
PowerShot V1のファームウェア最新版 更新内容・変更履歴・アップデート方法まとめ
PowerShot V1の最新ファームウェアはVer.1.2.0です(26年9月現在)。動画撮影時のレビュー用AFの対応範囲拡大、ワイヤレスリモートコントローラーBR-E2への対応、Live Switcher Mobileとの接続機能追加に加え、暗所でのタッチシャッターやスマートフォンとのUSB接続に関する不具合も修正されました。この記事では、最新版の更新内容、変更履歴、現在のバージョンを確認する方法、更新するかどうかの判断材料、アップデート手順をまとめます。
この記事のサマリー

最新版はVer.1.2.0。Canon Asiaでは2026年4月27日付、国内キヤノンでは5月14日付で案内されています

Ver.1.2.0では、P/Tv/Av/Mでのレビュー用AF対応、BR-E2対応、Live Switcher Mobileとの接続機能追加、複数の不具合修正が行われました

Ver.1.1.0(2025年7月17日)では、起動時のパスワード設定などセキュリティ機能が強化され、カメラ単体でのインターネット経由アップデートにも対応しました

更新前はカメラの[ファームウェア Ver.X.X.X]で現在のバージョンを確認しましょう

カードを使った更新のほか、カメラ単体でのインターネット経由更新やCamera Connectからの更新にも対応しています
PowerShot V1の最新ファームウェアの内容

PowerShot V1の最新ファームウェアはVer.1.2.0です。Canon Asiaのダウンロードページでは2026年4月27日付、国内キヤノンのサポートページでは5月14日付で公開されています。変更内容は動画撮影や配信、外部機器との接続に関する機能追加・拡張と、不具合の修正が中心です。国内向けのダウンロードや注意事項はキヤノン公式 PowerShot V1 ファームウエア Version 1.2.0で確認できます。
PowerShot V1は以下の記事で詳しく紹介しています。
レビュー用AFがP/Tv/Av/Mに対応
Ver.1.2.0では、動画撮影時のP/Tv/Av/Mで[レビュー用AF]を設定できるようになりました。レビュー用AFは、カメラの近くにある商品などへピントを合わせやすくする機能で、商品紹介や手元のアイテムを見せる動画に向いています。従来から用意されている「レビュー用動画」に加え、Ver.1.2.0では露出やAFエリアなどを調整できる応用撮影モードでも利用可能になりました。
BR-E2とLive Switcher Mobileに対応
ワイヤレスリモートコントローラーBR-E2への対応も追加されています。BR-E2はBluetoothで接続する別売のリモコンで、カメラから離れた位置で静止画や動画の撮影操作ができます。最大5台分のカメラ情報を登録できますが、同時に接続できるカメラは1台です。複数台を使う場合は、使用しないカメラのBluetooth接続を切り、接続先を切り替えて使用します。
通信機能では、メニューに「Live Switcher mobileで配信」が追加されました。Live Switcher Mobileは、スマートフォンやタブレットの映像と対応カメラの映像を組み合わせて配信できるアプリです。PowerShot V1では、Ver.1.2.0への更新によってLive Switcher Mobileとの直接接続方式が追加され、スマートフォンとWi-Fiで接続して配信設定を行えるようになっています。
暗所撮影とUSB接続の不具合を修正
不具合修正では、極めて暗い環境でタッチシャッター撮影を行うとカメラが正常に動作しなくなることがある現象と、スマートフォンへUSB接続した際にカメラが認識されないことがある現象が修正されました。そのほか、動作安定性の向上も含まれています。該当する症状が出ていた場合は、更新内容を確認したうえでVer.1.2.0へのアップデートを検討するとよいでしょう。
PowerShot V1のファームウェア変更履歴
PowerShot V1のファームウェア更新履歴として、Ver.1.2.0とVer.1.1.0が案内されています。Ver.1.2.0は動画撮影や配信、外部機器との接続に関する変更が中心です。一方、Ver.1.1.0ではセキュリティ機能の強化と、カメラ単体でファームウェアを更新できる機能の追加が行われました。
バージョン | 公開・掲載日 | 主な変更 |
|---|---|---|
Ver.1.2.0 | Canon Asia:2026年4月27日/国内キヤノン:2026年5月14日 | 動画撮影時のP/Tv/Av/Mでレビュー用AFを設定可能に変更。BR-E2に対応。[Live Switcher mobileで配信]を追加。暗所でのタッチシャッター使用時に正常動作しなくなることがある現象、スマートフォンとのUSB接続時に認識されないことがある現象を修正。その他動作安定性を向上 |
Ver.1.1.0 | 2025年7月17日 | セキュリティ機能を強化し、起動時のパスワード設定に対応。パスワードやネットワーク情報などの変更履歴を確認できる機能を追加。カメラ単体でのインターネット経由アップデートに対応。Bluetooth通信中、他のBluetooth機器からの干渉によってErr70が発生することがある現象を修正 |
なお、PowerShot V1ではファームウェアとは別に、一部製品を対象とした無償修理も案内されています。対象となるのは、シリアル番号などのデータが製品内部に正しく保存されていない一部の個体です。
PCやCamera Connectとの接続時や撮影画像のExif情報に誤ったシリアル番号・機種名が表示されるほか、Camera Connect経由でCanon IDへ機種登録できない場合があります。カメラ本体のシリアル番号左3桁が「155」「156」の製品の一部が対象となるため、該当する場合はキヤノン公式の対象製品確認ページを利用してください。ファームウェア更新とは別の対応となります。
PowerShot V1の現在のファームウェアバージョン確認方法

アップデートを始める前に、現在カメラに入っているファームウェアのバージョンを確認しましょう。すでにVer.1.2.0になっている場合、キヤノンは今回のファームウェア変更を行う必要はないと案内しています。
カードを使った更新手順では、撮影モードをPにしてMENUを開き、[機能設定]にある[ファームウェア Ver.X.X.X]を確認します。表示された数字が現在のバージョンです。Ver.1.2.0であれば最新版なので、そのまま使用できます。
PowerShot V1のファームウェアは更新した方がいい?
レビュー動画やライブ配信、スマートフォンとのUSB接続、ワイヤレスリモコンを使う人は、Ver.1.2.0の変更内容を確認しておきたいところです。一方で、現在Ver.1.2.0を使用している場合は追加の作業は必要ありません。Ver.1.1.0以前を使用している場合は、自分の撮影方法と今回の変更内容を照らし合わせて更新を判断しましょう。
最新版を反映したい人と、その理由
商品紹介やレビュー動画を撮る人は、P/Tv/Av/Mでもレビュー用AFを利用できるようになった点が主な変更になります。露出やAFエリアを調整しながらレビュー用AFを使えるため、従来のレビュー用動画より設定の自由度を広げられます。BR-E2を利用したリモート操作やLive Switcher Mobileを使った配信を予定している場合も、Ver.1.2.0への更新が必要です。
スマートフォンとのUSB接続でカメラが認識されないことがあった人や、暗い場所でタッチシャッターを使用する人も、今回の修正内容を確認しておくとよいでしょう。
まだ急がなくてもよい場合
Ver.1.2.0の主な変更は、レビュー用AF、リモコン、配信、USB接続、不具合修正です。静止画中心で撮影し、これらの機能をほとんど使っておらず、現在の動作にも問題がない場合は、変更内容を確認してから更新時期を決めてもよいでしょう。
ただし、現在Ver.1.0系を使用している場合は、Ver.1.1.0で追加されたセキュリティ機能やインターネット経由のファームウェア更新機能もVer.1.2.0に含まれます。キヤノンは過去の修正内容も最新版に含まれると案内しているため、古いバージョンから更新する場合はVer.1.1.0までの変更も合わせて確認してください。
PowerShot V1のファームウェアのアップデート方法
PowerShot V1は、カードへファームウェアファイルを入れて更新する方法に加え、カメラ単体でのインターネット経由更新やCamera Connectからの更新にも対応しています。ここでは、キヤノンのダウンロードページで案内されているカードを使った方法を中心に紹介します。
作業を始める前に、現在のバージョンを確認してください。カード更新では、フル充電した専用バッテリーパックまたは専用ACアダプターキットを使用します。更新中に電源が切れるとカメラが起動できなくなる場合があるため、バッテリー残量には特に注意が必要です。
ファームウェア更新に必要なもの
カードを使って更新する場合は、PowerShot V1本体、フル充電した専用バッテリーパックまたは専用ACアダプターキット、対応するメモリーカード、キヤノン公式サイトからダウンロードしたファームウェアファイルを用意します。Windows版ではダウンロードしたzipファイルを展開すると、ファームウェアファイル「PSV11200.FIR」と更新手順書が入ったフォルダが作成されます。macOS用のダウンロードファイルも用意されています。
手順 | やること |
|---|---|
1. 現在のVer.確認 | 撮影モードをPにし、MENUの[機能設定]から[ファームウェア Ver.X.X.X]を確認する |
2. カードを準備 | 必要なデータをバックアップしたうえで、カメラでメモリーカードを初期化する |
3. ファイル入手 | キヤノン公式サイトから使用しているOS向けのVer.1.2.0をダウンロードする |
4. カードへコピー | ダウンロードファイルから取り出した.FIRファイルをカード直下にコピーする |
5. カメラで更新 | カードをカメラへ入れ、[ファームウェア Ver.X.X.X]から更新を開始する |
6. 更新後の確認 | 更新終了後、再度バージョンを確認し、Ver.1.2.0になっていることを確かめる |
カードには、アップデートするファームウェアファイルのみを入れた状態で作業するようキヤノンが案内しています。また、ファームウェアファイルはカード直下に保存します。フォルダの中へ入れると更新用ファイルとして認識されない場合があるため、コピー先を確認してください。
更新中の注意点
ファームウェアの更新中は、カメラの電源を切らないでください。カードスロットカバーを開けたり、ボタン・ダイヤル・スイッチを操作したりすることも避けます。キヤノンは、更新中に電源が切れるとカメラの電源が入らなくなり、撮影できなくなる場合があると注意を促しています。
更新後にパスワード設定が表示される場合
Ver.1.1.0ではセキュリティ機能が追加され、初回のパスワード設定が必要になりました。キヤノンの案内では、カメラの初回起動時または対象ファームウェアへアップデートしたタイミングで、6桁のパスワード設定画面が表示されます。設定後は、[次回から確認しない]を選ぶことで、以降の起動時にパスワード要求画面を表示しない設定も可能です。
Ver.1.1.0以降をすでに使用していてパスワード設定を済ませている場合は、Ver.1.2.0への更新によって毎回新しく設定するという意味ではありません。古いファームウェアから更新する場合は、撮影直前ではなく、初期設定まで確認できる時間があるときに作業すると進めやすいでしょう。
カメラ単体・Camera Connectから更新する方法
Ver.1.1.0以降では、PowerShot V1をインターネットへ接続し、キヤノンのサーバーに新しいファームウェアがある場合、カメラの[ファームウェア]から更新できます。インターネット接続を利用する機能が設定され、カメラが通信できる状態では、新しいファームウェアがあるとメニューに「*」が表示されます。画面の案内に従って更新してください。
PowerShot V1のファームウェアはCamera Connectから更新することもできます。カードを使わない方法を選ぶ場合は、カメラとスマートフォンの通信環境を確認し、更新が完了するまで接続が安定した場所で作業しましょう。
PowerShot V1のファームウェア更新内容・変更履歴まとめ
PowerShot V1の最新ファームウェアはVer.1.2.0です。Canon Asiaでは2026年4月27日付、国内キヤノンでは5月14日付で案内されています。P/Tv/Av/Mでレビュー用AFを設定できるようになったほか、BR-E2への対応、Live Switcher mobileで配信の追加、暗所でのタッチシャッターやスマートフォンとのUSB接続に関する不具合修正が含まれています。
まずはカメラの[ファームウェア Ver.X.X.X]を確認し、Ver.1.2.0でなければ変更内容を確認したうえで更新を検討しましょう。カード更新を行う場合はフル充電したバッテリーを使用し、更新中に電源を切ったりカードスロットを開けたりしないことが重要です。カメラ単体のインターネット経由更新とCamera Connectからの更新にも対応しているため、自分が作業しやすい方法を選べます。
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