスなどを撮影後に調整できます。そのため、日中の風景や建築、街中のスナップなど、十分な明るさを確保できる場面で使いやすいカメラです。
一方、高感度ではノイズが増え、細かな質感も失われやすくなります。PowerShot G9の画質を重視するなら、できるだけ低いISO感度で撮影できる場面を中心に使うのが適しています。
低感度では細部を描写しやすく、RAWで調整しやすい
Imaging Resourceでは、PowerShot G9の1/1.7型CCDについて、撮像面の大きさを7.6×5.7mmとしています。有効約12.1メガピクセルのセンサーを搭載しており、低感度では建築物の線や石畳、木の葉などの細かな部分を比較的しっかり描写できます。
また、DPReviewではズーム全域で良好なシャープネスが得られる点が評価されています。RAWで撮影すれば、シャープネスやコントラスト、色味などを撮影後に調整できるため、風景では階調を重視し、スナップでは輪郭をやや強調するなど、用途に合わせた仕上げが可能です。
高感度ではノイズが増えやすく、夜間は低ISOを保つ工夫が必要
PowerShot G9は、ISO感度を上げるとノイズ低減による細部の低下が目立ち始め、特にISO800〜1600ではノイズや画質低下が大きくなります。そのため、暗い場所で手持ち撮影を多用する用途には向いていません。
一方で、街灯など一定の明るさがあり、被写体が大きく動かない場面では、光学式手ブレ補正を活用してISO感度を抑えられる場合があります。夜景を撮るときは、手ブレしない範囲でシャッター速度を遅くしたり、壁や手すりに体を預けたりしてカメラを安定させる方法が有効です。
また、RAWで撮影しておけば、撮影後に明るさやノイズ低減を調整できます。ただし、暗く撮りすぎた画像を大きく明るくするとノイズも目立ちやすくなるため、撮影時点でできるだけ適正な明るさを確保することが重要です。
PowerShot G9のレンズと手ブレ補正のレビュー
PowerShot G9は、35-210mm相当をカバーする光学6倍ズームを搭載しています。広角端は35mm相当なので、24mmや28mm相当から始まるカメラほど広い範囲は写せませんが、街中のスナップや人物撮影には使いやすい画角です。
一方、望遠端は210mm相当まで伸びるため、遠くの建物や風景の一部を大きく写したい場面に向いています。広角から望遠までを1台でカバーできるため、旅行などでレンズ交換をせずに幅広い被写体を撮りたい人に使いやすい構成です。
35-210mm相当のズームでスナップから望遠撮影まで対応
広角端の35mm相当は、街中のスナップや人物、テーブルフォトなどに使いやすい画角です。24mm相当のような広角レンズほど広い範囲は写せませんが、その分、背景を入れすぎずに被写体をまとめやすくなります。
望遠端は210mm相当まで伸びるため、旅行先で建物の一部を大きく写したり、遠くの船や風景を引き寄せて撮ったりできます。また、望遠では遠近感が圧縮されて見えやすくなるため、山並みを重ねて見せるような撮影にも向いています。
PowerShot G9は、レンズ交換をせずに35mm相当から210mm相当までカバーできるため、1台で幅広い被写体を撮りたい人に使いやすい構成です。
光学式手ブレ補正を搭載し、望遠側の手持ち撮影をサポート
PowerShot G9は、35-210mm相当の6倍ズームにレンズシフト式の光学手ブレ補正(IS)を搭載しています。CameraLabsでも、G9の特徴として光学手ブレ補正付きの6倍ズームが挙げられています。望遠側では手ブレが目立ちやすくなるため、210mm相当で手持ち撮影するときや、暗めの場所でシャッター速度が遅くなる場面で役立つ機能です。
また、CameraLabsはG9について、RAW撮影の復活や3.0型液晶の採用に加え、ワイヤレスフラッシュへの対応や顔検出機能の改善も紹介しています。さらに、Speedlite 580EX IIの設定をカメラ側から変更できる点も紹介されています。コンパクトカメラながら、手ブレ補正だけでなく外部ストロボを使った撮影にも対応できる点がPowerShot G9の強みです。
PowerShot G9のAF性能と連写のレビュー

via:CameraLabs(作例)
PowerShot G9のAF性能と連写性能は、現在のカメラと比べると控えめです。動きの速い被写体を追い続けたり、高速連写で一瞬を狙ったりする用途には向いていません。
一方で、静止している被写体や動きの少ない人物を撮る用途では使いやすく、顔検出AFにも対応しています。そのため、日中の人物スナップや旅行先での記念撮影、風景や建物の撮影など、被写体の動きが大きくない場面に適しています。
顔検出AF/AE/FEに対応し、人物撮影をサポート
PowerShot G9は顔検出に対応しており、AF(オートフォーカス)だけでなく、AE(自動露出)やFE(フラッシュ調光)も人物の顔に合わせて制御します。人物の顔を基準にピントや明るさを調整できるため、集合写真や旅行先での記念撮影などで使いやすい機能です。
一方で、暗い場所や、色や明るさの差が少ない被写体では、ピントが合うまでに時間がかかることがあります。その場合は、被写体の中でも輪郭や模様がはっきりした部分にいったんピントを合わせてから、構図を整えると撮影しやすくなります。
連写は約1.5コマ/秒で、動体撮影には不向き
PowerShot G9の連写速度は、約1.5コマ/秒です。AF連写では約0.7コマ/秒となるため、現在のカメラと比べると連続撮影性能は高くありません。
そのため、スポーツや走っている子どもなど、動きの速い被写体を連写で追い続ける用途には向いていません。一方で、人物の表情が変わる場面を数枚続けて撮るなど、動きが比較的ゆるやかな被写体であれば連写を活用できます。
動体を撮る場合は、高速連写に頼るよりも、被写体が通る位置を予測して構図を決め、タイミングを見て撮影する方が適しています。
PowerShot G9の動画性能のレビュー
PowerShot G9の動画性能は、現在のカメラと比べると大きく制限されています。最大記録は1024×768・15fpsで、動きの滑らかさや解像度を重視した撮影には向いていません。
一方で、旅行先の風景や日常の様子を短く記録する用途であれば使用できます。PowerShot G9は静止画撮影を中心に考え、動画機能は補助的に使うのが適しています。
最大1024×768・15fpsで、動きの多い動画撮影には不向き
PowerShot G9の動画記録は、最大1024×768・15fpsに対応しています。ほかに640×480・30fps/15fpsなどの記録モードも用意されています。15fpsでは1秒間に記録するコマ数が少ないため、歩きながらの撮影やカメラを左右に振るパンニングでは、動きが滑らかに見えにくくなります。
そのため、運動会や走っている動物など、動きの速い被写体を動画で残す用途には向いていません。一方で、旅行先の風景や日常の様子など、動きの少ない場面を短く記録する用途であれば使用できます。動画性能を重視する場合は、より高いフレームレートやフルHD以上の記録に対応した新しいカメラを選ぶ方が適しています。
PowerShot G9を現在使う際に確認したいこと

via:CameraLabs(作例)
PowerShot G9はすでに生産を終了しており、現在は中古品での入手が中心です。購入するときは、スペックだけでなく、バッテリーやボタン、ダイヤル、ズーム機構などの状態も確認しておく必要があります。
また、実際に使う際は、低感度を中心に撮影するのがおすすめです。低感度の撮影であれば画質を活かしやすく、RAWで撮影すれば明るさや色味を撮影後に調整できます。
記録メディア・バッテリー・操作部を事前に確認
PowerShot G9はSD/SDHCカードのほか、MMC、MMCplus、HC MMCplusにも対応しています。古い記録メディアを使用する場合は劣化している可能性もあるため、撮影前に静止画やRAW+JPEGの記録が正常に行えるか確認しておくと安心です。
また、発売から長い期間が経過しているため、バッテリーの劣化にも注意が必要です。長時間の外出や旅行で使用する場合は、予備バッテリーを用意しておくと電池切れを避けやすくなります。
中古品を購入するときは、ダイヤルが正常に反応するか、ボタンの戻りに問題がないか、ズームがスムーズに動くか、異音がないかなども確認しておきましょう。外観だけでなく、実際の操作に関わる部分まで確認することが重要です。
RAWで撮影すると仕上げの自由度を高めやすい
PowerShot G9はRAW撮影に対応しているため、撮影後に明るさやホワイトバランス、色味、シャープネスなどを調整できます。日中の風景では、明るい部分が白飛びしないように露出を調整して撮影し、RAW現像で暗部の明るさを整えると、階調を残しながら仕上げやすくなります。
また、PowerShot G9は高感度になるほどノイズや細部の低下が目立ちやすいため、画質を重視する場合はISO80などの低感度を使える明るい環境が適しています。RAWを活用すれば、JPEG撮影よりも撮影後の調整幅を確保できるため、風景や建築、街中のスナップを自分で仕上げたい人に向いています。
PowerShot G9と競合機の比較
PowerShot G9を比較する場合は、同時代から後継世代の高級コンパクトカメラが候補になります。主な比較対象は、直接後継のPowerShot G10、広角寄りで明るいレンズを搭載したPanasonic LUMIX DMC-LX3、RAW撮影と操作性を重視したRicoh GX200、ニコンの高級コンパクトCOOLPIX P6000です。
ここではそれぞれの立ち位置や特徴を解説します。
機種 | 特徴・向いている人 |
|---|---|
Canon PowerShot G9 | 35-210mm相当の光学6倍ズーム、RAW撮影、ISOダイヤル、ホットシューを搭載。低感度での静止画撮影を重視し、広角よりも望遠側まで幅広くカバーしたい人に向く。 |
Canon PowerShot G10 | PowerShot G9の直接後継で、28-140mm相当の光学5倍ズームを搭載。G9より広角側が広いため、街並みや建築、室内など広い範囲を写したい人に向く。一方、望遠端はG9の210mm相当の方が長い。 |
Panasonic LUMIX DMC-LX3 | 24-60mm相当・F2.0-2.8の明るい広角寄りズームを搭載。G9より広い24mm相当から撮影できるため、風景や街並み、室内などを広く写したい人に向く。ただし、望遠側は60mm相当までと短い。 |
Ricoh GX200 | 24-72mm相当・F2.5-4.4のズーム、RAW撮影、ホットシューに対応。24mm相当の広角を活かした街中のスナップや風景撮影を重視する人に向く。G9と比べると望遠側の撮影範囲は狭い。 |
Nikon COOLPIX P6000 | 28-112mm相当のズーム、RAW撮影、GPSを搭載。G9より広角側を広く撮影でき、撮影場所の位置情報を記録したい人に向く。一方、望遠端はG9の210mm相当の方が長い。 |
Canon PowerShot G10:直接後継モデルとの違い
PowerShot G10は、PowerShot G9の直接後継モデルです。G9が35-210mm相当の光学6倍ズームを搭載するのに対し、G10は28-140mm相当の光学5倍ズームを採用しています。そのため、建物や街並み、室内などをより広く写したい場合はG10、遠くの被写体を大きく写したい場合は210mm相当まで使えるG9が向いています。G10は有効約14.7メガピクセルの1/1.7型CCDを搭載しており、G9より広角側を重視したズーム構成になっている点が大きな違いです。
Panasonic LUMIX DMC-LX3 / Ricoh GX200:広角側を重視する場合の比較候補
LUMIX DMC-LX3は、24-60mm相当・F2.0-2.8のズームレンズを搭載しています。PowerShot G9の35-210mm相当・F2.8-4.8と比べると望遠側は短い一方、24mm相当から撮影できるため、街並みや建築、室内、広い風景などを1枚に収めやすいのが特徴です。また、広角端ではF2.0まで開けられるため、G9のF2.8より多くの光を取り込めます。広角とレンズの明るさを重視するならLX3、望遠側まで幅広い焦点距離を使いたいならG9が適しています。
Ricoh GX200は、24-72mm相当・F2.5-4.4のズームレンズを搭載し、RAW撮影やホットシューにも対応しています。G9より広角側が広いため、街中のスナップや風景、建築などを広く写したい場合に使いやすいカメラです。一方、望遠端は72mm相当までなので、遠くの被写体を大きく写す用途では210mm相当まで使えるG9が適しています。
GX200はDNG形式のRAW記録にも対応しているため、撮影後に明るさや色味などを調整して仕上げることもできます。広角側を重視するならGX200、望遠域を含むズームレンジの広さを重視するならG9という違いがあります。
Nikon COOLPIX P6000:広角側とGPSを重視する場合の比較候補
Nikon COOLPIX P6000は、28-112mm相当のズームレンズ、1/1.7型CCD、RAW撮影、GPSを備えた高級コンパクトカメラです。PowerShot G9の35-210mm相当と比べると、より広角側から撮影できるため、街並みや建築、旅行先の風景を広く写したい場合に向いています。
また、GPSを内蔵しているため、撮影場所の位置情報を記録できる点もP6000の特徴です。一方、望遠端は112mm相当までなので、遠くの建物や風景の一部を大きく写したい場合は、210mm相当まで使えるPowerShot G9の方が適しています。
なお、P6000はRAW撮影にも対応していますが、記録形式はニコン独自のNRW形式です。現在使用しているRAW現像ソフトでNRW形式を扱えるか、事前に確認しておくとよいでしょう。
PowerShot G9のレビュー比較まとめ
キヤノンのPowerShot G9は、RAW撮影への対応やISOダイヤルなどの物理操作、35-210mm相当の光学6倍ズームを備えた高級コンパクトカメラです。低感度では細部を描写しやすく、RAWで撮影すれば明るさや色味を調整しながら仕上げられるため、日中の風景や街中のスナップをじっくり撮りたい人に向いています。
一方で、高感度画質や連写性能、動画性能は現在のカメラと比べると控えめです。暗い場所での手持ち撮影や動きの速い被写体、動画撮影を重視する場合は、より新しい高級コンパクトやミラーレスカメラの方が適しています。
PowerShot G9はすでに生産を終了しており、中古品での購入が中心です。購入する場合は、低感度での静止画撮影や35-210mm相当のズーム、ダイヤル操作に魅力を感じるかを確認し、あわせてバッテリーやズーム機構、ボタン類など個体の状態も確認して選ぶとよいでしょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
みんなのカメラは、カメラ・レンズに特化したフリマサービスです。すべての取引で専任スタッフによる動作確認を実施し、全商品に6ヶ月のあんしん保証(初期不良7日間返金・自然故障保証)が無料でつくので、はじめての中古カメラ・レンズも、安心してお選びいただけます。
カメラを探す / レンズを探す / カメラ・レンズを売る
撮影テクから最新の機材情報まで、"次のステップ"を後押しするネタをみんなのカメラSNS公式アカウント(X / Threads / Instagram)でも毎日発信中。
あなたの作品がタイムラインに流れる日を、編集部一同楽しみにしています📷✨
みんなのカメラのアプリでは、最新のリーク情報や人気商品の予約・在庫情報をプッシュ通知でお届け!無料ダウンロードはこちら!















